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1章 トウキョウ編
第7話 逃げ水
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トウキョウ湾
ヒデキ、トーマスチームはライオットギアに乗りながら
悠然と海岸沿い100m手前まで到着。
すでにカナガワ兵とサイタマ兵が集合して待機していた。
今日は道路が照りつけるくらい少し暑い。
道路の奥が水たまりに見える光を放っているほどだ。
そんな中、配下達はやる気を見せる素振りはなく、
先陣で守る盾役で虚ろな目をしている。
そんな事を気にせずにボク達は機体のケージを開けて、
予定通りに彼らに指示をだす。
「こんちわー、アンタ達はもう報告聞いてるでしょ?
海上阻止の前線迎撃って」
「・・・・・・」
「ねえ、聞いてる!?」
「はい、聞いてます・・・」
返事に元気がないが、いつもの事だ。
トウキョウを卑屈な目で見ているくらい分かっている。
どうせ、こんな若造にモノ言われるのが悔しいから。
準備を終えた主任が現場を仕切りだした。
「「それではミーティング通り、僕たちは彼らの分隊に別れて行動する。
海岸沿いに沿って多角的方面より散開!」」
「イエッサー!」
ウィィン ガシャン ガシャン
約1300人の機械と人兵は一斉に動き出す。
山崎エリア、縦浜エリア、縦須賀エリアの3カ所を防衛する作戦で、
ボクは縦浜を任された。お供のPDは常に横にいて、サポート+監視と
しっかり逃げられない装備となっているからオシクラ隷従。
みんなも同型で後は個人的にライオットギアパーツを変えてるだけ。
通信でセレーネに状況と気分を聞いてみる。
「セレー、山崎の方はどう?」
「「大丈夫よ、侵入予測地点も他より安全みたい。
ただここの人達、発動機の扱い方が分からない人ばかりだけど」」
「ムヒヒ、やっぱ田舎出身はダメだねぇ。
暴発させない程度に教えてあげなよ♪」
ゴクッゴクッ
冷えた炭酸水を飲みながら機体の中から見回している。
もちろんボク達トーマスチームは全員専用のライオットギアを
所持しているので、前方で直に戦うわけじゃない。
白兵戦はあくまでサイタマ、カナガワの兵士の役目で、
高性能の砲撃をタイミングよく見計らって撃たせるだけ。
部下達はトウキョウより配布されているPatriot109で
白兵戦を任せるから、細かな対処を取らせるつもりだ。
(敵艦隊の予測搭乗数よりこっちが多い。
A.D98年製に敵うかお手並み拝見しようか)
しばらくして中部兵の小型戦闘艦が近づいてきた。
間合い的に良さそうなタイミングでボクは射撃指示をだす。
「撃て~!」
ズドン ズドン
砲弾が敵兵まで向かっていく。
だが、弾が寸前まで落下して届かなかった。
「!?」
いや、違う。届かなかったのでなく、後ろに下がられたのだ。
奴らの戦闘艦は速度性能を上げたタイプだった。
弾道計算が狂っていたのではなく、相手の速度が異なっている。
相手はここに来る前まで最高速度で来ていなかった。
ボクは瞬時にそれを理解し、カナガワ兵に指示を変更した。
「はは~、そうかそうか。ならば3時の方向へ向かって迂回だ!」
「「了解」」
相手も不用意に近づかない、こちらの戦力を知っているから。
船を出した先方を囮にして我ら分隊は斜め移動して横槍する。
自分達の戦艦を少し送らせて出撃させた。
相手は人の姿を見せようとしない。
当然で、さらそうものなら即撃ち抜かれるから籠るしかない。
ここは109で牽制させて相手の行動を誘導させにかかる。
「進路変更、2時の方向へ展開、秒速3mで!」
「「了解」」
こちらがジリ貧になる事はない。
後は、寝ていても下が勝手に殲滅してくれるだろう。
カッコつけて勢いよく前進しようかと思ったそのとき、
ボクの操縦感覚に違和感が生じた。
(うぐっ、ちょっと重いな・・・)
今日は歩行速度が遅い感じがする。
それもそのはずだ、装備品をたくさん持ち込み過ぎた。
作戦時の規定量よりも多めにリソースを持ってきていたからだ。
ヒュン ヒュンッ
「うわっ!」
「ひいっ!」
敵が放った弾が横をかすめていく。
ボクだけは無事だが、部下達は常に死と隣り合わせだ。
いくらなんでも使い捨てで扱い過ぎれば不利な反動が返ってくる。
指揮力がないとみなされて罰則、ポジション降格されるから
すぐに作戦変更を指示した。
「慌てて突っ込んで行っちゃダメだ。
(楽したいから)ゆっくりと斜め移動しよう!」
「「はい」」
遠心を描く様な道のりで遠回りをする一同。
戦況は今のところ海上の塊を弾で追い回しているだけ。
ゆっくり移動するにも他に理由がある。
実は今回、まだ強力な兵器を持ってきていた。
制圧用で後からここに配置すると主任が言っていた物で
それそろ準備は終わるはずだが。
「GARの装填準備が完了しました、発射指示をお願いします」
「きたか、待ってたよ!」
GAR、トウキョウで製造した大型ロケットランチャーで、
ドラゴンフライをより大きく強化した型。
装弾数こそ少ないものの、威力は他を凌ぐ強さを持っている。
これを打ち込めば、大抵の船など一撃で沈む程だ。
が、装填に時間がかかるリスクもあって、連発が無理だけど。
(発射タイミングは・・・)
トウキョウ中級兵が、戦艦を出し始めて追いかけようとする。
間違っても仲間に撃ってはならない。
懲罰、始末書を書かされて速攻中層から降ろされるから。
計器でモーションフォーキャストを計算。
「ボクらは北東向きに3m/sの速度で移動している。
計測で敵兵は4m/sで南東に移動してて、
お互いの距離は200mだ。相対速度は40m/sの速度だから、
その倍数の距離のときに当てなきゃならない」
「「と、言いますと?」」
「400mまで距離開けたら発射しよう!
(反撃のリスク低減)それなら仲間に当たりにくいはず」
「「わ、分かりました」」
慎重にゴーグルからGARを構えさせてエイムさせる。
200mの倍数距離の好機を伺い続ける。
そして、その到達距離までやってきた。ボクは早めに指示する。
「発射!」
ズドン ドゴオン
「ゴゴガァオ!?」
敵兵に横槍を入れるように砲撃をくらわす。
凄まじい100mくらいの爆風を確認してからも、
外側へ向かう姿勢を保ちつつ移動して海戦を展開し続けた。
案の定、敵数は味方の助力で少しずつ減っていく。
相手は逃げ撃ちを繰り返すのみで、トウキョウの敷地内以上へ
侵入する気配はなかった。相手も成す術がなかっただろう。
次第にアイチ兵は撤退し、視界から消えていく。
「クリアだね。皆の者、よくやった!」
「「そうですね」」
他のチームも被害者を出しつつクリアできたようだ。
こんな風に、トウキョウCNの仕事率は上の立場になる程、
命を賭けるコストが下がっていく。肉体をさらけ出さずに動ける
頭脳の等価原理だけで回れば良いから楽だ。
トーマスチームの皆も無事で、それぞれ確認の連絡が入る。
「「こっちはクリアしたよ、そっちは大丈夫?」」
「楽勝だったよ、みんなはOK?」
「「34人怪我したけど、ロストは無し。
GARを先制して敵の軌道を変えたのが良かったよ」」
「「サイタマ兵が4人ロスト、怪我人は81人。
一瞬ヒヤッとしたけど、トウキョウサイドは無事」」
「「こっちはロスト0人、怪我0人。奇跡よ!
あたしの指示が神がかってた、褒めてホメテエエェ!」」
ほとんど描写がなかったけど、それぞれの戦況を乗り越えている。
これだけの数がいるんだ、簡単に負けるわけがない。
トウキョウ(+サイタマ+カナガワ)の人海戦術に太刀打ちできる
CNなどあるはずがない。
(さっきの移動はヤバかったな~)
しかし、先のリソース持ち込み過ぎでヘマやらかしそうになったが、
幸いな事に誰にもバレてなかった。
PD監視でもリソース過剰分配でこれといった文句はこない。
自分的にはこれも1つの解決すべき問題だろう。
そう思いながら、ボク達は現場を後にした。
ヒデキ、トーマスチームはライオットギアに乗りながら
悠然と海岸沿い100m手前まで到着。
すでにカナガワ兵とサイタマ兵が集合して待機していた。
今日は道路が照りつけるくらい少し暑い。
道路の奥が水たまりに見える光を放っているほどだ。
そんな中、配下達はやる気を見せる素振りはなく、
先陣で守る盾役で虚ろな目をしている。
そんな事を気にせずにボク達は機体のケージを開けて、
予定通りに彼らに指示をだす。
「こんちわー、アンタ達はもう報告聞いてるでしょ?
海上阻止の前線迎撃って」
「・・・・・・」
「ねえ、聞いてる!?」
「はい、聞いてます・・・」
返事に元気がないが、いつもの事だ。
トウキョウを卑屈な目で見ているくらい分かっている。
どうせ、こんな若造にモノ言われるのが悔しいから。
準備を終えた主任が現場を仕切りだした。
「「それではミーティング通り、僕たちは彼らの分隊に別れて行動する。
海岸沿いに沿って多角的方面より散開!」」
「イエッサー!」
ウィィン ガシャン ガシャン
約1300人の機械と人兵は一斉に動き出す。
山崎エリア、縦浜エリア、縦須賀エリアの3カ所を防衛する作戦で、
ボクは縦浜を任された。お供のPDは常に横にいて、サポート+監視と
しっかり逃げられない装備となっているからオシクラ隷従。
みんなも同型で後は個人的にライオットギアパーツを変えてるだけ。
通信でセレーネに状況と気分を聞いてみる。
「セレー、山崎の方はどう?」
「「大丈夫よ、侵入予測地点も他より安全みたい。
ただここの人達、発動機の扱い方が分からない人ばかりだけど」」
「ムヒヒ、やっぱ田舎出身はダメだねぇ。
暴発させない程度に教えてあげなよ♪」
ゴクッゴクッ
冷えた炭酸水を飲みながら機体の中から見回している。
もちろんボク達トーマスチームは全員専用のライオットギアを
所持しているので、前方で直に戦うわけじゃない。
白兵戦はあくまでサイタマ、カナガワの兵士の役目で、
高性能の砲撃をタイミングよく見計らって撃たせるだけ。
部下達はトウキョウより配布されているPatriot109で
白兵戦を任せるから、細かな対処を取らせるつもりだ。
(敵艦隊の予測搭乗数よりこっちが多い。
A.D98年製に敵うかお手並み拝見しようか)
しばらくして中部兵の小型戦闘艦が近づいてきた。
間合い的に良さそうなタイミングでボクは射撃指示をだす。
「撃て~!」
ズドン ズドン
砲弾が敵兵まで向かっていく。
だが、弾が寸前まで落下して届かなかった。
「!?」
いや、違う。届かなかったのでなく、後ろに下がられたのだ。
奴らの戦闘艦は速度性能を上げたタイプだった。
弾道計算が狂っていたのではなく、相手の速度が異なっている。
相手はここに来る前まで最高速度で来ていなかった。
ボクは瞬時にそれを理解し、カナガワ兵に指示を変更した。
「はは~、そうかそうか。ならば3時の方向へ向かって迂回だ!」
「「了解」」
相手も不用意に近づかない、こちらの戦力を知っているから。
船を出した先方を囮にして我ら分隊は斜め移動して横槍する。
自分達の戦艦を少し送らせて出撃させた。
相手は人の姿を見せようとしない。
当然で、さらそうものなら即撃ち抜かれるから籠るしかない。
ここは109で牽制させて相手の行動を誘導させにかかる。
「進路変更、2時の方向へ展開、秒速3mで!」
「「了解」」
こちらがジリ貧になる事はない。
後は、寝ていても下が勝手に殲滅してくれるだろう。
カッコつけて勢いよく前進しようかと思ったそのとき、
ボクの操縦感覚に違和感が生じた。
(うぐっ、ちょっと重いな・・・)
今日は歩行速度が遅い感じがする。
それもそのはずだ、装備品をたくさん持ち込み過ぎた。
作戦時の規定量よりも多めにリソースを持ってきていたからだ。
ヒュン ヒュンッ
「うわっ!」
「ひいっ!」
敵が放った弾が横をかすめていく。
ボクだけは無事だが、部下達は常に死と隣り合わせだ。
いくらなんでも使い捨てで扱い過ぎれば不利な反動が返ってくる。
指揮力がないとみなされて罰則、ポジション降格されるから
すぐに作戦変更を指示した。
「慌てて突っ込んで行っちゃダメだ。
(楽したいから)ゆっくりと斜め移動しよう!」
「「はい」」
遠心を描く様な道のりで遠回りをする一同。
戦況は今のところ海上の塊を弾で追い回しているだけ。
ゆっくり移動するにも他に理由がある。
実は今回、まだ強力な兵器を持ってきていた。
制圧用で後からここに配置すると主任が言っていた物で
それそろ準備は終わるはずだが。
「GARの装填準備が完了しました、発射指示をお願いします」
「きたか、待ってたよ!」
GAR、トウキョウで製造した大型ロケットランチャーで、
ドラゴンフライをより大きく強化した型。
装弾数こそ少ないものの、威力は他を凌ぐ強さを持っている。
これを打ち込めば、大抵の船など一撃で沈む程だ。
が、装填に時間がかかるリスクもあって、連発が無理だけど。
(発射タイミングは・・・)
トウキョウ中級兵が、戦艦を出し始めて追いかけようとする。
間違っても仲間に撃ってはならない。
懲罰、始末書を書かされて速攻中層から降ろされるから。
計器でモーションフォーキャストを計算。
「ボクらは北東向きに3m/sの速度で移動している。
計測で敵兵は4m/sで南東に移動してて、
お互いの距離は200mだ。相対速度は40m/sの速度だから、
その倍数の距離のときに当てなきゃならない」
「「と、言いますと?」」
「400mまで距離開けたら発射しよう!
(反撃のリスク低減)それなら仲間に当たりにくいはず」
「「わ、分かりました」」
慎重にゴーグルからGARを構えさせてエイムさせる。
200mの倍数距離の好機を伺い続ける。
そして、その到達距離までやってきた。ボクは早めに指示する。
「発射!」
ズドン ドゴオン
「ゴゴガァオ!?」
敵兵に横槍を入れるように砲撃をくらわす。
凄まじい100mくらいの爆風を確認してからも、
外側へ向かう姿勢を保ちつつ移動して海戦を展開し続けた。
案の定、敵数は味方の助力で少しずつ減っていく。
相手は逃げ撃ちを繰り返すのみで、トウキョウの敷地内以上へ
侵入する気配はなかった。相手も成す術がなかっただろう。
次第にアイチ兵は撤退し、視界から消えていく。
「クリアだね。皆の者、よくやった!」
「「そうですね」」
他のチームも被害者を出しつつクリアできたようだ。
こんな風に、トウキョウCNの仕事率は上の立場になる程、
命を賭けるコストが下がっていく。肉体をさらけ出さずに動ける
頭脳の等価原理だけで回れば良いから楽だ。
トーマスチームの皆も無事で、それぞれ確認の連絡が入る。
「「こっちはクリアしたよ、そっちは大丈夫?」」
「楽勝だったよ、みんなはOK?」
「「34人怪我したけど、ロストは無し。
GARを先制して敵の軌道を変えたのが良かったよ」」
「「サイタマ兵が4人ロスト、怪我人は81人。
一瞬ヒヤッとしたけど、トウキョウサイドは無事」」
「「こっちはロスト0人、怪我0人。奇跡よ!
あたしの指示が神がかってた、褒めてホメテエエェ!」」
ほとんど描写がなかったけど、それぞれの戦況を乗り越えている。
これだけの数がいるんだ、簡単に負けるわけがない。
トウキョウ(+サイタマ+カナガワ)の人海戦術に太刀打ちできる
CNなどあるはずがない。
(さっきの移動はヤバかったな~)
しかし、先のリソース持ち込み過ぎでヘマやらかしそうになったが、
幸いな事に誰にもバレてなかった。
PD監視でもリソース過剰分配でこれといった文句はこない。
自分的にはこれも1つの解決すべき問題だろう。
そう思いながら、ボク達は現場を後にした。
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