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巣作り1
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…目が覚めると尊は窓一つない石造りの部屋の中で全裸で寝台の上で両手両足を拘束されていた。
尊(…!?一体ここは!!?)
尊は自身の眼で辺りを見渡したが、暗がりで行灯が辺りを照らしているだけだった。
その時、部屋の外から何やら足音が聞こえたかと思えば
尊のいる部屋の扉を開ける音が部屋全体に響き渡り、部屋に入ってきたのは
綸であった。
綸「お目覚めですか?」
尊「綸殿、こんな事をして自分が何をやっているのか解っているのですか!?」
綸「ええ、解っていますとも。そのために長年立てていた計画を今こうして行っているのですよ。」
綸の目にギラギラと尊をまるで獲物か何かのように捉えていた。
綸「ずっと前から調べていたのですよ。尊様、貴方様が元この国の第一皇子であり、元Ωの男児である事は理解しております。
しかし、貴方様は少々無理をしておられるのですよ。」
尊「無理?私は無理などしていない!」
綸「尊様、貴方は毎晩のように何処に出掛けておられるのですか?」
尊「…。」
尊は何も言えなかった。
綸「あのα男性武の所に行って、奉仕をなさっているのですよね。貴方様は一人でも大丈夫と思っているそうなのですが、私からすれば貴方様の過去のΩとしての本能が番だったαを求めてαという身体に閉じ込められているようにしか見えませんでしたわ。」
綸は尊の髪を撫でながら尊に言い聞かせる。
綸「それで私は貴方をαの男性としてではなく一人のΩとして元に戻してあげようかと思っております。」
綸は素早く尊が拘束されているベッドの上に移動した。
尊「綸殿、何をしようと!?」
綸は自身の着物の裾をめくり、長大な男根を取り出して見せた。
綸「尊様、決まっているでしょう?貴方様を私のΩにするのですよ。」
綸は尊の臀部を割り開き、尊の後孔を外気に晒した。
尊は相手に自身の身体の一部を見られているのが、たまらなく恥ずかしく顔を羞恥で、赤く染めた。
尊「綸殿!そんな所Ωでなければただの不浄の穴です!」
尊は必死で綸の手から逃れようとするが、尊は自身の首に取り付けられている首輪が原因で自分の身体に全くといっていいほど力が入らなかった。
綸「どう?いくら怪力のαでもこの首輪の前では赤子同然よ。」
綸は尊の首元に装着されている首輪を撫でながら、尊の後孔に自身の指で解した。
尊「…どうして、私の出自を知っている?」
綸「ちょっと調べさせてもらいましたわ。貴方様は数年前に元番であり、夫だった武に番契約を解除されて捨てられてそのまま行方不明になってしまった偲第一王妃様ですよね。」
尊はかつての自身が身に付けていた身分や名前を綸から聞かされて、全身に鳥肌が立った。
綸「まあ、どんな経緯でΩからαになったのかは知りませんが、とりあえず本物の運命の番にである私と一つになりましょう?」
綸は尊の後孔に自身の懐から張り型を取り出し、張り型を捩じ込んだ。
尊「あっあっああっ!」
綸「しばらく、これを着けておいて下さいね。私の可愛いΩ。」
綸の顔は嗜虐心に満ち溢れていた。
尊(…!?一体ここは!!?)
尊は自身の眼で辺りを見渡したが、暗がりで行灯が辺りを照らしているだけだった。
その時、部屋の外から何やら足音が聞こえたかと思えば
尊のいる部屋の扉を開ける音が部屋全体に響き渡り、部屋に入ってきたのは
綸であった。
綸「お目覚めですか?」
尊「綸殿、こんな事をして自分が何をやっているのか解っているのですか!?」
綸「ええ、解っていますとも。そのために長年立てていた計画を今こうして行っているのですよ。」
綸の目にギラギラと尊をまるで獲物か何かのように捉えていた。
綸「ずっと前から調べていたのですよ。尊様、貴方様が元この国の第一皇子であり、元Ωの男児である事は理解しております。
しかし、貴方様は少々無理をしておられるのですよ。」
尊「無理?私は無理などしていない!」
綸「尊様、貴方は毎晩のように何処に出掛けておられるのですか?」
尊「…。」
尊は何も言えなかった。
綸「あのα男性武の所に行って、奉仕をなさっているのですよね。貴方様は一人でも大丈夫と思っているそうなのですが、私からすれば貴方様の過去のΩとしての本能が番だったαを求めてαという身体に閉じ込められているようにしか見えませんでしたわ。」
綸は尊の髪を撫でながら尊に言い聞かせる。
綸「それで私は貴方をαの男性としてではなく一人のΩとして元に戻してあげようかと思っております。」
綸は素早く尊が拘束されているベッドの上に移動した。
尊「綸殿、何をしようと!?」
綸は自身の着物の裾をめくり、長大な男根を取り出して見せた。
綸「尊様、決まっているでしょう?貴方様を私のΩにするのですよ。」
綸は尊の臀部を割り開き、尊の後孔を外気に晒した。
尊は相手に自身の身体の一部を見られているのが、たまらなく恥ずかしく顔を羞恥で、赤く染めた。
尊「綸殿!そんな所Ωでなければただの不浄の穴です!」
尊は必死で綸の手から逃れようとするが、尊は自身の首に取り付けられている首輪が原因で自分の身体に全くといっていいほど力が入らなかった。
綸「どう?いくら怪力のαでもこの首輪の前では赤子同然よ。」
綸は尊の首元に装着されている首輪を撫でながら、尊の後孔に自身の指で解した。
尊「…どうして、私の出自を知っている?」
綸「ちょっと調べさせてもらいましたわ。貴方様は数年前に元番であり、夫だった武に番契約を解除されて捨てられてそのまま行方不明になってしまった偲第一王妃様ですよね。」
尊はかつての自身が身に付けていた身分や名前を綸から聞かされて、全身に鳥肌が立った。
綸「まあ、どんな経緯でΩからαになったのかは知りませんが、とりあえず本物の運命の番にである私と一つになりましょう?」
綸は尊の後孔に自身の懐から張り型を取り出し、張り型を捩じ込んだ。
尊「あっあっああっ!」
綸「しばらく、これを着けておいて下さいね。私の可愛いΩ。」
綸の顔は嗜虐心に満ち溢れていた。
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