ドラゴンの肉(またはヤマタノオロチの肉で代用可)

ドラゴンの肉編

４－②．玉座の間

私の出した答えにみんな驚いている様子です。





「何と！それは無茶ですぞ。」




ヴァーグ将軍は私を止めます。







「大丈夫です、話せば分かってくれますよ。」




そう言って私はヴァーグ将軍の方を見ました。








「………分かりました。決意は固いのですな。」




そういってヴァーグ将軍は止めるのを諦めました。







「……私からもよろしく頼む。必要なものがあれば何でも用意しよう。」




王様も認めて下さいました。






そして、続けて王様は話します。




「今日は疲れたであろう、城に泊まっていくといい。」













……………はっ！





今何時くらいでしょうか。そろそろ夕飯を作り始める時間な気がします。






「王様心遣い感謝します。……しかし、待っておられるものがおりますので今日は失礼します。また３日後ぐらいに来させていただきます。」




私はそう言って玉座のある部屋から出ることにしました。







「下の者に馬車を用意させましょう。」




ヴァーグ将軍はそう言ってくれました。









しかし、どうやって帰ったらいいのでしょう。





馬車で帰れるのでしょうか。




入ってきた時のあの大きな扉はどこにいってしまったのかさえも分かりません。







私は頭を抱えます。












そんな悩んでいる姿を見ていた娘がいきなり何もないところに手をかざします。





すると驚いたことに大きな模様が空中に出現し、あの時の大きな扉が出てきました。







「なんと！これほどレベルの高い空間魔法をあの子供が！」








くうかんまほう？




よく分かりませんが娘はマジシャンの才能があるようです。




我が子ながら成長が凄いですね。







そして私は扉を開けて娘と入っていきます………。














………入っていった先は３階のあの部屋でした。







「今日は疲れたね。」



私は娘に話します。





「うん。」





「今日はカレーにしようか。」





「やったー！カレーだ。」





そして、私達はそのまま買い物へ行きました。