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[この時代の日本]
西暦2100年の日本は高温湿潤がきわだって活動が困難になりつつあった。
夏の7月下旬にはヒートアイランドの発生する都市部は気温が40℃になり、
8月は時に50℃に達するほどで様々なスポーツもすぐに脱水症状を起こしやすく、
ウオバトと水泳以外のスポーツは熱中症の危険として警戒態勢がしかれ、
問答無用とばかり中止されている。
しかし、スポーツ派やSOを始めとした運動推進派は納得いかずに
肉体を動かさせた上での健康維持のための法案を内閣に質疑し、
また、国も国際情勢を絡めた冷涼対策を迫られていた。
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関東について
日本の東部に位置する地方。
最も人口が多いのはトウキョウで、全国では2100年においても1位となっている。
その分、密度の集中でヒートアイランド現象による影響が強く
学校ですらエアコンを使用しなければ生活もままならない状況下にある。
・関東で主にあつかっているのはアサルトライフル型で、他と比べて取りあつかいやすく
男女問わずに自由な立ち回りをモットーとしている。
しかし、他地方の型を使わせてもらえずに不満を言う子もいて
気のりしないグループもあるようだ。
[清青小学校]
トウキョウ古宿にある全学年約100人の学校。
設備はいつも最新に整っていて、廊下にモニターが付いてるほど
メディア色を強く意識するような感じだが、校長の一方針として決められている。
学校に携帯電話を持ってきても怒られないくらい自由度が高い。
彼女がイベント好きなところもあるが、文句を言える先生はだれ1人としていない。
[荊木小学校]
イバラギ土戸にある全学年約140人の学校。
ウォーターガンのバレル部品を改良して扱う専用設備もある。
給食はたいてい納豆もたくさん出るという。
トオルとワタルもここに通っている。
・ウォーターガンパーツの独自改良もこの学校を通して
行っている。マグネシウム水を利用した磁性体のバレルを作り、
水玉を回転させてカーブショットを打ち出した。
[カスミガサキ・スイリュウ]
清青小学校に転校してきた4年生。
主人公の1人で、ウオバトの成績が思わしくない学校を底上げするためにきた。
冷静沈着な性格で口数もあまり多くない。
父、ソウシンの指導で自身はトップクラスの身体能力をもち、
ふだんから大人相手に試合を行っているので、成績ポイントが35000と
小学生の部としてはトップクラスをほこる。
[ハマト・タケル]
清青小学校の4年生。
クラスで最も活発な性格で、まとめ的な存在。
スイリュウが来て、試合をしてからは少しだけ控えめになった。
[カザミドリ・ユウジ]
清青小学校の4年生。
学力は学年でもトップクラスだが、面倒くさがりですぐに効率的な発言をする。
ビデオゲームが大好きで、大人がやりそうな戦争ゲームもプレイしていて
ミリタリーについて専門的な知識をもつが、ウオバトで活かせるチャンスがあんまりない。
[ツツミシタ・サスケ]
清青小学校の4年生男子。
陸上をやっていて反復横跳びと走り幅跳びが得意。
[シンドウ・コトミ]
清青小学校の4年生女子。
母親が新聞記者をしていて、影響か学級新聞を担当している。
情報収集にかんしては上級生に負けないほど精通している。
・本物の記者に負けないような文章を意識しているものの、
どことなく砕けた表現ばかりで閲覧者も理解に戸惑う。
[コバヤシ・ノエル]
清青小学校の4年生女子。
コトミやミュウとよく遊んでいる。
運動が得意ではなく、ウオバトにも気後れしている。
[オーランド・ミュウ]
清青小学校の4年生女子。
絵を描くのが趣味で、学校で四コママンガをよく描いている。
中つ国にある曄園小学校に憧れる人物がいるらしいが・・・。
[アーゲイル]
清青小学校の6年生男子。
どういうわけか苗字が不明の男子で、ウオバト部のキャプテンをつとめる。
スイリュウのうわさを聞きつけて部活を手伝ってほしいとたのみにくる。
[テイラー・トオル]
荊木小学校の4年生男子。
ワタルの弟であり、ウォーターガンの改良を得意として
周囲の皆を驚かせている。
[テイラー・ワタル]
荊木小学校の4年生男子。
トオルの兄であり、荊木小の中でも知略家として知られている。
はさみ打ち戦法もワタルのアイデアで、図工の得意な弟のために
極力役立つ事を意識している。
[マイズミ・キリエ]
清青小学校の担任を務める女性。
日本とイギリスのハーフでウオバト部の副コーチの役も行っている。
実は決まったのは最近で、スイリュウの転校を機に任せられた事にうなだれている。
[デルタ]
清青小学校の担任を務める男性。
部活のコーチもしていて、オーストラリアの部族出身である。
[ミスト]
清青小学校の校長を務める女性。
聞きしに勝る程のイベンターで、雰囲気盛り上げに長けた才能をもつ。
8月に開かれるスプラッシュ祭も彼女が校長着任以来に企画された。
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東北について
日本の北部にある地方。
真夏日でも40℃くらいにまで上がるが、他地方よりは少しだけ涼しめの気候で
避暑地として昔から訪れられている。商業地域の中には温泉も多く、
真冬の方が利用者が多いものの、夏でも海外の人達が文化目当てに来ることもある。
他スポーツ関係者もわずかでもと、中止が続く中で練習に訪れるらしい。
[紺富小学校]
イワテの柴波にある全校児童の数が250人の小学校。
この時代でもそこそこ人数が多いのは北より海外の移住者が住むようになり、
日本文化や技術会得に労働する者達で多くなった。
同時に子どもの数も自然にここまで伸びてゆく現象が見えている。
[白閃小学校]
ホッカイドウ札風にある小学校。
全校数は50人と少なく、5~6年生がいない。
位置的に北側の移住者が最も多く、2050年から主に通い始めた。
よって、児童はほぼブロンド、白人でレイチェルが校長として務めている。
・スナイパーライフル型はレイチェルによって早くに取りあつかわれた。
彼女はホッカイドウの地形を考えて遠距離に有利なシリンジ式であるそれを考案。
[スノウィオウル]
レイチェルが開発したスナイパーライフル型ウォーターガン。
シリンジ式でバレル内の水を押し出す。
飛距離は約20mで全地方で最も長いが、
単発ゆえに連射がまったくできない。
マガジンは同じ物を腰に2つまで付けられるので、
合計3発まで試合場で打てる。
[フジサキ・メアリー]
紺富小学校の4年生。
主人公の1人で過去に水辺でおぼれたことがあり、冷水を極端に嫌う。
内向的な性格で日常生活も部屋で読書や文通をしている。
サラ先生からもらった温泉チケットでレイチェルと出会い、
お湯の入ったウォーターガンで打たれてから魅力を伝えられた。
・九州にいるだれかと文通している。泳ぎが苦手なことを書くと、
こんしつていねいにノウハウを教えてもらっているようだ。
[ササキ・メイソン]
紺富小学校の4年生。
イザベルの兄だが、年齢は同じ。
友達の少ないメアリーを率先して気にかけている。
[ササキ・イザベル]
紺富小学校の4年生。
メイソンの妹だが、年齢は同じ。
同様、友達の少ないメアリーを率先して気にかけている。
[サラ・ブリューレ]
紺富小学校の担任の先生。
学校生活になじめないメアリーのために温泉チケットをわたす。
周りからとてもめんどうみが良い先生としてしたわれている。
[ラヴレーンチェヴァ・ガブリエル]
白閃小学校の教員を務める。
レイチェルの下にウオバトの練習を指揮している。
[エバンス・レイチェル]
白閃小学校の校長を務める。
イワテの温泉でメアリーと出会い、スナイパーライフル型を披露した。
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中部について
日本の中央部にある地方。
人口数が全国3位とするアイチ周辺は機械的な産業が盛んに行われている。
反重力の誕生より乗り物関係はクリーン化に変わりつつ、
リフトも主にこの地方で製造されている。
同じ中部のナガノやシズオカはいまだ自然のある地域が各地にあり、
エコクリーンな国づくりを始める企画が取り上げられている。
[永栄小学校]
アイチの夕新屋にある全校児童数がおよそ40人の小学校。
私立制でわりと裕福な家庭層がほとんどで頭脳のある子ばかり入学している。
トウキョウにライバル心があるのか、設備もつねに最新機器を扱う。
というのは、ノアの父が経営するタマヨリヒメがそうするように指示をだして
校長も従わざるをえないのである。
・ノアがガトリング型のBWを堂々と作れるのも父の後ろ盾で、
校長公認の下、中部の新型として期待されている。
・ここは部活として活動する組織がない。
創立より学問のみを重要視されてきたが、
近年になってから国とタマヨリヒメの息によって
ノアを中心に取り組みが始められている。
[信茶小学校]
シズオカのシズオカエリアにある児童数が130人の学校。
スティーブもここに通っている。
よく名前を新茶と間違われることも多い。
[黒備小学校]
ナガノのナガノエリアにある児童数が180人の学校。
中部において割と自然が多い場所で、山林道路で
マラソン教育をよく行っている。そのおかげか、
スタミナのある子どもも多いとされている。
[タマヨリヒメ]
ノアの父が経営する会社。
自衛隊などが使用する軍事技術を中心とした製造が主だが、
ウオバトのウォーターガンなどの制作にはほとんど着手していない。
・液体化したCO2の製造も行っており、化学電池を様々な用途に使う。
BWの動力源にノアへ仕様許可をだしている。
[BW]
ノアが作成したガトリング型ウォーターガン。
6つのバレルをもち、秒間8連射する仕様で
マガジンも10Lと長時間打ち続けられる。
威力は小さくも常に後方から場を牽制する性能をもつ。
最初は二酸化炭素ガスで発射を高めていたが禁止され、
後に水素ガスで補正された。よって、飛距離は約13mとなる。
[方向を時刻で表す理由]
ノアは方角を時間で示すことがあるのは簡略と敵チームへの
暗号化のためである。
例えば北を12時、東は3時、南は6時、西を9時として
16方位を素早く伝える。
これは軍事応用の1つに用いられて参考になると、
彼も使うことにした。
[スミス・ノア]
永栄小学校に通う4年生。
主人公の1人で、工学について大きな関心と知識をもっている。
持ち前の頭脳で自信家的な性格、合理的思考をもつ。
父の規格書をたよりにBWを自ら製作した。
・メルとは家族ぐるみの付き合いもあり、度々海外旅行にいくので
英語を話すことができる。
[オースティン・メル]
永栄小学校に通う4年生。
ノアと親しく、親子共同することも多い。
・父親がタマヨリヒメの副社長で、会長であるノアの父と付き合いが深い。
ただ、軍事開発に引け目を感じてイヨに社長を任せている。
[オオニシ・スティーブ]
信茶小学校に通う4年生。
運動神経は良く、わりと活動的に回る。
[オーガスト・イリーナ]
永栄小学校に勤める先生。
元タマヨリヒメの社員でレベルの高い教育を意識。
学校も援助を受けていて、関連的方針をもつ。
よって、ノアと休日でも付きそいで行動する事もある。
[イヨ]
タマヨリヒメの社長を務める女性。
ノアの父を支える者でアメリカの技術を取り入れる敏腕さをほこる。
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近畿について
日本西部に位置する地方。
オオサカは日本で2番目に人口が多く、今だに純血の日本人が多く住む。
エリアによっては祭りなどの行事も盛んに行われていて、
SOもこれに注目して東に負けないウオバトアプローチをかけ続けている。
・ショットガン型のウォーターガンを多く使うのも相手に近づくために
より運動させるためである。ただ、圧力をひんぱんに高める仕組みで故障も多く、
予算がかさんで先生の頭をかかえさせている。
[会心小学校]
オオサカの土界にある児童数500人はいる学校。
肉体と精神をきたえる教育をモットーとしていて、体育の数が他の学校より多い。
全国2位の人口数のおかげもあるが、なぜか1位のトウキョウよりも多くて
色々と積極的な人たちばかりなのか偶然か、具体的な実情はだれにも分からない。
[たまゆら]
土界にある駄菓子屋。
店員の主人は多くの子どもたちからしたわれている。
話し相手だけでなく、時には細工などの相談もしてくれるらしいが・・・。
[シシオドシ]
ショウタが規格したパイルドライバー型ウォーターガン。
開けた2つの筒を片手で振り、ぶつけた衝撃が水素ガスの破裂で
水しぶきを上げる。時たま凄まじい水量が発射され、
半径5m以内の敵を全てビートさせられるが、運次第。
ただ、実際に作ったのはたまゆらのおじさんで、
ショウタ本人は夢の中で観た光景を紙に描いただけであった。
[ダイドウジ・ショウタ]
土界に住む小学4年生の男子。
主人公の1人で、活発な発言や行動をとる。
ゆえに身勝手な性格で、さらに身勝手な周囲に振り回されつつあるが。
[ダイドウジ・リキ]
永栄小学校に通う6年生。
ショウタの兄で竹筒を勝手にいじって壊してしまう。
謝罪もなしに、近所の駄菓子屋の主人に修理を提案するが。
[イノマタ・ダイキ]
土界に住む小学4年生の男子。
ショウタのクラスメイトで、よくいっしょに遊んでいる。
同じく元気な性格で頭脳も果てしなく低い。
[ニカイドウ・ヤエ]
土界に住む小学4年生の女子。
ショウタのクラスメイトで、天邪鬼な性格。
かなり活動的で、他との交流も多い。
[キトウ]
会心小学校の教師を務める男性。
パンチパーマでいつもジャージ姿でいる体育会系で、
周囲の児童たちに恐れられている。
ギンジとキンイチを尊敬して、時には理解しがたい思想ももつ。
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四国について
日本で西南に位置する地方。
数年前から致命的な水不足に悩まされ、地域の水道事情は困難を極める。
よって、2100年のウォーターバトルフィールドは欠場の方向にゆくらしい。
WCPHも安全のために生活を優先させようとして水脈復活に勤しんでいる。
全国でも川が非常に綺麗で、ウオバトの試合場に使いたい請願も子ども達を含めて
利用させようと大きく話題となっている。
[橙照小学校]
コウチの五万十にある児童数90人の学校。
四国では主にアサルトライフル型を用いているが、
慢性的な日照りでウオバトそのものができず中止となっている。
しまいにはカバディをやらせて子どもたちから大不評をかう。
[日幹小学校]
トクシマの穴口エリアにある児童数40人の学校。
四国において人口数が少なく、先生も3人のみ。
周囲はほぼ山林地域で、水辺にはホタルが多く生息している。
[久水]
トクシマの寺にある湧水。
御水益とよばれる現象によって住民、
観光客がこぞってくみに来ている。
ボタンを押して出るなど、意外に近代チックな仕様。
[ツルゾノ・ミズキ]
コウチに住む小学4年生の女子。
主人公の1人でWCPHに務める母親と暮らしている。
わりかし友好的かつ前向きな性格で、時として男子たちに
色仕掛けをしたりと手段の豊富な行動もとる。
夏に行われるウオバトをいつも楽しみにしていて、行事など積極的に参加。
学校の子どもたちよりは水について詳しく、
各地方の天然水の味を判別できるほどのこだわりをもっている。
[オオコウウチ・タカ]
コウチに住む小学4年生の男子。
いつもヒロといっしょに遊んでいる。
[イシマル・ヒロ]
コウチに住む小学4年生の男子。
太っちょだが、意外と身のこなしが良く活動的な性格。
[ニッタ・コノエ]
コウチに住む小学4年生の女子。
ミズキとは保育園からの付き合いでよく遊んでいる。
・両親が光の研究をしていて、地質調査に身をのりだしている。
[ヒグラシ・カナ]
トクシマに住む小学4年生の女子。
かつて、ミズキやコノエと同じ保育園で過ごしていた。
ウオバト再開をきっかけに部活動に参加、トクシマの発展と
彼女たちとの行動に再び賛同するようになる。
[クラウディオ]
橙照小学校の校長を務める男性。
いつも水行事をしたい子ども達の様子を気遣っている。
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中つ国について
日本西部にあるエリア。
中つ国山地を南北に分けた地方が特徴で、職業や産業もそれぞれ独自的に成り立つ
分業化が2050年から見られてきた。
ある時を境にアート観念の強い風習がどこかで生まれ始め、
全国に強い主張感を表すようになった。
[曄園小学校]
ヒロシマ、安芸貴日にある児童数が30人の私立小学校。
全国において最も多く優れた芸術作品を生み出す学芸を主とする。
よって、子どもの数が他と比べて圧倒的な少なさである。
ろうかのかべもアクリル板でできた透明でオープンな仕様、
美術室はなく、教室全てがその機能の役割を果たす。
全国において独特な外見の構造で他県の偉い人もよく訪れにくる。
・近年になってから女性の人権団体も強くなってきていた。
特にこの学校はPTAの要請が大きく、児童たちにかこくな肉体行動を
避けさせる流れがいっそう厳しくさせていた。
[クロミック分子]
外部の刺激などで色が変化する構造。
分子のつながりを変えて光の反射も変わり色を変える。
この時代では2cmの立方体の小さな器具が存在。
プロの世界でよく利用されている技術だが、
小学校では禁止事項とされている。
[フォーサイス・ラッセル]
曄園小学校に通う小学4年生。
主人公の1人で最も動機や心理が分かりにくく、具体的な発言や理由を話さないので
周りから何を考えているのか理解されにくい。
普通に話はしているものの、時おり飛び抜けた発言などもする。
家が芸術家で、子どもらしからぬセンスをもっている。
[カンナヅキ・ソウマ]
曄園小学校に通う小学4年生。
自宅で花屋を営んでいて、装飾に用いることで町でも有名。
[ラティモア・マリ]
曄園小学校に通う小学4年生。
母親が洋服のデザイナーの1人で、身なりに人一倍気遣っている。
[サオトメ・エイジ]
黒薔薇小学校に通う小学4年生。
ウオバト部のキャプテンを務めている。
冷静沈着な性格で、物事を主観的に理解する。
・サオトメカズキの息子で、あまり話題に触れられたくない。
弟もいるらしいが未来永劫不明、登場予定もない。
[シロヤナギ・アイ]
黒薔薇小学校に通う小学4年生。
ウオバト部の副キャプテンを務めている。
活発な性格で、ウオバト活性化を薦めようとしている。
前のめりすぎてよくエイジに抑えられている。
[マダモアゼル・マチコ]
曄園小学校に勤務する先生。
すごく幅のある髪型で、通行の仕方に気を使っている。
[サオトメ・カズキ]
曄園小学校に勤める校長先生。
ラッセルのカラーマジュをきっかけにウオバトの中つ国発展を試みた。
・校内における行き過ぎた内職作業主義に疑問をもち部活を始める。
PTAとの話し合いの末、短期のウオバトのみ許可が出されていた。
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九州について
日本南部にあるエリア。
日本最南に位置するオキナワは他よりもいち早くウオバトの設備をきずいた。
立体的な水路が独特でウオバトの試合場はTVでも取り上げられるほど有名。
元々クールスポットを取り組む姿勢が大きかったからである。
意外にも児童数が多いのは2000年をすぎたころから入居者が増えて
環境の良さに魅力された者が昔から絶えず多かった。
・しかし、職業の不便さもあってオキナワに住所をかまえながら九州大陸で
働く人も多く、自宅を離れたまま帰らない人も増加していた。
[汰洋小学校]
カゴシマ、乗水にある児童数120人の小学校。
本州に近いこちらは人口数が多く、本州とよく連携する。
まだウオバト部はなく、学校側が設立するべきか検討している。
[珊瑚小学校]
オキナワ、阿覇にある児童数80人の小学校。
一年中水泳の科目があり、色白が1人もいない小麦肌の子どもが集う。
・ユイも元からここに通っていて、カゴシマに引っ越しても部活の参加を認めている。
全国優勝の成績もあるが、好で受け入れている地元の感情も大きい。
[エンシェントブルー]
呂新にあるウォータパーク。
全国内でも早くからウォーターエンターテイメントに着手して
立体的、特徴的な設備でメディアに取り上げられている。
せめてもの遊び場提供にと、小学生以下は入場無料となっている。
[ブルーガイア]
ミヤザキにあるウォーターパーク。
イイダが経営する、九州で最も規模が大きい。
エンシェントブルーと同様ウォーターアミューズメントに力を入れ、
海外から遊びにくる者も多い。
・九州県大会は全てここで行われて近隣のホテルに泊まりがけで来る。
九州民からしても、始めから地形把握できた方がやりやすいとの事。
[リングワリング]
ユイが発案したリングランチャー型ウォーターガン。
ドーナツ状に発射され、距離が増すほど輪状に広がる。
作成したのはコスギ及び組合だが、謎のパーツが
いつの間にか組み込まれて完成された。
リングワはイタリア語より共通、リングは英語の輪で
コスギが海外留学で学んだ語によって名付けられる。
彼のセンスを理解できる者はあまり周囲にはいない。
[ナカンダカリ・ユイ]
カゴシマに住む小学4年生の女子。
主人公の1人で水泳に優れており、全国大会で1位を取った経験がある。
健気な性格で時には周りに流されることもよくある。
両親がオキナワとカゴシマでそれぞれ別居していて、10歳まではオキナワに住んでいた。
現在も水泳の部活に入る許可をもち、練習できない冬でも利用して行き来している。
・コスギ校長がこけて水まんじゅうが飛び、イルカショーでジャンプしたきっかけで
リングランチャー型を編み出した。各地方における独自規格の理由に不思議がるものの、
たまたまふと感じただけで詳しくは本人すら分かっていない。
[カシワギ・ミキ]
カゴシマに住む小学4年生の女子。
水泳部の一員で、ユイが一番最初に仲良くなった。
[フォスター・セリオ]
オキナワに住む小学4年生の男子。
活発な性格でヒサシとよく遊んでサーフィンもしている。
[タカハシ・ケンジ]
ミヤザキに住む小学4年生の男子。
イイダと知り合いで、ユイをブルーガイアに招待した。
・ミキと意気投合してユイをウオバトチームに参加させる。
イイダの意向もかねてウオバトの発展を息子に代わって
達成させようと決めた。
[コスギ]
珊瑚小学校の校長を務める男。
非常に肌が濃く、日焼けコンテストで優勝、準優勝以外は取ったことがない。
黒人でもないのにそこまで濃いのは太陽と接する機会が多いのだろう。
名前が明かされないのも故の御愛嬌。
[カンナギ]
エンシェントブルーの従業員。
多く来場しにくる子どもたちの面倒を観ている。
オキナワの観光スポットもよく熟知して、ガイド役もしている。
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その他について
[ウォーターバトルフィールドのルール]
基本人数は5:5、10:10、30:30の3種類で行われる。
(1:1など当人達の自由で決めている場合も)
試合形式はライフが0になり次第で復活なしのチームデスマッチ。
複数場所に設置されたビーコン場所を取り合う復活ありのフラッグコンクエスト。
試合場は広さが決まってなく、場所によってたいてい参加人数が決まる。
他形式としては地区、県大会は10:10で全国大会は地方選抜から30:30とする。
学校では主にカラークッションを設置して障害物の間を通して行う。
・フラッグコンクエストは近づくと反応してビーコン[旗]の光が上昇。
頂点に達してから1秒間=1P加算され、
相手1人をビートさせた時も1P。
よって、先に500~1000P取ったチームが勝利となる。
[ウォーターガンの仕組み]
2100年において使用されているのは以下のタイプで、
2096年からアサルトライフル型を始めとした様々な型が誕生した。
種別は~型、~式とよばれてどちらも同じ意味。
電動型の発達により、引き金式と完全に取り込ませた性能。
残る分類で加圧式、シリンジ式に分かれたものとなる。
近畿の竹筒は例外として、全地方は電動式が一般として使用されている。
ただ、ショットガン型の加圧式は故障のしやすさなど問題もある。
基本は1㎤=1ml=1減る仕様で、種類ごとに以下のものに変わる。
アサルトライフル型の場合、胴にヒットしたら5、計20発でビート。
うで、腕と脚にヒットしたら10、計10発でビート。
頭にヒットした場合は40、計3発でビート。
しかし、ウォーターガンの水量が時間内にどれだけ発射したかでライフ減量が決まる。
・アサルトライフル型は1秒間で5発発射で約25、50、200(胴、腕脚、頭)
・スナイパーライフル型は5秒間で1発発射、約30、60、120
・ガトリング型は発射まで10秒間、いこう1秒間で8発発射、約1、1、2
中部ではBWと名付けられている。
・ショットガン型は1秒間で1m範囲内なら約100、いこうから遠ざかるたびに低減。
・ハンドガン型は3秒間で1発発射、約10、30、40
現在存在するのは上記のみだが、新たに改良、製造する者たちも現れて
うだるような灼熱の日本を冷やしてゆく・・・かもしれない。
[小学生の部について]
地区大会、県大会は4~6年生、全国大会は選抜された5~6年生と決まっている。
地区大会は5:5、県大会は10:10、全国大会は30:30の総当たり戦であるが、
公式以外では自由な数で行っている。
[ウォーターガン、ウォーターバトルフィールド各部名称]
・バレル 水を送り放出する筒
・トリガー 水を射出する引き金
・マガジン 玉をつめる部分だが、ここでは水タンクの部分
・グリップ 手でウォーターガンをにぎる部分、すべり止めのゴムが付いている
・マズル 銃口の部分
・フロントサイト 狙いを定めるための上部の出っ張り。
スナイパーライフル型は特に重要部分。
・コート 試合場。
・キャンプ 選手が待機する陣地。主に利用するのはフラッグコンクエスト。
両脇に出落ち防止の据え置きウォーターガンが設置される。
・ビーコン フラッグコンクエストで用いる明かりの信号。
5m以内に近寄ると色が少しずつ上昇して頂点に達するとポイントが入る。
・ヘッドショット 頭部に当たる判定、速くビートさせやすい
・エイム ねらいを定めること
・カバー カラークッションなどに隠れる事
・ビート ライフが0状態、この時は打てない
・ヒットアンドアウェイ 打って離れてをきびんに行うこと
[ウォーターガンが地方ごとに型が異なる理由]
ウォーターガンについては最初の発明者、発案者の住む地方までとされている。
実際に製造が始まったのは2096年で試験としてアサルトライフル型だけを作らせた。
しかし、教育委員会が戦争をイメージさせるものをスポーツに取り入れることを嫌い、
さらに特許庁とスポーツ庁の間でいざこざが生まれ、製造工場への企画書を提出した時、
複数種類の書類を各地方へ別々に送付してしまい、ご当地な型としてそのまま製造。
最初は政府以外ろくな対応もする気もみじんもなかったが、予想以上に国民受けが良く
利益を重くみた一部の各市長や教育長たちが地元の個性化と独占を図り始めた。
総理大臣が各地方の特色を出させるために画策された可能性を言う人もいるようだが、
詳しくは一部を除いて政治家のだれも知るよしがない。
ただ、遊びとして使うのは問題なく、それぞれの地方へ求めて買いにいく者もいる。
[不定形自由形]
ウォーターバトルフィールドの試合場を自由化させる事。
ウォーターガンの種類増加による陣形不利を回避するために
コート内部の立体面を複雑にさせた。
中には海や川、プールなどの水辺もあり、移動面において
特殊とも言える場所もある。人の技能もそれに応じて
才能を起こせるものの、議員の中で不服する者もいる。
[亜空間バブル]
ミシェル博士が製造したビニール貯水槽。
空気中の水分を集める抽出機で水を生成、貯水する機材。
梅雨の時期に中で小重力を発生させて空気中の水分を吸いこむ。
水分にマグネシウムを特殊に配合して調整によって軟水、硬水の2種類の性質に変えられる。
ウオバトは必ずここから作った水を用いるので、
周囲の水をかぶってもウオッチによる判定は変わらない。
教育機関では2097年から全国の各学校に配布された。
また、ウオバト以外でも湿っぽい空気をいやがる人たちがこぞって利用しているので、
水道代を節約したりする良い点がとても多くて画期的な発明品の1つとして
世界じゅうからほめられている。
[軟水と硬水]
マグネシウムの量で分けられている水。
人は成長すると肌が少し変化するので、ウオバトで年齢差に水質を変えている。
成人が軟水を用いると体のヒット判定がたまに誤動作を起こし、
小学は軟水、中学以上は硬水を使用する。
しかし、硬水は基本的に飲むとお腹をこわしやすくなるなど
あくえいきょうをおよぼす危険性をもち、試合中に口に入ることをおそれて
国会でも議論を交わしている。
ウオバトでは必ずウオッチの連動でこれらの水を使用するので、
海やプールで試合をして他が体にふれてもライフはえいきょうしない。
製造者が大のカエル好きで身体の当たり判定を両生類からヒントを得たウワサもある。
・ちなみに便秘もちの人にとってよく活用されているのはあまり語られていない。
[ウオッチ]
水の当たり判定を検査する腕時計。
人体に特殊マグネシウム含有水を当てて有無を判定する。
服を着ていてもうでに巻けば人体がそこにあると認識できる。
英語の発音ではウォッチだが、ここではウオッチと力強めによぶ。
ライフ100を最大として水玉を受けるたびに減る。(部位についてはルールの方で)
他では細かい機能もあり、総合成績や無線会話もできる。
ただ、試合場はせまい所が大半で、声量の加減ができない子どもにとって
言葉がまるぎこえされるので意味をなしていない。
全国大会では試合場が広いので、れんけいにとても役立っている。
[カラークッション]
ちょっとした障害物を設けるのに用意された物。
大きさは立方体、直方体それぞれで縦横1~2mと複数の物を試合場に設置する。
これらをしかないとすがたがまる見えになり、瞬間決着しすぎて勝負にならないからだ。
基本、上部に乗ることは許されていて、きしゅう作戦としてよく利用される。
・一部の学校では独特なもようでデコレーションしている。
自己主張か、戦略的意味か、人のおもわくは水以外にも表れ始めてゆく。
[反重力リフター]
コウシ博士が製造した飛行ボード、略してリフターともいう。
イメージとしてはスキー場にある乗り場でロープがないもの。
広い試合場でビートされた人、怪我をした人を運ぶ時に用いる。
上空にのぼる高度も安全性のために制限がかけられ、
10m以上は上がらないように設定されている。
体力が0になるたびに陣地にもどらされてはたまったものじゃなく、
歩く必要もない、これまた画期的な発明品として世界からたたえられている。
[地球温暖化対策推進本部[GOPH]
ニトベ長官がまとめる熱対策を行う組織。
世界中の気候情報を集めて近年より重要課題の組織として活動する。
[水循環政策本部[WCPH]
アメリア長官がまとめる大陸の水機能をあつかう組織。
リソースをどうするか、数十年前から重要課題として
内1つである四国の水不足を生活面に展開させている。
[スポーツ庁[SO]
グラハム長官がまとめる運動推進組織。
イタクラとアキヒコもここに務めており、日本各地でウオバト推進に精を出している。
夏期のスポーツ事情をどうにか解決しようと躍起になっている。
[特許庁[PO]
コウシ長官がまとめる新商品規制組織。
新たに開発した商品をしばらく無料でマネされないために申請する組織。
[プレイスイッチ]
この世界で売れているゲーム機、特に意味はない。
[ブルーと名のある商品]
この世界で人気のある商品。
ブルーティー、ブルーエーテル、ブルーアイスなど。
どういう理由からか青の意味付けによって発売された品で、
夏の売れ筋トップで全国に販売されている。
[モブ]
名前のない登場人物、そんな者たちにもセリフや仕草がある。
[カスミガサキ・ソウシン]
2100年の日本を指導する大立原出身である日本の総理大臣。
スイリュウの父でウォーターバトルフィールド案を可決させ、
世に新たな冷涼スポーツを広めた。
就任以来から各地を頻繁に移動して官邸を空けていることも多い。
[ジョーンズ・グラハム]
SOの長官を務める男性。
身長2mの大柄で、運動と筋肉が全てとする者。
近年より続く夏のスポーツ禁止令にうなだれていたところ、
ソウシンの計画に大きく賛同して協力する動きをとる。
[フェルナンデス・アメリア]
WCPHの長官を務める女性。
来日より着任以来からたった4年で自然、人工の水質管理調整をまとめる。
[ニトベ・ヨネゾウ]
GOPHの長官を務める男性。
世界中の気候情報を収集し、温暖化対策をまとめている。
海外の動向にもくわしく、ソウシンが総理着任以前から付き合いがあった。
[コウシ]
POの長官を務める男性。
あらゆる新製品の特許を管理する組織の長で、
反重力の発明をした者でもある。
ウオバトのリフターに大きく貢献している。
西暦2100年の日本は高温湿潤がきわだって活動が困難になりつつあった。
夏の7月下旬にはヒートアイランドの発生する都市部は気温が40℃になり、
8月は時に50℃に達するほどで様々なスポーツもすぐに脱水症状を起こしやすく、
ウオバトと水泳以外のスポーツは熱中症の危険として警戒態勢がしかれ、
問答無用とばかり中止されている。
しかし、スポーツ派やSOを始めとした運動推進派は納得いかずに
肉体を動かさせた上での健康維持のための法案を内閣に質疑し、
また、国も国際情勢を絡めた冷涼対策を迫られていた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
関東について
日本の東部に位置する地方。
最も人口が多いのはトウキョウで、全国では2100年においても1位となっている。
その分、密度の集中でヒートアイランド現象による影響が強く
学校ですらエアコンを使用しなければ生活もままならない状況下にある。
・関東で主にあつかっているのはアサルトライフル型で、他と比べて取りあつかいやすく
男女問わずに自由な立ち回りをモットーとしている。
しかし、他地方の型を使わせてもらえずに不満を言う子もいて
気のりしないグループもあるようだ。
[清青小学校]
トウキョウ古宿にある全学年約100人の学校。
設備はいつも最新に整っていて、廊下にモニターが付いてるほど
メディア色を強く意識するような感じだが、校長の一方針として決められている。
学校に携帯電話を持ってきても怒られないくらい自由度が高い。
彼女がイベント好きなところもあるが、文句を言える先生はだれ1人としていない。
[荊木小学校]
イバラギ土戸にある全学年約140人の学校。
ウォーターガンのバレル部品を改良して扱う専用設備もある。
給食はたいてい納豆もたくさん出るという。
トオルとワタルもここに通っている。
・ウォーターガンパーツの独自改良もこの学校を通して
行っている。マグネシウム水を利用した磁性体のバレルを作り、
水玉を回転させてカーブショットを打ち出した。
[カスミガサキ・スイリュウ]
清青小学校に転校してきた4年生。
主人公の1人で、ウオバトの成績が思わしくない学校を底上げするためにきた。
冷静沈着な性格で口数もあまり多くない。
父、ソウシンの指導で自身はトップクラスの身体能力をもち、
ふだんから大人相手に試合を行っているので、成績ポイントが35000と
小学生の部としてはトップクラスをほこる。
[ハマト・タケル]
清青小学校の4年生。
クラスで最も活発な性格で、まとめ的な存在。
スイリュウが来て、試合をしてからは少しだけ控えめになった。
[カザミドリ・ユウジ]
清青小学校の4年生。
学力は学年でもトップクラスだが、面倒くさがりですぐに効率的な発言をする。
ビデオゲームが大好きで、大人がやりそうな戦争ゲームもプレイしていて
ミリタリーについて専門的な知識をもつが、ウオバトで活かせるチャンスがあんまりない。
[ツツミシタ・サスケ]
清青小学校の4年生男子。
陸上をやっていて反復横跳びと走り幅跳びが得意。
[シンドウ・コトミ]
清青小学校の4年生女子。
母親が新聞記者をしていて、影響か学級新聞を担当している。
情報収集にかんしては上級生に負けないほど精通している。
・本物の記者に負けないような文章を意識しているものの、
どことなく砕けた表現ばかりで閲覧者も理解に戸惑う。
[コバヤシ・ノエル]
清青小学校の4年生女子。
コトミやミュウとよく遊んでいる。
運動が得意ではなく、ウオバトにも気後れしている。
[オーランド・ミュウ]
清青小学校の4年生女子。
絵を描くのが趣味で、学校で四コママンガをよく描いている。
中つ国にある曄園小学校に憧れる人物がいるらしいが・・・。
[アーゲイル]
清青小学校の6年生男子。
どういうわけか苗字が不明の男子で、ウオバト部のキャプテンをつとめる。
スイリュウのうわさを聞きつけて部活を手伝ってほしいとたのみにくる。
[テイラー・トオル]
荊木小学校の4年生男子。
ワタルの弟であり、ウォーターガンの改良を得意として
周囲の皆を驚かせている。
[テイラー・ワタル]
荊木小学校の4年生男子。
トオルの兄であり、荊木小の中でも知略家として知られている。
はさみ打ち戦法もワタルのアイデアで、図工の得意な弟のために
極力役立つ事を意識している。
[マイズミ・キリエ]
清青小学校の担任を務める女性。
日本とイギリスのハーフでウオバト部の副コーチの役も行っている。
実は決まったのは最近で、スイリュウの転校を機に任せられた事にうなだれている。
[デルタ]
清青小学校の担任を務める男性。
部活のコーチもしていて、オーストラリアの部族出身である。
[ミスト]
清青小学校の校長を務める女性。
聞きしに勝る程のイベンターで、雰囲気盛り上げに長けた才能をもつ。
8月に開かれるスプラッシュ祭も彼女が校長着任以来に企画された。
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東北について
日本の北部にある地方。
真夏日でも40℃くらいにまで上がるが、他地方よりは少しだけ涼しめの気候で
避暑地として昔から訪れられている。商業地域の中には温泉も多く、
真冬の方が利用者が多いものの、夏でも海外の人達が文化目当てに来ることもある。
他スポーツ関係者もわずかでもと、中止が続く中で練習に訪れるらしい。
[紺富小学校]
イワテの柴波にある全校児童の数が250人の小学校。
この時代でもそこそこ人数が多いのは北より海外の移住者が住むようになり、
日本文化や技術会得に労働する者達で多くなった。
同時に子どもの数も自然にここまで伸びてゆく現象が見えている。
[白閃小学校]
ホッカイドウ札風にある小学校。
全校数は50人と少なく、5~6年生がいない。
位置的に北側の移住者が最も多く、2050年から主に通い始めた。
よって、児童はほぼブロンド、白人でレイチェルが校長として務めている。
・スナイパーライフル型はレイチェルによって早くに取りあつかわれた。
彼女はホッカイドウの地形を考えて遠距離に有利なシリンジ式であるそれを考案。
[スノウィオウル]
レイチェルが開発したスナイパーライフル型ウォーターガン。
シリンジ式でバレル内の水を押し出す。
飛距離は約20mで全地方で最も長いが、
単発ゆえに連射がまったくできない。
マガジンは同じ物を腰に2つまで付けられるので、
合計3発まで試合場で打てる。
[フジサキ・メアリー]
紺富小学校の4年生。
主人公の1人で過去に水辺でおぼれたことがあり、冷水を極端に嫌う。
内向的な性格で日常生活も部屋で読書や文通をしている。
サラ先生からもらった温泉チケットでレイチェルと出会い、
お湯の入ったウォーターガンで打たれてから魅力を伝えられた。
・九州にいるだれかと文通している。泳ぎが苦手なことを書くと、
こんしつていねいにノウハウを教えてもらっているようだ。
[ササキ・メイソン]
紺富小学校の4年生。
イザベルの兄だが、年齢は同じ。
友達の少ないメアリーを率先して気にかけている。
[ササキ・イザベル]
紺富小学校の4年生。
メイソンの妹だが、年齢は同じ。
同様、友達の少ないメアリーを率先して気にかけている。
[サラ・ブリューレ]
紺富小学校の担任の先生。
学校生活になじめないメアリーのために温泉チケットをわたす。
周りからとてもめんどうみが良い先生としてしたわれている。
[ラヴレーンチェヴァ・ガブリエル]
白閃小学校の教員を務める。
レイチェルの下にウオバトの練習を指揮している。
[エバンス・レイチェル]
白閃小学校の校長を務める。
イワテの温泉でメアリーと出会い、スナイパーライフル型を披露した。
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中部について
日本の中央部にある地方。
人口数が全国3位とするアイチ周辺は機械的な産業が盛んに行われている。
反重力の誕生より乗り物関係はクリーン化に変わりつつ、
リフトも主にこの地方で製造されている。
同じ中部のナガノやシズオカはいまだ自然のある地域が各地にあり、
エコクリーンな国づくりを始める企画が取り上げられている。
[永栄小学校]
アイチの夕新屋にある全校児童数がおよそ40人の小学校。
私立制でわりと裕福な家庭層がほとんどで頭脳のある子ばかり入学している。
トウキョウにライバル心があるのか、設備もつねに最新機器を扱う。
というのは、ノアの父が経営するタマヨリヒメがそうするように指示をだして
校長も従わざるをえないのである。
・ノアがガトリング型のBWを堂々と作れるのも父の後ろ盾で、
校長公認の下、中部の新型として期待されている。
・ここは部活として活動する組織がない。
創立より学問のみを重要視されてきたが、
近年になってから国とタマヨリヒメの息によって
ノアを中心に取り組みが始められている。
[信茶小学校]
シズオカのシズオカエリアにある児童数が130人の学校。
スティーブもここに通っている。
よく名前を新茶と間違われることも多い。
[黒備小学校]
ナガノのナガノエリアにある児童数が180人の学校。
中部において割と自然が多い場所で、山林道路で
マラソン教育をよく行っている。そのおかげか、
スタミナのある子どもも多いとされている。
[タマヨリヒメ]
ノアの父が経営する会社。
自衛隊などが使用する軍事技術を中心とした製造が主だが、
ウオバトのウォーターガンなどの制作にはほとんど着手していない。
・液体化したCO2の製造も行っており、化学電池を様々な用途に使う。
BWの動力源にノアへ仕様許可をだしている。
[BW]
ノアが作成したガトリング型ウォーターガン。
6つのバレルをもち、秒間8連射する仕様で
マガジンも10Lと長時間打ち続けられる。
威力は小さくも常に後方から場を牽制する性能をもつ。
最初は二酸化炭素ガスで発射を高めていたが禁止され、
後に水素ガスで補正された。よって、飛距離は約13mとなる。
[方向を時刻で表す理由]
ノアは方角を時間で示すことがあるのは簡略と敵チームへの
暗号化のためである。
例えば北を12時、東は3時、南は6時、西を9時として
16方位を素早く伝える。
これは軍事応用の1つに用いられて参考になると、
彼も使うことにした。
[スミス・ノア]
永栄小学校に通う4年生。
主人公の1人で、工学について大きな関心と知識をもっている。
持ち前の頭脳で自信家的な性格、合理的思考をもつ。
父の規格書をたよりにBWを自ら製作した。
・メルとは家族ぐるみの付き合いもあり、度々海外旅行にいくので
英語を話すことができる。
[オースティン・メル]
永栄小学校に通う4年生。
ノアと親しく、親子共同することも多い。
・父親がタマヨリヒメの副社長で、会長であるノアの父と付き合いが深い。
ただ、軍事開発に引け目を感じてイヨに社長を任せている。
[オオニシ・スティーブ]
信茶小学校に通う4年生。
運動神経は良く、わりと活動的に回る。
[オーガスト・イリーナ]
永栄小学校に勤める先生。
元タマヨリヒメの社員でレベルの高い教育を意識。
学校も援助を受けていて、関連的方針をもつ。
よって、ノアと休日でも付きそいで行動する事もある。
[イヨ]
タマヨリヒメの社長を務める女性。
ノアの父を支える者でアメリカの技術を取り入れる敏腕さをほこる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
近畿について
日本西部に位置する地方。
オオサカは日本で2番目に人口が多く、今だに純血の日本人が多く住む。
エリアによっては祭りなどの行事も盛んに行われていて、
SOもこれに注目して東に負けないウオバトアプローチをかけ続けている。
・ショットガン型のウォーターガンを多く使うのも相手に近づくために
より運動させるためである。ただ、圧力をひんぱんに高める仕組みで故障も多く、
予算がかさんで先生の頭をかかえさせている。
[会心小学校]
オオサカの土界にある児童数500人はいる学校。
肉体と精神をきたえる教育をモットーとしていて、体育の数が他の学校より多い。
全国2位の人口数のおかげもあるが、なぜか1位のトウキョウよりも多くて
色々と積極的な人たちばかりなのか偶然か、具体的な実情はだれにも分からない。
[たまゆら]
土界にある駄菓子屋。
店員の主人は多くの子どもたちからしたわれている。
話し相手だけでなく、時には細工などの相談もしてくれるらしいが・・・。
[シシオドシ]
ショウタが規格したパイルドライバー型ウォーターガン。
開けた2つの筒を片手で振り、ぶつけた衝撃が水素ガスの破裂で
水しぶきを上げる。時たま凄まじい水量が発射され、
半径5m以内の敵を全てビートさせられるが、運次第。
ただ、実際に作ったのはたまゆらのおじさんで、
ショウタ本人は夢の中で観た光景を紙に描いただけであった。
[ダイドウジ・ショウタ]
土界に住む小学4年生の男子。
主人公の1人で、活発な発言や行動をとる。
ゆえに身勝手な性格で、さらに身勝手な周囲に振り回されつつあるが。
[ダイドウジ・リキ]
永栄小学校に通う6年生。
ショウタの兄で竹筒を勝手にいじって壊してしまう。
謝罪もなしに、近所の駄菓子屋の主人に修理を提案するが。
[イノマタ・ダイキ]
土界に住む小学4年生の男子。
ショウタのクラスメイトで、よくいっしょに遊んでいる。
同じく元気な性格で頭脳も果てしなく低い。
[ニカイドウ・ヤエ]
土界に住む小学4年生の女子。
ショウタのクラスメイトで、天邪鬼な性格。
かなり活動的で、他との交流も多い。
[キトウ]
会心小学校の教師を務める男性。
パンチパーマでいつもジャージ姿でいる体育会系で、
周囲の児童たちに恐れられている。
ギンジとキンイチを尊敬して、時には理解しがたい思想ももつ。
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四国について
日本で西南に位置する地方。
数年前から致命的な水不足に悩まされ、地域の水道事情は困難を極める。
よって、2100年のウォーターバトルフィールドは欠場の方向にゆくらしい。
WCPHも安全のために生活を優先させようとして水脈復活に勤しんでいる。
全国でも川が非常に綺麗で、ウオバトの試合場に使いたい請願も子ども達を含めて
利用させようと大きく話題となっている。
[橙照小学校]
コウチの五万十にある児童数90人の学校。
四国では主にアサルトライフル型を用いているが、
慢性的な日照りでウオバトそのものができず中止となっている。
しまいにはカバディをやらせて子どもたちから大不評をかう。
[日幹小学校]
トクシマの穴口エリアにある児童数40人の学校。
四国において人口数が少なく、先生も3人のみ。
周囲はほぼ山林地域で、水辺にはホタルが多く生息している。
[久水]
トクシマの寺にある湧水。
御水益とよばれる現象によって住民、
観光客がこぞってくみに来ている。
ボタンを押して出るなど、意外に近代チックな仕様。
[ツルゾノ・ミズキ]
コウチに住む小学4年生の女子。
主人公の1人でWCPHに務める母親と暮らしている。
わりかし友好的かつ前向きな性格で、時として男子たちに
色仕掛けをしたりと手段の豊富な行動もとる。
夏に行われるウオバトをいつも楽しみにしていて、行事など積極的に参加。
学校の子どもたちよりは水について詳しく、
各地方の天然水の味を判別できるほどのこだわりをもっている。
[オオコウウチ・タカ]
コウチに住む小学4年生の男子。
いつもヒロといっしょに遊んでいる。
[イシマル・ヒロ]
コウチに住む小学4年生の男子。
太っちょだが、意外と身のこなしが良く活動的な性格。
[ニッタ・コノエ]
コウチに住む小学4年生の女子。
ミズキとは保育園からの付き合いでよく遊んでいる。
・両親が光の研究をしていて、地質調査に身をのりだしている。
[ヒグラシ・カナ]
トクシマに住む小学4年生の女子。
かつて、ミズキやコノエと同じ保育園で過ごしていた。
ウオバト再開をきっかけに部活動に参加、トクシマの発展と
彼女たちとの行動に再び賛同するようになる。
[クラウディオ]
橙照小学校の校長を務める男性。
いつも水行事をしたい子ども達の様子を気遣っている。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
中つ国について
日本西部にあるエリア。
中つ国山地を南北に分けた地方が特徴で、職業や産業もそれぞれ独自的に成り立つ
分業化が2050年から見られてきた。
ある時を境にアート観念の強い風習がどこかで生まれ始め、
全国に強い主張感を表すようになった。
[曄園小学校]
ヒロシマ、安芸貴日にある児童数が30人の私立小学校。
全国において最も多く優れた芸術作品を生み出す学芸を主とする。
よって、子どもの数が他と比べて圧倒的な少なさである。
ろうかのかべもアクリル板でできた透明でオープンな仕様、
美術室はなく、教室全てがその機能の役割を果たす。
全国において独特な外見の構造で他県の偉い人もよく訪れにくる。
・近年になってから女性の人権団体も強くなってきていた。
特にこの学校はPTAの要請が大きく、児童たちにかこくな肉体行動を
避けさせる流れがいっそう厳しくさせていた。
[クロミック分子]
外部の刺激などで色が変化する構造。
分子のつながりを変えて光の反射も変わり色を変える。
この時代では2cmの立方体の小さな器具が存在。
プロの世界でよく利用されている技術だが、
小学校では禁止事項とされている。
[フォーサイス・ラッセル]
曄園小学校に通う小学4年生。
主人公の1人で最も動機や心理が分かりにくく、具体的な発言や理由を話さないので
周りから何を考えているのか理解されにくい。
普通に話はしているものの、時おり飛び抜けた発言などもする。
家が芸術家で、子どもらしからぬセンスをもっている。
[カンナヅキ・ソウマ]
曄園小学校に通う小学4年生。
自宅で花屋を営んでいて、装飾に用いることで町でも有名。
[ラティモア・マリ]
曄園小学校に通う小学4年生。
母親が洋服のデザイナーの1人で、身なりに人一倍気遣っている。
[サオトメ・エイジ]
黒薔薇小学校に通う小学4年生。
ウオバト部のキャプテンを務めている。
冷静沈着な性格で、物事を主観的に理解する。
・サオトメカズキの息子で、あまり話題に触れられたくない。
弟もいるらしいが未来永劫不明、登場予定もない。
[シロヤナギ・アイ]
黒薔薇小学校に通う小学4年生。
ウオバト部の副キャプテンを務めている。
活発な性格で、ウオバト活性化を薦めようとしている。
前のめりすぎてよくエイジに抑えられている。
[マダモアゼル・マチコ]
曄園小学校に勤務する先生。
すごく幅のある髪型で、通行の仕方に気を使っている。
[サオトメ・カズキ]
曄園小学校に勤める校長先生。
ラッセルのカラーマジュをきっかけにウオバトの中つ国発展を試みた。
・校内における行き過ぎた内職作業主義に疑問をもち部活を始める。
PTAとの話し合いの末、短期のウオバトのみ許可が出されていた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
九州について
日本南部にあるエリア。
日本最南に位置するオキナワは他よりもいち早くウオバトの設備をきずいた。
立体的な水路が独特でウオバトの試合場はTVでも取り上げられるほど有名。
元々クールスポットを取り組む姿勢が大きかったからである。
意外にも児童数が多いのは2000年をすぎたころから入居者が増えて
環境の良さに魅力された者が昔から絶えず多かった。
・しかし、職業の不便さもあってオキナワに住所をかまえながら九州大陸で
働く人も多く、自宅を離れたまま帰らない人も増加していた。
[汰洋小学校]
カゴシマ、乗水にある児童数120人の小学校。
本州に近いこちらは人口数が多く、本州とよく連携する。
まだウオバト部はなく、学校側が設立するべきか検討している。
[珊瑚小学校]
オキナワ、阿覇にある児童数80人の小学校。
一年中水泳の科目があり、色白が1人もいない小麦肌の子どもが集う。
・ユイも元からここに通っていて、カゴシマに引っ越しても部活の参加を認めている。
全国優勝の成績もあるが、好で受け入れている地元の感情も大きい。
[エンシェントブルー]
呂新にあるウォータパーク。
全国内でも早くからウォーターエンターテイメントに着手して
立体的、特徴的な設備でメディアに取り上げられている。
せめてもの遊び場提供にと、小学生以下は入場無料となっている。
[ブルーガイア]
ミヤザキにあるウォーターパーク。
イイダが経営する、九州で最も規模が大きい。
エンシェントブルーと同様ウォーターアミューズメントに力を入れ、
海外から遊びにくる者も多い。
・九州県大会は全てここで行われて近隣のホテルに泊まりがけで来る。
九州民からしても、始めから地形把握できた方がやりやすいとの事。
[リングワリング]
ユイが発案したリングランチャー型ウォーターガン。
ドーナツ状に発射され、距離が増すほど輪状に広がる。
作成したのはコスギ及び組合だが、謎のパーツが
いつの間にか組み込まれて完成された。
リングワはイタリア語より共通、リングは英語の輪で
コスギが海外留学で学んだ語によって名付けられる。
彼のセンスを理解できる者はあまり周囲にはいない。
[ナカンダカリ・ユイ]
カゴシマに住む小学4年生の女子。
主人公の1人で水泳に優れており、全国大会で1位を取った経験がある。
健気な性格で時には周りに流されることもよくある。
両親がオキナワとカゴシマでそれぞれ別居していて、10歳まではオキナワに住んでいた。
現在も水泳の部活に入る許可をもち、練習できない冬でも利用して行き来している。
・コスギ校長がこけて水まんじゅうが飛び、イルカショーでジャンプしたきっかけで
リングランチャー型を編み出した。各地方における独自規格の理由に不思議がるものの、
たまたまふと感じただけで詳しくは本人すら分かっていない。
[カシワギ・ミキ]
カゴシマに住む小学4年生の女子。
水泳部の一員で、ユイが一番最初に仲良くなった。
[フォスター・セリオ]
オキナワに住む小学4年生の男子。
活発な性格でヒサシとよく遊んでサーフィンもしている。
[タカハシ・ケンジ]
ミヤザキに住む小学4年生の男子。
イイダと知り合いで、ユイをブルーガイアに招待した。
・ミキと意気投合してユイをウオバトチームに参加させる。
イイダの意向もかねてウオバトの発展を息子に代わって
達成させようと決めた。
[コスギ]
珊瑚小学校の校長を務める男。
非常に肌が濃く、日焼けコンテストで優勝、準優勝以外は取ったことがない。
黒人でもないのにそこまで濃いのは太陽と接する機会が多いのだろう。
名前が明かされないのも故の御愛嬌。
[カンナギ]
エンシェントブルーの従業員。
多く来場しにくる子どもたちの面倒を観ている。
オキナワの観光スポットもよく熟知して、ガイド役もしている。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
その他について
[ウォーターバトルフィールドのルール]
基本人数は5:5、10:10、30:30の3種類で行われる。
(1:1など当人達の自由で決めている場合も)
試合形式はライフが0になり次第で復活なしのチームデスマッチ。
複数場所に設置されたビーコン場所を取り合う復活ありのフラッグコンクエスト。
試合場は広さが決まってなく、場所によってたいてい参加人数が決まる。
他形式としては地区、県大会は10:10で全国大会は地方選抜から30:30とする。
学校では主にカラークッションを設置して障害物の間を通して行う。
・フラッグコンクエストは近づくと反応してビーコン[旗]の光が上昇。
頂点に達してから1秒間=1P加算され、
相手1人をビートさせた時も1P。
よって、先に500~1000P取ったチームが勝利となる。
[ウォーターガンの仕組み]
2100年において使用されているのは以下のタイプで、
2096年からアサルトライフル型を始めとした様々な型が誕生した。
種別は~型、~式とよばれてどちらも同じ意味。
電動型の発達により、引き金式と完全に取り込ませた性能。
残る分類で加圧式、シリンジ式に分かれたものとなる。
近畿の竹筒は例外として、全地方は電動式が一般として使用されている。
ただ、ショットガン型の加圧式は故障のしやすさなど問題もある。
基本は1㎤=1ml=1減る仕様で、種類ごとに以下のものに変わる。
アサルトライフル型の場合、胴にヒットしたら5、計20発でビート。
うで、腕と脚にヒットしたら10、計10発でビート。
頭にヒットした場合は40、計3発でビート。
しかし、ウォーターガンの水量が時間内にどれだけ発射したかでライフ減量が決まる。
・アサルトライフル型は1秒間で5発発射で約25、50、200(胴、腕脚、頭)
・スナイパーライフル型は5秒間で1発発射、約30、60、120
・ガトリング型は発射まで10秒間、いこう1秒間で8発発射、約1、1、2
中部ではBWと名付けられている。
・ショットガン型は1秒間で1m範囲内なら約100、いこうから遠ざかるたびに低減。
・ハンドガン型は3秒間で1発発射、約10、30、40
現在存在するのは上記のみだが、新たに改良、製造する者たちも現れて
うだるような灼熱の日本を冷やしてゆく・・・かもしれない。
[小学生の部について]
地区大会、県大会は4~6年生、全国大会は選抜された5~6年生と決まっている。
地区大会は5:5、県大会は10:10、全国大会は30:30の総当たり戦であるが、
公式以外では自由な数で行っている。
[ウォーターガン、ウォーターバトルフィールド各部名称]
・バレル 水を送り放出する筒
・トリガー 水を射出する引き金
・マガジン 玉をつめる部分だが、ここでは水タンクの部分
・グリップ 手でウォーターガンをにぎる部分、すべり止めのゴムが付いている
・マズル 銃口の部分
・フロントサイト 狙いを定めるための上部の出っ張り。
スナイパーライフル型は特に重要部分。
・コート 試合場。
・キャンプ 選手が待機する陣地。主に利用するのはフラッグコンクエスト。
両脇に出落ち防止の据え置きウォーターガンが設置される。
・ビーコン フラッグコンクエストで用いる明かりの信号。
5m以内に近寄ると色が少しずつ上昇して頂点に達するとポイントが入る。
・ヘッドショット 頭部に当たる判定、速くビートさせやすい
・エイム ねらいを定めること
・カバー カラークッションなどに隠れる事
・ビート ライフが0状態、この時は打てない
・ヒットアンドアウェイ 打って離れてをきびんに行うこと
[ウォーターガンが地方ごとに型が異なる理由]
ウォーターガンについては最初の発明者、発案者の住む地方までとされている。
実際に製造が始まったのは2096年で試験としてアサルトライフル型だけを作らせた。
しかし、教育委員会が戦争をイメージさせるものをスポーツに取り入れることを嫌い、
さらに特許庁とスポーツ庁の間でいざこざが生まれ、製造工場への企画書を提出した時、
複数種類の書類を各地方へ別々に送付してしまい、ご当地な型としてそのまま製造。
最初は政府以外ろくな対応もする気もみじんもなかったが、予想以上に国民受けが良く
利益を重くみた一部の各市長や教育長たちが地元の個性化と独占を図り始めた。
総理大臣が各地方の特色を出させるために画策された可能性を言う人もいるようだが、
詳しくは一部を除いて政治家のだれも知るよしがない。
ただ、遊びとして使うのは問題なく、それぞれの地方へ求めて買いにいく者もいる。
[不定形自由形]
ウォーターバトルフィールドの試合場を自由化させる事。
ウォーターガンの種類増加による陣形不利を回避するために
コート内部の立体面を複雑にさせた。
中には海や川、プールなどの水辺もあり、移動面において
特殊とも言える場所もある。人の技能もそれに応じて
才能を起こせるものの、議員の中で不服する者もいる。
[亜空間バブル]
ミシェル博士が製造したビニール貯水槽。
空気中の水分を集める抽出機で水を生成、貯水する機材。
梅雨の時期に中で小重力を発生させて空気中の水分を吸いこむ。
水分にマグネシウムを特殊に配合して調整によって軟水、硬水の2種類の性質に変えられる。
ウオバトは必ずここから作った水を用いるので、
周囲の水をかぶってもウオッチによる判定は変わらない。
教育機関では2097年から全国の各学校に配布された。
また、ウオバト以外でも湿っぽい空気をいやがる人たちがこぞって利用しているので、
水道代を節約したりする良い点がとても多くて画期的な発明品の1つとして
世界じゅうからほめられている。
[軟水と硬水]
マグネシウムの量で分けられている水。
人は成長すると肌が少し変化するので、ウオバトで年齢差に水質を変えている。
成人が軟水を用いると体のヒット判定がたまに誤動作を起こし、
小学は軟水、中学以上は硬水を使用する。
しかし、硬水は基本的に飲むとお腹をこわしやすくなるなど
あくえいきょうをおよぼす危険性をもち、試合中に口に入ることをおそれて
国会でも議論を交わしている。
ウオバトでは必ずウオッチの連動でこれらの水を使用するので、
海やプールで試合をして他が体にふれてもライフはえいきょうしない。
製造者が大のカエル好きで身体の当たり判定を両生類からヒントを得たウワサもある。
・ちなみに便秘もちの人にとってよく活用されているのはあまり語られていない。
[ウオッチ]
水の当たり判定を検査する腕時計。
人体に特殊マグネシウム含有水を当てて有無を判定する。
服を着ていてもうでに巻けば人体がそこにあると認識できる。
英語の発音ではウォッチだが、ここではウオッチと力強めによぶ。
ライフ100を最大として水玉を受けるたびに減る。(部位についてはルールの方で)
他では細かい機能もあり、総合成績や無線会話もできる。
ただ、試合場はせまい所が大半で、声量の加減ができない子どもにとって
言葉がまるぎこえされるので意味をなしていない。
全国大会では試合場が広いので、れんけいにとても役立っている。
[カラークッション]
ちょっとした障害物を設けるのに用意された物。
大きさは立方体、直方体それぞれで縦横1~2mと複数の物を試合場に設置する。
これらをしかないとすがたがまる見えになり、瞬間決着しすぎて勝負にならないからだ。
基本、上部に乗ることは許されていて、きしゅう作戦としてよく利用される。
・一部の学校では独特なもようでデコレーションしている。
自己主張か、戦略的意味か、人のおもわくは水以外にも表れ始めてゆく。
[反重力リフター]
コウシ博士が製造した飛行ボード、略してリフターともいう。
イメージとしてはスキー場にある乗り場でロープがないもの。
広い試合場でビートされた人、怪我をした人を運ぶ時に用いる。
上空にのぼる高度も安全性のために制限がかけられ、
10m以上は上がらないように設定されている。
体力が0になるたびに陣地にもどらされてはたまったものじゃなく、
歩く必要もない、これまた画期的な発明品として世界からたたえられている。
[地球温暖化対策推進本部[GOPH]
ニトベ長官がまとめる熱対策を行う組織。
世界中の気候情報を集めて近年より重要課題の組織として活動する。
[水循環政策本部[WCPH]
アメリア長官がまとめる大陸の水機能をあつかう組織。
リソースをどうするか、数十年前から重要課題として
内1つである四国の水不足を生活面に展開させている。
[スポーツ庁[SO]
グラハム長官がまとめる運動推進組織。
イタクラとアキヒコもここに務めており、日本各地でウオバト推進に精を出している。
夏期のスポーツ事情をどうにか解決しようと躍起になっている。
[特許庁[PO]
コウシ長官がまとめる新商品規制組織。
新たに開発した商品をしばらく無料でマネされないために申請する組織。
[プレイスイッチ]
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スイリュウの父でウォーターバトルフィールド案を可決させ、
世に新たな冷涼スポーツを広めた。
就任以来から各地を頻繁に移動して官邸を空けていることも多い。
[ジョーンズ・グラハム]
SOの長官を務める男性。
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ソウシンの計画に大きく賛同して協力する動きをとる。
[フェルナンデス・アメリア]
WCPHの長官を務める女性。
来日より着任以来からたった4年で自然、人工の水質管理調整をまとめる。
[ニトベ・ヨネゾウ]
GOPHの長官を務める男性。
世界中の気候情報を収集し、温暖化対策をまとめている。
海外の動向にもくわしく、ソウシンが総理着任以前から付き合いがあった。
[コウシ]
POの長官を務める男性。
あらゆる新製品の特許を管理する組織の長で、
反重力の発明をした者でもある。
ウオバトのリフターに大きく貢献している。
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