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隣の家の可愛い、年下の男の子

第2話

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1時間くらいプレイした頃、段々日が落ちてきたので、カーテンを閉めて部屋に電気を灯した。
 そう言えば、季央に何が食べたいか聞いていなかったと思い出し、自室に向かう。
 オムライスかチャーハンって言ってくれると、楽なんだけどなあ。
 ガチャリと自室のドアを開けると、理解不能な光景を目の当たりにした。
 下半身を露出させた季央が私のベッドに座り、左手には漫画を持ち、右手に布らしきものを巻きつけて上下に動かしていた。
「えっ、何してんの…」
「っ!?」
 真っ赤な顔をした季央が私を見て、そのままベッドに突っ伏した。
 いやまさか、これって…
「あー…マスターベーション?」
 うずくまったまま動かない季央に、どうしたらいいか分からず、とりあえず話しかける。
「えっと、季央も年頃だもんね…その、したくなる時もあるよね…するなとは言わないけど、トイレとか…えーとお風呂とか…人に見つからないところでやった方が…いいかなーみたいなこと思ったりなんかして…」
 ひえー、どうしよう。
 季央、何も言わない。いや、普通は気まずくて何も言えないよね。だって私が気まずいもん!
 何で私の部屋でしてんの?もしかして、手に持ってるのって…
「あっ…私のエロ漫画。」
 その瞬間、ガバッと季央が身を起こした。
「うおっ、びっくりするわ…って、それ私のパンツー!!!どこから出したー!いや、引き出しだろうけど!!」
 右手に持っていたのは、私のセクシーな部類に入るレースの黒いパンツだった。よく見ると、白い物が付着している。
「うるさい!黙れすず!」
 真っ赤な顔がより真っ赤になり、しかもちょっと涙目の季央の大声にビクッと体が止まる。
「さ、さーせん。」
「すず、こっち来い。」
「え、ええー…」
「早く!」
 すごい剣幕に気圧されて、ベッド脇に立った。
 ドア付近から見ていたのより、一層生々しい光景と臭いがする。
 さっきうつ伏せになったのは、声をかけた瞬間に射精をしたからなんだろうな、と察した。
 いやこの子、私のエロ漫画で抜いてたんすか。そこまで過激な描写はないけれど、年頃には刺激が強かったのだろうか。
 っていうか、私のパンツ…もうはけないじゃん。気に入ってたのに…
「見たよな?」
「え?」
「俺の…してるところ見たよな?」
「…あっ…はい…さーせん。」
 ギロリと睨まれて竦む。
 この子、もっと可愛かったはずなのに!
「俺にも見せろ。」
「はあ?」
「俺の見たんだから、すずも見せろよ。」
「意味わかんないっす。」
 右手に持っていたパンツを投げつけられた。
「ぎゃっ!」
 パンツが腕に当たって、ぬるりとした白い液体がついた。
「ひどい!」
「すず、上脱げ。」
「季央が怖い!」
「うるさい。すずが悪いんだ、すずが。」
 再び涙目になっている季央を見ると、何も悪くないのに罪悪感が芽生える。
「…分かったよ。じゃあ、シャツだけね。」
 シャツを脱いでもブラ着けてるしな。
 季央が低学年の頃はお風呂も一緒に入ってたし、それくらいならまあいいかと、着ていたTシャツを脱いだ。
 ら、思ったより開放感があった。
「あ、れ?」
 そう言えば、休日だからって何もつけてなかったのを忘れていた。
「わ、わー!」
 慌てて両手で隠そうとすると、季央の手に掴まれて動かせない。強い力で抑えられているから、ビクともしない。
 こいつ、いつの間に力をつけていやがったんだ。

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