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2章 関東統一編
第16話 追従公証
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4:00 ヤマガタCN 木沢エリア
レッドやトオルの姿が見えなくなってから7時間が経過する。
時刻も夜中を過ぎて朝方へ変わっていた。
圏外にまで移動しているのか、通信もつながらない。
ワタルの顔に焦りが見え始めた。
(まさか・・・)
「「こちらトチギAチーム、10人ロストした!
応援を求む!!」」
「隊長!」
イバラギ、トチギ兵の報告に押されるように指示を仰がれる。
相手の土地勘を利用した戦法が功を成して足止めされ、
関東兵は対応に戸惑っている。
いち早く次の段取りへ移さなければならない。
「落ち着け、おちつけおれ」
「え?」
「いや、なんでも。お前らもだ。前進を止めるよう伝えろ。
敵兵の動向をみて再配置する」
ライオットギアは平地で展開するのは無理だと悟った自分は
道路での展開を諦めて山岳部へと変更。
侵攻と防衛ラインの均衡を保ち、平行な銃撃戦で約200m間隔を
維持しながらディサルトを撃ちながら牽制すると指示。
どうしても朝方まで決着をつけなければ一斉に不利になるだろう。
そんな時、側近の1人がくしゃみをした。
「ヘックション!」
(温度が下がったか?)
ずいぶんと冷え込んでいく感じを覚えた。
それどころか、より冷たくなった気がする。
当然ながら関東よりも寒いのは当然で、防寒対策は完璧ではない。
東北の気候を味わいかけた時だ。
バリンッ
「なんだ・・・固まって動けない!?」
「凍ってるだと!?」
ライオットギアの足元が固まって動けなくなっている。
いや、氷漬けにされていた。
白い球状の何かが下部にめがけて飛んできていた。
「撃てぇ!」
仕掛けてきたのはホッカイドウ兵。
ヨハンの合図と同時に関東兵にめがけて低温の弾を発射。
「できるだけ、足元に撃ちます!
動きを止めるのが目的ですから、皆も前線に向けて!」
「ウラアアァァァ!」
ミロンの掛け声でBチームも続けて撃ち込む。
辺りは人の息よりも蒸気が立ち込めてゆく。
再び関東兵の目線に戻り、原因はすぐさま特定。
ホッカイドウ兵がこちらに攻撃していた。
相手の区域に入っていないはずが、ヤマガタやアオモリ兵に紛れる
援護として氷結弾で動きを封じ込めにやってきたのである。
イワテCN拠点 会議室
ウィーン
「連行してきました」
「通せ」
レッドとトオルが連行されてきた。
地上に降りてから2人は鉄道兵団に捕縛され、
東北に関する情報を通達する意向を伝えると面会を許可された。
通常なら、敵性が直に会うなど許されるはずがない。
司令官に関する事を聞くと理解して通され、拠点に足を運んだ。
3人の司令官が待ち構えている。
「我々はチバCNの者達です。
今回、こちらへやって来た理由は仲間の救助及び同盟の勧告です」
「何をとぼけた事を言ってる!?
ならば、武装して向かってくる理由などあるか!」
2人の強情な司令官は関心も理解もしなかった。
チャス司令とよばれる方の言い分に、トオルが反論した。
「僕達は心から侵略する気もないですし、
資源を強奪しに来たわけでもありません」
「それを証明する何かがあるのか? んん?」
やはり簡単には進まない。
当たり前で、言葉の意味はこんな状況で通用するはずがなかった。
ならば、物的証拠と言われた物がカギになるという、
アキラから受け取った例の物を分かりようある様に見せて
間近で“本人達”に理解してもらうしかないようだ。
「これを再生できる機材はありますか?」
「ディスク?」
自分はある映像を見せようとディスクを差し出した。
受け取ったクリーズはサーナに渡して、モニター画面で再生する。
そこに映っていたのは2人の技術者だった。
背景が炎に包まれる中、録画したものだ。
――――――――――――――――――――――――――――
アキラ父「これが誰かに発見されたときには私は存命している
保証はないだろう。だから、息子に託してここに
記録を残しておく。
今から起こる出来事は全て真実だ。
敵兵ではなく、同盟国からの侵略が」
アキラ母「あなた、後ろ!」
アキラ父「それでも私は東北の彼らのために尽くす。
今までも、そしてこれからも――」
チャス「ここにいたか、捉えろ!」
リュウノスケ「東北発展のために、お前の研究をいただく!
そして、即司令の座にいひぇひぇ!」
――――――――――――――――――――――――――――
プツッ
映像はそこで途切れた。
内容はフクシマで起きた火災事故の一端。
人為的で身近の者達が引き起こした事件だったのだ。
アキラの采配で東北に隠された秘密が明らかとなる。
部屋に青ざめた顔をする司令が2人いるのも無理はない。
知られたくない過去をむざむざに見せつけられたからだ。
「ああ・・・ああああああああああああああ」
「こんな・・・形で・・・暴かれる・・・とは」
2人の司令がかつてそれぞれの隊長を務めていた時の事だった。
フクシマの事故は人為的に行われていて、それに乗じて
かつてのチャスとリュウノスケが技術者の研究を強奪していたのだ。
凍り付いた2人の間、クリーズ司令はもう1つの物資を指示する。
「そのワッペンを拝見させてもらおう」
「はい」
サーナが渡して手に取ったクリーズはワッペンの裏側を剥がす。
念入りに何かを確認し、事実を言いだした。
「これは間違いなく本物のフクシマCNの物だ」
チャス・リュウノスケ「!!??」
「本当ですか!?」
「8年前に使われていた繊維が我々のとは異なるからだ。
フェアリーフェザー、これはとても細い絹でできた技術が用いられてきた」
髪の毛の6分の1よりも細いそれは、かつてのフクシマCNで
生産されていた物だったのだ。
ボロボロになった今でも丁寧に織り込まれたデザインを保ち、表現していた。
「今はヤマガタCNで栽培している紅花の繊維ですが、
フクシマCNにそんな上質な技術があったんですね。
クリーズ司令、どうしてその情報を?」
「実は以前、私も関東兵らしき者からコンタクトを取っていた。
彼女はフクシマCNと名乗り、備品を東北一帯に設置。
その技術の異なる素材がヤマガタで用いられている。
チャス司令、あなたのCNで」
(ギ、ギクッ!?)
事もあろうか、フクシマの技術盗用で生計を立てていた。
連携関係をかいくぐったネズミの様な横領は元より、
1つの同盟国を手にかけた行為はCN法以上に大罪。
そして、先のVTRが動かぬ証拠となって関東の濡れ衣は解消。
サーナはここに代表して2人の身柄を拘束宣言した。
「チャス司令、リュウノスケ司令。
あなた方を反逆罪の容疑で連行します」
抵抗の態度も見せずに鉄道兵団に連れていかれた。
2人のうわ言だけが、場の空気を伝わらせていく。
「糸で・・・意図が知られてしまうとは。
夢・・・それは儚くももももももほほ」
「アドルフ司令が御存命なら・・・ももももみもみけし。
私は足元にも及ばなかっは」
バタン
倒れた2人をそのまま拘束せずに担架で運ぶ。
しかし、そこで問題は全て終わったわけじゃない。
同盟を結んでくれる、根拠はない。
だが、ここまで身を縮めて付近まで来ただけでも可能性をたくし、
手を伸ばして和解する道がある。そんな気がした。
圧力による支配で結ばれるはずがない。
「司令・・・」
「・・・・・・」
クリーズ司令は目を閉じて一考する。
1分くらい経った後、自分達に要望の答えをだした。
「今の私で共存共栄を決定するのは不可能だ。
不在のサラ司令の意向も聞かねばならない」
「そ、そんな・・・」
「だが、我々の兵を撤退させる事はできる・・・。
君たちの要望に応えるためにやれる事をしてみよう。
話はそれからだ」
「司令、感謝します!」
「わあい!」
自分はアオモリ司令に頭を下げる。
意外な展開があったものの、東北は関東に理解を明示してくれた。
まったく予想もつかない別の道順であったが、
成り行きは平穏無事な方向へと進み、沈着化。
少しでも駒を進められた手ごたえがあったのかもしれない。
レッドやトオルの姿が見えなくなってから7時間が経過する。
時刻も夜中を過ぎて朝方へ変わっていた。
圏外にまで移動しているのか、通信もつながらない。
ワタルの顔に焦りが見え始めた。
(まさか・・・)
「「こちらトチギAチーム、10人ロストした!
応援を求む!!」」
「隊長!」
イバラギ、トチギ兵の報告に押されるように指示を仰がれる。
相手の土地勘を利用した戦法が功を成して足止めされ、
関東兵は対応に戸惑っている。
いち早く次の段取りへ移さなければならない。
「落ち着け、おちつけおれ」
「え?」
「いや、なんでも。お前らもだ。前進を止めるよう伝えろ。
敵兵の動向をみて再配置する」
ライオットギアは平地で展開するのは無理だと悟った自分は
道路での展開を諦めて山岳部へと変更。
侵攻と防衛ラインの均衡を保ち、平行な銃撃戦で約200m間隔を
維持しながらディサルトを撃ちながら牽制すると指示。
どうしても朝方まで決着をつけなければ一斉に不利になるだろう。
そんな時、側近の1人がくしゃみをした。
「ヘックション!」
(温度が下がったか?)
ずいぶんと冷え込んでいく感じを覚えた。
それどころか、より冷たくなった気がする。
当然ながら関東よりも寒いのは当然で、防寒対策は完璧ではない。
東北の気候を味わいかけた時だ。
バリンッ
「なんだ・・・固まって動けない!?」
「凍ってるだと!?」
ライオットギアの足元が固まって動けなくなっている。
いや、氷漬けにされていた。
白い球状の何かが下部にめがけて飛んできていた。
「撃てぇ!」
仕掛けてきたのはホッカイドウ兵。
ヨハンの合図と同時に関東兵にめがけて低温の弾を発射。
「できるだけ、足元に撃ちます!
動きを止めるのが目的ですから、皆も前線に向けて!」
「ウラアアァァァ!」
ミロンの掛け声でBチームも続けて撃ち込む。
辺りは人の息よりも蒸気が立ち込めてゆく。
再び関東兵の目線に戻り、原因はすぐさま特定。
ホッカイドウ兵がこちらに攻撃していた。
相手の区域に入っていないはずが、ヤマガタやアオモリ兵に紛れる
援護として氷結弾で動きを封じ込めにやってきたのである。
イワテCN拠点 会議室
ウィーン
「連行してきました」
「通せ」
レッドとトオルが連行されてきた。
地上に降りてから2人は鉄道兵団に捕縛され、
東北に関する情報を通達する意向を伝えると面会を許可された。
通常なら、敵性が直に会うなど許されるはずがない。
司令官に関する事を聞くと理解して通され、拠点に足を運んだ。
3人の司令官が待ち構えている。
「我々はチバCNの者達です。
今回、こちらへやって来た理由は仲間の救助及び同盟の勧告です」
「何をとぼけた事を言ってる!?
ならば、武装して向かってくる理由などあるか!」
2人の強情な司令官は関心も理解もしなかった。
チャス司令とよばれる方の言い分に、トオルが反論した。
「僕達は心から侵略する気もないですし、
資源を強奪しに来たわけでもありません」
「それを証明する何かがあるのか? んん?」
やはり簡単には進まない。
当たり前で、言葉の意味はこんな状況で通用するはずがなかった。
ならば、物的証拠と言われた物がカギになるという、
アキラから受け取った例の物を分かりようある様に見せて
間近で“本人達”に理解してもらうしかないようだ。
「これを再生できる機材はありますか?」
「ディスク?」
自分はある映像を見せようとディスクを差し出した。
受け取ったクリーズはサーナに渡して、モニター画面で再生する。
そこに映っていたのは2人の技術者だった。
背景が炎に包まれる中、録画したものだ。
――――――――――――――――――――――――――――
アキラ父「これが誰かに発見されたときには私は存命している
保証はないだろう。だから、息子に託してここに
記録を残しておく。
今から起こる出来事は全て真実だ。
敵兵ではなく、同盟国からの侵略が」
アキラ母「あなた、後ろ!」
アキラ父「それでも私は東北の彼らのために尽くす。
今までも、そしてこれからも――」
チャス「ここにいたか、捉えろ!」
リュウノスケ「東北発展のために、お前の研究をいただく!
そして、即司令の座にいひぇひぇ!」
――――――――――――――――――――――――――――
プツッ
映像はそこで途切れた。
内容はフクシマで起きた火災事故の一端。
人為的で身近の者達が引き起こした事件だったのだ。
アキラの采配で東北に隠された秘密が明らかとなる。
部屋に青ざめた顔をする司令が2人いるのも無理はない。
知られたくない過去をむざむざに見せつけられたからだ。
「ああ・・・ああああああああああああああ」
「こんな・・・形で・・・暴かれる・・・とは」
2人の司令がかつてそれぞれの隊長を務めていた時の事だった。
フクシマの事故は人為的に行われていて、それに乗じて
かつてのチャスとリュウノスケが技術者の研究を強奪していたのだ。
凍り付いた2人の間、クリーズ司令はもう1つの物資を指示する。
「そのワッペンを拝見させてもらおう」
「はい」
サーナが渡して手に取ったクリーズはワッペンの裏側を剥がす。
念入りに何かを確認し、事実を言いだした。
「これは間違いなく本物のフクシマCNの物だ」
チャス・リュウノスケ「!!??」
「本当ですか!?」
「8年前に使われていた繊維が我々のとは異なるからだ。
フェアリーフェザー、これはとても細い絹でできた技術が用いられてきた」
髪の毛の6分の1よりも細いそれは、かつてのフクシマCNで
生産されていた物だったのだ。
ボロボロになった今でも丁寧に織り込まれたデザインを保ち、表現していた。
「今はヤマガタCNで栽培している紅花の繊維ですが、
フクシマCNにそんな上質な技術があったんですね。
クリーズ司令、どうしてその情報を?」
「実は以前、私も関東兵らしき者からコンタクトを取っていた。
彼女はフクシマCNと名乗り、備品を東北一帯に設置。
その技術の異なる素材がヤマガタで用いられている。
チャス司令、あなたのCNで」
(ギ、ギクッ!?)
事もあろうか、フクシマの技術盗用で生計を立てていた。
連携関係をかいくぐったネズミの様な横領は元より、
1つの同盟国を手にかけた行為はCN法以上に大罪。
そして、先のVTRが動かぬ証拠となって関東の濡れ衣は解消。
サーナはここに代表して2人の身柄を拘束宣言した。
「チャス司令、リュウノスケ司令。
あなた方を反逆罪の容疑で連行します」
抵抗の態度も見せずに鉄道兵団に連れていかれた。
2人のうわ言だけが、場の空気を伝わらせていく。
「糸で・・・意図が知られてしまうとは。
夢・・・それは儚くももももももほほ」
「アドルフ司令が御存命なら・・・ももももみもみけし。
私は足元にも及ばなかっは」
バタン
倒れた2人をそのまま拘束せずに担架で運ぶ。
しかし、そこで問題は全て終わったわけじゃない。
同盟を結んでくれる、根拠はない。
だが、ここまで身を縮めて付近まで来ただけでも可能性をたくし、
手を伸ばして和解する道がある。そんな気がした。
圧力による支配で結ばれるはずがない。
「司令・・・」
「・・・・・・」
クリーズ司令は目を閉じて一考する。
1分くらい経った後、自分達に要望の答えをだした。
「今の私で共存共栄を決定するのは不可能だ。
不在のサラ司令の意向も聞かねばならない」
「そ、そんな・・・」
「だが、我々の兵を撤退させる事はできる・・・。
君たちの要望に応えるためにやれる事をしてみよう。
話はそれからだ」
「司令、感謝します!」
「わあい!」
自分はアオモリ司令に頭を下げる。
意外な展開があったものの、東北は関東に理解を明示してくれた。
まったく予想もつかない別の道順であったが、
成り行きは平穏無事な方向へと進み、沈着化。
少しでも駒を進められた手ごたえがあったのかもしれない。
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