獄中の翡翠

お粥定食

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準備

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所々古ぼけた毛布の中で一人うずくまって自分自身の歯をガチガチ鳴らしながら、マリアはほんの僅かな暖を取ろうとしていた。
そんな時、マリアの部屋の戸が開いた。
ギィッ。
マリア(誰?)
マリアは起き上がろうにも全身の寒気で思う様に身体が動かせなかった。
???「マリア、起きてるんでしょ?此処にアンタの好きな物を置いていくわよ。」
マリアは毛布越しから、その物体を見たが、たちまちマリアは顔を歪ませた。
マリア「あの、これは私は好きではありません。何処かに持って行ってください。」
マリアの返答に気にくわなかったのか、無理矢理マリアから毛布を引き剥がした。
マリア「やっ!」
???「好きじゃない?あんなにも売女の様によがり狂っていた癖に。」
マリアの背中を自分の足で踏みつけた。
マリア「やっ止めて下さい…。」
マリアの言葉とは裏腹にさっきまで冷え切っていた身体が熱を帯び始めマリアの腰が無意識に動いた。
???「ほら、何が好きじゃないって?本当はアンタは犯されて喜ぶ真性の肉便器の分際で。」
???は自分の靴のつま先に液体を掛けた。
マリア「何を?」
???「マリアこれを舐めな。」
???はマリアの顔の前に白い液体をのせた自分の靴の踵をマリアに差し出した。
マリア(…変な匂いがする。)
その白い液体は生臭い、匂いを放っていた。
???「豚の精液よ。アンタにはお似合いの食事でしょ?」
マリア「そんな物欲しくありません。」
しかし、マリアの目は???の靴の踵に載った豚の精液に目が釘付けになっていた。
マリアは自身の口からよだれがたれ、無意識の内に靴の踵の近くまで歩み寄っていた。
マリア(欲しい。)
靴の踵の前まで来た。
???「やっぱり。」
マリアは自分の舌を空気に晒し、豚の精液を舐めようとしたが、
マリア「…嫌です。」
マリアはすんでの所で思いとどまり、眼の前の女性に拒否を示した。
???はマリアの近くまで来て、マリアの後頭部を掴み無理矢理自分自身の靴の踵についた豚の精液をマリアの顔に近付けた。
マリア「うっ!止めてください!」
マリアは拘束から逃れようと必死に身体を動かしたが、その時、マリアに装着されている首輪から光ったのと同時にマリアの身体がたちまち石のように固まった。
マリア(!?身体が動かない!!?)
マリアは突然自分の身体が、動かなくなったのに困惑していると???はマリアの後頭部を鷲掴み、無理矢理豚の精液をマリアの口に押し付けた。
マリア「ヴッ!」
ツンとする豚の精液の匂いを間近に嗅ぎ、思わず嗚咽するマリアだが、その形の良い口からは自身の舌を出し、豚の精液を丹念にじっくり味わうように舐め上げる。
ペロックチュッムチュッパチュヂュッ。
そんなマリアの様子を観察していた、イラはマリアの口の中にいきなり自分の靴を突っ込んだ。
マリア「ムグッ!」
イラ「ふん、マリアアンタにとって口に突っ込まれるのは初めてじゃないでしょ?」
マリア「ンックッウ。」
マリアは靴に付いた汚れと匂いが入り混じった、豚の精液を丁寧にしゃぶり終えた。
マリアは自分自身の口をイラの靴から離れると。マリアは呼吸を整えようと深呼吸をした。
マリア「はー、はー。」
マリアの頭上から、イラの見下したような声が聞こえた。
イラ「ふん、あんなに嫌がっていた癖に美味しそうにむしゃぶりつくなんて、淫売が。」
イラはマリアに対してそう言った。マリアの心が傷付くのと同時にマリアの腹の奥がずくんと疼いた。

翌朝 マリアはまんじりとしないまま朝を迎えた。
マリア(…夢じゃなかった。)
マリアは憂鬱とした表情で、麻で出来た寝具から私服に着替えようとしたその時、
ガチャッ。
マリアのいる部屋の扉を開けて、中に入って来たのは
昨夜マリアの事を辱めたイラだった。
イラ「どう?昨日淫らに喘いだ後、朝を迎える気分は?」
マリアは昨日の事は夢じゃない事を自覚して顔を赤らめた。
イラ「何を今更、おぼこぶってるの?」
イラはマリアの寝具を無理矢理脱がせた。
マリア「やっ自分で着替えられます。」
イラはマリアの言葉を無視し、マリアに服を着せた。
マリアはゴワゴワした生地で出来た仕事着を着せられた。
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