犠牲

お粥定食

文字の大きさ
上 下
5 / 7

しおりを挟む
・・・瞼を上げ、まだ疲労感が抜けない体を起こした。
カゴ「この部屋は昨日の。」
カゴが目を覚ました。場所は昨日の調教部屋の奥の方にある檻の中だった。
カゴ(・・・何て事をしてしまったんだ。結婚前に罪深いことを。)
カゴは昨日の行為に果てしない罪悪感と絶望感を抱いていた。
カゴ(どうすれば良い?どうやったらここを抜け出せる?)
カゴは目の前にある檻の中を見回した。
有るとすれば、朝食に出された。トレーの上に載せてある罅の入った。皿の上に載せてあるパンとスープだけだった。
カゴ(抜け穴らしきものは見つからない、だとしたら。)
カゴは檻の鉄格子に近づきそれを掴んだ。
カゴ(この強度の固さなら、出る事ができるかもしれない。)
そう思って、カゴは鉄格子を握っている両手に力を込め鉄格子を横に広げようとした。
が、
バチッ!
カゴは「ウッ!」と突然、カゴの首に付けてある
首輪がカゴの体に強い電流を流した。
カゴはその場で倒れた。
カゴ「ゼー、ゼー。さっきのは一体?」
カゴは首輪から流れた電流に目をしばたたいた。
カゴは自身の首に嵌めてある。首輪を掴んで外そうとした。
しかし、
ギッギッギッ首輪はビクともしなかった。
カゴ「くッ一体どうしたら良いんだ!?」
その時、チューッチューと鳴き声がした。
カゴは、鳴き声のする方に振り向いた。
壁の亀裂から黒い目がカゴの方を覗いていた。
カゴ「?」
その動物はカゴの姿を見て、こっちに近付いてきた。
カゴ「この生き物は?」
カゴは自分の目の前にいる小さく、毛むくじゃらの眼が黒く尻尾の長い動物に目が釘付けになった。
鼠「チュー、チューッ。」
その生き物は鳴いたかと思うと、何処か足元がおぼつかなかった。
カゴ「もしかして、お腹が空いているのか?」
カゴはトレーを持って来て、パンを小さく細かくちぎってその生き物に食べさせた。
???「チュッ。」
生き物は勢いよくパンの欠片を貪った。
それで元気になったのか、快活にそこかしこを動き回った。
すると、その小さい生き物はカゴの方を向いて、走ってカゴの前に止まった。
カゴ「?」
小動物はカゴの方をじっと見た。
その時、ギイイイイイイイイイイイと扉が開く音がして、その音に驚いた小動物は壁の亀裂の中に戻っていった。
カツ、カツ、カツ、カツ、カツヒールの音を高らかに調教部屋の奥の方のカゴが監禁されている牢獄の方に近付いてきた。
インペリウム「どう?よく眠れたかしら?」
カゴは昨晩の事を思い出し、苦々しげに、インペリウムにこう返事をした。
カゴ「よく眠れなかった。」
インペリウム「え~貴方その割には昨日随分と私が何度起こそうとしても、中々起きなかったわよ?」
インペリウムは不思議そうに首を傾げた。
インペリウム「まあ、貴方がぐっすり眠ってくれたお陰で睡姦も中々良かったわ。」
カゴ「すい、かん?」
カゴは怪訝そうにインペリウムに聞き返した。
インペリウム「寝ている間に私が貴方を犯したのよ。」
カゴは聞いた事を後悔した。
インペリウム「まあ、そんな事よりも。」
インペリウムはカゴに立つ事を命令し、牢獄の扉の鍵を開け、指差す方向に行く事を指示した。
インペリウム「まずは、あの壁の前に立って。」
カゴは強制的に体が勝手に動くのになすすべもなく、インペリウムの指す方向に向かわせられた。
そして、壁の前に到着した。
カゴ「・・・。」
インペリウム「まずは、服を脱いで全裸になりなさい。」
カゴ「人前で服を脱ぐなんて事、出来るわけないだろ。」
カゴは服を脱ぐ事を躊躇った。
インペリウム「ん?何も今に始まったことじゃないわよねえ?召し使い達にも体を見せて、何をそんなに拒否する事があるの?」
カゴはインペリウムが口元に満面の笑みを浮かべながら話すのをカゴは顔を羞恥で赤らめながら、話を聞くことしか出来なかった。
インペリウム「それに、貴方はこの私に処女を奪い取られて今さら恥ずかしがる事はないわよねえ?」
カゴはインペリウムの言葉に反論できなかった。
インペリウム「さっ早く服を脱ぎなさい。」
カゴ「・・・。」
カゴはインペリウムの命令にどうする事も出来ずに、服を脱ぐ事しか出来なかった。
カゴ「・・・・・・。」
服を脱ぎ終わったカゴはインペリウムに自身の体を頭の先から爪先まで見られていた。
インペリウム「改めて、よく見ると本当にシミ一つない体ね。それにこのきめ細かく手触りの良い肌。」
そう言って、インペリウムはカゴの脇腹を掴み、感触を確かめるように指を肌に滑らせた。
カゴ「・・・ツッ。」
インペリウム「それに、絹よりも白いこの素肌に鞭を打たせたら、綺麗に跡が出来るわね。」
カゴは恐ろしい言葉がインペリウムの口から出てくるのを聞き逃さなかった。
カゴ「鞭?鞭で何をする気だ?」
インペリウムにそう聞いた。
インペリウム「ふふふ、そろそろやろうかしら。」
とインペリウムはカゴにこう命令した。
インペリウム「私に背中を向けてひざまずきなさい。」
カゴは昔100年以上前にまだ存命中だった。父に折檻として鞭で打たれたのを思い出した。
その時、ピシッと床を叩く音がカゴの耳に捩じ込まれた。
インペリウム「まずは下準備として。」
とインペリウムはカゴの肌に鞭を軽く打ち付けていった。
肌を通して鞭の硬くて、冷たい感触が伝わる。
カゴ「何でこんな事をするんだ?」
インペリウム「楽しむためよ。」とインペリウムは悪気がない笑顔を浮かべながら、カゴの背中に鞭を強く打ち付けた。
ビシッ!
カゴ「い゛っ!!!」
激痛がカゴを襲う。
カゴ(ううっ、何だこの痛みは?)
インペリウム「ふふふ、どう?背中に鞭が食い込む感覚は?」
そう言って、インペリウムは鞭を何度もカゴに打ち付けた。
ビシッ!バシッ!ダッ!
カゴ「ぎっ!・・・はぎ、ぐっヴっ!」
カゴはインペリウムが自身の背中に鞭を打ち込むのを耐えていたが、
ビシッ!
カゴ「・・・ッ。」
カゴの体が、大きく跳ねる。
と同時にカゴの体に変化が表れた。
カゴ(・・・痛い筈、なのに。この感覚は?)
鞭を背中に打たれる度に、痺れるような熱い脈動がカゴの体を巡る。
鞭で叩かれる度に、甘い声をカゴは出していた。
カゴ「ンッ・・・。」
思わず、声が漏れたカゴは口を噛み声を押し殺した。
インペリウムはカゴの声を聞き逃さずに鞭を打つ手をダンダン激しくした。
ビシッバシッビュッパアンッ。
カゴ(痛い、なのに腹の奥が熱くなってくる。)
鞭で叩かれる度に体はじわじわと昨日と同じ火照りを帯びてきた。
カゴ「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。」 
カゴは少しでも意識が飛んだら、また甘い声を出しそうになるのを必死に唇を噛み締めこの屈辱に耐え忍んでいた。 
しかし…
パアン!
鞭がカゴの腰辺りに強く打ち付けられてその時、大きく喘ぎ声を上げた。
カゴ「ヒッ!んアン…。」
痛みと同時に柔肉が悩ましく震え出した。 
カゴ(~~~~~~~~~~~。)
噛み締めた唇から血が流れ床に滴り落ちていく間、己の体が
肉悦に浸っている事に理解が難かった。
インペリウム「何を我慢してるの?このままイキなさい。」
インペリウムは尻肉に強い衝撃を与えた。 
その弾みで、今まで張り詰めていた緊張が一瞬緩んでしまった。
カゴ「ン”ツア"ッヤ"ッ!ダミ、見ないでくれ!」
その言葉の後にカゴの陰茎から勢い良く白濁が周りに飛び散った。
カゴ「ゼー、ゼー、ゼー。」
カゴは絶頂を迎えた余韻からその場で倒れ込み、未だ鈴口から子種汁を垂れ流している。牡竿をびくびく震わせながら息を荒く立てていた。
その時
ガシッと後ろからインペリウムがカゴの体を掴み、絶頂を迎えたばかりの陰茎を握り掴み先端穴に自身の小指をゆっくりと挿れた。
カゴ「な!何を!?」
カゴは突然自身の尖頂を掴み、尿道口に小指を挿れてきた。インペリウムに抵抗をしてみせた。
そんなカゴに対して、インペリウムは物ともせずカゴの尿道の内部を抜き差しし始めた。
カゴ(!!?)
カゴの全身を牡の情動が駆け巡った。
カゴ「ヤッやめ!」
その時、
びくびく、ビュービュルルルルル!
カゴの牡竿の穴から熱い粘液が再び周りに拡散した。
2度目の射精を行ったカゴはぐったりしてその場で腰を降ろしていたが、
ガシッ!
カゴビクッ!
インペリウム「まさか、これだけで終わりなんて思わないでよ?」
インペリウムは腰を自身の下半身まで持ち上げ、カゴの菊襞
に肉楔を打ち込んだ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

禁断の密事

お粥定食
恋愛
記憶喪失の青年が男娼として働くお話です。

インプルス=オ=ソフィア【エルフと転生者の冒険論文】

ガロア
ファンタジー
 主人公は魔法が使えないエルフの女の子ソフィア。異世界転生してきた魔法使いの人間の男性ジオと一緒に、自分たちだけの普通を探す旅をする、笑いあり、戦闘あり、苦しさあり、アホありのどたばたファンタジー!  舞台は魔法に酷く依存した世界。  突如現れた、強力で不思議な症状【学者化】の謎を追って、”普通”を追い求める”異端な”二人が、様々な世界を旅をします。    笑ったり  泣いたり  戦ったり  エルフの子が突拍子もない行動を取ったり  それに人間の子が振り回されたり  それぞれの持つ持つ信念を貫き通したり  恋に落ちそうになってもギリギリ踏ん張ったり  するお話です。  ショートストーリー『SS』も掲載!  文字数軽めで、本編を読んでなくても楽しめる単発短編集です!

一途

お粥定食
恋愛
αの貴族家庭出身のΩの少年がΩの少女に恋をするお話です。

紅雨-架橋戦記-

法月
ファンタジー
時は現代。とうの昔に失われたと思われた忍びの里は、霧や雨に隠れて今も残っていた。 そこで生まれ育った、立花楽と法雨里冉。 二人の少年は里も違い、家同士が不仲でありながらも、唯一無二の親友であった。 しかし、里冉は楽の前から姿を消した。それも里冉の十歳の誕生日に、突然。 里冉ともう一度会いたい。 何年経ってもそう願ってしまう楽は、ある時思いつく。 甲伊共通の敵である〝梯〟という組織に関する任務に参加すれば、どこかで里冉にも繋がるのではないか、と。 そう思っていた矢先、梯任務にも携わる里直属班・火鼠への配属が楽に言い渡される。 喜ぶ楽の前に現れたのは​─────── 探していた里冉、その人であった。 そんな突然の再会によって、物語は動き出す。 いきなり梯に遭遇したり、奇妙な苦無を手に入れたり、そしてまた大切な人と再会したり…… これは二人の少年が梯との戦いの最中、忍びとは、忍道とはを探しながらもがき、成長していく物語。 *** 現代×忍びの和風ファンタジー創作『紅雨』の本編小説です。 物語の行く末も、紅雨のオタクとして読みたいものを形にするぞ〜〜!と頑張る作者の姿も、どうぞ見届けてやってください。 よろしくお願い致します。 ※グロいと感じかねない描写も含むため一応R-15にしています

家出したとある辺境夫人の話

あゆみノワ@書籍『完全別居の契約婚〜』
恋愛
『突然ではございますが、私はあなたと離縁し、このお屋敷を去ることにいたしました』 これは、一通の置き手紙からはじまった一組の心通わぬ夫婦のお語。 ※ちゃんとハッピーエンドです。ただし、主人公にとっては。 ※他サイトでも掲載します。

転生王子はダラけたい

朝比奈 和
ファンタジー
 大学生の俺、一ノ瀬陽翔(いちのせ はると)が転生したのは、小さな王国グレスハートの末っ子王子、フィル・グレスハートだった。  束縛だらけだった前世、今世では好きなペットをモフモフしながら、ダラけて自由に生きるんだ!  と思ったのだが……召喚獣に精霊に鉱石に魔獣に、この世界のことを知れば知るほどトラブル発生で悪目立ち!  ぐーたら生活したいのに、全然出来ないんだけどっ!  ダラけたいのにダラけられない、フィルの物語は始まったばかり! ※2016年11月。第1巻  2017年 4月。第2巻  2017年 9月。第3巻  2017年12月。第4巻  2018年 3月。第5巻  2018年 8月。第6巻  2018年12月。第7巻  2019年 5月。第8巻  2019年10月。第9巻  2020年 6月。第10巻  2020年12月。第11巻 出版しました。  PNもエリン改め、朝比奈 和(あさひな なごむ)となります。  投稿継続中です。よろしくお願いします!

婚約破棄の甘さ〜一晩の過ちを見逃さない王子様〜

岡暁舟
恋愛
それはちょっとした遊びでした

大地魔法使いの産業革命~S級クラス魔法使いの俺だが、彼女が強すぎる上にカリスマすぎる!

倉紙たかみ
ファンタジー
突然変異クラスのS級大地魔法使いとして生を受けた伯爵子息リーク。 彼の家では、十六歳になると他家へと奉公(修行)する決まりがあった。 奉公先のシルバリオル家の領主は、最近代替わりしたテスラという女性なのだが、彼女はドラゴンを素手で屠るほど強い上に、凄まじいカリスマを持ち合わせていた。 リークの才能を見抜いたテスラ。戦闘面でも内政面でも無理難題を押しつけてくるのでそれらを次々にこなしてみせるリーク。 テスラの町は、瞬く間に繁栄を遂げる。だが、それに嫉妬する近隣諸侯の貴族たちが彼女の躍進を妨害をするのであった。 果たして、S級大地魔法使いのリークは彼女を守ることができるのか? そもそも、守る必要があるのか? カリスマ女領主と一緒に町を反映させる物語。 バトルあり内政あり。女の子たちと一緒に領主道を突き進む! ―――――――――――――――――――――――――― 作品が面白かったらブックマークや感想、レビューをいただけると嬉しいです。 たかみが小躍りして喜びます。感想などは、お気軽にどうぞ。一言でもめっちゃ嬉しいです。 楽しい時間を過ごしていただけたら幸いです。

処理中です...