18 / 280
1章 東北編
第3話 新たな仲間
しおりを挟む
アキタCNアキタエリア 駐屯地
「へーこいつが新入りなのか?」
「そうよアキラ、ロックっていうんだって」
「ロックだ、よろしく頼む・・・」
案内された所はアキタCNの駐屯基地だった。
部隊長でアキラ、副隊長を名乗るカレンに迎えられた俺は
しばらくここで世話される事になる。
話によると、アキタ兵は50部隊しかないらしい。
特に、ここは身寄りのない者を引き取る部隊だという。
東北エリートの集まりである鉄道兵団とは違う。
“葉を隠すなら森の中”、ここなら早々目をつけられにくいはずだ。
飯にも困らない、飯炊き係してたから衛生兵くらいなら務まるだろう。
なにかあったら隙をみてトンズラすればいい。
ここの地域の特徴通りに目立たずやっていくと俺は決めた。
「母ちゃん司令はこのこと知ってんのか、カレン?」
「向こうに連絡するって言ってたから知ってるはずよ。
あの子がイキナリ新人君を連れてくるんだもん。
ビックリしちゃったわ、あんたはどこの出身なの?」
「フクシマだ、昔はそこにいた」
「あ、あそこか・・・」
「どうした?」
「今はもう誰もいない所じゃない、聞いて悪かったわね」
「別にいい、気にするな」
かつて居た故郷を答えてさり気なく場を鎮め治す。
フクシマCNは8年前に壊滅していた。
大事故が発生し、さらに敵性CNによる便乗侵攻で
もう、ほとんど人は残っていない。
兵も市民も散り散りに余儀なくされたのは俺だけじゃなかった。
「聞いた話じゃ、あれから浪人も増えたからな。
壊滅したCNはたいてい支配下におかれた場所と併合するが、
それを嫌って放浪者化する奴らもいる。
お前もラッキーだったな」
「普通でも、拠点で申請すればCNに加入できるはずなんだって。
でも、司令官の都合で追い出すとこもあるらしくて、
受け入れてくれるのは今のとこアキタとアオモリだけ。
あんたも大変だったのね」
「他と統合して、ここもだいぶんまともにゃなってきたんじゃねーか。
お、来た来たコッチだ!」
さらに3人、ここへやって来た。
「わがトモキです、アオモリCNです、よろしくお願いしますさ」
「ミヤギCNのデイビッドだ、デイヴと呼んでくれ。
かだっぱりな外見だが、よろしくな」
「ヤマガタCNのマイでさ、紹介もっけだの」
方言交じりにメンバー達が挨拶した。
アキラがやれやれという顔で忠告する。
「ここじゃ標準語で話すルールだろ?
訛りだらけでイミフになっちまうぜ。
通達に支障がでるぞー」
「あら、こりゃも・・・すいませんね、エヘヘ」
メンバーは改めるような態度で言い直した。
他CNの者も当たり前のようにいるのが妙だが、
どうやら俺はこのチームの一端に入るらしい。
ラボリの意味くらい、軍事活動の一部なのは知っている。
典型的な資源回収や戦闘任務をするらしいが、
これから何をやるのか聞いてみた。
「俺はここアキタCNの第2分隊長だ、よろしくな!
主なラボリは各方面の防衛、偵察、資源の回収だ」
「あたしも同じくアキタCNで副隊長を務めてるわ。
今日はホッカイドウCNからの防衛任務よ!」
この世界にはまだ最北端の位置にホッカイドウCNがある。
昔から独立を貫き続けており、未だに同盟に加わる気がないようで
孤島ながらの勢力と戦わなければならないと言う。
「お前の装備品だ、受け取れ!」
装備品一式を手渡された。
しかし、自分の扱いやすい武器は入っていなかった。
他にも種類はないかと俺はメンバーに聞いてみる。
「ナックル系の武器はないか?」
「ナ、ナックル系!?」
腕に金属をはめて接近戦にもち込める武器が欲しかった。
こんな俺でも最低限な武器である拳には自信があったが、
後はせいぜい遠距離で使う銃くらいしか“覚え”がない。
「この東北CNには拳武器はないんだ」
「おいおい、あのCN相手で接近戦に挑む気か?
特に遠距離特化してるといわれるホッカイドウとか、
そんな武器は無効かつ無謀だぜ?」
知っていた事だが、ホッカイドウCNといえばスナイパーの精鋭が
集う所で有名だ。雪が降り積もる山岳地帯の白い悪魔の異名を
もっているだけあり、アキラの言う通りで近接の兵装はとても
勧められるものではない。兵装については北上の事情に限らず、
デイビッドが東北の兵器事情が近年になって変わった事を説明した。
「同盟から軍事内容が色々変更されたんだ。
独自部隊を無くした並立徴兵制、鉄道の広域開通、
兵器はオールーチも廃止された」
「あの火をぶっ放すやつか、エグすぎるな」
「ガントレットにしろ、独自的な武器は一部の
エリアしか取り扱ってくれないのが現状だ。
そこでだ、イワテCNに良い鍛冶職人がいる。
あの人なら造ってもらえるかもしれんな」
ナックル武器を造れる職人がいるらしい。
そいつなら自分の持ち味を活かせられるに違いない。
しかし、デイビッドは難しそうに話す。
「タダで造ってもらえるわけにはいかないだろう。
当然、素材も要るしな」
「防衛ついでに素材回収も追加要請しとくか。
俺ら木っ端部隊もやんなきゃいけないしな」
「ロック、あんたはまず後衛に務めなさい。
色々教えてあげるから」
「分かった、よろしく頼む」
こうして部隊編成が終わり、第2部隊で身を置く。
その後、皆で色々と相談して他の細かな作戦を立てていき、
入りたてに間もなくなりすまし仕事開始の時間がやってくる。
俺達はアオモリCNへと移動を開始した。
アオモリCN津重エリア 沿岸部
アオモリの津重エリアに来た。
すぐ北にホッカイドウCNがあるが、海に隔てられていて
侵入されやすい経路として目を光らせている。
温度もますます低くなって、肌寒さが身に染みてくる。
「ここさ、僕らの拠点から海まで遠くないさ」
「私達の今日の役目は海沿いから見回り、
アオモリの人と合同で海岸沿いを巡回してくわよ」
「ここからホッカイドウまでは全部海なのか」
「アオモリとホッカイドウをつなぐ赤函トンネルがあったらしいが、
何があったか封鎖されてるんだよな」
昔は通じた海底トンネルがあったらしいが、今は通れないと言う。
掘っておきながら封鎖するなど無駄な労働するなと思うが、
エリアがてら少しだけ気になっていた。
2つのものを1つにする。
かつては北と同盟したことでもあったのか。
そう思った矢先だった。トモキが何か見つけて声を上げた。
「海岸3km先に敵影を確認!」
「軽巡洋艦1隻発見、まだこちらに気づいていない」
「全員配置に付け!」
アキラの指示でメンバー達は海岸の岩場や木々にカバーし、
遠距離武器を装備してホッカイドウ兵の攻撃を対処すべく身構える。
一方でトモキが太い身体に抱えた箱型のモノを取り出した。
「なんだ、それは?」
「最近支給された遠距離武器さ。
R-BOXと言って、敵を複数ロックオンする誘導ミサイルさ」
「トモキは工作兵で超絶なシステム追求者でもあるしな。
東北のあらゆる銃器に精通する」
「底部に銑鉄を流し込んで箱型に加工しやすく、
さらに磁性酸化被膜を付けて錆びにくく造ってるのさ。ブフフ」
ブシュッ ブシュッ
敵艦がこちらに気づいたようで、弾が飛んできた。
甲板にスナイパー兵が2人いるようだ。
噂通りに精度が鋭く、頭付近に撃ち抜いてくる。
「絶対に頭を出しちゃダメよ!」
「じゃあ、どうすんだ!?」
「トモキ!」
トモキは死角となる岩場に隠れていた。
しかし、R-BOXを抱えたまま小型のモニターを見続けている。
相手も見えないはず場所からブツブツ言いながら調整していた。
ピピピピピ
「発射、ハフーッハフーッ」
バシュッ バシュッ バシュッ
ズドオン ズドオン ズドオン
ロケット弾がオレンジ色の火花を上げて4~5発飛び出し、
敵艦に向かって自動追尾する軌道を描いて直撃した。
「敵沈黙、やったようだ」
「イワテCN産地の兵器か・・・こりゃすげーな」
「今日のVIPはトモキだな!」
「この兵器だおかげださ、ブシュシュッ」
ラボリ初陣の勝利に一団は喜々してよろんでいた。
結局、やってる事は盗賊の時とあまり変わらないが、
生き残るための成り行きで錯誤の道ながらで荒野を歩く様に
こうして新たな住処で生活が始まろうとしていた。
辺りはすでに夕日が沈みかけようとしている。
より寒くなる前に一行は帰還した。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
方言、それは地域に根付く習慣の1つです。
ときに、人によっては抜けきれない存在でもありますね、フフフ・・・。
「へーこいつが新入りなのか?」
「そうよアキラ、ロックっていうんだって」
「ロックだ、よろしく頼む・・・」
案内された所はアキタCNの駐屯基地だった。
部隊長でアキラ、副隊長を名乗るカレンに迎えられた俺は
しばらくここで世話される事になる。
話によると、アキタ兵は50部隊しかないらしい。
特に、ここは身寄りのない者を引き取る部隊だという。
東北エリートの集まりである鉄道兵団とは違う。
“葉を隠すなら森の中”、ここなら早々目をつけられにくいはずだ。
飯にも困らない、飯炊き係してたから衛生兵くらいなら務まるだろう。
なにかあったら隙をみてトンズラすればいい。
ここの地域の特徴通りに目立たずやっていくと俺は決めた。
「母ちゃん司令はこのこと知ってんのか、カレン?」
「向こうに連絡するって言ってたから知ってるはずよ。
あの子がイキナリ新人君を連れてくるんだもん。
ビックリしちゃったわ、あんたはどこの出身なの?」
「フクシマだ、昔はそこにいた」
「あ、あそこか・・・」
「どうした?」
「今はもう誰もいない所じゃない、聞いて悪かったわね」
「別にいい、気にするな」
かつて居た故郷を答えてさり気なく場を鎮め治す。
フクシマCNは8年前に壊滅していた。
大事故が発生し、さらに敵性CNによる便乗侵攻で
もう、ほとんど人は残っていない。
兵も市民も散り散りに余儀なくされたのは俺だけじゃなかった。
「聞いた話じゃ、あれから浪人も増えたからな。
壊滅したCNはたいてい支配下におかれた場所と併合するが、
それを嫌って放浪者化する奴らもいる。
お前もラッキーだったな」
「普通でも、拠点で申請すればCNに加入できるはずなんだって。
でも、司令官の都合で追い出すとこもあるらしくて、
受け入れてくれるのは今のとこアキタとアオモリだけ。
あんたも大変だったのね」
「他と統合して、ここもだいぶんまともにゃなってきたんじゃねーか。
お、来た来たコッチだ!」
さらに3人、ここへやって来た。
「わがトモキです、アオモリCNです、よろしくお願いしますさ」
「ミヤギCNのデイビッドだ、デイヴと呼んでくれ。
かだっぱりな外見だが、よろしくな」
「ヤマガタCNのマイでさ、紹介もっけだの」
方言交じりにメンバー達が挨拶した。
アキラがやれやれという顔で忠告する。
「ここじゃ標準語で話すルールだろ?
訛りだらけでイミフになっちまうぜ。
通達に支障がでるぞー」
「あら、こりゃも・・・すいませんね、エヘヘ」
メンバーは改めるような態度で言い直した。
他CNの者も当たり前のようにいるのが妙だが、
どうやら俺はこのチームの一端に入るらしい。
ラボリの意味くらい、軍事活動の一部なのは知っている。
典型的な資源回収や戦闘任務をするらしいが、
これから何をやるのか聞いてみた。
「俺はここアキタCNの第2分隊長だ、よろしくな!
主なラボリは各方面の防衛、偵察、資源の回収だ」
「あたしも同じくアキタCNで副隊長を務めてるわ。
今日はホッカイドウCNからの防衛任務よ!」
この世界にはまだ最北端の位置にホッカイドウCNがある。
昔から独立を貫き続けており、未だに同盟に加わる気がないようで
孤島ながらの勢力と戦わなければならないと言う。
「お前の装備品だ、受け取れ!」
装備品一式を手渡された。
しかし、自分の扱いやすい武器は入っていなかった。
他にも種類はないかと俺はメンバーに聞いてみる。
「ナックル系の武器はないか?」
「ナ、ナックル系!?」
腕に金属をはめて接近戦にもち込める武器が欲しかった。
こんな俺でも最低限な武器である拳には自信があったが、
後はせいぜい遠距離で使う銃くらいしか“覚え”がない。
「この東北CNには拳武器はないんだ」
「おいおい、あのCN相手で接近戦に挑む気か?
特に遠距離特化してるといわれるホッカイドウとか、
そんな武器は無効かつ無謀だぜ?」
知っていた事だが、ホッカイドウCNといえばスナイパーの精鋭が
集う所で有名だ。雪が降り積もる山岳地帯の白い悪魔の異名を
もっているだけあり、アキラの言う通りで近接の兵装はとても
勧められるものではない。兵装については北上の事情に限らず、
デイビッドが東北の兵器事情が近年になって変わった事を説明した。
「同盟から軍事内容が色々変更されたんだ。
独自部隊を無くした並立徴兵制、鉄道の広域開通、
兵器はオールーチも廃止された」
「あの火をぶっ放すやつか、エグすぎるな」
「ガントレットにしろ、独自的な武器は一部の
エリアしか取り扱ってくれないのが現状だ。
そこでだ、イワテCNに良い鍛冶職人がいる。
あの人なら造ってもらえるかもしれんな」
ナックル武器を造れる職人がいるらしい。
そいつなら自分の持ち味を活かせられるに違いない。
しかし、デイビッドは難しそうに話す。
「タダで造ってもらえるわけにはいかないだろう。
当然、素材も要るしな」
「防衛ついでに素材回収も追加要請しとくか。
俺ら木っ端部隊もやんなきゃいけないしな」
「ロック、あんたはまず後衛に務めなさい。
色々教えてあげるから」
「分かった、よろしく頼む」
こうして部隊編成が終わり、第2部隊で身を置く。
その後、皆で色々と相談して他の細かな作戦を立てていき、
入りたてに間もなくなりすまし仕事開始の時間がやってくる。
俺達はアオモリCNへと移動を開始した。
アオモリCN津重エリア 沿岸部
アオモリの津重エリアに来た。
すぐ北にホッカイドウCNがあるが、海に隔てられていて
侵入されやすい経路として目を光らせている。
温度もますます低くなって、肌寒さが身に染みてくる。
「ここさ、僕らの拠点から海まで遠くないさ」
「私達の今日の役目は海沿いから見回り、
アオモリの人と合同で海岸沿いを巡回してくわよ」
「ここからホッカイドウまでは全部海なのか」
「アオモリとホッカイドウをつなぐ赤函トンネルがあったらしいが、
何があったか封鎖されてるんだよな」
昔は通じた海底トンネルがあったらしいが、今は通れないと言う。
掘っておきながら封鎖するなど無駄な労働するなと思うが、
エリアがてら少しだけ気になっていた。
2つのものを1つにする。
かつては北と同盟したことでもあったのか。
そう思った矢先だった。トモキが何か見つけて声を上げた。
「海岸3km先に敵影を確認!」
「軽巡洋艦1隻発見、まだこちらに気づいていない」
「全員配置に付け!」
アキラの指示でメンバー達は海岸の岩場や木々にカバーし、
遠距離武器を装備してホッカイドウ兵の攻撃を対処すべく身構える。
一方でトモキが太い身体に抱えた箱型のモノを取り出した。
「なんだ、それは?」
「最近支給された遠距離武器さ。
R-BOXと言って、敵を複数ロックオンする誘導ミサイルさ」
「トモキは工作兵で超絶なシステム追求者でもあるしな。
東北のあらゆる銃器に精通する」
「底部に銑鉄を流し込んで箱型に加工しやすく、
さらに磁性酸化被膜を付けて錆びにくく造ってるのさ。ブフフ」
ブシュッ ブシュッ
敵艦がこちらに気づいたようで、弾が飛んできた。
甲板にスナイパー兵が2人いるようだ。
噂通りに精度が鋭く、頭付近に撃ち抜いてくる。
「絶対に頭を出しちゃダメよ!」
「じゃあ、どうすんだ!?」
「トモキ!」
トモキは死角となる岩場に隠れていた。
しかし、R-BOXを抱えたまま小型のモニターを見続けている。
相手も見えないはず場所からブツブツ言いながら調整していた。
ピピピピピ
「発射、ハフーッハフーッ」
バシュッ バシュッ バシュッ
ズドオン ズドオン ズドオン
ロケット弾がオレンジ色の火花を上げて4~5発飛び出し、
敵艦に向かって自動追尾する軌道を描いて直撃した。
「敵沈黙、やったようだ」
「イワテCN産地の兵器か・・・こりゃすげーな」
「今日のVIPはトモキだな!」
「この兵器だおかげださ、ブシュシュッ」
ラボリ初陣の勝利に一団は喜々してよろんでいた。
結局、やってる事は盗賊の時とあまり変わらないが、
生き残るための成り行きで錯誤の道ながらで荒野を歩く様に
こうして新たな住処で生活が始まろうとしていた。
辺りはすでに夕日が沈みかけようとしている。
より寒くなる前に一行は帰還した。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
方言、それは地域に根付く習慣の1つです。
ときに、人によっては抜けきれない存在でもありますね、フフフ・・・。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
底辺エンジニア、転生したら敵国側だった上に隠しボスのご令嬢にロックオンされる。~モブ×悪女のドール戦記~
阿澄飛鳥
SF
俺ことグレン・ハワードは転生者だ。
転生した先は俺がやっていたゲームの世界。
前世では機械エンジニアをやっていたので、こっちでも祝福の【情報解析】を駆使してゴーレムの技師をやっているモブである。
だがある日、工房に忍び込んできた女――セレスティアを問い詰めたところ、そいつはなんとゲームの隠しボスだった……!
そんなとき、街が魔獣に襲撃される。
迫りくる魔獣、吹き飛ばされるゴーレム、絶体絶命のとき、俺は何とかセレスティアを助けようとする。
だが、俺はセレスティアに誘われ、少女の形をした魔導兵器、ドール【ペルラネラ】に乗ってしまった。
平民で魔法の才能がない俺が乗ったところでドールは動くはずがない。
だが、予想に反して【ペルラネラ】は起動する。
隠しボスとモブ――縁のないはずの男女二人は精神を一つにして【ペルラネラ】での戦いに挑む。
もうダメだ。俺の人生詰んでいる。
静馬⭐︎GTR
SF
『私小説』と、『機動兵士』的小説がゴッチャになっている小説です。百話完結だけは、約束できます。
(アメブロ「なつかしゲームブック館」にて投稿されております)
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
刻の唄――ゼロ・クロニクル――
@星屑の海
SF
遙か彼方の未来、人類の活動圏が天の川銀河全土に広がって二十万年の時を経た時代。二度の銀河全土を覆う動乱の時代を経た人類は、局所的な紛争はあるものの比較的平和な時代を生きていた。人工知能に代表されるインテリジェンスビーングが高度に進化した時代、それらに対抗するため作られた戦士キャバリアー達がグラディアートという戦闘兵器を用い戦いの主役となっていた。
零・六合は一年半前、ある存在に敗れ旅の巡礼者となり戦いから身を引いていたのだが、旅の途中ボルニア帝国の内乱に巻き込まれてしまう。
スプラヴァン!
鳳
SF
西暦2100年。
日本の夏季は50℃付近に達し、超高温注意報が発令される。
異常な熱波で熱中症による外への行動制限が過剰にかかり、
日本各地であらゆるスポーツが中止されてゆく中、
政府はウォーターバトルフィールド開催を宣言。
水鉄砲で打ち合うスポーツを行う壮大な水打ち計画を実施した。
多くの人たちがイベントに乗じて打ち合い、冷涼に愉快する。
体力不足を補おうと、全国学校の科目としても登録。
あたかも、水のごとく国の中に浸透し続けていった。
一方、トウキョウ内で成績が上がらない学校があり、
エアコンに浸りきった気分でうだつが上がらずに向上心もなくなる
児童たちもふえてゆく。
どうにもならず無力にふぬけたところ、1人の転校生がやってきた。
同じく各地方で水にふれ合う者たちも様々な出来事に
巡り会い、少年、少女時代の一時を熱風にゆられて送る。
あの日、楽しかった夏へ。ありえたかもしれない水物語。
この作品は7月1日~8月31日の間のみ投稿します。
季節に合わせて是非お読み下さい。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる