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第二部

上弦の月・3

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「なかちゃん…可愛い…はぁ…可愛い。」
可愛い可愛いと愛でられて、服を全部剥かれてしまった。
抵抗しまくったので、どうにかお風呂に入ることは出来たんだけど、上がってからずっとくっついて、また耳を攻められていた。
「きいく…ううっあ…もうや…耳
や…ああっ!」
ぐずぐずにとろけているのに、抱きしめられるだけで、気持ちいいところを触ってもらえない。
「んっ…なんで?耳好きでしょ?」
いつもまん丸の大きな目が今は半眼で、私を視姦するように見てくる。
背筋がゾクゾクして、足を擦り合わせてしまう。
「耳…だけじゃ…いや…」
耐えられない、早く気持ちいいところを触って欲しい。
「ふーん、そうなんだ…可愛い可愛いなかちゃんは、どうして欲しいの?」
はむはむと耳たぶを齧られながら、息を吹きかけられる。
「んんっ!もっと…他も触って…気持ちいいとこ…きいくうん…」
私の言葉に、にんまりといやらしく笑って、首筋に舌が這う。
「ひゃああっ!」
上から下へ、たまに吸い付かれながら、たくさんキスをされて、ビクビクと震える。
求めているのは、そこじゃない。でも恐ろしい程に気持ちがいい。
「ほら、なかちゃんの弱くて気持ちいい場所だよ。」
「あっ…はぁ…はぁ…んう…ちが…もっと下なの…」
喉から鎖骨に下がり、肋骨のあたりをペロリと舐められる。
「ここ?」
「ちがうう…」
「ちゃんと言ってくれないと分かんないよ。」
分かってるくせに…!
今日のきいくんは、すごくえっちでいじわるだ。
恥ずかしくて死んじゃう!!
「…おっぱい…たくさんチュッてして!」
直後、口の中できいくんの舌が暴れた。粘膜を舐めまわされて、舌を吸われて、上顎の弱いところを舌先で弄ばれる。きいくんの舌…気持ちいい。
「んぐっんん!」
もうだめ、脳も溶ける。快感に溺れて何にも考えられない。
やっと顔が離れたころには、気持ち良さにぼうっとしていた。
「なかちゃん、可愛い…今、おっぱいたくさんチュッてしてあげるね。」
やっと、やっとだ…。
早くして欲しくて、胸を上に反らしてしまう。
「なかちゃん、えっちで可愛いよ。」
期待通り、おっぱいの先をチュッてしてくれると思ったのに、周りをペロリペロリとゆっくり舐め回される。違う、違うの…そこじゃないの。
「きいくうん…おねがい…」
「んー?おっぱいチュッてしてるよ?」
下の方を跡がつくまで強く吸われる。
「やあっ!ちがうのお…先っぽ、チュッてしてっ!」
「もう、仕方ないなあ。可愛いから特別だよ。」
きいくんの熱い口の中に先端が含まれ、舌先で転がされた。
「あああっ!」
強い刺激に体が跳ねる。
硬く尖らせた舌先がぐりぐりと押しつぶして、吸って甘噛みをされた。
「あっあっ、きいくっああっ!」
強烈な快感で、声が止まらない。吸われる度によがり、あられもない痴態を晒してしまう。
もう片方の胸は、手で捏ね回されて指先で乳首を押しつぶされていた。
気持ちいい、焦らしに焦らされたせいで、快感が増幅している。
もっと…もっと気持ちよくなりたい。
勝手に揺れる腰を掴まれて、動けないようにされる。
「なかちゃん…気持ち良くて体が動いちゃうね。もっと、して欲しいの?」
甘くセクシーな声が、耳元で囁く。
「…うん、たくさんしてほしいの。」
「じゃあ、なかちゃんの弱いところ、ぜーんぶ触って、ぐちゃぐちゃにしてあげる。」
きいくんは、再び胸の先端を含まれて切なく腰が揺れるのを、楽しんでいるようだ。
辛くて仕方なくて、懇願するように見上げれば、離した唇が横にスライドする。
「ひゃあああっ!!」
脇から脇腹を舌先がつつっと滑り、くすぐったさが快感に変わる。ガクガクと震える体を抑えられなくて、舐められる度に大きく揺れる。反対側は指が撫でていて、逃げられない。
「あっああっ、やっ、あっ!」
強く吸い付かれて、皮膚がピリリと痛む。キスマークをつけられてる…嬉しいと思う気持ちすら快感になり、頭がおかしくなる。
「なかちゃんのお腹。ほらここ、いつも俺が入ってたくさん突いて、ぬるぬるのぐにゅぐにゅになるとこ。気持ち良くて可愛い場所。」
おへその下辺りを、手のひらで撫でられただけなのに、その下の奥がギュウウっと収縮した。
「可愛いね。」
おへそに舌を突っ込まれて押されながら、下腹部を撫で回される。これからされることを想像して、勝手に子宮がときめいてしまった。
そのままキスをしながら下へ行き、足を開いて折り曲げられ、あられもなく丸見えの状態にされる。
ああやっと一番気持ちいい場所に…と思ったら、爪先を口に含まれた。
「ひゃっ!なんで?!だめっ!」
「んーんんん。」
指を一本一本丁寧に舐められて、指の股、足の裏、両足くまなく唇が這い回る。
「なかちゃんの全部を、俺の物にしたい。触ってないところが無くなるように。」
彼氏から所有欲ぶつけられるのって、ドキドキしてゾクゾクする…私もきいくんの全てが欲しい。
「うん…」
苦しいくらいにかっこいい。
片方の足を持ち、足首から内側の皮膚を吸いながら、太もも、付け根まで登ってくる。
「ああっ…」
「付け根、気持ちいいの?」
「んっ…」
下から上へ、付け根の部分だけ舐め回される。
「あっあっ、だめっ、変なの、そこ。」
「皮膚薄いから…んむ。」
もう片方の足も同じように舐められて、付け根を特に攻められる。
「も、もうやだあ…きいくうん。」
「んー?」
熱い視線が交わる。
「気持ちいいとこ、触って…」
「んふふ、なかちゃんの気持ちいいところ…触ってないのに、とろとろ流れてお尻まで垂れてるよ。」
きいくんの、言葉攻め…死んじゃう。
お尻をぺろっと舐められて、腰が浮く。
「ビクビクして、かーわい。」
足を持ち上げて腰を高くし、きいくんの顔が近づくと。
「なかちゃんの可愛いおまんこ、食べちゃおうかなー、でも美味しいものは最後まで残しておくタイプだからなー、どうしようかなー。」
「やだあ、おねがい、もうむり…チュッてして…」
指が足の付け根をするすると撫でる。
「チュッてするだけでいいの?」
「…ううう…いっぱい舐めてぐちゃちゃにして…おねがい…」
私の言葉に、目をギラギラさせて口元が歪む。
「なかちゃんの可愛くて美味しいおまんこ、たくさん食べるね。ぜーんぶ、俺のだから。」
くちゅっと音を立てて、舌が割れ目を押し広げる。
「ひゃあっ!」
中に入ってきた軟体が、これでもかと掻き回す。
「ああっはあんっ…やっ…あっ…」
ぶるりと震えて背中が反る。気持ちいい、焦らされたせいで今までにないくらい。おかしくなりそう。
舌がクリを押しつぶして、皮を剥く。
「やあああっ、らめっ、それらめなの!」
敏感過ぎてガクガク腰が震える。
口の中に含まれて、舐め上げられ、吸われ、舌で左右に転がされ、クリを攻め立てられる。
「やっ、やっ、おかしくなっちゃう、あっあっやあっ!」
「んむむ、んーん?」
「やらあ、しゃべらないれあああっ!いっく…いっちゃ…ああっやああっ!」
強く吸われて、腰から背中にビリビリと快感が走り抜けた。
腰が抜けてグッタリとしていると、きいくんが嬉しそうに笑った。
「クリフェラ、良かった?」
「…しんじゃう…」
「ふふふ、すごいぬるぬるしてる。」
指がぷつりと中に入ってくる。甘やかされてトロトロになっているから、一切の抵抗なく飲み込んだ。
「あん…」
「わあ…すっごく柔らかい。むにゅむにゅで、中がうねってるね。入れたらすぐいっちゃいそう。」
ぐにぐにと刺激をしてくるきいくんの指は、私の良いところを知っていて、的確に突いてくる。
「ひうっふあっあう…!」
「んー、良い反応。ほら、もう指二本入った。これ三本いけるんじゃない?」
ぐちゅっ…
膣の中にきいくんの指が三本埋まり、バラバラに動かされる。
「ひゃああっ、やっ、それ、すご…いいああっ!」
「うわあ…すごい…なかちゃんの中からいっぱい体液出てくる…ほら、掻き出すとサラサラしたのがじょわーって出る。」
「やっやっ、いわないで…やあっ!」
きいくんの指も声も言葉も、全部が快楽につながる。
気持ちいい、またいっちゃいそう…
「あっ、ヒクヒクしてきた。なかちゃん、いっちゃいそうだね。いいよ、好きにいってごらん。好きなところたくさん攻めてあげるから、ね?」
お腹の上の方を、指の腹が押し上げる。トントン、トントン、リズミカルに刺激されて、腰が跳ねる。
「らめ、らめらめ、それらめ、あああっやらっ、いっちゃ…うう…」
「いいよ、いっちゃえ!」
「でちゃう…あっあっ…シーツよごしちゃうからっ」
グリグリっと強く押されて、耐えられない。
「気にしないでいいよ、タオルあるからたくさん出しちゃえ!」
バラバラ動く指と刺激に翻弄されて、ひくつきながら、放出する快感に流された。
「あああっやあああああっ…」
びしゃびしゃ、ぼたぼたと体液が溢れて、きいくんの腕と顔を濡らす。
「ん…なかちゃんの潮吹き、美味しい。」
美味しい訳あるか!
「やら…やめて…もうむり…」
「すーっごい可愛いよ、なかちゃん。」
好きなこと好きなだけして、やり切って満足!みたいな顔したきいくんが、私に微笑みかけた。
くっそお…自担の満足顔、めちゃめちゃ可愛いです。


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