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第三部
Sky's The Limit・38-2
しおりを挟むチェストに座った白衣に銀縁眼鏡のきいくんが、他意のない優しい微笑みで問いかける。
「今日はどうされました?」
これは、症状を聞かれている…?
「えっと、調子が悪くて…」
「うんうん、どんな風に?」
どんな風って……
「怠くて、体が重い…です」
「じゃあ、ちょっと体の音を聴かせてもらえるかな?」
首から下げた聴診器を持って、慈しむような笑顔を浮かべた。
待って待って、何この安心できるお医者さん。絶対に女性看護師さん達から、院内結婚したい先生ナンバーワンって言われてるでしょ?!争奪戦でしょ?!
「胸の音を聴くから、前を開けてくれる?」
「あっ、はい」
プチプチとボタンを外して前を開け、下着姿になる。
「ひんやりしますよー」
告知通りに当てられた聴診器は冷たくて、ビクッと震える。
そのまま心臓の近くやみぞおちの近くに当てていて、本当にお医者さんにされるのと同じようだった。
「反対側向いてください」
「はい」
背中も同じように診察された。聴診器を当てられているだけなのに、変にゾクゾクして、肌がじっとりとしている気がする。
「はい、いいですよー」
くるりと元に戻ると、にっこりしているきいくん先生が、聴診器でくいくいと下を示す。
「次はお腹の音を聴くので、ベッドに寝てください」
指示通りベッドに仰向けで寝転ぶ。
「スカート、ずらせるかな?」
「は、はひ…」
お腹の音…そうですよね…
ドキドキしてジッパーを下ろすと、きいくん先生の指が、そっとスカートのウエスト部分を広げた。
「当てますねえ」
ひやっとした感覚が、右、左、おへその下に訪れる。
「うう…」
「苦しいですか?大丈夫?」
「だ、大丈夫です」
「本当に?無理しなくていいんですよ」
変わらぬ微笑みのまま、聴診器がするすると下がっていき、ショーツの縁に引っかかった。
「お腹の下、苦しそうな音がしてますね」
聴診器でショーツを引き下げながら、冷たいそれが恥丘の上にピタリと当たった。
顔から首までカアッと血が上って、羞恥心が込み上げる。
「ちゃんと見ないと、どこが悪いか分からないな」
人好きのする笑顔が、ほんの少し意地悪なそれに変わった。
「診察…してください…」
「もちろん。スカートが邪魔だから、脱がせますね。腰を上げて」
言われた通りにすると、スカートにショーツまでするりと脱がされてしまった。
「さあ、足を開いてごらん」
「ううう…」
膝を立てて足を開くと、きいくん先生が足の間に入ってきた。
「苦しかったり、辛かったら言ってください」
くちゃっと音を立てて、そこを開かされる。
「ひゃっ」
指先が上から下までゆっくりとなぞると、期待で腰が揺れる。
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