一途

お粥定食

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幼少期

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物心ついた頃から僕は自分の首に輪っかを着けられていた。
僕は不思議に思ってお母様に聞いたら、お母様は
「真尋はΩだからこのチョーカーを着けていないとαに噛まれてそのαの番になってしまうのよ。だからこのチョーカーは何があっても絶対に外しては駄目よ。」
とお母様は何処か悲しそうな顔で僕によく言いつけていた。
僕には10つ年上のお兄様がいたけど、勉強も運動もずば抜けて出来て、尚且沢山のΩの人やβの人を屋敷に連れ込んでいた。
お父様や親戚の人達はαの跡取りとして精力があると、よく褒め称えていたけどお母様はよく顔を下に向けていた。
そんなある日僕は僕を担当する教育係の先生にテストで満点を取った。ご褒美として“世界の遺産図鑑”を僕にプレゼントしてくれた。
僕は嬉しくて嬉しくて、夜更しをしてその図鑑を読み漁った。
それである日、僕はその教育係の先生にこう言ってみた。
真尋「僕でも、世界を旅する事が出来ますか?」
すると先生は何とも言えない表情で僕にこう言った。
先生「真尋様、お言葉ですがαの番にならない限り世界を旅する夢は叶う事はありません。」
僕は先生の言葉に思わず頭が真っ白になった。
何故、αと番にならなければ世界を旅する事ができないのか?
先生は僕の疑問を理解したのか僕に対してこう告げた。
先生「Ωは3ヶ月に1回発情期というものがあります。
もし、抑制剤を飲まなければ場所を問わずαを誘惑してしまい見ず知らずのαと番になるか、αの子を身籠ってしまいます。」
僕はその話を聞いて、背に冷たいものを感じた。
先生「ただし、両家の良いαと番になり、“αの子供”を産む事が出来れば何でもとは言いませんが、比較的自由にできますよ。」
僕は先生の話についていけず、頭を横に傾けた。
先生「真尋様はまだ幼いですからこのお話はもっと大きくなってからお話しますね。後それから今日は剣道の稽古をする日ですので、競技場に来てくださいね。です」
僕は先生にはいと返事をした。

数年後
僕はお父様とお母様の付き添いでΩ専用の学園を見学し終え、帰りに一緒にカフェーで食事を取った。
僕がフルーツポンチを食べている時、僕の背後から声がした。
???「そこのΩ。」
僕は思わず後ろを振り向いた。
僕の目の前には金髪で蜂蜜色に輝く瞳を持った、僕と同い年の女の子が僕に声を掛けてきた。
真尋「あの、どちら様でしょうか?」
???「貴方は私の運命の番ね。」
僕はそれを聞いて思わず自分の身体を強張らせた。
先生のお話ではこの世には科学では証明が出来ない
αとΩの一組が互いに惹かれ合い、番になりどの番よりも多くαを産む事が出来るという都市伝説のようなαとΩにしか起こり得ない現象を
“運命の番”と人はそう言った。



それから僕は気付いたらベッドの上に寝かされていた。
僕はこれまで自分が何処にいるのか周りをキョロキョロと見渡した時、あのさっきの女の子が僕の隣に座っていて、僕を見下ろしていた。
僕が困惑していると女の子は僕にこう言った。

???「さっき貴方の“項”を噛んだわ。これで私達は晴れて番ね。」
僕は最初女の子の言われた事を理解できなかったけど、僕の項がジクジクと痛みが強まっていたのを感じて、
僕はそっと自分の項に触れてみた。
真尋「!!?」
項に触ってみて、そこが濡れているのを感じた。僕は
女の子にこう聞いた。
真尋「あの、一体僕に何をしたんですか?」
僕の問に目の前の女の子は僕のスラックスに手を掛けながら、真尋にこう言った。
αの女の子「そのままの意味よ。これからの事を考えなさい。」
その途端、αの女の子が僕に向かってラットと呼ばれるΩのヒートを誘発させるフェロモンを出した。
僕はαの女の子のラットに当てられ、僕の身体に変化が起こり始めていた。
僕の身体は急に熱をおび、陰茎よりも下腹部が激しい痛みと熱さを主張してきた。
αの女の子が僕のそういう変化を見て、口元に笑みを浮かべながら僕の尻を割り開いて菊口に指を押し付けて僕にこう言った。
αの女の子「私が、貴方に“Ω”としての喜びを教えてあげるわ。」
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