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番外編

続お洋服を買いに行こう・4

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お部屋は、ゆとりがあってキレイで、メインカラーのミントグリーンが涼しい印象。
「素敵…」
「ほとり…」
たまらず灘くんがキスをしてきた。
薄い唇の皮膚を、触れるか触れないかで擦り合うと、触れた部分がゾクゾク熱くて痺れる。
灘くんの厚めの唇が気持ちいい。
もっと触れたくて、自分から背伸びをして押し付ける。上唇を食み、下唇を舐める。前歯と唇の間の粘膜に舌を入れると、灘くんの口が開いて、舌を絡め取られた。ザラザラの部分を擦りあって、ぴちゃぴちゃと音を立てながら、唾液を交換する。
キスをするだけで、おへその下の辺りがぎゅっと収縮して、体液が流れ落ちるの感じた。

もう、私の体は、灘くんに慣らされてしまっている。キスをしただけで、服で覆われている場所に少しでも触れられるだけで、気持ちよくて、その気にさせられてしまうのだ。
うっとりと灘くんを見つめる。アーモンド型の瞳の奥に、燃え盛る情欲が揺らめいていた。その目に見られると、もうどうにでもして欲しくなる。
メロメロのズブズブなのだ。

「ほとり。望み通り、このまま抱いてあげるよ。」
「えっ…」
まさか、もしかしなくても、私が言ったあの一言の為に、そのスーツ買ったんだ。なんなの、この人。
私を見つめながら、ネクタイを片手で緩めて、ワイシャツの一番上のボタンを外す。その仕草、死にます。
キスをしながら、ゆっくりトップスを脱がされ、スカートのジッパーを引き下げ床に落とされた。ブラジャーのホックも外され、ショーツ一枚になってしまった。
熱に浮かされて、長い長いキスをする。
「はぁっ…」
お互いの口から、銀糸がこぼれ落ちた。
灘くんの指先が耳から首を通り、乳頭を避けて乳房を揺らす。
「んっふぅ」
耳を甘噛みされて息を吹きかけられると、体の力が抜けてしまいベッドに崩れ落ちてしまった。耳元でクックッと笑われる。
「俺が買った服、脱がせたかったんだよね。会った時からずっと我慢してた。」
ひえー!!もう、私のライフはゼロよ。腰が抜けた。
吐息交じりの低くて良い声で囁かれるから、蜜道からじゅわりと愛液が流れてショーツを濡らす。
「ねえ、もう無理…これ以上は死んじゃう。」
口の端を上げて、鋭い視線で射殺された。もうどうにでもして。
トンッと肩を押されて、ベッドに仰向けに倒れる。頭の両脇に手をつかれて、灘くんの檻に囲われた。煌びやかなスーツを着た灘くんに見下ろされながら、セクシーな表情で舌舐めずりしたのを見たら、それだけでいってしまいそうだった。
「んんんー!」
屈んで深くキスをして、胸をこねられると、体がビクンと跳ねた。
もう触らなくていいから、今すぐつながりたい。指で広げなくても、灘くんの形を覚えている。
「お願い、もう入れて欲しいの。」
灘くんの腕を摩るようにして掴むと、苦しそうな顔でもう一度キスをされた。
「…するよ?」
「お願い。」
ズボンのジッパーを下ろし、前をくつろげ、どこからか出したコンドームを装着する。
怒張した灘くんを見て、今から貫かれるんだと思ったら子宮が収縮した。
スルリとショーツを脱がされて、秘部にピタリと当てられる。火傷しそうなほど熱いそれで、入り口を上下に擦られると、ぬちゅぬちゅと蜜が溢れ出る音がした。
「あっあ…」
花芽を刺激され、思わず声が漏れる。
「ほとり、ぐちゃぐちゃだね。」
「だって…灘くんが…かっこいいんだもんあっああん」
言い終わらないうちに、灘くんが押し込まれてきた。圧迫感が快感に変わる。
「そういうこと言うと、止まらないからね。」
最奥まで突くと、中が馴染むまでゆっくりと挿入を繰り返す。
「はっああ…きもちい…あっ」
これ、パーティで出会ったかっこいい男の人と、いい感じになってお持ち帰りされる設定みたいだ。いくらかっこよくても灘くんじゃなかったら嫌だけど。
ときめいていたら、膣がきゅうきゅうと灘くんを締め付ける。
「ほ、ほとり…やばい…そんなされると」
「…あん…灘くん…だいすき…」
抱きしめたくて手を伸ばすと、灘くんの長い腕が力一杯抱きしめ返してくれた。
そのままの体勢で、激しく突き動かしてくる。
「ひゃっああっ…んんう…はっあん」
粘膜同士が擦れ合い、体の奥から熱く痺れて、足先に力が入る。灘くんのものが奥をトントンとノックするから、無意識に腰が浮いて灘くんの体を足でホールドする。
「あっうぅ…ひゃあぁ…」
奥に届いたままグラインドして、ぐりぐりと刺激された。脳が溶けそうな愉悦に襲われる。
「それダメ…あっ…らめらめ…やら…あっあっ」
腰を浮かせるほど良いところに当たるため、灘くんに抱きついたままの体勢になり、ベッドについているのは背中だけだった。
「なだくん…しんじゃう…きもち…あっあっ…」
快感を逃さぬよう力み、灘くんを抱え込むようにしがみつく。秘部が当たり破裂音が響く。ぐちゅぐちゅと愛液が音を立てて泡立ち、臀部まで垂れた。
「俺も…」
太ももを押さえて、何度も最奥まで打ち付けると、お腹の中で灘くんの陰茎が脈打った。
「やあぁっあーっ」
膣が痙攣し強く締まり、頭の天辺がぞわりと痺れた。

くたりとした体を横たえて、スーツを脱ぐ灘くんを眺める。
ジャケットを脱ぎ、ベストのボタンを外して椅子に掛ける。ワイシャツの手首のボタンを外す姿に、ときめきすぎて苦しい。新たな性癖の扉を開きそう。会社帰りに抱いて欲しい。
片手でネクタイを緩めて引き抜き、それも椅子に掛ける。ワイシャツのボタンを全て外し、インナーを脱ぎ、締まった上半身が現れた。
「そんなに見られると、脱ぎにくい。」
灘くんが恥ずかしがってくるりと後ろを向いてしまう。
あー!私の腹筋が。でも背筋見られるので大丈夫です!
ズボンとパンツを一気に下ろし、キュッと上がったお尻と長い足がお目見えした。
何回見ても肉体美ー!素敵ー!骨格お化けー!
「かっこいい…死んじゃう…」
「そりゃどうも。」
くるっと振り向いて、寝そべった私の体に腕を差し込み、そのままお姫様抱っこをされた。
「えっちょっと待って、力持ちだね!」
「鍛えてるので。」
会えばセックスしかしてないのに、一体いつ鍛えてるんだ。
「お姫様、移動しますよ。」
「ひょわあっ」
お姫様抱っこをされたまま、お風呂場に連れて行かれた。


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