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やっと城に着いた国重は城の中を警備する影の兵士達の眼を掻い潜り、王座の間を目指す。
国重「はあ、はあ。ここが王座の間?」
王座の間の玉座には見知った女性がぽつんと座っていた。
少女「貴方はあの店の店員さん。」
国重は驚愕した。
国重「うん、何故君がここにいるんだ?」
少女「あの鏡を通って、私もこの世界に来たの。ここにいれば私は何をしても許されるし罰されない。」
国重は震える声で少女にこう言う。
国重「ここには精一杯生きている人がいて、みんな同じ悩みを抱えながら今を生きているそれを君は!」
少女「同じ悩み?ふふ、ふふふふふふふふふははははははははははははははははは!!!!!」
邪悪な笑みを高らかに少女は狂ったように笑う。
少女「私はね、小さい頃から実の兄に強姦されてたの。でもみんな世間体を気にして誰も私を助けてくれなかった。そんな私の心の支えが母が家を出ていく前に私にくれたあの鏡よ。」
少女は昔を懐かしむように答える。
少女「私にとってその鏡は母と同じでかけがえのないものなの。そんな時貴方が勤める雑貨屋さんであの絵の具セットを買ったわ。そしたら、魔法みたいに絵が動いたの。それで私は兄を。」
少女は言いかけて、また口元に笑みを称える。
少女「それで私はしばらく絵の具セット使ってやりたい事をやってきたわ。
それで家を買う事も出来た。そんな時、あの鏡が急に光ってこの世界に連れてこられたの。」
国重「あの絵の具セットにそんな力が!?何故この世界の人々を虐殺しているんだ?」
少女「この世界には前の世界とは違って誰も私を裁けないからこの絵の具セットを使って今までずっとこの世界の人々を殺して回ったわ。」
国重は手に握りこぶしを作りながら、少女にこう言った。
国重「この世界の人々には命があり、踏みにじられていいものではない!」
少女は笑みを浮かべながら国重にこう言った。
少女「踏みにじってやりたかったのよ。この世界の人々を幸せそうに今を生きている姿が憎らしかったのよ。それで私は絵の具セットを使って殺したのよ。」
国重は怒りをあらわにしながら、少女にこう言う。
国重「もう、この世界の人々を苦しめるのはやめろ!」
国重は少女に怒号を浴びせながら、己の希望を言う。
少女「それが貴方の望みなの?叶えてやる事はできるけど一つだけ条件があるわ。」
国重「条件?」
少女「一生私の命令を聞いて人生を生きる事よ。」
少女は歪んだ笑みを国重に向けながら言い放った。
国重「はあ、はあ。ここが王座の間?」
王座の間の玉座には見知った女性がぽつんと座っていた。
少女「貴方はあの店の店員さん。」
国重は驚愕した。
国重「うん、何故君がここにいるんだ?」
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国重は震える声で少女にこう言う。
国重「ここには精一杯生きている人がいて、みんな同じ悩みを抱えながら今を生きているそれを君は!」
少女「同じ悩み?ふふ、ふふふふふふふふふははははははははははははははははは!!!!!」
邪悪な笑みを高らかに少女は狂ったように笑う。
少女「私はね、小さい頃から実の兄に強姦されてたの。でもみんな世間体を気にして誰も私を助けてくれなかった。そんな私の心の支えが母が家を出ていく前に私にくれたあの鏡よ。」
少女は昔を懐かしむように答える。
少女「私にとってその鏡は母と同じでかけがえのないものなの。そんな時貴方が勤める雑貨屋さんであの絵の具セットを買ったわ。そしたら、魔法みたいに絵が動いたの。それで私は兄を。」
少女は言いかけて、また口元に笑みを称える。
少女「それで私はしばらく絵の具セット使ってやりたい事をやってきたわ。
それで家を買う事も出来た。そんな時、あの鏡が急に光ってこの世界に連れてこられたの。」
国重「あの絵の具セットにそんな力が!?何故この世界の人々を虐殺しているんだ?」
少女「この世界には前の世界とは違って誰も私を裁けないからこの絵の具セットを使って今までずっとこの世界の人々を殺して回ったわ。」
国重は手に握りこぶしを作りながら、少女にこう言った。
国重「この世界の人々には命があり、踏みにじられていいものではない!」
少女は笑みを浮かべながら国重にこう言った。
少女「踏みにじってやりたかったのよ。この世界の人々を幸せそうに今を生きている姿が憎らしかったのよ。それで私は絵の具セットを使って殺したのよ。」
国重は怒りをあらわにしながら、少女にこう言う。
国重「もう、この世界の人々を苦しめるのはやめろ!」
国重は少女に怒号を浴びせながら、己の希望を言う。
少女「それが貴方の望みなの?叶えてやる事はできるけど一つだけ条件があるわ。」
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少女「一生私の命令を聞いて人生を生きる事よ。」
少女は歪んだ笑みを国重に向けながら言い放った。
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