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私が童貞もらいます! 幼馴染の男子高生

第4話

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 お互い首まで赤くして、チラチラと視線を交わす。
 断られなくてほっとしたし、嬉しいけど、えも言われぬ恥ずかしさがある。
「あー…どうすればいい?」
「わっ私も分かんないけど…とりあえず、抱きしめとく?」
「おう…」
 顔が熱くて仕方ない。手も指もぶるぶる震えてるし、気が動転しておかしくなりそうだ。
 クッションを置いて悠貴の隣に移動すると、恐る恐る伸ばされた腕に、優しく抱きしめられた。
「あったかい…てか熱い。」
「お前もな。…小枝って着痩せするタイプだっけ?」
「おっと、デブだと言いたいのか?!」
「ちげえよ!胸が大きいなって思って!」
 改めて言われると、とてつもなく恥ずかしい。そこまで大きくないけど、装備品としては標準以上だと思う。
「悠貴って、おっぱい好きなの?」
「うん、いいよね。夢が詰まってるよね。」
「詰まってるのは脂肪だよ。」
「いいんだよ!俺からしたら脂肪も夢なんだよお!」
「あはは、おっかしい。はあ…なんか、抱きしめられるのって落ち着く。」
「…俺も。」
 そっと顔を上げると、真剣な顔をした悠貴が私を見ていた。
「なあに?」
「…キスする?」
「うん。」
 すっと顔が近づいて来て、寸前でピタリと止まる。あと数センチの距離がもどかしい。
「目、つぶらないの?」
「あー、タイミングが分かんなかった。悠貴もつぶってないじゃん。」
「や、なんか…もったいないなと思って。」
「開けとく?」
「ふふ、うん。」
 そっと触れるだけのキスをして、離れる。お互いの目を見て、笑ってしまった。
「なんか、恥ずいな。」
「ね、照れる。」
「…もう一回、していい?」
「一回でいいの?」
 背中に回っていた手が、首と後頭部に移動し、さっきよりも長めに唇が重なる。
「気が済むまで。」
 何度も何度も唇が触れて、少しずつ間隔や面積が変わっていく。
「んっ…う…」
「はっ…」
 唇の隙間から悠貴の舌が、伺うようにチロリと入ってくる。応じるように口を開けると、別の生き物のような生温いものが、自分の舌と絡み合った。
 混じり合う唾液が、甘く感じる。
 これは、気持ちいい。世のリア充達は、好きな人とこんなことを日々しているのか。
 粘膜を舐められて、上顎に舌先が触れると、体の力が抜けていく。
 気が済むまで混じり合い、荒い息を繰り返しながら離れると、熱を持った瞳があった。
「やばい、キスだけで勃った。」
「えっ!」
 下を見ると、ジャージがテントを張っている。
「こ、これが…勃起…」
「見る?」
 ハッと顔を上げれば、ニヤニヤ笑っている。
 悠貴って、割と変態くさいんだよな。
「どうやって出すの?」
「出してくれんの?」
「いや、ちが、純粋に疑問なんだけど…やる?」
「指示出すわ。やべえ、くっそえろい。」
 子どもみたいにはしゃいでるから、おかしくなった。


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