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1章 関東編
番外編第1話 チバ、イバラギ巡り1
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時はグンマ遠征前。
CNの結合によって貿易の繋がりがうねり始めて生じた。
チバとイバラギが同盟した直後にあったちょっとした社会話である。
チバCN拠点 レッド自室
レッドは自室で目を覚まして背伸びしていた。
イバラギと手を組んでから等し方、あれから色々と労働が続いて
CNどうしの貿易も整え始めている。
でも、今日は休みでこれといってやる事もない。
ランニングでも行こうかと思ったら、部屋のドア外から声がかかる。
コンコン
「レッドさん、もう起きてます?」
「トオルか、どうした?」
トオルが来た。
もう起きるタイミングが理解されているみたいな感じで来たのは
慣れている証拠。自分もここの住人として認められ、また扱われて
彼らの生活の一部に成っていたのは幸い。
何があったのか聞くと、どこかへ出かけると言う。
「今日は休暇でしたよね?
僕達は周囲を巡回訪問しに行くんですけど、一緒に行きませんか?
ラボリが続いて行く機会がなかったから今日行こうかと」
「なるほど、なら俺も行こう! ・・・ん、僕達?」
「今日は兄さんも一緒なんです。
チバで観たいものがあるみたいでついでに来ました」
「ワタルも?」
ワタルも一緒のようだ。
正確にはトオルとワタルの2人。
同盟したばかりなのに、ずいぶんとすんなりチバにやってきて
ここを訪ねてきた。
「うーっす、また会ったな勇者殿」
「ゆ、ゆうしゃって・・・」
飄々とした態度は相変わらずだ。
記憶もないのに勇者とは何だか。
イバラギであんな戦闘があったばかりなのに、まったく敵意もなさそうに
アッサリと来るなんてやっぱり性格がつかみにくい。
兄弟だから当然といえばそうだが、一応これでもイバラギの重役で
こんな所にいても良いのかと聞く。
しかし、ワタルはそうでもないと言う。
「俺も今日は休暇だから、こうして来れただけだぞ。
それにこっちより人が多いんだ、他にいくらでも手数がある」
「まあ、そうだな。ただ、イバラギの頭脳らしいから思っただけで」
「俺がイバラギ代表みたいな扱いだけど、別にどうとも思っちゃいないわ。
元からムダなモーション取らんし。
ただ、思いついた事を実行して評価されて今に至るまでだ」
「イバラギはチバよりも数が多いのは知っていたけど、
同盟システムがどうなってるのか理由もサッパリだ。
なんというか・・・緊張感があまりにも解くのが早いと思ったから」
「落っこちたハチの巣をまた接着剤でくっつけるのと同じだろ。
お前とやり合った時につい言っちまってたけど、
俺らの親はチバにやられた。でも、そんな事をお前に言っても無意味だし
俺らもお前らチバ者をやっちまっている」
「・・・ああ」
「なんだろな、言葉じゃ御相子で終わるが、
心のどこかで許しちまったモンがでてきたのよ。
チバ侵攻っつっても、手加減してたぜ?
火力を抑えめにしてたのもトオルの安否を気遣っててな」
「・・・そうか」
「聞いたんだが、チバに流れ着いたんだってな。
ある意味、お前のおかげでチバの評価が180度変わったのかもな。
ドンパチの成れの果てはただの炭と砂になるだけだしよ」
つまり、元の鞘に収まるのは予定調和。
お互いに懐事情を観ながらやっていたと言いたげだ。
そして、さらに前の時代はもっと苛烈だったのだろう。
高齢兵が少ないのもよく理解できた。
ワタルとしてはいわゆる目新しいものが好きで、自分勝手に立ち回るらしい。
「ま、戦争っつーか、ケンカしてるみてーな感じな気もするが、
話が長くなる、とにかく行こうぜ」
「ああ」
こんな所で因縁を言い合ってもどうにもならず。
チバとイバラギの融合でこれからどう変わってゆくのか、
共存への第一歩を今回渡る、通る行動を起こしにいこうとした。
チバCN 百里エリア
チバCNの東エリアに着いた。
海沿いのこの辺りはとても平坦で山もほとんどなく、空がとても開けた場所。
で、ラボリ都合もなしでなぜここに来たのかというと、
前にトオルが来たいと言っていたエリアだから見学しにきたわけだ。
前からチバにいたのに、あまりここに来る機会がなかったらしく、
行動力の不足分を自分達を当てにして来たかったらしい。
自分は辺りを見回してみると、確かに海が見える普通の景色だけど、
とにかく長い。なんというか、砂浜が異様に長く観えた。
「「どこまでも砂浜が続いている・・・」」
「やっぱりそう思いますよね。
ここが百里エリアの特徴な要素なんです!」
「そ、そうか。ここにトオルが言っていた特殊なモノが?」
「みたいです! 駐屯地の工房があって予約はもう取ってあります。
僕らが来る事は知っているので大丈夫かと」
何があるのかまではトオルでも知らず、今まで観に行かなかったようだ。
なんだか、自分も釣られてワクワクしそうになる。
入口まで行くと、関係者らしきおじさんがいた。
「こんにちは、第3部隊のトオルですけど」
「君達だね、アポイントしたのは。では私が案内しよう」
そんな長い浜に沿った百里駐屯地に案内された。
主にここは海岸沿いの警備として設置されていて、
チバの右、東を守る要所の一角である。
確かに長いといえば長いけど、他はそれといって特別には見えず。
そんなに特殊といえるような物があるのか。
しばらく設備外周を回りつつ、ちょっとした説明を聞きながら歩く。
「砂浜の原理に適した機能?」
「うむ、我々は近年から海岸沿いの防衛を変えていこうと計画していた。
チバは元からタンクもライオットギアも少ない。
だから、せめて地形に適した兵装を施そうと思ってな」
おじさんは百里の特徴の一部を語る。
海陸風、陸海風の原理を利用した兵器を製造しているようで、
ライオットギア系列として新しく規格していると言う。
以前から材料を集めて近年より規格を企画し始めたらしい。
エンジン部のエネルギー消費は簡単に無くならないものの、
もっと人に対して別のリソースに割り当てようという。
兵力や防御力とか実際に役立つのか。
もちろん、まったくイメージの湧きようがない内容だが、
海沿いで効率良く快適な兵装にするのだろう。
「ビークルのエンジンを別枠で利用したいわけですか?」
「そうなんだ、ただの装甲車では錆びも早く
砂地での機動力も有効活用したい」
「つまり、動力分電盤を別の形に変えて風の力を借りて動くっていう
仕組みなのか・・・確かに分かりづらい」
「僕でも想像しにくいからこそ興味が湧いて仕方ないんです!
どんな性能なのかとっても興味があります!」
「今までこっち方面を攻めても見かけなかったわけだわ。
俺、イバラギ者だけど覗いて良いかね?」
設備をよく見るとビニールシーツで覆われた部屋もある。
どんな兵装なのか、見せてほしいと頼んでみるが。
「あーダメダメ、まだ司令官の完成承認が通ってないんだ。
漏えい防止で極秘事項だから見せられないよ!」
「そんなぁ・・・」
おじさんは腰を低くして両腕を広げて通せんぼ。
トオルがガッカリする。
見学できるのはあくまで外周の所のみで、工房まではダメみたいだ。
同じCNといっても、どこも自由に入れるわけではない。
アレン司令の許可が下りるまで公開はまだ無理。
とりあえず、見せられない特殊な物があるのは確かなようだ。
砂浜に適した新型のライオットギアが地元で生きる住民の創意工夫で
いずれ目にする時がやってくるだろうか。
少し残念な気持ちで次のエリアへ向かってゆく。
CNの結合によって貿易の繋がりがうねり始めて生じた。
チバとイバラギが同盟した直後にあったちょっとした社会話である。
チバCN拠点 レッド自室
レッドは自室で目を覚まして背伸びしていた。
イバラギと手を組んでから等し方、あれから色々と労働が続いて
CNどうしの貿易も整え始めている。
でも、今日は休みでこれといってやる事もない。
ランニングでも行こうかと思ったら、部屋のドア外から声がかかる。
コンコン
「レッドさん、もう起きてます?」
「トオルか、どうした?」
トオルが来た。
もう起きるタイミングが理解されているみたいな感じで来たのは
慣れている証拠。自分もここの住人として認められ、また扱われて
彼らの生活の一部に成っていたのは幸い。
何があったのか聞くと、どこかへ出かけると言う。
「今日は休暇でしたよね?
僕達は周囲を巡回訪問しに行くんですけど、一緒に行きませんか?
ラボリが続いて行く機会がなかったから今日行こうかと」
「なるほど、なら俺も行こう! ・・・ん、僕達?」
「今日は兄さんも一緒なんです。
チバで観たいものがあるみたいでついでに来ました」
「ワタルも?」
ワタルも一緒のようだ。
正確にはトオルとワタルの2人。
同盟したばかりなのに、ずいぶんとすんなりチバにやってきて
ここを訪ねてきた。
「うーっす、また会ったな勇者殿」
「ゆ、ゆうしゃって・・・」
飄々とした態度は相変わらずだ。
記憶もないのに勇者とは何だか。
イバラギであんな戦闘があったばかりなのに、まったく敵意もなさそうに
アッサリと来るなんてやっぱり性格がつかみにくい。
兄弟だから当然といえばそうだが、一応これでもイバラギの重役で
こんな所にいても良いのかと聞く。
しかし、ワタルはそうでもないと言う。
「俺も今日は休暇だから、こうして来れただけだぞ。
それにこっちより人が多いんだ、他にいくらでも手数がある」
「まあ、そうだな。ただ、イバラギの頭脳らしいから思っただけで」
「俺がイバラギ代表みたいな扱いだけど、別にどうとも思っちゃいないわ。
元からムダなモーション取らんし。
ただ、思いついた事を実行して評価されて今に至るまでだ」
「イバラギはチバよりも数が多いのは知っていたけど、
同盟システムがどうなってるのか理由もサッパリだ。
なんというか・・・緊張感があまりにも解くのが早いと思ったから」
「落っこちたハチの巣をまた接着剤でくっつけるのと同じだろ。
お前とやり合った時につい言っちまってたけど、
俺らの親はチバにやられた。でも、そんな事をお前に言っても無意味だし
俺らもお前らチバ者をやっちまっている」
「・・・ああ」
「なんだろな、言葉じゃ御相子で終わるが、
心のどこかで許しちまったモンがでてきたのよ。
チバ侵攻っつっても、手加減してたぜ?
火力を抑えめにしてたのもトオルの安否を気遣っててな」
「・・・そうか」
「聞いたんだが、チバに流れ着いたんだってな。
ある意味、お前のおかげでチバの評価が180度変わったのかもな。
ドンパチの成れの果てはただの炭と砂になるだけだしよ」
つまり、元の鞘に収まるのは予定調和。
お互いに懐事情を観ながらやっていたと言いたげだ。
そして、さらに前の時代はもっと苛烈だったのだろう。
高齢兵が少ないのもよく理解できた。
ワタルとしてはいわゆる目新しいものが好きで、自分勝手に立ち回るらしい。
「ま、戦争っつーか、ケンカしてるみてーな感じな気もするが、
話が長くなる、とにかく行こうぜ」
「ああ」
こんな所で因縁を言い合ってもどうにもならず。
チバとイバラギの融合でこれからどう変わってゆくのか、
共存への第一歩を今回渡る、通る行動を起こしにいこうとした。
チバCN 百里エリア
チバCNの東エリアに着いた。
海沿いのこの辺りはとても平坦で山もほとんどなく、空がとても開けた場所。
で、ラボリ都合もなしでなぜここに来たのかというと、
前にトオルが来たいと言っていたエリアだから見学しにきたわけだ。
前からチバにいたのに、あまりここに来る機会がなかったらしく、
行動力の不足分を自分達を当てにして来たかったらしい。
自分は辺りを見回してみると、確かに海が見える普通の景色だけど、
とにかく長い。なんというか、砂浜が異様に長く観えた。
「「どこまでも砂浜が続いている・・・」」
「やっぱりそう思いますよね。
ここが百里エリアの特徴な要素なんです!」
「そ、そうか。ここにトオルが言っていた特殊なモノが?」
「みたいです! 駐屯地の工房があって予約はもう取ってあります。
僕らが来る事は知っているので大丈夫かと」
何があるのかまではトオルでも知らず、今まで観に行かなかったようだ。
なんだか、自分も釣られてワクワクしそうになる。
入口まで行くと、関係者らしきおじさんがいた。
「こんにちは、第3部隊のトオルですけど」
「君達だね、アポイントしたのは。では私が案内しよう」
そんな長い浜に沿った百里駐屯地に案内された。
主にここは海岸沿いの警備として設置されていて、
チバの右、東を守る要所の一角である。
確かに長いといえば長いけど、他はそれといって特別には見えず。
そんなに特殊といえるような物があるのか。
しばらく設備外周を回りつつ、ちょっとした説明を聞きながら歩く。
「砂浜の原理に適した機能?」
「うむ、我々は近年から海岸沿いの防衛を変えていこうと計画していた。
チバは元からタンクもライオットギアも少ない。
だから、せめて地形に適した兵装を施そうと思ってな」
おじさんは百里の特徴の一部を語る。
海陸風、陸海風の原理を利用した兵器を製造しているようで、
ライオットギア系列として新しく規格していると言う。
以前から材料を集めて近年より規格を企画し始めたらしい。
エンジン部のエネルギー消費は簡単に無くならないものの、
もっと人に対して別のリソースに割り当てようという。
兵力や防御力とか実際に役立つのか。
もちろん、まったくイメージの湧きようがない内容だが、
海沿いで効率良く快適な兵装にするのだろう。
「ビークルのエンジンを別枠で利用したいわけですか?」
「そうなんだ、ただの装甲車では錆びも早く
砂地での機動力も有効活用したい」
「つまり、動力分電盤を別の形に変えて風の力を借りて動くっていう
仕組みなのか・・・確かに分かりづらい」
「僕でも想像しにくいからこそ興味が湧いて仕方ないんです!
どんな性能なのかとっても興味があります!」
「今までこっち方面を攻めても見かけなかったわけだわ。
俺、イバラギ者だけど覗いて良いかね?」
設備をよく見るとビニールシーツで覆われた部屋もある。
どんな兵装なのか、見せてほしいと頼んでみるが。
「あーダメダメ、まだ司令官の完成承認が通ってないんだ。
漏えい防止で極秘事項だから見せられないよ!」
「そんなぁ・・・」
おじさんは腰を低くして両腕を広げて通せんぼ。
トオルがガッカリする。
見学できるのはあくまで外周の所のみで、工房まではダメみたいだ。
同じCNといっても、どこも自由に入れるわけではない。
アレン司令の許可が下りるまで公開はまだ無理。
とりあえず、見せられない特殊な物があるのは確かなようだ。
砂浜に適した新型のライオットギアが地元で生きる住民の創意工夫で
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