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その36☆
しおりを挟む「さえちゃん先生、何でコンドーム持ってるんですか?!」
「それは、男の嗜みでしょ。むしろ持ってないのにえっちするとか、あり得ないから。」
「そ、それは…そうなんですけど…そうじゃなくて…」
むぐむぐと言葉を飲み込む千歳を見て、男性器の生えた美少女がニヤニヤしている。
「千歳、嫉妬?」
「うっ…」
「光大にも嫉妬してたもんね。まあ、それも私なんだけど。」
「さえちゃん先生は、誰にも渡しませんんん!」
勢いよく起きた千歳は、さえちゃん先生を押し倒した。
「もう、こうなったら実力行使ですよ!ん…よいしょっと…」
ワンピースをめくり上げて、そそり立つおちんちんを埋め込むように腰を下ろした。
「はあっ…ふう…」
「下もすごいけど、おっぱいの迫力もすごい…」
さえちゃん先生のささやかな胸に手を置いて、腰を動かし始める。
「んー、奥が…やば…きもち…」
「飲み込まれてる…ゆれるGカップ、眼福…」
さえちゃん先生は下から持ち上げるようにおっぱいを支えて、うっとりと頬を染めている。
上下に大きく動くよりも、奥を抉るように少しずつ刺激した方が気持ちいい。千歳が動くたびに、肌同士が当たる音がする。
「さえちゃん…せんせ、気持ちいいですか。」
「めっちゃやばい…このままされたら出る。」
荒い息を吐いて快感を逃しているさえちゃん先生の唇を、指で押さえた。
「私以外と、ふたなりえっちしないって約束してくれたら、いっていいです。」
一瞬目を見開いてから、花がほころぶような笑顔で強く抱きしめられた。
「ずーっと、千歳だけがいいな。」
「私、さえちゃん先生の今の笑顔が、一番好きです。多分、それって光大さんの笑顔ですよね。」
ー感情が昂ぶるのは、さえちゃん先生の中にいる光大さんだから。
さえちゃん先生は照れたようにはにかんで、ゴロリと反転し、千歳が見上げる体勢になった。
「ん、おっぱいで圧迫されながらいきたい。」
「仕方ないですねえ。はい、どうぞ。」
左右から寄せて頭を胸に抱きしめる。
さえちゃん先生の腕が、千歳の足を持ち上げて深くまでつながった。
「んんっ、はあ…」
ずちゅっ、ぱんっ…ずちゅ…っと体液が溢れて粘膜が擦れる音が段々と速くなっていく。
「きもちいい…あっ…やっやっ…奥ぅ…」
ビリビリと快楽の電撃が走って、爪先が伸びる。
胸に熱い吐息を感じ、目尻から涙が伝った。
さえちゃん先生とつながっている事実に、千歳の心がいっぱいになる。
「さえちゃん先生、好き…大好き…」
「ん…んん…」
圧迫してるから喋れないんだと気づき、少し笑ってしまった。
「あっん!」
前面を擦るように何度も突かれて、さえちゃん先生の腰に足を巻きつけ、やってくる大きな快感に身を委ねた。
「いっちゃう…もう、むり…」
下腹部全体が小刻みに痙攣し、きゅうっとさえちゃん先生のおちんちんを締め上げる。
強く大きく数回グラインドすると、さえちゃん先生がクタリと千歳の上に倒れた。
「すげえ出た…やばい…」
「ほほお。」
「千歳のおっぱいがすごすぎて…もう無い生活が考えられない…」
「1ヶ月かけて調教できて良かったです!」
「…確かに、調教された気がする。」
ゆっくりと体を離し避妊具を捨てて、ワンピースを整えたさえちゃん先生が、千歳の上にもう一度覆い被さってきた。
「このまま寝たい…」
「さえちゃん先生、ウィッグ外さないと痛いのでは?」
「…諦めてお風呂入る。」
しょぼんとして起き上がったさえちゃん先生を見て、千歳は落としていた布団をかぶってベッドにもぐった。
「待ってますね。」
「めっちゃ嬉しいけど、寝る時はさえちゃんじゃないよ?」
「慣らしてかないと、慣れないですよ。」
「…そうだね。」
えへへと笑って風呂場へ向かった後ろ姿を見送り、千歳はベッドの中で身悶えた。
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