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明亜と女装男子編
10-12ゆっくり、ゆっくり
しおりを挟むいつ終わるのか分からないくらい長い間、胸を触られて気持ち良くて、もう息も絶え絶えってところで、やっと離された。
「明亜ちゃんの可愛いおっぱい、堪能させていただきました。」
「もう、死んじゃう…。」
「俺も、明亜ちゃんの可愛さで死んじゃう。いや、生きる。だってまだ本番してないもん。」
私も大概、思ったことやりたいこと口に出しがちだけど、伊知地さんも随分と素直だよ。
「それじゃあ、パジャマ脱ぎ脱ぎしましょうねぇ。」
クタリとしていた体を抱き起こされて、上も下も全部脱がされてしまった。
「私だけ裸なの、やです。」
「か、可愛い…分かった、脱ぐ。」
伊知地さんが、スウェットとズボンをするりと脱いで、脇に畳んで置いた。
少し骨が浮いてるけど、引き締まって細い上半身。太もも、ふくらはぎ、同じ細さかな?ってくらい細い。
そして、勃ち上がる伊知地さんの、アレ。
漫画でモザイク付きしか見たことないから、モザイク無し3Dカラーで見るのは初めて。
本当にキノコみたいなんだなぁ、というのが、初見の感想。
アレが、入るのか…。入るのかな?
結構大きくない?そして長くない?
無理じゃない?
あやにゃんてば、アレを毎日のように入れてるの?!すごくない?!
しかも気持ち良いんでしょ?!
どういうこと?!
私も気持ち良くなるの…?
でも、漫画だとみんな気持ち良さそうにしてるし、いっちゃうーって言ってるよ。
胸を触られた時、気持ち良くてビリビリしたから、あれよりも気持ち良くなるんでしょ。
私、大丈夫かな。気持ち良過ぎて狂ったらどうしよう。
「明亜ちゃん、百面相してるけど、大丈夫?怖くなった?」
「あっ、いえ、怖くはないです。」
快楽の虜になったらどうしよう、なんて考えてたことは、絶対に言えない。
「良かった。んー…明亜ちゃん、俺…明亜ちゃんの大事なところ触るけど、いい?」
「は…はい…」
ごくりと喉がなる。
「そしたら、ベッドに行こうか。」
二人でベッドに上がって、私は仰向けに、伊知地さんは私の足の間に座った。
「で、電気が…恥ずかしい…」
「小さいのつけててもいい?見えないと傷つけちゃうかもしれないから。」
こくっと頷いてリモコンで明かりを弱めた。
暗いけど、表情や物は見える。
ということは、私のあの臓器も見えるということで…。
じっと足の間を見つめる伊知地さんは、目を細めて真剣な顔をしていた。
恥ずかしい、顔があっつい。
何か変だろうか。やっぱりグロくて無理なんじゃないか。
「明亜ちゃんのここ、ぷくっとしてて可愛い。」
手のひらでさわさわと撫でられた。
「ひえっ!」
「可愛いからキスしちゃお。」
ちょっと伊知地さん頭おかしい!
「か、可愛くないですぅっひょああ!」
足の間に顔が埋まって、ぷちゅぷちゅと音をさせながら、唇がくっついたり離れたりしている。
こ、これが…あやにゃんの言っていたプレイの一つ…
自分の身に起こるとは…
「ここも、ちゅってするねぇ。」
「やあっ」
指の腹で触れられると、びっくりするくらいビリビリする場所があった。
存在は知ってたけど、これはやばい。
そして、唇じゃなかった。舌で押されて、くるくる円を描いて舐められて、吸われた。
「ひあああっやっそれ、あっあっ」
初めての快感に体が震えて、さっきの乳首の比じゃなかった。
本当に、気持ち良くて頭がおかしくなる。
「明亜ちゃん、自分でクリを触ったことないのかな。」
「はぁ…はぁ…ないですよお。」
「そうなんだ。俺、処女厨って訳じゃないけど、なんかグッときた。明亜ちゃんの初めての気持ち良いは、俺にかかってるんだなって感じ。」
「ううう…!」
恥ずかしいし、気持ち良いし、伊知地さんはかっこいいし、でも訳わかんないこと言ってるし、もうよくわかんない!
「明亜ちゃんが気持ち良くなってくれると嬉しい。また俺としたいなって思ってもらえるように、頑張るね。」
「えっと…はい?」
「はぁ…可愛い…。じゃあ、続きするね。」
気持ち良いクリトリスを、何度も舐られて腰が浮く。
「んうう…!」
「いきそうだなーって思ったら、いっていいからね。」
「わかんなっあんっ」
内股が震えて、気持ち良いのがぎゅううっと集まってる感じがする。
これが、いくってやつなのかな。
「じゃあ、気にしなくていいよ。気持ちいいのだけ感じてて。」
肌がぞわぞわする。首の辺りから足の先まで力が入って、浮いた腰が震えて、舐められてるところがキュンキュンする。
「はぁっ…んん、あっやらっらめ…あっあっ」
クリトリスを強く吸われて、歯を立てられた瞬間、ビクビクビクっと全身が跳ねた。
なにこれ、すっごく気持ちいい…。
息が荒くなって、体に力が入らない。
「明亜ちゃん、初いきかな。可愛い!頑張ったねえ。」
汗をかいている額を撫でられて、のしかかるように抱きしめられた。
素肌で抱きしめられるって、気持ちいいんだ。
伊知地さんの背中に腕を回して、抱きしめ返す。
「伊知地さん…テンション高いですね。」
「明亜ちゃんが可愛すぎて、すっごくムラムラしてる。分かる?」
腰をグイグイ動かされて、お腹に熱くて硬いアレが当たっている。
「ほんとだ…。」
「でもまだ入れないよ。明亜ちゃんの準備が出来てないから。」
「あの…その…広げる…?」
「うん。慣らすよ。」
優しく体を撫でられて、ドキドキするけど安心する。
「伊知地さんの、大きいよね?入るかな…」
「んぐっ…げほっ…」
「だ、大丈夫?!」
急に咳き込んだから、背中を撫でる。
「可愛すぎて咳き込むことってあるんだな…。」
「そ、そんなに可愛くないです。伊知地さんの方が可愛い。」
「いや、明亜ちゃんは、全部可愛い。髪の一本から爪の先まで可愛い。」
ちゅっと音を立てて、乳首にキスされた。
「んひゃあっ!」
「自分で言うのも悲しくなるけど、俺のは標準的なサイズなので、ちょうど良いと思います。」
「ひゃい!」
体を離して、元の位置に戻る。
「リラックスして、ゆっくり呼吸してて。」
「は…い…」
この状態でリラックスって難しい。心臓がドッドッドッと大きな音を立ててる。一体、どうなるんだろう。
伊知地さんの顔がまた足の付け根に埋まり、入り口の割れ目を舌でなぞった。
「んにゃっ!」
ぬるりと侵入して、粘膜を押し拡げるように動く。クリトリスを舐められていた時みたいな敏感な快楽じゃないけれど、伊知地さんに舐められているという衝撃の事実と、ヌメヌメと動く舌の動きに翻弄されて、気持ちいい。
これは…だめなやつ…おかしくなっちゃうよ…。
「はあっ…あ…ん…」
自然と声が漏れる。
「指、入れるよ。」
舌が抜かれて、今度は少しずつ指が入ってきた。異物感。
「今、半分くらい入ったんだけど、どう?」
「特には…。」
「進めるね。」
また少し奥に入っていき、止まった。
「中指全部入ったよ。痛くない?」
「はい。」
伊知地さんのお指が…お指が私の中に…!どうしよう、キュンキュンする。
「んー、一本は大丈夫そうだね。じゃあ、動かすね。」
少し引き抜かれて、指の腹でくいくいとお腹側を押される。
なんか、変な感じ。
しばらく押され続けていると、じわじわと熱くなってきて、たまにびくりと震えるような気持ち良さがある。
「あっ」
「ん?気持ちよくなってきた?」
「なんか…そこ…変なの、んっ」
「うん、気持ちいいんだと思う。今ね、明亜ちゃんの中から気持ちいいって合図が…ほら。」
ゆっくり引き抜かれると、その指を見せられた。
指から手のひらまで、つやりと光っている。
「トロトロになって、俺の手がたくさん濡れてる。可愛い。」
「…恥ずかしいです。」
「指、増やすね。」
さっきと比べると、少し苦しい感じがするけれど、痛くはない。
「中、柔らかくてぬるぬるしてて、触ってるとすごく興奮する。」
ひえー!そんなこと言われても、どんな反応したらいいか分かりません!
ただただ顔が熱くなる。
「その顔もそそるよ。」
伊知地さんを見上げると、今まで見たことのない、苦しそうな切なそうな表情をしている。
胸がキュンとした。
こういうことしてる時って、男の人もそういう顔をするんだなぁ。
「はあっん…」
さっきと同じ気持ちいいところを、二本の指が押してくる。さっきより押す面積が増えたからなのか、慣れたからなのか、お腹の奥が締まるような感覚になった。
「ん、明亜ちゃんの中が動いてる。気持ちいいんだね…良かった。」
「なんか…ぎゅってして…あっあっ…やだ…それ変なの。」
「うん、変でいいんだよ。感じてるの、とっても可愛い。」
指を締めるように膣が動き、全身の毛穴が開くような感覚がした。
「今指を開いて入れてるんだけど、痛くない?」
バラバラと動く指に翻弄されて、きちんと返事ができない。
くちゅくちゅと水音が鳴り、それが自分の中から発せられていると思うと、恥ずかしくてどうにかなりそうだった。
「やああっ…あっああん…らめ…そこらめ…」
また腰が浮き、汗が噴き出す。
気持ちいい、気持ちよくて…涙が出てきた。
「可愛いよ、明亜ちゃん。ここもぴくぴくしてる。」
指でたくさん愛されながら、クリトリスを口に含まれた。
ちゅっちゅっと吸われて、足の先までガクガクと震える。
強い快感に飲み込まれて、またあの感覚がやってくる。
「やっ、やだ…ねえそれ…だめなの、おねがい…あぁっいやっあああ!」
「大丈夫だよ、もう一回いこ?」
舌で舐られ敏感な部分を何度も刺激され、指は中をかき回し、気持ちいい所を何度も押されて、お腹の中も腰も跳ねてしまう。
気持ちがよくて、気が狂う。
快感が幾重にも折り重なり、既に限界だった。
「あっんんん!」
全身が痙攣して、一瞬意識を失った。
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