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好きな人のセフレでしかなかった僕は、異世界転移で獣の王様に愛される身となりました。
6 R-18 (完結)
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「クロ、大丈夫だから。僕の身体、初めてじゃなくてゴメンだけど……クロの事、一杯気持ち良くしたい」
「春……お前が初めてかどうかなど俺は気にしない。それより、俺だけでなくお前も気持ち良くなってくれ。これは欲をぶつけるだけじゃない、愛の行為だ……共に気持ち良くなろう」
そう言って、クロはゆっくりと僕の中に指を埋め込んだ。
そして、僕の気持ち良い所を探るかのようにゆっくりと指を動かす。
「あ、あぅ……クロ、気持ちい。大丈夫だから指増やして?」
「あぁ」
そして三本になった指が、ある場所をグリっと掠めた。
その瞬間、僕の身体はビクリと跳ね……またもや軽くイッてしまった。
「ッ、春……もう挿れて良いか?」
クロはいよいよ本格的に発情に入ったようで、今まで見た事無いギラギラとした目でこちらを見ている。
僕はそんなクロの熱の当てられてしまい……自ら四つん這いになると、すっかり蕩け切った蕾をクロに見せつけるように指で広げた。
「いいよ……クロの全部、ちゃんと受け止めるから……僕の事、いっぱい愛して?」
その瞬間、クロの猛ったソレが僕の中に一気に入って来た。
「ああぁ──!あ、んッ……クロの熱い、大きいよぉ──!」
「春、春……ずっとこうしたかった、俺だけのものにしたかった──!」
クロは僕の腰をガッシリ掴むと、ガツガツと腰を打ち付けて来た。
でも、全然痛みや辛さは無く……必死に僕を求めるクロがただただ愛しくて、僕の心は幸せに満ち溢れた。
「あ、あぁ……く、くろぉ、くろの顔がみたい。ねぇ、だっこして?」
僕がそう強請れば……クロは一旦自身を引き抜くと、胡座をかきその上に僕を乗せてくれた。
そして快感に涙する僕の顔にキスの雨を降らせ、唸るような声でどこまで俺を煽るのかと呟いた。
「くろ、ねぇ……このままもう一回挿れて?それで、くろの赤ちゃん孕ませてッ──!」
「あぁ、沢山注いでやる!」
そう言って、クロが僕の身体を持ち上げれば……先程よりも大きくなったソレが、僕の中にズブリと入って来た。
自分の体重で、先程よりもクロのソレが深く入って来る。
あぁ、コレ……入っちゃダメな所まで入って来てる──!?
「んンッ、あ、くろ……おく、おくにだして──ッ!」
「クッ……春、愛してる。俺の全てを受け止めろ──」
その瞬間、僕はお腹の一番奥に熱いモノを感じ……痺れるような気持ち良さと、陽だまりのような温かさに身を包まれ意識を手放した──。
そしてそれから数ヶ月後……僕のお腹に、二つの命が宿って居る事が分かった。
お医者様が仰るには、双子の赤ちゃんで……人間の双子か、獣の双子かはまだ分からないと言う。
あるいはどちらも一人ずつと言う可能性もあるが……いずれにせよ、僕とクロの子供だもん……どんな子が産まれてもきっと可愛いだろう──。
そんな僕だが……今は、ちょっと遅い新婚旅行に出て居る真っ最中だ。
クロは少し前から国王として何かと忙しい日々が続き、また僕もこれ以上お腹が大きくなる前にと考えたら、このタイミングしかなかったのだ。
それで、今はのどかな田舎町を馬車で通りかかった所だけれど……広場のような所に、サーカスのテントのような物が見えた。
「クロ、あれは何?皆が集まってて、とっても面白そう!」
「あぁ……あれは珍しいものばかりを集めた展覧会のようなものだ。でも、春は好きじゃないかもしれないな──。ほら、あっちに綺麗な花畑が見えるぞ。春の好きなピンクの花があんなに沢山──」
クロにそう言われ、反対の窓を眺める内……そのテントはあっという間に遥か後方へと消えて行った。
でもクロとの旅が楽しく、僕はすっかりその事を忘れ……お城に帰ってからもそれを思い出す事は無く、やがて生まれた我が子とクロに囲まれ、幸せ一杯の日々を送るのだった──。
「春……お前が初めてかどうかなど俺は気にしない。それより、俺だけでなくお前も気持ち良くなってくれ。これは欲をぶつけるだけじゃない、愛の行為だ……共に気持ち良くなろう」
そう言って、クロはゆっくりと僕の中に指を埋め込んだ。
そして、僕の気持ち良い所を探るかのようにゆっくりと指を動かす。
「あ、あぅ……クロ、気持ちい。大丈夫だから指増やして?」
「あぁ」
そして三本になった指が、ある場所をグリっと掠めた。
その瞬間、僕の身体はビクリと跳ね……またもや軽くイッてしまった。
「ッ、春……もう挿れて良いか?」
クロはいよいよ本格的に発情に入ったようで、今まで見た事無いギラギラとした目でこちらを見ている。
僕はそんなクロの熱の当てられてしまい……自ら四つん這いになると、すっかり蕩け切った蕾をクロに見せつけるように指で広げた。
「いいよ……クロの全部、ちゃんと受け止めるから……僕の事、いっぱい愛して?」
その瞬間、クロの猛ったソレが僕の中に一気に入って来た。
「ああぁ──!あ、んッ……クロの熱い、大きいよぉ──!」
「春、春……ずっとこうしたかった、俺だけのものにしたかった──!」
クロは僕の腰をガッシリ掴むと、ガツガツと腰を打ち付けて来た。
でも、全然痛みや辛さは無く……必死に僕を求めるクロがただただ愛しくて、僕の心は幸せに満ち溢れた。
「あ、あぁ……く、くろぉ、くろの顔がみたい。ねぇ、だっこして?」
僕がそう強請れば……クロは一旦自身を引き抜くと、胡座をかきその上に僕を乗せてくれた。
そして快感に涙する僕の顔にキスの雨を降らせ、唸るような声でどこまで俺を煽るのかと呟いた。
「くろ、ねぇ……このままもう一回挿れて?それで、くろの赤ちゃん孕ませてッ──!」
「あぁ、沢山注いでやる!」
そう言って、クロが僕の身体を持ち上げれば……先程よりも大きくなったソレが、僕の中にズブリと入って来た。
自分の体重で、先程よりもクロのソレが深く入って来る。
あぁ、コレ……入っちゃダメな所まで入って来てる──!?
「んンッ、あ、くろ……おく、おくにだして──ッ!」
「クッ……春、愛してる。俺の全てを受け止めろ──」
その瞬間、僕はお腹の一番奥に熱いモノを感じ……痺れるような気持ち良さと、陽だまりのような温かさに身を包まれ意識を手放した──。
そしてそれから数ヶ月後……僕のお腹に、二つの命が宿って居る事が分かった。
お医者様が仰るには、双子の赤ちゃんで……人間の双子か、獣の双子かはまだ分からないと言う。
あるいはどちらも一人ずつと言う可能性もあるが……いずれにせよ、僕とクロの子供だもん……どんな子が産まれてもきっと可愛いだろう──。
そんな僕だが……今は、ちょっと遅い新婚旅行に出て居る真っ最中だ。
クロは少し前から国王として何かと忙しい日々が続き、また僕もこれ以上お腹が大きくなる前にと考えたら、このタイミングしかなかったのだ。
それで、今はのどかな田舎町を馬車で通りかかった所だけれど……広場のような所に、サーカスのテントのような物が見えた。
「クロ、あれは何?皆が集まってて、とっても面白そう!」
「あぁ……あれは珍しいものばかりを集めた展覧会のようなものだ。でも、春は好きじゃないかもしれないな──。ほら、あっちに綺麗な花畑が見えるぞ。春の好きなピンクの花があんなに沢山──」
クロにそう言われ、反対の窓を眺める内……そのテントはあっという間に遥か後方へと消えて行った。
でもクロとの旅が楽しく、僕はすっかりその事を忘れ……お城に帰ってからもそれを思い出す事は無く、やがて生まれた我が子とクロに囲まれ、幸せ一杯の日々を送るのだった──。
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