10 / 16
私が童貞もらいます! 幼馴染の男子高生
第4話
しおりを挟むお互い首まで赤くして、チラチラと視線を交わす。
断られなくてほっとしたし、嬉しいけど、えも言われぬ恥ずかしさがある。
「あー…どうすればいい?」
「わっ私も分かんないけど…とりあえず、抱きしめとく?」
「おう…」
顔が熱くて仕方ない。手も指もぶるぶる震えてるし、気が動転しておかしくなりそうだ。
クッションを置いて悠貴の隣に移動すると、恐る恐る伸ばされた腕に、優しく抱きしめられた。
「あったかい…てか熱い。」
「お前もな。…小枝って着痩せするタイプだっけ?」
「おっと、デブだと言いたいのか?!」
「ちげえよ!胸が大きいなって思って!」
改めて言われると、とてつもなく恥ずかしい。そこまで大きくないけど、装備品としては標準以上だと思う。
「悠貴って、おっぱい好きなの?」
「うん、いいよね。夢が詰まってるよね。」
「詰まってるのは脂肪だよ。」
「いいんだよ!俺からしたら脂肪も夢なんだよお!」
「あはは、おっかしい。はあ…なんか、抱きしめられるのって落ち着く。」
「…俺も。」
そっと顔を上げると、真剣な顔をした悠貴が私を見ていた。
「なあに?」
「…キスする?」
「うん。」
すっと顔が近づいて来て、寸前でピタリと止まる。あと数センチの距離がもどかしい。
「目、つぶらないの?」
「あー、タイミングが分かんなかった。悠貴もつぶってないじゃん。」
「や、なんか…もったいないなと思って。」
「開けとく?」
「ふふ、うん。」
そっと触れるだけのキスをして、離れる。お互いの目を見て、笑ってしまった。
「なんか、恥ずいな。」
「ね、照れる。」
「…もう一回、していい?」
「一回でいいの?」
背中に回っていた手が、首と後頭部に移動し、さっきよりも長めに唇が重なる。
「気が済むまで。」
何度も何度も唇が触れて、少しずつ間隔や面積が変わっていく。
「んっ…う…」
「はっ…」
唇の隙間から悠貴の舌が、伺うようにチロリと入ってくる。応じるように口を開けると、別の生き物のような生温いものが、自分の舌と絡み合った。
混じり合う唾液が、甘く感じる。
これは、気持ちいい。世のリア充達は、好きな人とこんなことを日々しているのか。
粘膜を舐められて、上顎に舌先が触れると、体の力が抜けていく。
気が済むまで混じり合い、荒い息を繰り返しながら離れると、熱を持った瞳があった。
「やばい、キスだけで勃った。」
「えっ!」
下を見ると、ジャージがテントを張っている。
「こ、これが…勃起…」
「見る?」
ハッと顔を上げれば、ニヤニヤ笑っている。
悠貴って、割と変態くさいんだよな。
「どうやって出すの?」
「出してくれんの?」
「いや、ちが、純粋に疑問なんだけど…やる?」
「指示出すわ。やべえ、くっそえろい。」
子どもみたいにはしゃいでるから、おかしくなった。
1
お気に入りに追加
210
あなたにおすすめの小説
大事な姫様の性教育のために、姫様の御前で殿方と実演することになってしまいました。
水鏡あかり
恋愛
姫様に「あの人との初夜で粗相をしてしまうのが不安だから、貴女のを見せて」とお願いされた、姫様至上主義の侍女・真砂《まさご》。自分の拙い閨の経験では参考にならないと思いつつ、大事な姫様に懇願されて、引き受けることに。
真砂には気になる相手・檜佐木《ひさぎ》がいたものの、過去に一度、檜佐木の誘いを断ってしまっていたため、いまさら言えず、姫様の提案で、相手役は姫の夫である若様に選んでいただくことになる。
しかし、実演の当夜に閨に現れたのは、檜佐木で。どうも怒っているようなのだがーー。
主君至上主義な従者同士の恋愛が大好きなので書いてみました! ちょっと言葉責めもあるかも。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
秘密 〜官能短編集〜
槙璃人
恋愛
不定期に更新していく官能小説です。
まだまだ下手なので優しい目で見てくれればうれしいです。
小さなことでもいいので感想くれたら喜びます。
こここうしたらいいんじゃない?などもお願いします。
【R18】隣のデスクの歳下後輩君にオカズに使われているらしいので、望み通りにシてあげました。
雪村 里帆
恋愛
お陰様でHOT女性向け33位、人気ランキング146位達成※隣のデスクに座る陰キャの歳下後輩君から、ある日私の卑猥なアイコラ画像を誤送信されてしまい!?彼にオカズに使われていると知り満更でもない私は彼を部屋に招き入れてお望み通りの行為をする事に…。強気な先輩ちゃん×弱気な後輩くん。でもエッチな下着を身に付けて恥ずかしくなった私は、彼に攻められてすっかり形成逆転されてしまう。
——全話ほぼ濡れ場で小難しいストーリーの設定などが無いのでストレス無く集中できます(はしがき・あとがきは含まない)
※完結直後のものです。
やさしい幼馴染は豹変する。
春密まつり
恋愛
マンションの隣の部屋の喘ぎ声に悩まされている紗江。
そのせいで転職1日目なのに眠くてたまらない。
なんとか遅刻せず会社に着いて挨拶を済ませると、なんと昔大好きだった幼馴染と再会した。
けれど、王子様みたいだった彼は昔の彼とは違っていてーー
▼全6話
▼ムーンライト、pixiv、エブリスタにも投稿しています
さして仲良くない職場の先輩と飲み会の後に毎回セックスして繰り返し記憶をなくしている百合
風見 源一郎
恋愛
真雪が目を覚ますと、セックスをした後だった。隣には、すごくエッチな体をした女の人がいた。前日には会社の飲み会があったことだけを覚えている。
酔った勢いで、さして仲良くもない会社の先輩を相手に処女を散らしてしまった真雪は、しかし、見知らぬはずの部屋に、見知ったものばかりが置かれていることに気がついたのだった。
【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)
幻田恋人
恋愛
夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。
でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。
親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。
童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。
許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…
僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる