上 下
1 / 1

親切な公爵令嬢と仲良くさせて貰ってますが、時折り感じる王子の視線が鬱陶しいです

しおりを挟む
「ふふ、アメリア様のお話は面白いですわね」

 今日もキラリン公爵令嬢は美しく可愛らしく微笑むなぁ、と見惚れてしまう私です。

 これは流石の王子といえども赤面するのも無理はありません。

 でもですね、王子。

 私の後方から嫉妬の視線を向けてくるのは止めてほしいと思うわけです。

 ここ、食堂ですよ? 衆人環視の中ですよ? そんな様子を見せて良いんです?

 キラリン様の隙を見てこっそり後ろを見てみると、ああやっぱり、王子は周囲の人から微笑ましい目で見られています。

 明らかに王子に向けられる視線じゃありません。イケメンなのに、子犬系ですよ。扱いが。

 まあ、性格や人格について不安は無いので、国民としては安心ですけれども。

「? どうされましたの? アメリア様?」

 いえ、なんでもありません。

 しかしキラリン様もなかなか鈍感な方だなぁ。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

【完結】転生地味悪役令嬢は婚約者と男好きヒロイン諸共無視しまくる。

なーさ
恋愛
アイドルオタクの地味女子 水上羽月はある日推しが轢かれそうになるのを助けて死んでしまう。そのことを不憫に思った女神が「あなた、可哀想だから転生!」「え?」なんの因果か異世界に転生してしまう!転生したのは地味な公爵令嬢レフカ・エミリーだった。目が覚めると私の周りを大人が囲っていた。婚約者の第一王子も男好きヒロインも無視します!今世はうーん小説にでも生きようかな〜と思ったらあれ?あの人は前世の推しでは!?地味令嬢のエミリーが知らず知らずのうちに戦ったり溺愛されたりするお話。 本当に駄文です。そんなものでも読んでお気に入り登録していただけたら嬉しいです!

執着のなさそうだった男と別れて、よりを戻すだけの話。

椎茸
恋愛
伯爵ユリアナは、学園イチ人気の侯爵令息レオポルドとお付き合いをしていた。しかし、次第に、レオポルドが周囲に平等に優しいところに思うことができて、別れを決断する。 ユリアナはあっさりと別れが成立するものと思っていたが、どうやらレオポルドの様子が変で…?

モブの私がなぜかヒロインを押し退けて王太子殿下に選ばれました

みゅー
恋愛
その国では婚約者候補を集め、その中から王太子殿下が自分の婚約者を選ぶ。 ケイトは自分がそんな乙女ゲームの世界に、転生してしまったことを知った。 だが、ケイトはそのゲームには登場しておらず、気にせずそのままその世界で自分の身の丈にあった普通の生活をするつもりでいた。だが、ある日宮廷から使者が訪れ、婚約者候補となってしまい…… そんなお話です。

一度死んだら美形の魔法使いに異世界転生させられて、その後溺愛してくる彼と悪役令嬢を婚約破棄までさせてしまいました

蓮恭
恋愛
「お前は元いた世界で死んだ。だが俺がこの世界、つまり元いた世界ではない別世界へと転生させたので今生きている。」 「……へ?」  恐ろしく美形だけど図らずとも主人公を観察していた魔法使いが、女子高校生の主人公を異世界転生させる話。  悪役令嬢と魔法使いの理不尽な婚約を、主人公が婚約破棄したり、悪いオジサンを断罪したり……。 *作者が好きなザマア発動します。 魔法や悪役令嬢要素も含みます。 『小説家になろう』様にも掲載中です。  

虐げられた灰かぶりの男爵令嬢は紫の薔薇に愛される。

友坂 悠
恋愛
「エーリカ。貴女なんかその灰の中がお似合いよ!」 そう言って義姉様たちは部屋に戻っていった。 ああでももうこれで今日は意地悪をされずに済むのだと思うと少しホッとするけれど、あたしの寝る場所はこの灰でまみれたこの場所しか無いかと思うと悲しくなる。 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ 灰かぶりのおさんどん、と、そう呼ばれた彼女。 男爵令嬢エーリカ・サンドリヲンは継母や義姉に虐げられる毎日。 養子であった父さえも母に似た容姿のエーリカを疎んでいた。 「お前など、食わしてやっているだけでありがたいと思え」 気に入らないことがあるとそう言いながら彼女を鞭で打つ男爵。 そんなある日。 お城でパーティがあると着飾って出かけていく義姉たち。 留守になった屋敷の屋根裏で見つけた一冊の本が、彼女の運命を変えていく。 異世界シンデレラストーリー。 短期集中連載予定。一万字ほどの短編になります。 よろしくお願いします。

悪役令嬢を彼の側から見た話

下菊みこと
恋愛
本来悪役令嬢である彼女を溺愛しまくる彼のお話。 普段穏やかだが敵に回すと面倒くさいエリート男子による、溺愛甘々な御都合主義のハッピーエンド。 小説家になろう様でも投稿しています。

側近女性は迷わない

中田カナ
恋愛
第二王子殿下の側近の中でただ1人の女性である私は、思いがけず自分の陰口を耳にしてしまった。 ※ 小説家になろう、カクヨムでも掲載しています

王子好きすぎ拗らせ転生悪役令嬢は、王子の溺愛に気づかない

エヌ
恋愛
私の前世の記憶によると、どうやら私は悪役令嬢ポジションにいるらしい 最後はもしかしたら全財産を失ってどこかに飛ばされるかもしれない。 でも大好きな王子には、幸せになってほしいと思う。

処理中です...