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お粥定食

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鈴遊び

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…宵は石で出来た牢獄の中で、憂鬱な様子で腰を下ろしていた。
宵(母さん、父さん。)
宵は儀式の為に白装束を着て、自分の父と母に見送られて家を出ていった時の事を思い出していた。
思えば、何故疑問に思わなかったのだろうか?
あんな人里離れた山奥に佇む神社など、夜中に儀式の為とはいえ、参加するなど何故引き受けたのだろうか?
宵の頭の中は疑問で一杯だった。
ふと、宵の頭の片隅の小さい頃に大人達が話していた、会話を宵は思い出した。
あの時、宵は中々寝付けなくて夜、水を飲みに行こうとリビングまで降りてきていた。
宵はそこで母と父が何やらお茶の間で妙なやり取りを僧侶らしき人と話しているのを見た。
宵の父「…本当にこれで祟りがおさまるんですか?」
宵の母「何もあの子を生贄にしなくとも。」
僧侶「お父さん、お母さん。あの子は長くからこの街に巣食っている“邪”を祓う事が出来ると儂は、そう確信しております。」
僧侶は宵の両親にそう説得をしていた。

宵は幼少期の頃から、何処か不思議な体験をよくしてきた。
小学生の頃にクラスの同級生達と一緒に幽霊が出ると言われる廃墟のホテルに侵入して無傷だったのは宵だけで、

中学生の頃に部活の同級生達と一緒に心霊スポットに行った時も同級生達は精神錯乱を起こして、今でも精神科に入院している。

高校生の頃には最後の夏休みとしてクラス全員で隣町にある廃病院で肝試しをして、唯一無事高校を卒業出来たのは宵だけだった。

宵は自分でも何処かおかしいのではないかと、常々思っていた。それで両親に相談しても両親は納得する答えを言ってはくれなかった。
それが今、この異常な状況でどうして自分がこんな目に遭っているのか宵は幼少期の頃の両親達の会話の続きを思い出していた。



宵の父「和尚さん、しかし。本当にあの子供、宵で“祟り”が鎮まるんですか?」
僧侶は重い口を開いた。

僧侶「ええ、儂には分かります。何せ“数々の犠牲の上”でようやく成功したんじゃ。」

ガタンッ!
厳かな扉が物音を立てて、部屋に響き渡る音で宵は現実に戻された。
宵(…今度は何だ?)
宵はさっきの行いがまた自身に行われるのか、自然と身構えた。
部屋に足音を立てずに入ってきたのは先程まで宵を辱めた。あの女だった。
女は嗜虐心溢れる、満面の笑みで宵の方を見ていた。
宵は、身の危険を感じて牢屋の奥の隅の方へ女から、退いた。
しかし、女はそんな宵の様子を愉しんで、宵が監禁されている牢屋の鍵を開け、牢の中に入って来た。
女は直ぐに宵の元まで近付き、宵の身体を赤い縄で拘束した。
宵「グッヴ!」
宵はまた、女に酷い目にあわされるのかと、思うと気が気でなく僅かばかりの抵抗を宵はしていた。
しかし、女は宵の首に朱い縄を結んでそのまま無造作に宵を立たせた。
ビンッ!
首に結び付けられている朱い縄を無理矢理引っ張られて宵は
嗚咽を漏らした。
宵「あ”がっ!」
何とか宵は立ち上がると同時に女は宵の首の紅い縄を前に引っ張り、宵を強制的に歩かせた。

しばらく女の手によって宵は歩かされていたが、ある所まで着くと、その場で女は歩を止めた。
宵は急に動きを止めた目の前の自分を苦しめる女を、訝しんだ。
宵(今度は、何が始まるんだ?)
その時、女は宵の身体を地面に座らせ、宵の着物の胸元をいきなり開いた。
バッ!
剥き出しになった宵の胸を女が鷲掴みにした。
ガシッ!
女にいきなり自分の乳を掴まれ、自然と宵の身体はビクついた。
宵「手を離してくれ!」
宵は女の手から逃れようとその場を逃げようとしたが、女は見た目に反して怪力で宵は脱出する事が出来なかった。
宵「…一体、何が目的でこんな事をしているんだ?」
しかし、宵の問に女は全く応えず、宵の胸を急に揉みしだいた。
宵「うっ!」
宵の胸を丹念に細く白い指で揉み始める女は、嗜虐心に満ち溢れた顔を宵に向けていた。

数時間後
宵「………ッ………ッ………ッ………。」
宵の胸を優しく揉んでいた女は段々と、乱雑に宵の胸を愛撫した。 
宵(何だか、胸の辺りが熱を帯びて、…!)
宵は女に長い時間胸を弄ぶられて、次第に息が絶え絶えになった。
宵「………ンッ………。」
宵は喘ぎ声を漏らしていた。
それに気付いた女は宵の胸を更に強く愛撫した。
宵(急に強くなった!?)
女は宵の胸を乳房から乳輪に変え、そこを撫でたり、擦ったり、捻ったりしていた。
宵「やっああ!やめっうっく!…なっそんな所を!触るっな!」
女に自分の胸を嬲られて、宵は段々と自身の身体が隋喜している事に理解させられた。
宵「はあ、はあ、もう満足したか?」
しかし、女は宵の乳頭に金具の様な物を付けた。
宵「ん?」
宵の乳嘴に取り付けられたそれは銀色の鈴が飾られた奇妙な装飾品だった。
宵「これは一体?」
宵は女に聞いたが、女は宵の問を無視して、宵の屹立した樫の棒を細く長い手で掴んで、その宵の先端穴に自身の胸元から取り出した。人の指らしき人骨を挿入した。
宵「い”っ!」
宵は自身の尿道に骨を無理矢理挿れられ、穴が急速にメリメリと拡がっていくのを感じその激しい激痛に宵は身を捩らせた。
宵「ひっぎいっ!ぎゃっあああああ!」
そんな宵の様子を見て、女は心無しか微笑んでいた。
宵が暴れる度に二つの乳頭に付けられた。鈴がリンリンと石造りの部屋に木霊した。

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