堕ちる君に愛を注ぐ~洗脳・歪んだ愛のカタチ~

Yura

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始まり(※少しシリアス)

日課2

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『んぅ…もう…これ…やだなあ…』

今、先生は仕事で外出中…。
僕は何をすることも無く、鎖で繋がれた右足をボーッと見つめていた。
監禁されて結構経つが、いつもと違うのはお尻にある違和感だ。

『トイレ…する時だけ外していいって言われたけど…外すの怖いなあ…』

僕のお尻には今、アナルプラグ?というものが入れられている。
お尻を拡張するために入れているって先生は言ってた…けど…。
つまりは先生とセックスする為の下準備だってことは安易に分かった。
セックスするのは怖い…けど、無理矢理されて痛いよりは気持ち良く受け入れる方が楽だと思えてきていた。
監禁されているからなのか…もう思考が正確な判断を出来なくしている気がする。

今回入れられているのは少し小さめのモノだった。
入れる前にお尻の中、洗浄されたけど…その方がよっぽど恥ずかしかったし、嫌だった。

便意を感じた時だけ外して良いって言われているけど、実際こんなのが入っていたら便意なんて感じることも無く…ずっと違和感だけがあって気持ちが悪いだけだ。

『早く…帰ってこないかな…せんせ…』

とにかく早くこれを外して欲しい気持ちでいっぱいで、ボソッと零した言葉に軽く身震いした。

『…(これじゃあまるで先生の思うつぼじゃないか)』

そんなことを考えながら、主の帰りを大人しく待つことしかできない自分に嫌気がさしていく。

──────────────────

「…ただいま」

『…んぅ?』

いつの間にか眠ってしまっていたらしい…。
起きた時には整った顔立ちがこちらを覗いていた。
先生が帰ってきていたのだ。

慌てて『ごめんなさい』と呟いて、おかえりなさいの挨拶をする。
ちゅっちゅ…と音を立ててキスをすると、頭を撫でてくれて「眠かったの?」と聞いてくる先生。
どうやら怒っている様子は無いようで安心した。

「…あ、そうだ。今日、早く先生帰ってこないかなあって思ってたでしょ?」

先生の言葉に驚いた…。
僕がボソッと呟いたこと…の話…?

『あ…いや…なんで…知って…』

言葉を詰まらせる僕に先生が「あそことあそこ…」と天井や本棚、観葉植物を次々と指していく。

「カメラ…仕込んであるから…君が日中、何してるか…全部見えてるし、聴こえるようにしてあるんだよ」

その言葉にゾッとした。
今までの自分の生活は全て先生に監視されていた。
初めて監禁された日から今まで全部だ。

「ふふ…気づかなかったの?ずっと見てたよ…鎖を外そうと一生懸命になってる姿も、乳首が服に擦れて悶えてる姿も…何もかも全部…可愛かったよ」

虎視眈々と話す先生を見て一気にまた恐怖に満ち溢れた。
逆に言えば、今まで先生の言うことを聞いて自慰しなかった事とかは正解だったんだってことにも今更ながら身体を震わせた。

『なんで…そこまで…して…』

「え、だって…君の全部が知りたいし、何より全部録画してあるから後で見返せるし…その映像見ながらゆっくりじっくり君のことを落として行く姿を堪能できて良いでしょ?」

もう耳を塞ぎたくなるような言葉の羅列だった。
怖すぎて言葉にもならなかった。
ソファで寝ていた僕は起き上がった状態で後ずさりして背もたれにまで先生から離れた。

「幻滅した…?僕のこと…怖い…?」

この言葉に僕はどう返していいのか分からなかった。
だけど、怖いと返せばきっと痛いことされる。
今まで普通に身代金とかで監禁される生活を送っていたら痛いことされていたはずとは違う、優しかった生活が崩れる気がして僕は首を横に振るしか出来なかった。

「ふふ…良かった。あ、ちなみに今後、カメラを壊そうとしたら…分かってるよね…」

『……は…い…』

圧をかけるようにそういった先生に僕は素直に従うしか方法は無いようだった。
これからも監視される未来を選ぶしか選択は無い。

「じゃあ…お尻のそれ、始めよっか?」

ギシッとソファの背もたれに追いやられた僕は今からされることを想像し、身震いしながらゆっくりと頷いた。
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