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綾菜と瑞樹編
7-1ひかちゃんの憂鬱(過去)
しおりを挟む金曜日は、部活動日。
他の日は自主的に部活動をしていてもいいし、しなくてもいい、ゆるい文化部。
でも、金曜日は進捗状況を把握するのも兼ねて、顧問の先生もやって来るし、部員も集まる。
そんな中、ひかちゃんが重めのため息をついていた。
「ひかちゃん、聞いても大丈夫な悩み?」
「へ?あ、私またため息ついてた?」
自分でも気にしているらしく、元気なひかちゃんにしては珍しいほど覇気がない。
「どうしたの?」
「うん…ここだと話せないから、部活の後話してもいい?」
「分かった!」
今日は金曜日だけど、みーちゃんとのえっちより友情を取ります。
みーちゃんは私の教室で待ってるはずだから、先に帰っていてもらうように話をしとこう。
「先生!忘れ物をしたので、教室に取りに戻ってもいいですか?」
「どうぞ。」
顧問の先生から許可をもらい、教室へと向かった。
部活へ行ってしまうと、もう誰も教室に戻って来ない為、帰宅部か委員会の仕事などがある人達しか残っていない。
ガラッと引き戸を開けると、びっくりした顔のみーちゃんと目が合った。
窓際、後ろから2番目の私の席に座って、本を読んでいたみたい。
「どうしたの、早いね。」
「あのね、今日部活終わったら、ひかちゃんのお悩み相談室するから、帰り遅くなる。みーちゃん先に帰ってて。」
みーちゃんは頬杖をついて見上げる。
「それさ、なかなか終わらないやつでしょ。」
「そうだね。だから、今日は無理かも。ごめんね。」
「友達を大切にするあーにゃらしいからいいけど。俺はちょっと寂しい。」
なにそれー!!可愛い!!
思わず、にへらっとしてしまう。
「ごめんね。」
「謝ってる顔じゃない。」
「えーん、ごめん。」
ぐいっと腕を引っ張られてバランスを崩し、みーちゃんの膝の上に向かい合わせで乗ってしまった。どうしてこんなうまい具合に。
「な、なに?」
目を細めて悪い顔をしてるみーちゃんは、とてつもなくセクシーで、どうして普段の可愛い顔から、こんな顔に変わるのか不思議で仕方ない。
「帰ってできないなら、今でも良いよね。」
指先がツツツっと制服の上から胸をなぞり、敏感な部分をグリグリと押し込む。
「んんっ!みーちゃん!」
「なに?」
「教室だよ!誰か来ちゃったらどうするの?」
制服の中で勃ってしまった敏感な部分を、さわさわとくずぐられる。
「大丈夫だよ、毎週待ってるけど誰も来ないもん。」
「分かんないじゃん!それに、忘れ物取りに行くって言ってきたから、遅くなったら変に思われるよ。」
下から持ち上げるように揺すられると、下着と擦れて気持ちいい。
「大丈夫。あーにゃなら、日頃の行いが良いから、お腹痛くなってトイレ行ってましたで、みんな信じるよ。」
そんな不良みたいなこと…!
「ほら、今気持ち良くて、生で触って欲しいんじゃない?」
爪で引っ掻くように、突起を刺激されると、ビリビリと快感が走って背をそらしてしまう。
「んう…」
「あんまり声出しちゃダメだよ。聞きつけて誰かが来るかも。」
快感に抗えず、制服のボタンを外され、キャミソールとブラジャーをずらされ、裸の胸が露わになった。
外気に触れて、ふるりと動く。
「ほら、もうビンビンになってるじゃん。あーにゃの可愛い乳首。」
「はぁ…やだっ言わないで。」
片方は指先でむぎゅむぎゅと挟まれ、もう片方は口に含まれて嬲られる。
乳首、気持ちいい。思わず腰が揺れる。
歯を立てられて甘噛みされ、爪の先でちょんちょん突かれると、痛気持ち良くて、お腹の奥がキュンとした。熱い愛液がとろりと下着を濡らす。
「はぁ…はぁ…」
みーちゃん足が開き、その上に乗っている私の太もももパカっと開かれてしまう。
「やだ、みーちゃん。」
「ここも、触って欲しいでしょ。」
スカートの中にみーちゃんの手が入り、パンツの上から一番気持ちいい突起を押される。
「んんん!」
涙目で睨むと、みーちゃんは嬉しそうに笑った。
「俺の肩に手を乗せて。あーにゃが気持ち良くて倒れないように。」
すっごいこと言う!
私より、細くて小さくて可愛いのに、大人の男の人みたい。
みーちゃんの指がクロッチの横から中に入ってきて、ぷくりと大きくなり始めた突起をちょんちょんと触ってくる。
「んぐっ…」
声を出しちゃいけないから、息が鼻に抜けてくぐもる。
包皮の上からぐにゅぐにゅ摘まれて、すぐにとろけてしまった。
「気持ち…いいよお…」
「あーにゃは、ここ大好きだもんね。」
みーちゃんが触ってくれるところは、どこも気持ち良いから好き。
でもそこは、特別気持ち良くて頭がおかしくなっちゃう。
「ん…はぁん…」
くちゅくちゅと音がして、愛液が垂れている。
みーちゃんの指が愛液を絡めとり、滑らせながら気持ち良い突起の少し奥、おちんちんの入り口に指を差し込む。
「んにゃあ…」
何の抵抗もなく入ると、たくさん触られて判明した気持ち良い場所を、重点的に攻められてしまう。
「みーちゃんの…ゆび…きもち…あっ」
「うん、あーにゃの気持ち良いところ、たーくさん触るよ。」
指の腹をお腹側に当てて、何度も何度もそこを押される。
最近、その辺ばかり刺激されると、何か出てしまいそうな気がして、少し怖い。
「みーちゃんんん、そこ…怖い…」
「何で?」
「なんか…出そうなの…」
「本当?!」
目をキラキラさせて、大喜びしている。
「あーにゃ、パンツ脱ごうか。」
一旦床に足を降ろされて、一気にパンツを引き抜かれた。
学校でノーパン…なんてこと。
でも冷静になる前に、またみーちゃんの膝の上に乗せられ、指を突っ込まれる。
「はう…」
ぬちゅぬちゅ、くちゅくちゅ、二本の指が膣内をうごめき、さっきの気持ち良いところをたくさん撫でて押してくる。
そこばかり触られると、むずむずして腰が浮いてしまう。
「みーちゃん、なんか、出ちゃう…ねぇ、出ちゃうよ…」
「出して、出して欲しい。」
切ない顔をしたみーちゃんを見て、胸がキュンとする。
私のみーちゃん…。
「ううっ」
声を出さないように自分の指を噛んで、快感を追う。
下腹部が脈打って、気持ち良い突起の周りがきゅんきゅんしたと思ったら、びしゃびしゃっと床に何かが吹きこぼれた。
放った瞬間、えも言われぬ快感が下半身を襲う。
「や、やだぁ…私、もらしちゃったの…」
不安がる私を抱きしめて、みーちゃんが喜んだ。
「違うよ。これはね、潮を吹いたんだよ。」
「なにそれ。」
「あーにゃが気持ち良くなると出しちゃう体液。出すところは同じだけど、尿じゃないから、安心して。」
なんかよく分からないけど、おしっこじゃないなら良かった。
「よし、もう一回いこうか!」
「えっ?!」
「一回吹くと、癖になって何回も吹けるようになるんだよ。」
そ、そんなの嫌…!
でも、みーちゃんの指が入ってくると、気持ち良くて気持ち良くて、抗えない。
たくさん触って欲しいし、何度もいかせてほしい。
みーちゃんのせいで、私は本当に淫乱になってしまった。
みーちゃんとする、えっちなこと、大好き。
みーちゃんに外を見張っててもらい、とてつもなく恥ずかしい思いをしながら、教室に置いてあるトイレットペーパーで自分と床を吹き、パンツを履いた。
「遅くなっちゃった…!急いで戻らなきゃ!」
「気をつけてね。俺はしばらくしたら、帰るから。」
「みーちゃんも気をつけてね。」
慌てて部室に戻ると、先生はいなくなっていた。
「綾、遅かったね。どうしたの?」
「お腹痛くてトイレ行ってた。」
「そっか、冷えちゃったんじゃない。」
あっさり信じてくれた。みーちゃんの言う通りだ。
「先生は?」
「急に子どもが熱出したから、保育園に迎えに行かなきゃいけなくなったって。」
「あぁ、そっかぁ。じゃあ今日はもう終わり?」
よく見れば、ちらほら帰っているのか元々少ない人数が減っていた。
「そうみたい。」
「じゃあ、ひかちゃん!美術室行こうか?」
「…うん。」
途端、しょぼんと落ち込んだひかちゃんになってしまった。
どうしちゃったんだろう、ひかちゃん。
美術室の端っこ、石膏像の隣で向かい合って座る。
正方形の木の椅子がガタついて、背もたれもないし座りづらい。でも、趣があって嫌いじゃない。
ひかちゃんは、再度大きなため息をつくと、話し出した。
「瑞樹のクラスの、委員長は分かる?」
「うん、分かるよ。」
背が高くて、細くて、いつも髪の毛を高めのポニーテールにしている女の子。
「その子、爽介のこと好きみたいで。」
「えっ?!」
「付き合ってるんじゃないかって。」
「えええっ?!」
信じられない。
あんな告白をしておいて、他の女の子と付き合うなんてこと、できるの?!
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