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第22話
しおりを挟む「さあ、足を洗いましょうか」
パッと胸から手が離れ、抱きしめられていた背中から温もりが消える。
ティルは沙彩の前で片膝をつき、自身の膝の上に沙彩の足を乗せた。
沙彩はされるがままになっている。
「小さな足ですね」
再び泡だてたボディーソープを爪先から足首、ふくらはぎへと広げていく。膝から太ももまで手のひらで撫でると、沙彩の内腿がビクリと震えた。
ティルはもう片方の足を同じように洗うと、シャワーのお湯で沙彩の体を洗い流した。
「大切なところは、石鹸で洗ってしまうと痛くなりますから、周りだけ泡をつけますね」
そんな気遣いしなくていい!
「自分で洗えますから!片手空いてますし!」
沙彩の主張を完全無視し、ティルはウキウキと泡を足の間に乗せ始める。
「ちょっと!やめっひゃうっ!」
粘膜につかないように優しく広げられ、手のひらで少し押すように洗われる。
「あっ、やだ」
むにゅむにゅと押されると、敏感な部分も一緒に押されてキュンと快感が走った。
ティルはリズムをつけて何度も繰り返す。
「だっ、だめ……そこやだっ……」
「柔らかくてモチモチしてて、とても可愛いです」
次第にぬちゅぬちゅと泡以外の水音が聞こえてきた。
濡れてしまっている。久しぶりに男の人に触られて、気持ちよくなってしまっている。
沙彩は気持ち良さに抗えず、ティルのされるがままになっていた。
「泡を流しますね」
シャワーヘッドを近づけ、強い水圧でお湯を当てられた。
「やああっ!」
急に訪れた強い快感に、沙彩の体が前のめりになる。
ティルはしばらく沙彩の反応を楽しむと、シャワーを止めて再び沙彩の敏感な部分を手のひらで押し始めた。
「やめ、今のでっ……あっ……」
「ふふ、ちょっと大きくなりましたね。間から顔を出して、私の手のひらにキスをしてますよ」
擦るように上下にずらしながら押し込まれると、ビクビクっと震えて下腹部にキュンキュンと響く。
ティルは片手の親指で優しくこねながら、もう片方の中指を沙彩の中へ挿し入れた。
「ひゃあっ!やっ、だめっあっ」
ぬちゅ、くちゅ、音をさせて沙彩の中が悦んでいる。
いつの間にか二本の指で中を掻き回され、指の腹が沙彩の弱い部分を探り当てた。
「ああっ、あっ、だめだめ……そこだめ」
沙彩の甘い反応を見て、ティルがそこばかりを攻め立てる。
親指でこねられていた突起は、今や人差し指と親指で摘まれ、緩急をつけて刺激されていた。
「サーヤ、可愛いです。我慢せずいってください」
一際強く突起を摘まれ、沙彩の膣がビクビクっと痙攣した。
「やああっ、あああっ!」
ガクッと体の力が抜け、タオルハンガーにかかっていた手錠がガチャンと音を立ててひっぱられた。
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