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第三部
Sky's The Limit・39-1
しおりを挟む奥の上の方をゆるゆると擦られる。
「そこ、くるし…あっ…」
もっと強くえぐって欲しいのに、優しくされるばかりで物足りない。
「そうですね、苦しいですね」
ニコニコとお医者さんらしい微笑みが、逆にゾクゾクする。
「点滴はお注射と違って、少しずつ体内に入れていくものですからね」
だから耐えろと、そう仰る。
「ううっ…ううー!」
目尻に滲む涙を親指で拭われ、髪を撫でられた。地肌に触れる指先が気持ち良くて、ため息がこぼれる。
見上げる彼は笑顔のポーカーフェイスで、白衣に包まれ、最低限の露出しかしていない。私も診察されるためだけの露出だから、上は制服、下半身は靴下を履いたまま、すごくいけない感じがして、お腹の奥がキュンとした。
ああ、やっぱり、私は変態なんだ。恥ずかしいけど、気持ちいい。
きいくんのお尻を犯している時とは、違う種類の高揚感が体を包む。
「せんせ…っ…苦しいよう…」
「うんうん、そうですね。もうちょっと我慢してくださいね」
お願いしても、全然聞いてくれない。
普段のきいくんなら、喜んでたくさん気持ちいいことをしてくれるけど、この人は違う。
役者伴喜一は、役作りが徹底しているのだ。
「ひゃあぅっ!」
何回かに一回だけ、一番弱いところをぐりっと押されて、全身から汗が噴き出す。体の中から皮膚までぞわぞわと快感が広がり、収束する頃にもう一度突かれる。繰り返されるせいで私の体は敏感になり、貪るように求めてしまう。
「あっ…ああっ…」
腰が勝手に動いて、気持ちいいところへ誘導しようとすると、先生の両手が足から腰へ移動した。上から押さえつけられるように掴まれると全く動けない。
「うえっ…」
「ダメですよ、勝手に動いちゃ。点滴してる時は、じっとしてるように言われるでしょう?」
この先生、見た目優しいのに意地悪だ!
「うううー!」
「もうちょっと、頑張りましょうね」
トンっと気持ちいいところを押されて、ビリビリと震えた。
しばらく拷問のような時間が続き、私の体は汗で濡れ、下着がぴったりと張り付いている。入り口はヒクヒクと動いているし、いってる訳じゃないのに体はガクガクと震え、患部が彼の太い針をきゅっきゅと締め付けていた。
「ひんやりしますよ」
首から下げていた聴診器をぴとりとお腹に当てられた。そこは、針が届く一番奥の部分。
「ふふ、そろそろ効いてきてるみたいですね」
左手で私の片足を持ち上げ、右手は聴診器を押し当てたまま、ぐっと中へ押し込んだ。
「あああっ!」
中で溜まっていたものが、突き動かされる度に音を立てて外へ溢れる。
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