161 / 280
2章 関西統一編
関西集結せり2
しおりを挟む
オオサカCN拠点 演習場
かつて、武道会を起こした所で人が多く密集し、集まっていた。
兵士達以外にも市民も見物に来るのか、もはや混乱状態だ。
あの武具大会をも上回る勢いがそこにある。
アイザックとも合流し、再び人々を見入る。
「ここはほんっとに野次馬ばっかりだ」
「なんだ、自分のヘアースタイルをアピールするチャンスでもあるぜ?」
「んなモン、別に気にしちゃいない。
ところで、なんで同盟すると分かったんだ?」
「虫の知らせってやつだ」
「相変わらず意味分かんねーよ」
「まあ、一種の勘だ。
お、やっとお偉いさんらが舞台挨拶するな」
「そろそろ始まるか」
全ての司令官も集まり、委員会の準備も済んだようだ。
兵士、観客が頭台に注目し始める。
これより4つの地方が結びつき、また大きな組織を形成する。
近畿、中国、四国、九州
同盟
各司令官達の挨拶、祝辞を述べていく。
関西に集うCNの数は多い分、話も長くなり居眠りする兵士まで出てしまう。
早く終わらせろなど言えるはずがなく生温い言葉が続いて、
最後の1人まで迫った時だ。
ドンドン ドドドン
「!?」
リズムにのった棒で樽状の表面を叩く音が鳴りだし、
何故か太鼓を叩く演出と同時にキンイチ司令が登場した。
トリを務めるポジションで本人の趣向なのか定かではないが、
拡張器で太く大きく言葉を発した。
「ワシらはただ使われとるだけの者やない」
「?」
「国は人や、組織を動かすのは空のモンやない。
あるのは己の意志。自分の意志で戦い、
生きる強さを天に見せつける。
地に住むワシらの塊が、ここ関西の意志や!」
「ウオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
一丸、今の形を言葉に表すならばこれがふさわしい。
その一声で式は終了し、各CNの兵士達は歩み寄っていく。
が、そんな片隅でとてもではなく交われぬ空気があった。
「お前らは今日からワシが面倒みたるわ!」
「お前らの舎弟になった覚えはねえぞ!」
「こないだの件は一旦置いといてやる。
二度と俺らに立てつくんじゃねえぞ」
「・・・・・・」
リキがトットリ、ヤマグチ兵に絡んで兄貴肌を見せつける。
行動を先走る組同士が一箇所で因縁をつけ合っている。
一触即発寸前で暴動が起こりそうな時、野太い声が聞こえてきた。
「おい」
「!?」
「ここがどういう場か分かっとんのか?」
「ど、同盟式会場です・・・」
「色々気に食わん事もある、戦争で失ったモンも。
その上で納めんとする式や、そうやろ?
ここで、近江の格見せんでどうする?」
「は、はい!」
「おい、行くぞ」
ギンジがリキ達へ場の様を教え直す。
血気な中つ国兵達は立ち去っていった。
同盟といっても全ての人が納得しているわけではなく、
無くした痛みはお互いの上で耐えさせてゆくのだ。
鎮静化など無機質な言い方などで繕えるわけがない。
禍根を解くのもまだまだ時間がかかる事もあるだろう。
「ふっ、少しはマシになったか」
離れてそれを観ていたキンイチ。
以前に言った言葉は弟に少しでも伝わった手ごたえに
硬い笑みがこぼれていた。
「あの人はもしかして」
一方、九州兵達も会場にやって来ていた。
犬兵団のマサキとミキは四国のスイレンの姿を見つける。
「あ、マサキ君だ!」
「長寿のお姉さんか」
「はい、その修飾語を外しなさいねー」
「す、すいませんでした」
「馬鹿」
ミキに突っ込まれるマサキ、近くに中国兵達もいる。
そうして歩き回っている内に、犬を連れた一群を見つけた。
よく見ると、あの戦時中に遭遇した者だった。
ケイが犬兵団を見て声かけ。
「あ、あんたはあの時の!?」
マサキとミキがいた。
鉢合わせというにはややズレた視界の内側にいたが、
それでも無視するわけにはいかない。
犬兵団に挨拶をしに向かった。
「君は中つ国の?」
「ああ、そうだよ」
ここで改めて出身を確かめ、今一度ケイに声をかける。
「そこの君」
「?」
「犬をロストしなくてありがとう」
ミキはそう感謝の言葉を告げた。
お礼を言われるのも久し振りに感じる。
「ももももちろんだ、当然だよ」
人の動向次第で後の縁やきっかけもこうして繋がるのかもしれない。
ほんのわずかな手段が結び目を切らさずに温厚さを生み出した。
「やっと着いたか、長旅だったぜ」
「距離からして1644kmくらいか、確かに長く感じるわね」
オキナワ兵達も遅れてようやく到着したようだ。
変わった外風なデザインをしているCNに目を配る。
ヒサシがミキにこうした共通点があるのではと語った。
「微かにデザインが俺達オキナワのと似ているようだ。
昔は何かと接点があったのかもな」
「そうですねヒサシさん」
“元は1つの国”、それを暗示するかの言葉を述べるヒサシに
メンバー達は感心する。外見の話だけで、由来をたどる彼の
感性は良い着眼点なのかもしれない。
アイザック、シーナ、ケイ、ライリー、クローバー、ヒロ、マサキ、
タカ、スイレン、エイミー、センの順に集いの言葉も交じる。
「おーっ、こりゃまた可愛いお姉ちゃんがいるな」
「あたしの前でナンパか?」
「シ、シーナ!」
「テメー、出し抜いたら殴るかんな!」
「最近の若者は見た目だけで選んでるな」
「イヌか、懐かしいな」
「オルンっていうんだ、発動機だけどね」
「昔は四国にも犬はいっぱいいたんだ」
「いたいた、ウチの隣の家にも2匹飼ってたし」
「もうこれ以上人の都合だけで失わせたくないですね」
「まあ、確かにな・・・」
人の数だけ熱帯も高くなる。集うだけ無数の理由もあるのだ。
西の空もようやく朱くなっていく。
宵が訪れてアルコールの入った物を飲み始め、
酔いに喜ぶ者達も増え始めてくる。
それから時が経っても、人影がしばらく消える事はなかった。
エヒメ、コウチ司令官の2人がお互い通信している。
「会議により、私達は司令任務継続との事です」
「正直に打ち明けたのは正解でした。
結果的に同盟にまで良好な流れになれましたね」
「悪事は身の為にならず、それを秘密裏に行っても
いずれは暴かれてしまうのです」
「やはり、身内に隠し事するのは良くないですな。
今回の件を糧として、精進致します」
「それはそうと、巧な潜入法を拝見できました。
いつの間にかヒロシマCNにも介入していたとは驚きですな」
「いえ、私は指示しておりませんが?」
「え?」
「私達が回収したのはナガサキの物のみです。
てっきり、あなたのCNで行った作戦かと思っていましたよ」
「一体どうなっているのか・・・?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
どさくさ紛れというのは、同じ行為の中に模倣して行う寸法です。
戦闘で手に入れる事が全てではなく、
うねりの中で起こす手口もまたあり得るでしょう。
小さな澱みが残る中、西編は終了します。
では次回へ続きます。
かつて、武道会を起こした所で人が多く密集し、集まっていた。
兵士達以外にも市民も見物に来るのか、もはや混乱状態だ。
あの武具大会をも上回る勢いがそこにある。
アイザックとも合流し、再び人々を見入る。
「ここはほんっとに野次馬ばっかりだ」
「なんだ、自分のヘアースタイルをアピールするチャンスでもあるぜ?」
「んなモン、別に気にしちゃいない。
ところで、なんで同盟すると分かったんだ?」
「虫の知らせってやつだ」
「相変わらず意味分かんねーよ」
「まあ、一種の勘だ。
お、やっとお偉いさんらが舞台挨拶するな」
「そろそろ始まるか」
全ての司令官も集まり、委員会の準備も済んだようだ。
兵士、観客が頭台に注目し始める。
これより4つの地方が結びつき、また大きな組織を形成する。
近畿、中国、四国、九州
同盟
各司令官達の挨拶、祝辞を述べていく。
関西に集うCNの数は多い分、話も長くなり居眠りする兵士まで出てしまう。
早く終わらせろなど言えるはずがなく生温い言葉が続いて、
最後の1人まで迫った時だ。
ドンドン ドドドン
「!?」
リズムにのった棒で樽状の表面を叩く音が鳴りだし、
何故か太鼓を叩く演出と同時にキンイチ司令が登場した。
トリを務めるポジションで本人の趣向なのか定かではないが、
拡張器で太く大きく言葉を発した。
「ワシらはただ使われとるだけの者やない」
「?」
「国は人や、組織を動かすのは空のモンやない。
あるのは己の意志。自分の意志で戦い、
生きる強さを天に見せつける。
地に住むワシらの塊が、ここ関西の意志や!」
「ウオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
一丸、今の形を言葉に表すならばこれがふさわしい。
その一声で式は終了し、各CNの兵士達は歩み寄っていく。
が、そんな片隅でとてもではなく交われぬ空気があった。
「お前らは今日からワシが面倒みたるわ!」
「お前らの舎弟になった覚えはねえぞ!」
「こないだの件は一旦置いといてやる。
二度と俺らに立てつくんじゃねえぞ」
「・・・・・・」
リキがトットリ、ヤマグチ兵に絡んで兄貴肌を見せつける。
行動を先走る組同士が一箇所で因縁をつけ合っている。
一触即発寸前で暴動が起こりそうな時、野太い声が聞こえてきた。
「おい」
「!?」
「ここがどういう場か分かっとんのか?」
「ど、同盟式会場です・・・」
「色々気に食わん事もある、戦争で失ったモンも。
その上で納めんとする式や、そうやろ?
ここで、近江の格見せんでどうする?」
「は、はい!」
「おい、行くぞ」
ギンジがリキ達へ場の様を教え直す。
血気な中つ国兵達は立ち去っていった。
同盟といっても全ての人が納得しているわけではなく、
無くした痛みはお互いの上で耐えさせてゆくのだ。
鎮静化など無機質な言い方などで繕えるわけがない。
禍根を解くのもまだまだ時間がかかる事もあるだろう。
「ふっ、少しはマシになったか」
離れてそれを観ていたキンイチ。
以前に言った言葉は弟に少しでも伝わった手ごたえに
硬い笑みがこぼれていた。
「あの人はもしかして」
一方、九州兵達も会場にやって来ていた。
犬兵団のマサキとミキは四国のスイレンの姿を見つける。
「あ、マサキ君だ!」
「長寿のお姉さんか」
「はい、その修飾語を外しなさいねー」
「す、すいませんでした」
「馬鹿」
ミキに突っ込まれるマサキ、近くに中国兵達もいる。
そうして歩き回っている内に、犬を連れた一群を見つけた。
よく見ると、あの戦時中に遭遇した者だった。
ケイが犬兵団を見て声かけ。
「あ、あんたはあの時の!?」
マサキとミキがいた。
鉢合わせというにはややズレた視界の内側にいたが、
それでも無視するわけにはいかない。
犬兵団に挨拶をしに向かった。
「君は中つ国の?」
「ああ、そうだよ」
ここで改めて出身を確かめ、今一度ケイに声をかける。
「そこの君」
「?」
「犬をロストしなくてありがとう」
ミキはそう感謝の言葉を告げた。
お礼を言われるのも久し振りに感じる。
「ももももちろんだ、当然だよ」
人の動向次第で後の縁やきっかけもこうして繋がるのかもしれない。
ほんのわずかな手段が結び目を切らさずに温厚さを生み出した。
「やっと着いたか、長旅だったぜ」
「距離からして1644kmくらいか、確かに長く感じるわね」
オキナワ兵達も遅れてようやく到着したようだ。
変わった外風なデザインをしているCNに目を配る。
ヒサシがミキにこうした共通点があるのではと語った。
「微かにデザインが俺達オキナワのと似ているようだ。
昔は何かと接点があったのかもな」
「そうですねヒサシさん」
“元は1つの国”、それを暗示するかの言葉を述べるヒサシに
メンバー達は感心する。外見の話だけで、由来をたどる彼の
感性は良い着眼点なのかもしれない。
アイザック、シーナ、ケイ、ライリー、クローバー、ヒロ、マサキ、
タカ、スイレン、エイミー、センの順に集いの言葉も交じる。
「おーっ、こりゃまた可愛いお姉ちゃんがいるな」
「あたしの前でナンパか?」
「シ、シーナ!」
「テメー、出し抜いたら殴るかんな!」
「最近の若者は見た目だけで選んでるな」
「イヌか、懐かしいな」
「オルンっていうんだ、発動機だけどね」
「昔は四国にも犬はいっぱいいたんだ」
「いたいた、ウチの隣の家にも2匹飼ってたし」
「もうこれ以上人の都合だけで失わせたくないですね」
「まあ、確かにな・・・」
人の数だけ熱帯も高くなる。集うだけ無数の理由もあるのだ。
西の空もようやく朱くなっていく。
宵が訪れてアルコールの入った物を飲み始め、
酔いに喜ぶ者達も増え始めてくる。
それから時が経っても、人影がしばらく消える事はなかった。
エヒメ、コウチ司令官の2人がお互い通信している。
「会議により、私達は司令任務継続との事です」
「正直に打ち明けたのは正解でした。
結果的に同盟にまで良好な流れになれましたね」
「悪事は身の為にならず、それを秘密裏に行っても
いずれは暴かれてしまうのです」
「やはり、身内に隠し事するのは良くないですな。
今回の件を糧として、精進致します」
「それはそうと、巧な潜入法を拝見できました。
いつの間にかヒロシマCNにも介入していたとは驚きですな」
「いえ、私は指示しておりませんが?」
「え?」
「私達が回収したのはナガサキの物のみです。
てっきり、あなたのCNで行った作戦かと思っていましたよ」
「一体どうなっているのか・・・?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
どさくさ紛れというのは、同じ行為の中に模倣して行う寸法です。
戦闘で手に入れる事が全てではなく、
うねりの中で起こす手口もまたあり得るでしょう。
小さな澱みが残る中、西編は終了します。
では次回へ続きます。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
ベル・エポック
しんたろう
SF
この作品は自然界でこれからの自分のいい進歩の理想を考えてみました。
これからこの理想、目指してほしいですね。これから個人的通してほしい法案とかもです。
21世紀でこれからにも負けていないよさのある時代を考えてみました。
負けたほうの仕事しかない人とか奥さんもいない人の人生の人もいるから、
そうゆう人でも幸せになれる社会を考えました。
力学や科学の進歩でもない、
人間的に素晴らしい文化の、障害者とかもいない、
僕の考える、人間の要項を満たしたこれからの時代をテーマに、
負の事がない、僕の考えた21世紀やこれからの個人的に目指したい素晴らしい時代の現実でできると思う想像の理想の日常です。
約束のグリーンランドは競争も格差もない人間の向いている世界の理想。
21世紀民主ルネサンス作品とか(笑)
もうありませんがおためし投稿版のサイトで小泉総理か福田総理の頃のだいぶん前に書いた作品ですが、修正でリメイク版です。保存もかねて載せました。

蒼穹の裏方
Flight_kj
SF
日本海軍のエンジンを中心とする航空技術開発のやり直し
未来の知識を有する主人公が、海軍機の開発のメッカ、空技廠でエンジンを中心として、武装や防弾にも口出しして航空機の開発をやり直す。性能の良いエンジンができれば、必然的に航空機も優れた機体となる。加えて、日本が遅れていた電子機器も知識を生かして開発を加速してゆく。それらを利用して如何に海軍は戦ってゆくのか?未来の知識を基にして、どのような戦いが可能になるのか?航空機に関連する開発を中心とした物語。カクヨムにも投稿しています。

超文明日本
点P
ファンタジー
2030年の日本は、憲法改正により国防軍を保有していた。海軍は艦名を漢字表記に変更し、正規空母、原子力潜水艦を保有した。空軍はステルス爆撃機を保有。さらにアメリカからの要求で核兵器も保有していた。世界で1、2を争うほどの軍事力を有する。
そんな日本はある日、列島全域が突如として謎の光に包まれる。光が消えると他国と連絡が取れなくなっていた。
異世界転移ネタなんて何番煎じかわかりませんがとりあえず書きます。この話はフィクションです。実在の人物、団体、地名等とは一切関係ありません。

聖女の私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
重田いの
ファンタジー
聖女である私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
あのお、私はともかくお父さんがいなくなるのは国としてマズイと思うのですが……。
よくある聖女追放ものです。
EX級アーティファクト化した介護用ガイノイドと行く未来異星世界遺跡探索~君と添い遂げるために~
青空顎門
SF
病で余命宣告を受けた主人公。彼は介護用に購入した最愛のガイノイド(女性型アンドロイド)の腕の中で息絶えた……はずだったが、気づくと彼女と共に見知らぬ場所にいた。そこは遥か未来――時空間転移技術が暴走して崩壊した後の時代、宇宙の遥か彼方の辺境惑星だった。男はファンタジーの如く高度な技術の名残が散見される世界で、今度こそ彼女と添い遂げるために未来の超文明の遺跡を巡っていく。
※小説家になろう様、カクヨム様、ノベルアップ+様、ノベルバ様にも掲載しております。
夜空に瞬く星に向かって
松由 実行
SF
地球人が星間航行を手に入れて数百年。地球は否も応も無く、汎銀河戦争に巻き込まれていた。しかしそれは地球政府とその軍隊の話だ。銀河を股にかけて活躍する民間の船乗り達にはそんなことは関係ない。金を払ってくれるなら、非同盟国にだって荷物を運ぶ。しかし時にはヤバイ仕事が転がり込むこともある。
船を失くした地球人パイロット、マサシに怪しげな依頼が舞い込む。「私たちの星を救って欲しい。」
従軍経験も無ければ、ウデに覚えも無い、誰かから頼られるような英雄的行動をした覚えも無い。そもそも今、自分の船さえ無い。あまりに胡散臭い話だったが、報酬額に釣られてついついその話に乗ってしまった・・・
第一章 危険に見合った報酬
第二章 インターミッション ~ Dancing with Moonlight
第三章 キュメルニア・ローレライ (Cjumelneer Loreley)
第四章 ベイシティ・ブルース (Bay City Blues)
第五章 インターミッション ~ミスラのだいぼうけん
第六章 泥沼のプリンセス
※本作品は「小説家になろう」にも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる