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番外編
初めての温泉二人旅行・3
しおりを挟む服を脱いで、体を洗い合う。
ちょっと硬めの癖っ毛を濡らして、シャンプーをする。力加減を気にしながら、頭皮をマッサージするように動かす。
「ほとり、上手だね。」
「本当?ありがとう。」
はぁ、灘くんの頭皮…触らせてもらえるなんて光栄です。
お湯で流してトリートメントをしている間、体を洗う。
ボディソープを泡だて、素手で肌を撫でつつ、首から肩、背中をマッサージ。
凝っているから、とても筋が硬くなっていた。
「ガチガチだねぇ。」
「うわー…気持ちいい…血が巡ってる。」
腰の方まで行ったら一旦トリートメントと背中の泡を流して、今度は前を向いてもらう。
「おわあ…」
「触られてたら、こうなるよね。」
肩よりもガチガチかもしれない。
灘くんの勃ち上がった大きくて硬いそれが、ひくりと揺れた。
泡を手に乗せて、喉、鎖骨と滑らせ、両手で胸部を円を描き洗う。
灘くんの乳首も勃っていて、小さくて、可愛い。
腹筋を撫で回してから、やっと大きくそそり立つそれに手を伸ばす。
滑りが良いから、扱きやすい。
にゅちゅ、ぷちゅ、と音をさせながら上下に動かす。
「ん…」
微かに灘くんの吐息がした。私も興奮する。
そうだ、挑戦してみたかったことがあるんだ。
自分の胸に泡をつけて、灘くんを挟むように左右から乳房を押しつぶす。
「わっ!えっ、マジで?!」
「ギリギリだねぇ。ちょっと胸が足りないかなぁ。」
「いや、全然、そんなことない。」
見上げた灘くんの顔が、喜びで崩れてメロメロしている。
嬉しい!
胸で挟み込みながら、揺すっていく。
「画の破壊力がすごい…」
「んしょ…これって、気持ちいいの?」
「いや、直接の刺激は全然ないけど、俺の為にパイズリしてるっていう行為と、視覚的刺激がくる。」
「そうなんだ。」
「うん、実際、分かるでしょ。俺のが大きくなってるの。」
確かに、さっきより太くなってる。
「うん、嬉しい。」
「俺も。」
私の気が済むまでしたら、洗い終わっていなかった場所を洗い、バトンタッチ。
「ほとり、おいで。」
灘くんは、私の体中を泡だらけにしたら、抱きしめて擦り寄ってくる。
「なにこれー」
「んー、気持ちいいかなーと思って。」
ちゅぷちゅぷ音を立てて、灘くんと私の肌が擦れ合う。
「んふふ、くすぐったい。」
お腹に当たる灘くんの陰茎が熱い。
くるりと後ろを向かされて、背後から抱きしめられる。
手が胸を覆い、優しく揉み込んで、乳首を指の間に挟まれて、何度も擦られる。
「はぁ…あん…」
「こんな昼間から声出しちゃ、ダメだよ。みんなに聞こえるよ。」
分かってて、そういうこと言う。灘くんのいじわる!
「んん!」
声を出さないように、快感に耐える。でも、気持ちいいのが蓄積されて、お尻が揺れてしまう。
「こっちも触って欲しい?」
コクコクと頭を振ると、首に噛み付かれた。
「はあん!」
「ダメだよ、声出しちゃ。」
出させてるのは、灘くんのくせに!
体の泡を全部流して、二人で湯船に沈む。
ちょうどいい温度で、いつまでも浸かっていられそう。
灘くんに抱えられるような体勢になったので、胸元に背中を預けてのんびり足を延ばす。
「膝立てて、足を開いて。」
低くて腰にくる艶っぽい声に逆らえず、おずおずと足を開く。
M字開脚になったところで、灘くんの指がさわさわと足の間でうごめく。
まだ声は我慢できそう。
「客室露天風呂で源泉掛け流しって、贅沢だよね。」
灘くんが感心したように話しだすけど、手はずっと私の下腹部を弄っている。
「ん、そうだね。夜は星が見えるんでしょ…たのし…み…」
指が膨らみ始めた花芽を、円を描くように撫で回してくる。気持ち良くてブルっと体が震えた。
「もうちょっと寒くなったら、紅葉が綺麗なんだろうね。」
「う…ん…そうっだね…山が目の前に見える…し…」
「ロープウェイが通ってて、山の上まで行けるんだって。」
「えー!行ってみたっ…い…ん。」
会話をしながら、緩急をつけて刺激してくるから、平気そうに話すのが難しい。
灘くんは絶対に面白がってる、見なくても後ろでニヤついてるのが分かる。
「一息ついたら、温泉街歩こうね。」
一息で、終わるのかな…。
灘くんの指が二本、ぐにゅぐにゅと中に入って来た。
「ん…灘くん浴衣で歩いて…」
「ほとりもね。」
「わ…かった…。」
そろそろ、会話が厳しい。
膣の中では、二本の指が弱いところばかりを攻め立て、静かに激しく動き回っている。
声を出さずに息を吐くことしかできない。
「ふう…ん…はぁ…」
「どうしたの?」
分かってて、そういうこと言う!
のんびりまったりした物言いをして、焦らして楽しんでる。
「灘くんの…いじわる…。」
「いやぁ…たまんないよね。ほとりって、本当才能あるよ。」
何の才能だよー!!
こっちは、今にもいきそうだっていうのに!
子宮がキュッと収縮してる。このままだと、お風呂の中で潮を吹いちゃいそうだし、盛大に声を出していっちゃいそう。
「なだく…ん…むり…もう…むり…」
「何で?」
まだ言わせるか!
「出ちゃうの…お風呂で出ちゃうの…やだ…」
言い終わらないうちに、首筋に強く吸い付かれた。チクリとした痛みを受け、キスマークをつけられているんだと分かる。
それが気持ち良くて、もっとして欲しくなる。
「んー、じゃあこうしよっか。」
膝の裏に手を入れて持ち上げられ、お風呂の縁に座らせられる。
後ろから支えるように抱えられ、また指が膣内を激しく動き回った。
「やっ、やだ…ダメだってば…あっ」
声が出た瞬間、灘くんの口で塞がれた。
舌が口内を掻き回し、舌を絡め取り強く吸われる。上の粘膜も下の粘膜も絡みつく気持ち良さに、頭がおかしくなる。
とっても弱い場所をぐちゅぐちゅと掻き出され、グッと押された瞬間、頭が真っ白にスパークし、気持ちいい時に出てしまう液体がプシュップシュッと吹き出した。
内股がガクガクと震えて、ヒクヒクと入り口が痙攣する。
チュッと音を立てて灘くんの唇が離れると、銀の糸が切れて垂れた。
「ほとり、すっごく可愛い。」
露天風呂で、潮吹いちゃった。
「灘くんのばかぁ!」
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