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王子に婚約破棄され故郷に帰った僕は、成長した美形の愛弟子に愛される事になりました。
4 R-18要素あり
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ル、ルキをお婿さんに……?
前からって……ルキってばそう言う相手が居たんだ、知らなかった。
じゃあ婚約破棄され出戻って来た僕って、完全に邪魔者なのでは──?
僕は耐え切れなくなり、その場を離れ家へと戻って行った。
そして家に着くなり鞄に僅かな荷物を纏め……この家を出て、再びルキの前から姿を消そうと思った。
だってルキがここを離れられないのは、僕が居るからでしょう?
僕を待つ為に、そして僕が戻った事でルキはいつまでもこの森の奥で暮らしてて……そのせいでせっかくの結婚話を逃そうとして居るんだ。
良い所の、可愛い娘さんにあれ程の好意を持たれて居るのに、勿体ないよ──。
僕の胸に、どうせ抱くなら本当に若く瑞々しい肌に限ると言った王子や……若作りのジジイに用は無いと言ったミリスの顔が浮かんだ。
そうだよ、老化の遅い僕じゃこの先ルキと一緒に歳を取っては行けないしね──。
その時、帰宅したルキが部屋に入って来て……僕が手にした鞄を見るなり、怖い顔で僕に詰め寄って来た。
「カノン、それは何?どこへ行く気だったの?」
「えっと……ゴメン、ルキが女の子に告白されてる所を見ちゃったんだ。僕が居るせいでルキは結婚できない、そう思ったら居た堪れなくて──」
「それで出て行こうとしたの?そんなの許せない、また僕の前から居なくなる何て──!」
そう叫んだルキは、後ろにあったベッドに僕を押し倒した。
そして僕の唇を奪い、そのまま胸元のボタンに手を掛けた。
「ンッ!ちょっと、ルキ……待って!僕、ルキに伝えたい事が──」
「待たない!ずっとここで一人、一年以上もカノンを待ってたんだよ?完全に魔力が戻ったら、カノンを取り戻しに行こうと思って……でもその前にカノンが戻って来てくれて、今度こそずっと一緒に居られると思ったのに──。僕が好きなのは彼女じゃない……カノンただ一人だよ。初めて森で出会った時から、ずっとカノンが好きだ──!」
好きって、そう言う意味の好きだったの?
一緒に暮らし始めてから、ルキはよくカノン大好きと言ってくれて居たが……それは愛弟子として、もしくは育ての親と思ってそう言ってるのだと受け取って居た。
「……僕は、ずっとここでこうしてカノンを抱きたいと思ってた。僕の好きはそう言う好きだよ。お願いカノン、僕を受け入れて──」
ルキの唇は、いつの間にかはだけられた僕の胸の飾りに触れ……そしてそこを軽く吸い上げた。
「あッ!ルキ、そんな所──」
「あの王子は触れなかったの?僕からルキを奪った癖に、捨てたあのバカ王子は?」
「無いよ、王子は僕の身体に指一本触れなかったから……ッ!?」
それを聞いたルキは、今度は思い切りそこを吸い上げ……もう片方は、長く綺麗な指でクリクリと摘まみ上げた。
そんな事をされた僕の乳首は、ツンと立ち上がり……そのせいで、余計にルキに可愛がられる事に──。
「お願い、もう止まって。そんな事されたら、僕──」
「ダメ、こっちもちゃんと触らせてよ」
ルキに触られたせいで勃ち上がってしまったソレに、ルキは何の迷いもなく手を伸ばした。
そしてボトムスを下げられ顕わになると、ルキの手が直にソレを優しく摺り上げる。
「あ、あぅ……ダメ!そんな事されたら、もっと気持ち良くなっちゃうから──!」
「カノン、可愛い……一杯気持ち良くなってよ。だってカノン、ここに戻ってからずっと出してないでしょう?俺が一緒に寝てるから我慢してたんだよね?」
「う、うんッ……!」
ルキの言う通り、僕はずっと我慢してた。
大きくなったルキの寝顔を見てドキドキして、体が熱くなった時も必死に誤魔化して──。
大きくなったルキの事、今までと同じように可愛い愛弟子だと思おうとしたけど……そんなの、何の意味も持たなかった。
僕は、何時の間にかルキの事をそういう目で見て居たんだ──。
前からって……ルキってばそう言う相手が居たんだ、知らなかった。
じゃあ婚約破棄され出戻って来た僕って、完全に邪魔者なのでは──?
僕は耐え切れなくなり、その場を離れ家へと戻って行った。
そして家に着くなり鞄に僅かな荷物を纏め……この家を出て、再びルキの前から姿を消そうと思った。
だってルキがここを離れられないのは、僕が居るからでしょう?
僕を待つ為に、そして僕が戻った事でルキはいつまでもこの森の奥で暮らしてて……そのせいでせっかくの結婚話を逃そうとして居るんだ。
良い所の、可愛い娘さんにあれ程の好意を持たれて居るのに、勿体ないよ──。
僕の胸に、どうせ抱くなら本当に若く瑞々しい肌に限ると言った王子や……若作りのジジイに用は無いと言ったミリスの顔が浮かんだ。
そうだよ、老化の遅い僕じゃこの先ルキと一緒に歳を取っては行けないしね──。
その時、帰宅したルキが部屋に入って来て……僕が手にした鞄を見るなり、怖い顔で僕に詰め寄って来た。
「カノン、それは何?どこへ行く気だったの?」
「えっと……ゴメン、ルキが女の子に告白されてる所を見ちゃったんだ。僕が居るせいでルキは結婚できない、そう思ったら居た堪れなくて──」
「それで出て行こうとしたの?そんなの許せない、また僕の前から居なくなる何て──!」
そう叫んだルキは、後ろにあったベッドに僕を押し倒した。
そして僕の唇を奪い、そのまま胸元のボタンに手を掛けた。
「ンッ!ちょっと、ルキ……待って!僕、ルキに伝えたい事が──」
「待たない!ずっとここで一人、一年以上もカノンを待ってたんだよ?完全に魔力が戻ったら、カノンを取り戻しに行こうと思って……でもその前にカノンが戻って来てくれて、今度こそずっと一緒に居られると思ったのに──。僕が好きなのは彼女じゃない……カノンただ一人だよ。初めて森で出会った時から、ずっとカノンが好きだ──!」
好きって、そう言う意味の好きだったの?
一緒に暮らし始めてから、ルキはよくカノン大好きと言ってくれて居たが……それは愛弟子として、もしくは育ての親と思ってそう言ってるのだと受け取って居た。
「……僕は、ずっとここでこうしてカノンを抱きたいと思ってた。僕の好きはそう言う好きだよ。お願いカノン、僕を受け入れて──」
ルキの唇は、いつの間にかはだけられた僕の胸の飾りに触れ……そしてそこを軽く吸い上げた。
「あッ!ルキ、そんな所──」
「あの王子は触れなかったの?僕からルキを奪った癖に、捨てたあのバカ王子は?」
「無いよ、王子は僕の身体に指一本触れなかったから……ッ!?」
それを聞いたルキは、今度は思い切りそこを吸い上げ……もう片方は、長く綺麗な指でクリクリと摘まみ上げた。
そんな事をされた僕の乳首は、ツンと立ち上がり……そのせいで、余計にルキに可愛がられる事に──。
「お願い、もう止まって。そんな事されたら、僕──」
「ダメ、こっちもちゃんと触らせてよ」
ルキに触られたせいで勃ち上がってしまったソレに、ルキは何の迷いもなく手を伸ばした。
そしてボトムスを下げられ顕わになると、ルキの手が直にソレを優しく摺り上げる。
「あ、あぅ……ダメ!そんな事されたら、もっと気持ち良くなっちゃうから──!」
「カノン、可愛い……一杯気持ち良くなってよ。だってカノン、ここに戻ってからずっと出してないでしょう?俺が一緒に寝てるから我慢してたんだよね?」
「う、うんッ……!」
ルキの言う通り、僕はずっと我慢してた。
大きくなったルキの寝顔を見てドキドキして、体が熱くなった時も必死に誤魔化して──。
大きくなったルキの事、今までと同じように可愛い愛弟子だと思おうとしたけど……そんなの、何の意味も持たなかった。
僕は、何時の間にかルキの事をそういう目で見て居たんだ──。
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