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設定資料集

Condense Nation設定資料

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共通事項

[CNシーエヌ]
各地方の区域に定められた名称。
天主殻支配から全地域に設定、呼称された。
18歳以上になると徴兵制度をもち、退役は人によるが60歳くらいとされる。
目的は一定のエリア内で生活、不足分を他へ奪取する事。
方法は特に決定されておらず、備品や兵器などあらゆる手段を認めている。
各CNには必ず兵と司令官が従事し、エリアを守る役目を行う。
司令官がロストされた場合、近隣のCNと併合される。
大抵は侵攻した組織が管轄するものの、不必要ならば放棄も可能で
絶対的な併合が施行されているわけでもない。
大抵は利害の一致で結ばれるケースがほとんどなので、
敵性を適性なる再結合の一部という名目と設定されている。
ちなみに拠点の詳細位置は都合により記載していない。
・亡命システムもあり、個人都合で他地方に移籍する事が可能。
・中には未成年の兵もいて親の意思も強引に通して採用する所もある。
 このルールに背いても天主殻から指摘されないのも関係者達は疑問に思っている。
・同盟も可能で、上記の司令官ロストや壊滅的状況において併合が許可されている。
 しかし、元年直後にそういった条件なく併合したCNもいて、
 やはりCN法の曖昧さに関係者達は不可解に思っている。

[ラボリ]
CNで課せられた任務。
侵攻、防衛、資源回収の総称で名付けられている。

[突撃兵とつげきへい]
CNで定められた兵科の1つ。
複数がかりでホットゾーンの前線まで接近し、突貫波状攻撃で状況を打開する。
主人公ではレッド、センがこれに当たる。

[工作兵こうさくへい]
CNで定められた兵科の1つ、身内では工作班という呼称もある。
機械操縦、備品を主に扱い、対戦車やライオットギア対抗を行う。
主人公ではクロム、ヒデキ、ミズキがこれに当たる。

[偵察兵ていさつへい]
CNで定められた兵科の1つ。
エリアを巡回、哨戒して敵影確認や遠距離からの狙撃を行う。
主人公ではエリザベート、ケイ、マサキがこれに当たる。

[衛生兵えいせいへい]
CNで定められた兵科の1つ、身内では医療班という呼称もある。
味方の介護を主に、救助を優先させる。入隊したての者が大半就く。
主人公ではロック、タツキがこれに当たる。

[ライオットギア]
人型の人工二足歩行ロボット。
サイズは5m程だが、地方によって骨格が異なるタイプも存在。
利用はほぼ戦闘面がほとんどで、仕様は資源、人質救出ポッドを装着。
材質も動力源を除いて独自の素材を用いている。
起動時間が非常に長く、電力もエンジンから供給できるが
エンジン部を理解しきれている者は少なく、
自生産できないので他CNから強奪する事がほとんど。
腕部や肩部に銃器を設置し、人体に近い構成で対応している。
何故、人型の機体を用いているのかはA.D100年の者達には理解できていない。

[ビークル]
この世界で乗り物全般を意味する。
二輪車、四輪車などで、ライオットギアも乗り物だが別名で表す事がほとんど。
動力は電気で、連続走行時間はほぼ∞である。

[アクチュエータ]
ライオットギア、ビークルの機械要素。
配線を通して電気信号に変換して駆動する。
内部のバネや金属質は地方によって異なるが、人型の機体の仕組みは
大まか共通している。各地方のキャパシタ性能で機動力が異なり、
気温湿度変化で対応できるよう独自に開発しなければならない。

[マニピュレータ]
ライオットギアの腕部。
2~3mの長さで構成され、指の関節も小型アクチュエータで曲げられる。
基本構造はどのCNも共通するが、開発競争は終わらずにさらなる性能を
求めて造り続けてゆく。

[キャパシタ]
電気を蓄えたり放出する電子部品。
制御システムとしてはバッテリーと異なり応答速度が速く、
スパーク防止のためで電圧間の設定も細かく設計できるので、
ほとんどの機材で用いられている。
凄腕の工作兵は時に鉱石の種類に特別な考察で異質な物を組み込む時があるらしい。

[モジュール]
物における単位や寸法、この世界ではライオットギアや銃で用いる語。
モジュラーも共通部品として使われている。

[ハンドガン]
中距離射撃用銃、単発式で約150m距離まで飛ぶ。
麻酔効果のあるタイプも存在して眠らせる物もあり、
捕縛するために用いる者もいる。
ディサルト同様、AD初期から製造されて隠密行動時などで使用する。
略称でHGとよばれて明記している。

[ディス・アサルト]
4mmの弾を射出する自動小銃。ディサルトと略してよばれる。
全CNに配置されている基礎的な兵器。硫黄と木炭、過塩素酸物質を配合して
火薬を製造。中距離戦で主に使用する。使用量は地方により異なっている。

[スナイパーライフル]
遠距離射撃用ライフル、ボルトアクション仕様で約2000m距離で単発する。
他武器と異なり、ホッカイドウ以外で名称が付いていない。
略称でSRとよばれて明記している。

[ドラゴンフライ]
ロケットランチャー型兵器。
規格は小型で30mm弾頭に火薬を搭載し、着弾と同時に約2m範囲に爆発させる。
推進剤は電磁射出成型で、十数秒の短時間のみ飛行し続けられる。
飛距離は最大3000mに及ぶものの、風や重力の影響で場合による。
主に対戦車、ヘリ、ライオットギアに用いられる。

[グルカバーン]
刀身30cm程あるマチェットナイフ。
峰部分はバーナーが装着されて機械を溶断できる機能をもつ。
ディサルト同様、A.D元年より各地方に拡散。対ライオットギアとして
実戦配備されるようになった。地方ごとに形状が異なる。
使用するのは主に突撃兵で、手錠や部品分解として利用。

[コックルバー]
無線起爆する設置型爆弾。
プラスチック樹脂に信管を取り付けて離れてから爆発させる。
この世界では最大200mまで離れて発信できるが、地方によって異なる。

[グリーンテープ]
治療用装具、外的損傷のケガを治す時に用いる。
エタノール、ミント、テロメラフォーシングなどの成分を含み、
2~3日で完全に傷が塞がる。衛生兵は必ず所持している。
太さはCNによって異なり、節約を心掛ける気概は小規模な所ほど多い。

[AED]
自動体外式除細動器、Automated External Defibrillatorの略。
意識不明の重体者の心臓の動作を正常にする小型機器。
他はビタミン、アドレナリンの投与も行う。
各CNに配置されている。
ファーストエイド[応急処置]はほとんど上記2つを使用する。

 [天主殻テンシュカク]
列島、全CNを支配、統括する組織。
半径約3000m、白金色の円盤状で高度15000m以上に位置。
1ヶ月周期で全列島を1周している。
国という枠組みの中で資源を巡り、内戦を起こさせる。
各CNへの指示はここから発信され、監視されている。
外海へ出ようとしたり当該物へ奇襲しようとすると機体が停止されてしまう。

[エム]
全CNの拠点でモニター画面から指示を下す天主殻から伝えるモノ。
合成音声の様なボイスを放ち普通に会話ができるが、
かつ話が一方的で天主殻の定めたルールのみを説く。
正体は一切不明。

[A.D]
天主殻支配より定められた年号。
ただ、名称理由は一部の者達を除き、理解している者は少ない。
物語開始はA.D100年にあたる。

[超促成]
短期間で野菜類を育てる育成方法。
種を植えてから1週間で成長する技術。
基本的に市民が担当、行っている。
この世界の食料は主にこれらの軍用食レーションでまかなっているが、
地方では養殖も行って生活を送る所もある。
・ライリーの超ウソくせえ発言はある意味、農業従事者への冒涜だろう。

[ポイント]
この世界でいう現金。
CNに従軍し、労働する事でもらえる。
硬貨や紙幣ではなくポケット端末からの引き落とし口座となる。
軍部も市民も必ず自国による一定範囲内のやり取りなので外側の世界に流出せず、
物価も定まっているので労働さえこなせば生活には困らない。
・ただ、ロックのようにCNに所属しない流浪人は例外で、
 略奪や窃盗でズレが生じる。
 同盟直後の物価変動も様々な問題がよく生まれている。

[ヒストペディア]
各CNで扱われている歴史書の様な文献。
A.D元年から表示され、古くからの出来事や技術について記載されている。

[ロスト]
物の消失、人にとっては死を意味する。

[アブダクト]
誘拐、拉致の意味で、主に人に対して扱われる。

[MUFマフ]
資源不明量を表す言葉。
在庫差という言い方もあり、この世界ではあらゆる物質で扱われている。

[CNシーエヌ養成所]
18歳までに軍事基礎を教えられる組織。
12歳から入所して約6年の間に教育を受けさせられる。
4種の兵科は個人の能力に応じて分別される。
・場所によっては未成年でも本部に加入させてすでにラボリをさせている
 CNもある。規則を越えても天主殻から警告が来る事がなく、
 Mもこれといった忠告もしないので関係者達は不思議に思っている。

[内地 外地]
CN拠点を中心とした活動範囲の事。
内地は拠点付近で、外地はCN外周エリアの事となる。

[非実用資源]
CN内において不必要な物品や情報の事、A.D初期頃に制定された。
設定された理由はおそらくCN制定以前のものがほとんどで、軍事行動上
役に立たないからとされる。
・トウキョウCNには中層階以上において閲覧を許可されている所もあり、
 今までの歴史における様々な出来事の記録を観る事ができる。
 ヒデキと同様に休憩がてら鑑賞している者はほぼ全員と推測。
 過去の世界へ興味をもつ者は誰しもが平等のようだ。


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地方別補足(アイウエオ順)
関東地方


[イバラギCN]
関東東部に位置するCNで、人口数約1,400,000人。
ナミキ司令が管轄する。
人口数が多めで、影響により軍事生産を市民が直に手伝うのが盛ん。
グンマの技術を盗用してソリッドワイヤーで跳躍するケニーを造った。
ワタルが所属する。

[ワタル・テイラー]
イバラギ第1部隊長を務める22歳の兵士。
知略や小道具の扱いに長けていて、イバラギの先陣を任された。
しかし、立場に執着せず個人的思いつきで事態解決してきた。
本人もそういった態度を見せているので一部から反感をもたれている。
立場としては工作兵だが、立ち回りが自由すぎて隊長らしく見えない。
・両親はチバ兵にロストされた過去をもつ。当初はチバに報復心があったが、
 レッドの出会いとトオルの説得から許し始め、前向きになりつつある。

[ナミキ]
イバラギCN、47歳の司令官。
急襲を受け、司令官がロストしたトチギCNと併合した。
・ワタルに対して大きな期待を寄せているものの、自由奔放な立ち回りに
 多少許容させている。頭脳派と知って各地に展開させるのも経験付け
 させるためのようだ。

[ケニー]
イバラギCNで製造された下半身のないライオットギア。
グンマCNで生産されている高伸縮性のワイヤーを射出して括り付け、
約400mの距離を巻き戻す反動で移動する。両腕で這い移動も可能。
戦闘力はなく、機敏な動作で隠密行動に用いる。

[カナガワCN]
関東南部に位置するCNで、人口数約4,500,000人。
エマージェンシームーヴシステムが制定されたエリアで、
拠点や居住区がすぐトウキョウ側に隣接。
海岸沿いは監視カメラが設置され、海からの侵入を察知。連絡網として扱う。
トウキョウとの同盟関係であるが、支配下同然に置かれている。

[グンマCN]
関東北東部に位置するCNで、人口数約800,000人。
スガワラ司令が管轄する。
自然が多く、拠点や居住区もほとんど森林山岳地帯に構えている。
平地には建造物があるものの、廃棄されてほとんど住んでいない。
雄叫びを上げて仲間に合図を送ったり、元気付け(?)させる知略をとっている。
そのせいか、中部からは緑猿と呼称されている。

[ソリッドワイヤー(SW)]
グンマで産出している植物繊維から作られる装置。
腕に取り付け、数十mから壁や天井に張り付く事ができる。
中心の針から横にフックを広げて引っ掛け、外す時はフックを閉ざす。
しかし、そこの植物から強靭な鋼質が採れる理由は誰も理解していない。

[サイタマCN]
関東西部に位置するCNで、人口数約3,500,000人。
エマージェンシームーヴシステムが制定されたエリアで、
拠点や居住区がすぐトウキョウ側に隣接。
周囲の敵性CN急襲時にすぐトウキョウに移れるようになっている。
トウキョウとの同盟関係であるが、支配下同然に置かれている。

[チバCN]
関東南東部に位置するCNで、人口数約800,000人。
アレン司令が管轄する。
高山も少なく、飛行物による侵入もされやすい。
ライオットギアは全部で20機所有していて、重要な局面でのみ使用する。
東部の百里エリアには特殊なタイプもあるらしいが。
レッド、クリフ、カオリ、トオル、アルフィーが所属。
・ある理由により、高齢の兵士が少ない。

[レッド]
本編主人公の1人。チバCNの川に流されて漂着した。
記憶を失っていて経歴、本名も不明で名前もクリフから名付けられた。
物体の動きがスローモーションに見える圧倒的な反射神経をもつ。

[クリフ・ジョーンズ]
チバ第1部隊長を務める23歳の兵士。
突撃兵で若きチバ兵を束ねるカリスマ性をもつ。
聴力に長けて野生さをもつのか、猛獣隊長と異名付けられている。
本人はあまり快く思っていないそうだ。

[カオリ・オーキッド]
チバ第2部隊長を務める20歳の兵士。
偵察兵で女の隊長としては最も早く昇格した。
周囲からよく慕われていて、哨戒の誘いにのられるという。

[トオル・テイラー]
チバ第3部隊長を務める18歳の兵士。
工作兵で機械類の扱いに長けている。
少し運動が苦手で気を回されて今の部隊に落ち着いた。
・実はワタルの弟で資源をイバラギCNへ横流ししていた。
 チバCNに敵意はなく、どちらも故郷と思い行動。
 余計な闘争を望まず武力を削っていた。

[アルフィー・イチハラ]
チバ第4部隊長を務める21歳の兵士。
衛生兵で医療技術に長け、周りの体調に気を配っている。
たいていは亀川や津々浦の駐屯地で活動しているが、
拠点の医療班から移籍してほしいと要望を受けている。
・元は久更津にいて周囲方面で活動していた。
 被災地より後にしても未だに外地で展開している。

[アレン・マーティン]
チバCN、45歳の司令官。
若年層の兵達を将来的に考慮して積極的に育成している。
・クリフとは幼少期から知りえてラボリ最中に救出。
 親代わりに面倒をみて良き信頼関係にある。

[トウキョウCN]
関東西部に位置する関東地方最大のCNで、人口数約7,000,000人。
3000を超えるチームで人数、設備の規模は他の群を抜く。
地形的に面積が狭いものの、数百mの地下施設もあり貯蔵品も多い。
周囲に約300mの防壁を設けて敵性からの侵入を防ぐ。
居住区はハニカム構造で造られ、耐久性かつ無駄のない空間仕様。
組織体制で他と異なるのはNoナンバーを称号にもつ司令官がいる事。
総司令官の1より、9まで存在。No6は出張中らしい。
兵科は特に決まっておらず、あらゆる分野を得意とした任務に着手する。
・A.D60年辺りから他へ侵攻する数が減少しているという。
 トウキョウがいつまで経っても壊滅、支配する気がない姿勢に、
 近隣のCN達も安心と同時に不可解、不気味に思わせてゆく。


[統制論理機関]
トウキョウCNに全指揮権をもつ組織。
No1が管轄し、全局の管理をコード通しで行う。
Pの采配、軍事行動の承認などあらゆる分野、部門の利用を決定する。
No7が所属する。

[軍事執行局]
トウキョウ内の全軍事を統括している組織。
突撃兵がほとんどを占めて肉体的結果を重んじる。
最終決定権の統制論理機関から承認されつつ活動する。
補佐官のニトベ、部隊長ヘスティア、No2のグラハムが管轄する。

[安全理事局]
トウキョウ内における治安維持組織。
兵や市民の粗行を取り締まるために活動している。
特にPDの配置も多く、昼夜変わらず人々の動向を監視。
状況においては軍事執行局と共に戦闘に参加する時もある。
病院など、医療に関する仕事にも携わっているらしいが。
本部長のベルティナ、No3のアメリアが管轄する。

[ベルティナ・ザッパローリ]
トウキョウCNのNo9で安全理事局に務める28歳。
数体のPDを従えて厳しく取り締まり回っている。

[アメリア・フェルナンデス]
トウキョウCNのNo3で安全理事局に務める。
ヒデキの案を採用し、大型ライオットギアの製造に取り組んでいる。

[交通局]
トウキョウ内の道路開発を行う組織。
兵科はほとんど偵察兵で、外周巡回や人の出入りを主に監視する。
下層階、中層階における兵士の移動効率、市民の安全性を重要視して
より良く地形の構成に精を入れている。
エマージェンシームーヴシステムもここで実行させている。

[軍備計画局]
トウキョウ内の兵器、装備品の企画製造を行う組織。
兵科は主に工作兵が大半従事している部門で頭脳明晰な者が多く、
中には自由的界隈もあって好きにデザインする者もいるという。
ヒデキ、セレーネ、トーマスが所属する。

[ヒデキ・ボーヴォワール]
本編主人公の1人。
トウキョウCNの工作兵で軍備計画局に務める18歳。
体力はまったくないが、頭脳明晰で12歳で中層階に従事。
装備品の発注書管理や機械系デザインを施している。
・自称であるがライオットギアの操縦も得意と自負している。
 シミュレーション戦においても中層階で上位に入るが、
 勝率低下気味で悩んでいる。

[セレーネ・クリスフェルス]
トウキョウCNの工作兵で軍備計画局に務める。
軍事執行局のヘスティアの姉で、対照的に頭脳労働を得意とする。

[トーマス・ディキンソン]
トウキョウCNの工作兵で軍備計画局の主任を務める27歳。
局内でも部下の面倒見が良く、人柄の良さで周囲から慕われている。

[Patriotパトリオット109]
トウキョウCNで製造されたアサルトライフル。
5点バーストタイプで連射を抑えられ、飛距離と精密度を上げた型。
近年よりモジュールの自由化が進められて性能を変えやすくなった。

[GARジーエーアール]
トウキョウCNで製造されたロケットランチャー。
ドラゴンフライを改良した大型砲で、約5~10ktの威力。
トウキョウ兵の管理下にのみ使用され、直撃すれば戦闘艦も一撃で沈む。
ギャルと呼称している者もいるが、大した理由はない。

[PDピーディー]
トウキョウで製造された人型アンドロイド。
監視機能、最低限の戦闘データを保有してあらゆるエリアに配置。
有機物反応により人の有無、言語を判定している。
A.D100年では兵に1人ずつ配布、日頃から動向を検知。
危害を加えたりNoの悪口を言った者はどこかに連行されるらしい。

[アルビオン ゴライアス リトー]
アメリアが開発、計画した大型ライオットギア。
アルビノ性質の無線遠隔操作で機動させる体長50mの大きさを誇り、
巨人と呼称されている。トウキョウの狭さの中で動かす問題もあるが、
戦闘力、敵兵への威圧感効果を見込まれて採決された。
コトミ、ロール、ノエルがそれぞれ操縦する。
・攻撃方法は細かく公開されていないが、基本盤部での殴打とされている。
 3人の心情を察して内部モニターは絵本の様な描写で表示する。

[AUROオーロ粒子]
ビークルに内蔵されたエンジンの資源。
淡い青の粒子で電気と情報の性質をもち、ビット列と電流が最初から同時に存在して
変換を起こさずにエネルギーと情報処理が行える。
消費時には煙も出ず、駆動音も静かでほぼ聴こえない。
原料は不明でCN、住民達もどのように稼働しているのか理解していない。
動力源を無理矢理こじ開けようとしても、一切開けられないという。
トウキョウCNで生み出された新たな動力として注目されている。
最近位に就いたNo5が案じたらしいが。

[ガレオス]
トウキョウCNが所有する巨大飛空艇。
全長300mで形状は旧来の飛行機とよばれた型、垂直離着陸が可能。
利用はほぼ遠征時で主に軍事執行局が使用する。動力源は不明。

[エマージェンシームーヴシステム]
住民全てが直ちに引っ越し、移動できるシステム。
基本構造はトウキョウ内の路線と同じで、サイタマ、カナガワにも開通。
居住区各地に設置されたチューブ状の列車で、全てトウキョウへ直通している。
発進より20分以内には全員避難できる仕様となる。
エドウィン家の規格で発案、構成された。

[トチギCN]
関東北部に位置するCNで、人口数約800,000人。
A.D98年に司令官がロストしてイバラギ傘下に収まっている。
エリーもここに所属している。
音響繊維である反響糸の開発が盛んで特殊な衣類を製作している。
・イバラギそのものに不満があるわけではないものの、
 ワタルの態度ややり方に文句を言う者も少なからずいるようだ。

[エリー・ワタナベ]
トチギ第10部隊長を務める19歳の兵士。
非常におっちょこちょいで、アバウトな発案もよくしでかしている。
・実家が衣類、繊維関連の生産をしていて彼女の性格とは対照的に
 大きな役割と信頼をもたらされている。

[関東のライオットギア事情]
質や形状は各CNごとに異なり、分布も全地方で多い割合。
利用はほとんど軍事行動で、対戦車を相手取るケースが主。
数mの筐体で小回りが利くので小規模戦においても前線で扱われる傾向が多い。
ここでトウキョウCN工作班第1工房のアーノルド・シュバルツァーさんより一言。
「彼らもワシらと同じ人間。
 有機物と無機物という違いを除けば、ただ存在するという現象に大差はない。
 パーツの一部一部を綿密に確認する事で改めて人型のずいるのじゃ。
 ただの機械という枠組みの規格はとうに終わっている。
 話す、食べるなど機械にとって“普通”という何よりも難しい常識の壁を越えた時、
 将来は人とアンドロイドも違いが理解できなくなるだろう」





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東北地方


[アオモリCN]
東北北部に位置するCNで、人口数約600,000人。
クリーズ司令が管轄する。
ホッカイドウに対して日頃から警戒と共に、監視といざこざが続いている。
古くからアイハロゲンヒーターの開発に着手し、赤外線システムに力を注いでいる。
同様の仕組みでR-BOXも製造、ホッカイドウCNに対して常に警戒。
トモキが所属する。

[トモキ・ミタライ]
アオモリCNの工作兵である21歳。
A.D100年の東北同盟より他CNの親善訪問をしている。
以降、アキタCNのアキラ分隊と合同するようになった。
機械に詳しく、R-BOXの扱い(こだわり?)に熱を入れている。

[クリーズ・ベイカー]
アオモリCNの40歳の司令官。
実直な性格で周囲の者達に好かれている。
現在はホッカイドウを警戒して場を治めるよう策している。

[R-BOXアールボックス]
ロックオン式の多段ミサイル。
20mm弾頭を箇所に応じて複数同時発射。
赤外線センサーを搭載して熱源で目標を捉えて追尾する。
ホッカイドウの対戦艦用に使用する。

[アキタCN]
東北北西部に位置するCNで、人口数約425,000人。
サラ司令が管轄する。
本人の人柄の影響か、様々な区域の出入りが多い。
身寄りのなくなったフクシマの民達を多く受け入れ、
西部海岸のガス田で住民に暖を与えている。
ロック、アキラ、カレンが所属する。

[ロック・バーナーズ]
本編主人公の1人である19歳の衛生兵。
元フクシマCNに所属していたが、崩壊後居場所もなく放浪。
盗賊の一味となって転々としていたが、壊滅後にアキタCNに加入する。
・料理も得意で盗賊をしていた頃にも周囲へ振るっていた。
 団長が下手でたまたま係として選ばれたのがきっかけで
 腕前も良くなり、辛い物をよく扱うのを得意としている。
 よって、アキタCNの食堂に作ったメニューに採用された。

[アキラ・ルーズベルト]
アキタCNの第2分隊長を務める20歳の兵。
突撃兵と偵察兵を兼ねる素質をもつ。

[カレン・アサギリ]
アキタCNの第2副隊長を務める20歳の兵。
アキラとは5年の付き合いがあり、偵察兵としてサポートしている。

[サラ・ブリューレ]
アキタCNの35歳の司令官。
非常に面倒見が良く、フクシマの放浪者達をアキタへ招き入れた。
最近は迷える者達を救うために市民街へ行き来している。

[オールーチ]
分隊支援兵器である火炎放射器。
1.5mの砲身で10m程の火炎を射出する。
遠征時に使用されていたが、自国倫理に推され非人道的行為とみなし、
A.D100年の現在では溶氷用のみに扱っている。

[イワテCN]
東北東部に位置するCNで、人口数約840,000人。
アドルフ司令が管轄する。
人口数、兵の規模が東北の中で最も多く、
ホッカイドウを除き実質イワテが地方をまとめる総司令部の立場となっている。
鉄道兵団の本拠地でもあり、資源流通の要を握る。
メイソン、イザベル、サーナが所属する。

[メイソン・ササキ]
イワテCNの第51部隊に務める20歳の衛生兵。
同盟の人員整理で妹と同じチームになってしまい、親善ラボリとして
他CNと合同役に出ている。とてつもなく妹っ子で、少人数にされたのも
他の男から遠ざけさせるためだとウワサされている。本人の策か定かではない。

[イザベル・ササキ]
イワテCNの第51部隊に務める18歳の工作兵。
生身でEEEEを扱っていて上位部隊の参加を要請されているものの、
兄のメイソンと共に行動したいという希望でそのままにされている。
アドルフも何故か彼女の言う通りにさせて、周囲から“東北の隙間風”と
異名付けされている。意味は本人も理解できていない。

[サーナ・イングリッド]
イワテCNの鉄道兵団に務める25歳の工作兵。
洞察力に優れ、列車搭乗中の背景も細かく認識できる。
アドルフお抱えの次期司令官候補とされている。

[アドルフ]
イワテCNの50歳の司令官。
東北の総司令官であり、独自の手腕で周囲CNをまとめ上げた。
威厳ある風格で兵から大いに頼られている。

[鉄道兵団]
イワテを本拠地とする東北の軍用列車組織。
主に哨戒、物資運搬を行っている。
実働隊は工作兵と偵察兵で突撃兵を駐屯地や拠点に多く配置しているため、
度々ならず者の被害に遭う。

[EEEE]
イワテCNで開発されたガトリングガン、略して4Eとよばれる。
砲身がシリンダー状で発射口が10あり、凄まじい連射力を誇る。
30mm弾を高速で毎分2000発射出し、分隊支援兵器で連射牽制力をもつ。
基本的な仕様は列車後部座席に装着して背後からの奇襲対策に用いられるが、
中には人自身で扱う女性もいるらしい。

[フクシマCN]
東北南部に位置するCNで、人口数0人。
A.D92年に奇襲を受けて壊滅した。
現在は無人の廃墟、荒野となっている。

[ホッカイドウCN]
全CNで最北端に位置するCNで、人口数約320,000人。
面積は全域で最も広く、農業もTOPクラスの生産量を誇る。
レイチェルが司令官で、彼女の施作がホッカイドウ住民の懐を麗している。
軍部はほぼ偵察兵を要してホッカイドウ大陸周辺に終始、
高所より侵入者を待ち伏せ狙撃する。ABCDクラスと階級分けで配置している。
所有武器はハンドガン、アーチャーフィッシュ、グレネードなど。
エリザベート、ガブリエル、ヨハン、ヘルマン、ミロンが所属する。
・風力発電を行っていて山岳地帯中継に設置。
・サーモンとよばれる魚がいて、漁獲権限は司令官のみ。
山岳地帯も多く、山頂付近にいくつか駐屯地を設けている。
飛行ビークルで移動しているが馬力が困難なため、
飛行型ライオットギアの製造を急いでいる。

[エリザベート・ラヴレーンチェヴァ]
本編主人公の1人。
ホッカイドウCNの偵察兵を務める20歳。
Aクラスの中でトップクラスの狙撃力をもつ。
10歳から父ガブリエルに指導を受け続けてきた。

[ガブリエル・ラヴレーンチェヴァ]
ホッカイドウCNの偵察兵部隊長を務める40歳。
エリザベートの父親で、全部隊の中心的な実行力をもつ。

[ヨハン・ロジェストヴェンスキー]
ホッカイドウCNの偵察兵を務める35歳。
ガブリエルの右腕的存在で知略、戦略を得意としている。
環境などにも知りえていて部隊の中でも博識さをみせる。

[ヘルマン・パブロフ]
ホッカイドウCNの偵察兵を務める25歳。
ガブリエルの左腕的存在で氷の拳の異名をもつ。
遠距離戦が通常のホッカイドウで少数の接近派がいても良いのではと、
ボクシングの練習をしている。

[ミロン・チューリン]
ホッカイドウCNの偵察兵を務める18歳。
10代でAクラスに入隊した才能をもち、外見もまだ少年じみていて
市民から可愛がられてよく物をもらっている。

[レイチェル・エバンス]
ホッカイドウCNの司令官。
指揮力に長け、環境に適応したスナイパーを育成している。
近況を鑑みて新型のライオットギア製造に着手し始めた。

[アーチャーフィッシュ(AF)]
ホッカイドウCNで使用するスナイパーライフル。
115mm弾で約2500mまでの射程範囲をもつ弾道が可能。
(エリザベートは3000mまで可能)
大陸内の起伏の激しいホッカイドウにとって主力兵器となる。

[フライングフィッシュ]
ホッカイドウCNで開発された飛行型ビークル。
四方の脚部にプロペラを装着、回転させて浮遊する。
戦闘用には向かずに人、物資運搬用で利用している。

[ミヤギCN]
東北南東部に位置するCNで、人口数約380,000人。
チャス司令が管轄する。
紡績業が盛んで人々の頑丈な衣類をまとめる。
デイビッドが所属する。

[デイビッド・イグニステッド]
アオモリCNの工作兵である25歳。
A.D100年の東北同盟より他CNの親善訪問をしている。
以降、アキタCNのアキラ分隊と合同するようになった。
サラファミリーの中では高年齢で経験も多く、様々な見識をもち
新米兵をよく導いているという。

[チャス・カザミドリ]
ミヤギCNの41歳の司令官。
事なかれ主義でアドルフの腰巾着同様に付き添っている。

[パルスミノル]
東北で開発されたグレネードランチャー。
40mmの擲弾てきだんで放物線の軌道で着弾し、小爆発。
主な製造はミヤギだが、ホッカイドウ以外の全東北で用いられている。
トレインジャックなどで鉄道兵団が強引な足止めとして使用する時もある。

[ヤマガタCN]
東北南西部に位置するCNで、人口数約510,000人。
リュウノスケ司令が管轄する。
促成栽培を主に管理している。
様々な果物を育てていて鉄道で東北各地を巡っている。

[マイ・セムラム]
ヤマガタCNの衛生兵である22歳。
A.D100年の東北同盟より他CNの親善訪問をしている。
以降、アキタCNのアキラ分隊と合同するようになった。

[リュウノスケ・ドンドゥエニシング]
ヤマガタCNの40歳の司令官。
やはり事なかれ主義でアドルフの腰巾着同様に付き添っている。

[オシラサマ]
東北界隈で噂となっている伝説の妖怪。
白く細長い形をして何人かに目撃されている。

[東北のライオットギア事情]
山岳地帯の移動を考慮して軽量化に勤しんでいる。
装備品以外を除く身体部分の重量を0.4t未満に抑えている。
ホッカイドウはA.D現在まで人型機体に着手していなかったが、
新たなタイプを製造しているらしい。
重量化は雪国において不利になりやすく敵性より気候にのされる方が多いという。
ここでイワテCN工作班第1工房のウメ・ヴァレンティノさんより一言。
「ここの気候は特に寒くて油差しは欠かせないわ。
 東北自慢の不凍液は日頃から常に気を配って入れておるよ。
 ただのカラクリと思ってはいかん、神経を使うのは機械も人も同じ。
 雪を身に当てるこの子達も寒くて可哀想じゃからのう」


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中部地方


[アイチCN]
中部南西部に位置するCNで、人口数約2,690,000人。
ジュウゾウ司令が管轄する。
中部で最も多くライオットギアの製造、管理を行う。
工作兵が8割を占めるほど非常に多く、班の数が300を超える。
BWの製造もここで重工業を主に担って中部の総司令部の役目をもっている。
工作兵の数が元から多いゆえ、突撃兵や偵察兵を同盟CNに頼る欠点もある。
港には軍艦も数隻所有しており、隙を伺っては関東に出向く時もある。
クロム、イリーナ、メルが所属する。

[クロム・コンスティン]
本編主人公の1人。
ジュウゾウの孫でアイチCNの第1分隊長を務める。
20歳の工作兵でライオットギアに搭乗して活動している。
CN内での待遇は非常に良く、若くして第1を任されているのもジュウゾウの
肩によるのは誰にも否定できない。
・イリーナのPCのカメを観て軽量型バトルスーツを開発した。
 判断力の鈍さをスーツで補い、自身で囮になる方針を目指すようになった。

[メル・オースティン]
アイチCN第1部隊の副隊長を務める。
18歳の工作兵で口数は少なく、常に冷静沈着にクロムに従っている。

[イリーナ・オーガスト]
アイチCNの工作兵と衛生兵を兼任する。
20歳で大半は事務作業、薬剤調合を行ってサポート。
最前線で活動するクロムを日頃から懸念している。

[ジュウゾウ・コンスティン]
アイチCNの85歳の司令官。
クロムの祖父であり、息子はラボリ途中でロストしてしまう。
ライオットギア増産に注力して中部の鉄鋼産業を一躍させた。

[ブレイズウェイヴ(BW)]
ライオットギアの腕部に装着する機銃。
22mm弾を高速で毎分3000発射出し、
分隊支援兵器で圧倒的な連射牽制力をもつ。
東北のEEEEと異なる点は小型軽量に特化してコスト削減に貢献。
湿気や潮の影響も考慮して海岸戦で有効性を高めた。

[3Dスリーディーモール]
物体の反応を調べるスキャナー装置。
半径約100m以内の有機物、無機物の物質情報を特定。
目標の資源や敵影反応に利用している。

[タートル]
クロムが製造したモビルスーツ。
カメの角質甲板層をクロム物質の性質と合わせて軽量化された
防弾装甲を開発した。スティーブの発言とイリーナのカメから着想。
周囲による支えはカメの構造と似たものなのかもしれない。

[イシカワCN]
中部北西に位置するCNで、人口数約1,130,000人。
窯業の製造を主に行っている。

[ギフCN]
中部西部に位置するCNで、人口数約850,000人。
アパレル産業が盛んで中部の兵や市民に服を作っている。
資源運用などの目的で淡水区域専用船も運行している。

[シズオカCN]
中部東部に位置するCNで、人口数約650,000人。
グリーンティーとよばれる飲み物を多く生産し、
ここの部隊は外出時に必ず支給されている。
中部は山岳地帯が多く、立体的な展開の一案として
ライオットギアの脚部に装着するバネの製造を行っていたらしいが。
スティーブが所属する。

[スティーブ・オオニシ]
シズオカCNに務める21歳の突撃兵。
非常に活動的で度々アイチ兵と共同任務に当たる。
クロムとは数少ない戦友で、休暇でもよく相手をする仲だった。
資源回収中、交戦した時にロストする。

[トヤマCN]
中部北部に位置するCNで、人口数約540,000人。
水力発電やアルミニウム工業を行っている。
近年問題となる公害に対してクリーン化への方針変更を任されている。

[ナガノCN]
中部東部に位置するCNで、人口数約1,080,000人。
内地の利を活かして輸送隊、ホワイトキャラバンを主に構成してリソースを運び、
中部の流通を支えている。
・時々、別働隊として活動している。ナガノ司令官は高齢のロビンに気を使い、
 特別任務を任せる傾向が多いらしい。側近は自分より年上だから気が引けて
 勝手にやらせていると思っているそうだ。
ヨゼフィーネ、ロビンが所属する。

[ロビン・カワハラ]
ナガノCNに務める43歳の突撃兵。
大柄で中部でも屈指の戦歴を誇り、ジュウゾウからも信頼を置く。
娘のヨゼフィーネとよくホワイトキャラバンの活動を行っている。

[ヨゼフィーネ・カワハラ]
ナガノCNに務める15歳の突撃兵。
未成年でありながらCNに従事、輸送隊の活動に参加している。
大人顔負けの接近戦を発揮しているのが採用の最もな理由である。

[KDDY]
ナガノCNで製造されているガントレット。
白姫鉱山から採掘している鉄を使用、突撃兵が着用を義務付けられている。

[ニイガタCN]
中部北東部に位置するCNで、人口数約200,000人。
ミワ司令が管轄するCN。
地域独自の環境下で敵の気配を察知できる部隊が存在。
最も鋭気を宿すトムが所属する。

[トム]
ニイガタ第1部隊長を務める50歳の兵士。
偵察兵で190m離れた敵性兵の位置を直感で特定する能力をもつ。
ジュウゾウとかつて共同し合っていた歴戦兵として恐れられ、崇められている。

[ミワ]
ニイガタCNの48歳の司令官。
食糧難が限界に達し、中部を離脱。
シズオカ司令官を強請り、共にトウキョウCNと併合した。

[フクイCN]
中部西部に位置するCNで、人口数約660,000人。
分隊が非常に少なく、全20部隊しかいない。
エチゼン和紙や業務用漆器を主に生産している。

[ノーバディ]
中部で製造された静音ヘリ。
後部にケージがあり、人命救助、荷物運搬に利用。
耐久性が低く、戦闘用には使わずキャラバンにのみ使用する。
A.D100年の現在では中部各地に支給されている。

[中部のライオットギア事情]
大まかな記述はアイチCNの所がほとんどで、中部各地に支給。
修理もほとんどそこで行うため、むやみに扱うとジュウゾウに睨まれるので
恐縮気味に利用している。
新発明品もどこかしこで提案されるが、最終決定権はいずれにしろ彼のみ。
先の時代によって実戦配備は東寄りに向けて重点的に行ってきた。
ここでアイチCN工作班第1工房のジュゲム・エターナルパラレルボーダー
フロンチャーウンエンドリッチズンドコインフィニティラインズさんより一言。
「我々の機体はどこよりも誇りに思う!
 長年にわたり受け継いできた偉大なる先人達の産物は無数に及んだ
 祖国の歴史あって今、この大地に立ち続けている!
 しかし、生命の要点はアイチのみに非ず、かけがえなき同盟国も同様!
 鋼は何者にも劣らず中部を守る屈強たる心臓を持ちえるのだ!
 だが、信念のみでは人民を守る事能わず!
 世界の基であり、素であり、元であり、本でもある金属により
 火と雷を超えし鋼鉄を抑えるものは更なる鋼鉄こそである。
 そして、私も約束しよう!
 偉大なるジュウゾウ総司令の御下で更なる発展を成し遂げてみせる!
 決して止まる事無くどこまでも追及を果たし、しかれども鋼は時におもむくところ
 敵性による悪しき牙から耐久難きを耐久し、侵攻され難きを(以下省略)」


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近畿地方

[オオサカCN]
近畿中央に位置するCNで、人口数約4,000,000人。
キンイチ司令が管轄する。
近畿の中で最も人口が多く、近畿の総司令部として担っている。
形式はとにかく“男は近接、女は離遠”をモットーとして、
男兵は舞䢮、女兵は飛燕使用と義務付けられている。
食に関しても関西有数で、食事時間はしっかりと決まっている。
列島で唯一古代文字を扱い、兵器などに名称を付けている。
ただ、周辺地域ではカタカナ、アルファベット名称も増え始め
幹部は横文字が苦手で名称を変えろという意見がよく上がっている。
セン、ライリー、ヤエ、リキ、ミツルギ、シンヤ、ギンジが所属する。

[セン・サイミョウジ]
本編主人公の1人。
オオサカCNに所属する20歳の突撃兵で、舞䢮を扱う剣士。
第99部隊という末端に配置されている。
母親のヒトミとライリーとオオモリの貸家で暮らしている。

[ライリー]
オオサカCNに所属する20歳の突撃兵。
パワフルで漸萬を使い、センの背後をサポートする。かなり頭が悪い。
第99部隊という末端に配置されている。
・ライリーは苗字が不明でワカヤマCN所属時に色々と問題があった。
 オオモリの采配でどうにか解決したようで、セン家に同棲している。

[ヤエ・ニカイドウ]
オオサカCN第10部隊に所属する23歳の偵察兵。
飛燕を扱い、遠距離射撃で男兵をサポートする。
・第99部隊のセンとライリーの攻を援護しているようだが。

[ミツルギ]
オオサカCN第1部隊に所属する25歳の突撃兵。
ギンジの側近とされる者で、2番目の剣豪といわれる実力をもつ。
大会でセンを相手に圧倒的な実力を披露した。

[シンヤ・ゴトウ]
オオサカCN第2部隊に所属する23歳の突撃兵。
ギンジの側近とされる者で、3番目の名手といわれる実力をもつ。
ある理由でCN内で舞䢮以外に槍の使用を認められ、用いている。

[ギンジ・コンゾウイン]
オオサカCN、第1部隊に所属する45歳の突撃兵。
舞䢮の使い手としては数十年の中で最強といわれる。
キンイチの弟で、この年でもなお引退する気配がほとんどない。

[キンイチ・コンゾウイン]
オオサカCNに所属する47歳の司令官。
ギンジの兄で、数万のオオサカ兵を強固な意志でまとめ上げる。

[はこ]
オオサカCN内にある資源管理所。
同時に廃棄所の機能もあり、効率的な流動性も兼ねている。
敵性から奪取した資源もここに置いてあるらしい。
壁は存在せず、雨風にさらされようとこの状態を維持している。
・シズルがシガCNの采配を理由に一角を借りてお茶会場を設ける。
 古き良き文化の習慣としてキンイチが許可させた。

[獅子しし部隊]
オオサカCNに所属する第44部隊。
ある理由により、A.D100年の現在は欠番となっている。

[玉響たまゆら]
オオサカCN内の繁華街にある和菓子屋。
ちょっとした軽食として様々な人が利用している。
近年から他同盟国のオーダーも受けるようになった。

[舞䢮ぶらい]
電磁波を発生させる刀。
1m程の長身で細長く磁場で弾道の軌道を曲げ、
構えているだけでは人体に当たる時もあるのでふらふらと揺らす事で
弾道を大きく外側に押し出せる。
3m間隔の横並び陣形で近づき、斬りかかる間合いまで舞う。
セン、ミツルギ、ギンジも用いている。
・中部のBWが凄まじい連射力で舞䢮のみで対応しにくくなっている。

[飛燕ひえん]
弓矢の形状をしたボウガンで、1m程の銀芯を打ち放つ。
オオサカCNの女性兵士に全て支給され、空をける雅として男兵を支える。
ただ、体系によって打ち方の型が複数あり、近年より機能の進化改良で
仕様の自由化も生まれてきた。ここが男武器と異なり、不満もそこそこあるらしい。
女性特権とばかり機能変更、改良の穴が表れたのを良い事に、
ヤエなど連射機能を試そうと独自で勝手に改良している者もチラホラいる。
歴代中には800m先まで当てられる手練れもいた。

[漸萬ざんば]
対ライオットギア用に造られた巨大鉈の大剣。
筋肉質、体系の大きな者が主に使用。ライリー、リキも用いている。
舞䢮の前衛の隙に漸萬で向かう戦法を標準とする。

[サイリンク]
オオサカCNで開発された無線通信機。
半径100mまで通信可能で心の中で思った言葉を接続者に伝える。
ただ、思わず本音も伝わって上官や先輩に良からぬ語も生じて
設定により、口パクでも伝える事が可能で皆はそっちの方にしている。

[系統種けいとうしゅ]
近畿界隈で定められた人種。
主に地元有権者の類縁関係者として定められていて、外部からの
移住者は近畿CNの幹部に着任させない序列が定められている。

[キョウトCN]
近畿北西に位置するCNで、人口数約1,250,000人。
文化的な建築物もあり、豪華な装飾品も多く所有する。
アイザックが所属する。

[アイザック・ガレアーノ]
キョウトCNに所属する兵。
兵科は突撃、偵察と豊富にこなし、同盟国を渡り歩いている。
近日より近畿各地で発生した正体不明の電波を調査しにオオサカに来た。
・マイペースな性格ゆえに分隊に加われず、普段から単独行動がほとんどで
 同様にあぶれ者のセン達と共に行動するようになった。

[シガCN]
近畿東部に位置するCNで、人口数約740,000人。
最大クラスの湖が存在し、冬季は資源貯蔵として利用。
それらを伴った淡水区域専用船も運行している。
シズルが所属する。

[シズル・ムーア]
シガCN第1部隊に所属する25歳の突撃兵。
アイアンブルを扱う近畿屈指の女兵士。
文化交流としてオオサカCNでお茶会を開催、女性が大半で
男はセンとライリーが強制的に参加させられている。

[アイアンブル]
1mの鉄鎚。
漸萬と異なるシガで製造された対ライオットギア武器。
シズルが用いている。

[ナラCN]
近畿南東部に位置するCNで、人口数約650,000人。
墨の生産が盛んに行われている。
全CNで唯一水産業を行っておらず、近畿を守る火の国をモットーとしている

[ヒョウゴCN]
近畿北西部に位置するCNで、人口数約430,000人。
断崖付近に駐屯地を多く設けている。
銀を多く産出し、オオサカの飛燕製造を支えている。
西部の中つ国に対する警戒を常に張り続けている。

[ミエCN]
近畿東部に位置するCNで、人口数約850,000人。
電磁工学に強く着手する。
磁鉄鉱の採掘が盛んで電磁力関連の技術を得意とし、舞䢮の製造にも着手。

[ワカヤマCN]
近畿南部に位置するCNで、人口数約455,000人。
オオモリ司令が管轄するCN。
ニット紡績業が盛んで耐久性ある兵装を作成している。
・かつてセンとライリーもこのCNにいた。
 オオサカに見込まれ、また本人達の向上心で彼女は移動させた。

[近畿のライオットギア事情]
人型の機体の数が非常に少ない。
人口数とは対照的に大型機は船以外にわずかしか所有しないため、
同盟CNの援護に頼るケースもたまに・・・ある。
過去の出来事により、大幅に減少損失してしまった。
ここで数少ないオオサカCN工作班第1工房のミツヒデ・オダさんより一言
「機械なんぞに頼らんで己で身体張って特攻せんかいオンドリャ!
 ナニィ、サボリの口実でそう言っとるやと!?
 じゃかあしい、ワシとて手抜きしとりゃせんわ!
 ぎょうさん壊れたモンも近接用に回せやと司令がのたまっとるし、
 在庫が毎度毎度スッカラカン!
 扉を叩かれた数も年一桁の中、規格書も手抜きしとりゃせん!
 ただ、単に部品が回ってこんのじゃああ!!」


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中つ国地方


[オカヤマCN]
中つ国南東部に位置するCN、人口数約944,000人。
アキヒコ司令が管轄する。
山陽とよばれる地域にあり、山岳地帯も少し多く自然の管理も行っている。
人工物は出来る限り最小限の設備へ整える動きがある。
ケイとマナミも所属する。
・アキヒコ司令は時折竹林に赴き伐採している。
 陸路開発でもなく、何かを始めようとしているらしいが。

[ケイ・サオトメ]
本編主人公の1人。
オカヤマCN第5部隊の偵察兵で、18歳でありながら隊長に抜擢。
さらにヒロシマ兵救助の成果で備高竹山駐屯地に移籍した。
兄のエイジ、元司令官のカズキなど家族もいる。

[マナミ・シングウ]
オカヤマCN第5部隊の突撃兵で、副隊長を務める。
マヌケな行動を起こしがちなケイをいつも懸念しつつ引っ張っている。
グラスホッパーの操縦に長けている。

[アキヒコ・タカダ]
オカヤマCNに所属する38歳の司令官。
最近は体調不良で休暇しているものの、外出しては伐採作業も行っている。

[シマネCN]
中つ国北部に位置するCNで、人口数約333,000人。
山陰とよばれる地域にあり、関節可動技術に多く携わっている。
グラスホッパーの製造が盛んで丘陵地帯の戦略に長けている。

[グラスホッパー]
シマネCNで主に製造されているライオットギア。
胴部は約3~5m、両脇にグライダーの揚力繊維と逆関節の脚を使用した
二足跳躍ロボット。
歩行は可能だが通常タイプより遅く、一足飛びで300m程移動する。

[ヒロシマCN]
中つ国南部に位置するCNで、人口数約1,400,000人。
アイ司令が管轄する。
山陽とよばれる地域にあり、人口数は中つ国で最も多い。

[アイ・シロヤナギ]
ヒロシマCNに所属する27歳の司令官。
同時に備高竹山駐屯地も兼任して中つ国山地から周囲を管理している。

[トットリCN]
中つ国北東部に位置するCNで、人口数約225,000人。
山陰とよばれる地域にあり、海に面した広大な砂浜が存在。
トットリ砂丘直下の地下に拠点をもつ組織で地上はほとんど居住区を設けず、
最低限の展望台、物見屋敷が点在するくらいである。
拠点天井は開閉式で反重力層の部屋から砂内に伝って地上に行き来、
敵から察知されないように奇襲して対抗する。
ライオットギアを配置せず小型ドローン系の発動機を主に所有、
拠点が海岸付近で大型機体は錆の影響を懸念して利用していない。
近接戦闘においても群を抜く実力を誇り、中つ国の要的な存在。
シーナもここに所属する。

[シーナ・アサミヤ]
トットリ第1部隊長を務める24歳の兵士。
突撃兵で、接近戦で一度に3人程相手にできる戦闘力をもつ。(銃兵以外)
碧の星団に御目付けされても、彼女は地元を優先するようだが。

[ヤマグチCN]
中つ国北西に位置するCNで、人口数約625,000人。
山陰とよばれる地域にあり、上下関係が凄まじい程に厳しく、
実動隊は全て男兵と定められ全員パンチパーマの髪型に義務付けられている。
何を言っても聞かない者はどこかに連れていかれ、翌日にはアへ顔で戻ってくる。
ある兵の目撃例では「碧の炎」が上がっていたと言う。
オオイタCNを先に攻略した者に司令の座が与えられるというジンクスで
牽制に躍起になっている。なお、司令官が吹き込んだわけではない。
シンジもここに所属する。

[シンジ・ヒカミ]
ヤマグチCNの偵察兵を務める18歳の兵。
接近戦に乏しく、突撃兵から戦力外通告を出されて今に至り
他CNなどの外回りをやらされている。それでよくケイ分隊と一緒に行動。
幸運か、ケイ同様に備高竹山駐屯地へ移籍した。

[碧の星団みどりのせいだん]
中つ国の精鋭が集う組織。
飛行船を拠点として地域上空を周回、主に四国を警戒している。
兵科は決まっておらず、突撃兵、工作兵、偵察兵、衛生兵のいずれも
優秀ならば加入できる。補給のため、基本的に夜間のみ降りてくるが、
現在は備高竹山駐屯地を利用せず別の場所で行っている。
エイジ、アーロン、ガイルが所属。後にマナミも加入した。
総司令官が管轄する。

[エイジ・サオトメ]
碧の星団の隊長を務める23歳。
ケイの兄で、若くして星団の隊長に就任した。
しかし、性格は昔と異なり手段を問わない行為をとるようになる。

[アーロン]
碧の星団の隊長を務める27歳。
飛空艇を管理する技術者で工作兵の役目をもつ、実戦では発動機に宙吊りして
オリジナルのコックルバーを仕掛ける戦法を行う。
調子の良い発言を放ち、精鋭らしくない立ち振る舞いをする。

[ガイル]
碧の星団の隊長を務める25歳。
飛空艇を操縦する役目で突撃兵でもある。実戦では腕に装着した自作の
1m伸びるパイルバンカーを用いて戦う。
基本は無口な性格なものの、場合によってはよく話す事もあるらしい。

[カズキ・サオトメ]
ケイとエイジの父親である45歳、駐屯地の管理者であったが今は市民街にいる。

[備高竹山駐屯地]
中つ国山地中央に建設された駐屯地。
重要エリアの1つで、高所から周囲を偵察する。
基本的にはアイが管轄して中つ国を見守る。
・元は碧の星団拠点として利用されていた。
 エイジが隊長になってから管轄を割いて別の場所へ移転したらしいが。

[スカイレイダー]
中つ国で使用されているビークル。
反重力エンジンが搭載されて飛行する。
ただ、戦闘用としても不十分で数が限定されているため、重要な局面でのみ利用。
他は司令官の移動に用いるくらいである。

[マリ・ラティモア]
備高竹山駐屯地のオペレーターを務める22歳。
立場元はヒロシマCN所属で、積極的貢献度から若くしてここを任された。
興奮すると方言になる。

[反重力エンジン]
音もせずに浮かび上がり、長時間浮遊し続ける動力。
初期起動は電力で、浮力は半円球内部の力で浮遊するが詳細は不明。
碧の星団が所有する飛行船もこれを使用している。

[中つ国のライオットギア事情]
人型の機体の割合が少なめで航空機に頼るケースがほとんどで、
人型は主にオカヤマ、ヒロシマ、ヤマグチのみ。
シマネのように別骨格に変えて改良するCNもある。
旧世代から流通事情であまり多く生産できずにスカイレイダーの重要性が
大きいと幾度も会議しあってきたが、陸戦の有利性は変わらず一部のみ所有。
反重力の増産もこなせずに地上派も多く保有を求めてきた。
100年の間を経て独自製造する動きも賛成派が増えて現在においても同様。
よって、シマネがそのまま継続してグラスホッパーなどを生み出した。
ここでヒロシマCN工作班第1工房のイャン・オマーンさんより一言。
「はわわ、私はアイ司令に忠誠を誓いながら真心を込めて造ってるです!
 ここでは一定のクオリティが成せるか司令認証権限によって、
 コッソリと私だけのメッセージ性を交えつつ、パーツ1つ1つに
 あっち以外できちんと動作できるよう組み込んでいますです。
 ちなみに、シート座席のクッションはお手製です。
 でも、そうカンタンに思いは伝わらないものですよね。
 機械は人と違って性別はないですが、特殊事情は重ねて共通。
 叶わぬ一途な愛ですから・・・キャーッ、ヤダー!」


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四国地方

[エヒメCN]
四国北西に位置するCNで、人口数約650,000人。四国の中で最も多い。
その分高年齢者も多く、近辺の敵性地方に対して守りを固めている。

[カガワCN]
四国北東部に位置するCNで、人口数約475,000人。
エヒメ同様に近隣地方を意識。
水耕栽培が盛んでワサビなどを栽培している。
四国にとって食料自給率に力を注ぐ。

[ウォーターガーデン]
水光技術で野菜を育てる畑(水耕と水光は区別)。
川から引用した水を複数の上部を開けた管に分別、
細く分岐させて苗を固定させて植える。
腐らないよう水分調整、そして光検知で品質を調べる。
四国各地で扱っているが、カガワが最も設備が多い。
理由はみずみずしい鮮度を保つように工夫しているらしいが。
あまりにも美味しいのか、たまに近畿兵に侵入されて盗まれる事もあるという。

[コウチCN]
四国南西部に位置するCNで、人口数約345,000人。人口数が非常に少ない。
アブレシブジェット加工技術が盛んでライオットギアの主力製品を行っている。
土砂災害警戒区域でもあり、立地条件が他CNよりも厳しめで居住区問題も起きた。
以来セメント業に力を注ぎ、四国空港も率先して建築にあたった。
ミズキ、タカ、ヒロ、トミが所属する。

[ミズキ・アクエリアス]
本編主人公の1人。
コウチCNに所属する20歳の工作兵。
A.D100年において唯一の四国空軍パイロットであり、カナのサポートを
受けつつ空を飛び翔けている。
・元ビーバーの隊員も務めていて、コノエの先輩であった。
 母が設立した組織からロスト後に地上へ上がり空軍に移転した。

[タカ・オオコウウチ]
コウチCNに所属する50歳の工作兵。
ヒロとは付き合いも長く、古き良き戦友として共にしている。

[ヒロ・イシマル]
コウチCNに所属する50歳の工作兵。
タカとは旧来の付き合いで友人。子どもがいたが、近畿兵にロストされた。

[トミ・シバザキ]
コウチCNに所属する60歳の工作兵。
部隊長で定年も気にする素振りもなくメンバー達を引き続ける。

[クローバー]
コウチCNに所属する42歳の工作兵。
トミ分隊の中で最も若く、途中経過で参加した。

[トクシマCN]
四国南東部に位置するCNで、人口数約355,000人。
主に若者を多めに住まわせている。
シイタケの生産が盛んで四国の菜食に貢献する。
カナが所属するものの、人手不足で四国各地に従事する時も多々ある。

[四国空港基地]
4つのCN中心部に建造された空軍基地、広さは約800㎢。
安全を考慮して飛行路が中心垂直の上空に伸びて離陸する。
ライオットギアの火力不足補正や偵察として利用。
特に飛行物が視える中つ国を警戒している。
本来なら、地下に基地を設ける予定だったが、水不足の危険性を考慮されて中止。
A.D20年に完成してA.D60年に再び地下設備に着手し始めたが同様に失敗。
工事がてら余分な排水も行ったために深刻な干害を招いてしまった。

[S-001]
ミズキが所有、操縦する飛行型戦闘機。
電磁版とカーボンニュートラルされたバイオエタノールのハイブリッド機体で、
ライオットギアではなく、古来から存在したタイプの機体を扱う。
電気出力はほぼ∞で、エタノールを高濃縮燃焼させて噴出飛行させる。
A.D100年現在では1機のみで、四国上空を偵察する。
・電磁版のエンジン部は未だに解明されておらず、電気的特性だけ理解して
 司令官達はそのまま採用を続けた。
・中つ国から奪取した反重力エンジンに代えるとカナに言われたが、
 ミズキは仕様変更を嫌がって却下したという。

[キュー]
カナが中つ国の技術を応用して製造した球型ビークル。
100mmの短魚雷10発と魚雷回避フレアを2機搭載して、
主にビーバー管轄内で水中小型潜水艇として用いている。
移動はあまりにも遅く、地上や上空戦には向いていない。
製造当時に名前は決まっていなかったが、トミが早々に名称した。

[ビーバー]
四国の各地下水路を拠点とする組織、地下防衛班ともいう。
内部は天井が3mと低めに設計され床の中心部は川の水が流れる。
オミズマシによる増水でフロアレベルが設定され、1~4まで水位を決定。
必要量に応じて生活圏に蒸留水に変えて各地へ供給している。
偵察兵が8割担当し、水調整、管理を行う。
入口は拠点を始め各地に存在するが、ほとんどは人の目に付きにくい
橋の暗渠やダムなど見つけにくい所に設けている。
コノエが所属する。
・実は隊員達はビーバーの由来を理解していない。
 ネーミングもA.D50年代からすでに決まっており、
 戦争という本能的な危機回避で地下に基地を造るようになった。

[コノエ・ニッタ]
ビーバーに所属する20歳の偵察兵。
管轄としては四国全CNの内で、地下水域の管理をしている。
近畿兵に度々侵入されて手を焼いている。
ミズキとはかつての同僚で現在でも度々呼んでは付き合いもしている。

[オミズマシ]
地下水路で度々発生する増水現象。
原因は不明でビーバーが解明にあたっている。

[四国のライオットギア事情]
人型のライオットギアは全て水圧カッターを搭載している。
基はアブレシブジェット加工の発展版でコウチCNの技術から造られた。
近隣は川が多く、そこから弾薬代わりに利用。要所防衛に適している。
ただ、大型機体に対抗しきれる戦力に足りておらず、航空戦闘機に頼る側面もある。
ミズキに次ぐ候補者を求めるも、空を恐れる若者は少なくない。
ここでトクシマCN工作班第1工房のカナ・ヒグラシさんより一言。
「四国は高齢者の割合が年々増え続けています。
 さらに希望兵科も変わってきて、理工学に関する男女比率も偏りが見られます。
 女性が大半工房や農業に回っているので、もう少し男性の従事者が欲しいですね。
 若い人達も少なくて危険度の増す前衛を任せたくないですし、
 年配の人達がまだ外回りをやりたいってせがむので」



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
九州地方

[オオイタCN]
九州南東部に位置するCNで、人口数約551,000人。
常にヤマグチCNから牽制を受けており、フクオカCNに援護要請を頼んでいる。

[オキナワCN]
全CNで最も最南端に位置するCNで、人口数約730,000人。
コスギ司令が管轄する。
拠点は見渡す限り視認されやすく、兵装を隠すシーザーとよばれる設備がある。
現在はほとんど潜水艇で九州大陸と行き来して、カゴシマCNの港と経由。
救援要請がスムーズに起こせるように連携をとっている。
タツキ、セリオ、メグ、ヒサシ、ハナが所属する。
・オキナワは元々軍用基地が設置されていた。
 A.D30年までは軍用艦も所有していたが大破され、以来安全性ある
 潜水艇のみの所有、製造を行うようになった。

[タツキ・ルシフェル]
本編主人公の1人。
オキナワCNに務める20歳の衛生兵。
色素性乾皮症を患い、直射日光を浴びれなくなる。
本来は突撃兵として着任する予定だったが、上記の理由で衛生兵に変更した。
・毒蛇に咬まれても平気な体質で、理由は自身でも理解していない。

[セリオ・フォスター]
オキナワCNに務める20歳の衛星兵。
活動的でよくサーフィンをしてヒサシと競い合っている。
軍事能力に関しては疎い方で、衛生兵として留まっている。

[メグ・ゴート・ミシア]
オキナワCNに務める20歳の工作兵。
シーザーや潜水艇の扱いに長けている。
実家の内職も関連のもので、機械系に精通するようになった。

[ヒサシ・オオミジャ]
オキナワCN第2部隊長を務める21歳の突撃兵。
若き部隊を束ねるリーダー格で要人の警護も任されている。

[ハナ・キャン]
オキナワCNオペレーターを務める25歳の女性。
海底基地と拠点どちらでも活動しているが、単なる出番の都合である。

[コスギ]
オキナワCN、43歳の司令官。
拠点と近海にある海底基地を管理する。名前は永遠に不明。
設備の都合、タツキが成人になるまで海底基地内で育成し続けていた。
深い理由はないが日焼けがかなり濃い。

[シーザー]
オキナワに設置する収納型兵器。
飛行型ドローンや壁から突起する速射砲などをもつ。
理由は兵器の位置を敵性に知られないようにするためで、
海に面した地形ゆえに無線技術の一端として施しているからである。

[オキナワ海底基地]
海洋探査、資源回収のために設立した基地。
防水のため複数の壁を重ねて細工されている。
意外にも新しくA.D80年に発見された。

[AquaアクアFiファイ]
潜水艇に備えられているレーザー通信技術。
波長の乱れを防ぐために光線化、遠距離高速化させている。
拠点や潜水艦間では主にモールス信号で暗号化、連絡をする。

[カゴシマCN]
九州大陸南部に位置するCNで、人口数約1,600,000人。
イイダが管轄し、また九州総司令部の立場をもつ。
砂風呂があり、市民や兵達の疲れを癒す場所もある。
シゲが所属する。

[シゲ・ウツリギ]
カゴシマCNに所属する21歳の突撃兵。
マサキ、ケンジとは幼馴染でエリア案内や警護などを主に行う。
1歳年上にもかかわらず彼らと気兼ねなく接する。

[イイダ]
カゴシマCN、100歳の司令官。
九州をまとめる総司令官で、年を感じさせない元気さを見せつける。
かなりの高齢者でA.Dの歴史を知る人物でもある。
ある理由でイヌが苦手らしい。

[クマモトCN]
九州中央部に位置するCNで、人口数約800,000人。
リョウコ司令が管轄する。
九州の中で最も犬兵団の割合が多く、人手で各地に派遣される時も多い。
マサキ、ミキが所属する。

[マサキ・タチバナ]
本編主人公の1人。
クマモトCNに所属する20歳の偵察兵。
犬兵団の副隊長の1人でオルンと共に共同。
ミキに対しては尊敬混じりで、友人の1人とも認識している。

[ミキ・カシワギ]
クマモトCNに所属する20歳の偵察兵。
犬兵団の部隊長の1人で優秀なブリーダーとして近年から頭角を現してきた。

[リョウコ・サクライ]
クマモトCNに務める28歳の司令官。
他CNよりも積極的に犬兵を採用する。

[サガCN]
九州北西に位置するCNで、人口数約404,000人。
主に陶磁器、シリコンウェハーの製造を行っている。

[ナガサキCN]
九州西部に位置するCNで、人口数約650,000人。
西部にある五島も管轄。
離島各地には複数の鉄芯が立っている。

[フクオカCN]
九州北部に位置するCNで、人口数約789,000人。
工業が盛んで機械関連の生産が積極的に行われている。
A.D100年現在で新たなライオットギアを製造しているらしいが。
エイミーが所属する。
・A.D30年までは九州一の人口数だった。
 市民の安全性を考えて大半がカゴシマに移籍した。
 しかし、拒否する者も多数いて現在の留まりが彼らなのである。
 土地を守るという防人の名残りなのかは定かではない。

[エイミー・カルネラ]
フクオカCNに所属する22歳の突撃兵。
家系が槍の名手、かつ工学の大手で隊長に抜擢された。
しかし、性格がどっちつかずで初対面の人となるとあがり症になる。
さらに部隊一の運動オンチでマラソンでもほぼビリになる。
・ただ、考察に対して深読みする事もあり、隊長としてあり続けるのは
 周囲のフクオカ兵に割かし納得されているようだ。

[ミヤザキCN]
九州大陸東部に位置するCNで、人口数約531,000人。
イイダ嫁が管轄する。
近年からイヌのみでなくウシやウマなどの動物を確保するようになった。
ケンジが所属する。

[ケンジ・タカハシ]
ミヤザキCNに所属する20歳の突撃兵。
あらゆるエリアで活動するオールレンジな立ち回りをする。
マサキやシゲとは幼馴染でよく遊んでいた。かつては犬兵団に所属していたが。

[イイダ嫁]
ミヤザキCN、70歳の司令官。
イイダの妻であり、九州内部でも優秀な衛生兵の手腕を見せる。
知略にも長けていて捕縛した敵兵に色々と説得をしている。
・きちんとした名前がないのはイイダ的都合で知られたくないようだ。
 少なくともこの時代の者達は誰一人として理解していない。

[犬兵団けんぺいだん]
イヌと共に軍事行動する組織。
スタンナイフやAEDを装備し、人命救助や敵兵奇襲などを行う。
ドーベルマン、柴犬や土佐犬を始め、パピヨン、シーズー、チワワなども
成犬した順から教育して扱っている。
九州各地のCNに配置されているが、割合はクマモトが多い。

[エリアルボード]
1m50cmの板状の乗り物。
地上から30cm程浮遊し、摩擦を起こさずに移動する。時速は約40~50km。
ただ、高度制限を設定されているのか長い坂道を越えられずに低地へ降りてゆく。
中つ国の技術を応用して製造された。

[セパレイトチェイン]
刀身約50cm程の鎖を回転させる片手剣。
主に鋼鉄分断で使用されるが、応じて戦闘で用いる時もある・・・。
なお、カゴシマCNでさらに強化された大型を製造している者もいるという。

[九州のライオットギア事情]
陸上歩行に準えて四足歩行型の機体を製造している。
ただ、機動性や速さが九州の土地と適していない意見も増して
増産を継続するべきかいつも議題に上がる。
よって近年、フクオカCNで何やら新たな型を造っているらしい。
オキナワは人型の機体を持たず、シーザーという収納型兵器に着手している。
ここでカゴシマCN工作班第1工房のハッピー・ウマノスケさんより一言。
「あたしの可愛い四足歩行ギアちゃんは本物顔負けよ。
 シリコンウェハーの柔軟性でお手もお座りもなんのその。
 犬兵団の子もカワイイけど、無機物ならではの滑らかさやスベスベ感も一興。
 大型だって負けない型を目指すつもりよ」
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