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本編
17 永遠の誓い
しおりを挟む「おはようございます。ご主人様」
「…ああ、おはよう。レド」
いつもの柔らかい女性の声ではなく、低い男の声に起こされてアルヴィンは違和感を覚えながらも起き上がった。
そうだ、セレスはもうこの屋敷にいない…。そう自覚しながらも慣れるにはそれなりの期間が要りそうだと思った。
「…朝の訓練に致しますか?それとも朝食にしますか?」
「…そうだな、顔を洗い軽く走ってこようかな」
「かしこまりました。ではお戻りになる頃に食べられるよう朝食の準備を整えますね」
どこか寂しそうなアルヴィンを見て、レドは何故だかとても嬉しそうに笑っていた。
「なんだ」
「いえ、……俺は何処にも行きませんよ」
「………」
「死ぬまで…死んでも貴方の物です。ご主人様」
「そうだな、お前は俺のもの…だから側を離れるなよ?」
「仰せのままに、ご主人様…」
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