失恋した上に嫌われ、死んでしまった俺は…目が覚めたら彼に愛される世界に居た。

櫻坂 真紀

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番外編②※

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「りょ、亮。あの……。」

 おずおずと俺の名を呼ぶ慎の声に、俺は現実に引き戻された。

 見れば、慎が真っ赤な顔で俺を見つめている。

「亮……あの、俺の足に、その……亮のが。」

 見れば、緩く勃ち上がった俺のソレが、慎の程よく引き締まった太腿に擦りつけられていた。

「わ、悪い。俺、ちょっとトイレ──」

 俺は慌ててソファーから立ち上がったが、慎の手がそれを制した。

「い、行かないで!」

「行かないでって……だってお前、それは。」

「もう、一人でしなくていいから……。俺、知ってるんだ。俺がこの部屋に泊って夜一緒に寝てる時、亮がこっそりベッドを抜け出して……その、トイレで処理してるの。」

「えぇ!?」

 き、気付かれてたのか……俺、情けねーな。

「俺としたくないのかなとか、俺が欲しくないのかなとか、色々考えてたけど……でも、その様子だと違うよね?」

 俺は、どうしたものかと悩んだが……百年も禁欲生活?してる状態である事を、説明した。

「そう、だったのか……。亮……俺を想って、そこまで──。ありがとうってお礼を言うのは変かも知れないけど、でも嬉しい。」

 そう言って、慎は俺にチュッとキスをした。

「ねぇ亮……ソレ、俺が何とかするから。だって、俺たち恋人同士だろ?俺だって…キス以上の事、亮としたい。百年分の愛を、俺に頂戴?」

 そう言って、上目遣いに見上げ小首を傾げる慎に、俺はゴクリと喉を鳴らした──。

※※※

「んッ……ふぅ……りょー、きもちぃ?」

 慎は俺の固くなったソレにそっと手を添え、自身の口で優しく愛撫してくれる。

 たどたどしい舌の動きと、切なそうな慎の表情が、俺をより興奮させる。

「あ、あぁ……つか、ソコで喋られると、ヤバい。」

 俺はお返しにと、慎の耳を愛撫した。

「んん……ッ……あ、亮……ダメ……ちゃんと出来な、ッ──!」

「大丈夫、もうすぐイク……だから……口、離せ……ッ!」

 慎は俺のを口に含みながら、イヤイヤと緩く首を振った。

「ダ、メだ…もう、出るから……クッ──!」

「ん、んんッ──!!」
 
 慎の喉がゴクリと上下し、俺のソレはズルリと口から出された。

「し、慎……お前、飲んだのか?」

「ハァ……う、ん…だって俺……ずっと、亮とこうしたかった。リョウの時から、ずっとこうして触れ合いたいって──ン、ンンッ!」

 俺はその言葉に胸が熱くなり、慎に深く口づけると、ソファーに押し倒した。

 そして、ズボンから慎の固くなったソレを取り出し、ユルユルと軽くしごいた。

「あ、あぁ……りょうが……俺の、を……んンッ。」

 慎は、頬に添えた片方の手にスリっと顔を擦り寄せた。

 あぁ……可愛いな、本当に。

 俺は慎のソレを、お返しとばかりにパクリと口に含み、舌で愛撫した。

「あ、あッ……ダメ……口、きもちぃ……あ、ん‥‥…やぁ……!」

 俺はイヤイヤと首を振る慎をちらりと見たが、そのまま慎のソレを可愛がった。

「あ、も、もう出ちゃう……イッちゃうからぁ……あ、ああぁ──!」

 慎の身体からクタリと力抜け、荒い息を吐いている。

 男の精液なんて初めて飲んだけど……慎のだと思えば、全然嫌じゃないな。
 むしろ、慎のだから欲しくなるっていうか──。

 俺は零れたソレを、慎の固く窄まった蕾に塗り付け……グニグニと指を動かした。

「やっ……んンッ……!」

 そして少しずつ開き出したソコに、俺はツプリと一本指を入れた。

「……あッ!?」

「慎、ちょっと我慢な?ちゃんと、気持ちよくするから。」

 俺は目の前にある慎の乳首をペロリと舐めると、舌をネットリと絡ませた。

「あ、ン……何で……?俺、男なのに……乳首、きもちぃ……あ、んぅッ!」

「ん、ちゃんと感じれて、慎はいい子だな。」

「あ、俺……いい子……?フフッ……う、れし……あ、あッ……。」

 慎がウットリと蕩けている間に、中に入れられた指は一本から二本へ……そして、三本目の指が入れられた。

「あ……ン……あ、あぁッ──!?な、なに、今の……?」

 その指がある一点を掠めた時、慎の体がビクリと跳ねた。

「ここか、慎のイイ所って──。」
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