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第23話
しおりを挟むやっと終わった……
いかされてしまったのは、この際置いておこう。
沙彩がほっと息をつくと、ティルが手錠をタオルハンガーから外し、沙彩の空いている手にかけた。
「えっ、なんで?!」
「お風呂で両手が使えないと危ないですから、サーヤの身の安全は私が守りますね」
自分で手錠をかけておいて、自分で宣言するのだから世話がない。
「その前に少し失礼します」
沙彩の目の前で雑に自分の髪と体を洗うと、髪を適当にまとめて片方へ流した。
水に濡れた褐色の裸と明るい髪が、光を反射してキラキラと眩しい。
エルフパワーに沙彩の目は焼けそうだ。
「サーヤ、お風呂につかりますよ」
嬉しそうに笑って沙彩を抱き抱えると、湯船にゆっくりと沈んだ。
「いや、危ないですけどこの態勢」
「そんなことないですよ」
いろいろな意味で危ないことこの上ない。
ティルにとっては小さめな湯船で、前から抱きしめられる形で沙彩も浸かっていた。
だから、ティルの大きく主張しているそれが、沙彩の足の間で元気よく立っている。いや勃っている。
さっき一度いってしまったからか、沙彩の下腹部は甘く疼いていた。
この大きなものを、中に入れたらさぞ気持ちがいいだろう。いやいや、そんな妄想はダメだ。ティルのせいで頭がおかしくなっている。
沙彩はかぶりを振ると、ティルがクスッと笑った。
「サーヤ、腕を失礼しますね」
沙彩の両腕の中へティルが頭をくぐらせる。
「サーヤに抱きしめられているみたいです。とても素晴らしい眺め」
そのまま目の前にある沙彩の乳首に吸い付いた。
「んなっ!んん!」
甘噛みをされてピリリとした痛みが、より快感を増幅させる。
「ふふふ、グミの実みたいに甘いです」
出た、エルフ例え!
心の中でツッコミを入れるが、刺激に負けて、出てくるのは嬌声ばかりだ。
「んっやっ、んんー!」
「はあ……サーヤの声で、私もゾクゾクしてしまいます」
足の間にある太いそれが、ゆるゆると沙彩の下腹部を擦る。
「サーヤと、一つになりたい」
擦られているだけで気持ちいいのに、中に入ってしまったら、どれほど気持ちよくなってしまうのだろうか。
沙彩の頭の中は愉悦に侵されて、そのことばかりが巡っていた。
ティルが沙彩の腰を掴み、持ち上げる。
沙彩の足は自然と開き、ティルを受け入れる態勢になってしまっていた。
「入れますよ」
ボコっとした先が沙彩の入り口を割り、内壁を擦りながら奥へと到達した。
「んああっ……!」
沙彩はティルの頭にしがみつくように抱きついた。
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