58 / 271
二章「使っちまおうガチャチケット」
58話
しおりを挟む
ディーネが泉の中に帰った後、七之上とエリザベスは向かい合って座り、方針を定めることとした。
方針の内容は単純明快であり、それはつまるところ、これから何をするべきか、ということに尽きる。
「まずは予定通り、家を作りましょう」
「ここって、聖域に? それって大丈夫なん?」
七之上が疑問を呈したが、エリザベスは気にしない。
それどころか、好きに過ごして良いと言ったのはディーネ様自身なので何も問題はありません、などと言い出す始末である。
家を作る利点についても、エリザベスは述べる。
聖域にいるだけでも体力や魔力は回復するが、それは微々たるものであるため、やはり拠点となるしっかりとした建物が必要だと言う。
雨に降られれば、聖域内でも風邪や病に掛かることは十分に考えられるため、できればそういった天候に煩わされるのは回避していきたいらしい。
それには、七之上も諸手を挙げて賛成した。
方針の内容は単純明快であり、それはつまるところ、これから何をするべきか、ということに尽きる。
「まずは予定通り、家を作りましょう」
「ここって、聖域に? それって大丈夫なん?」
七之上が疑問を呈したが、エリザベスは気にしない。
それどころか、好きに過ごして良いと言ったのはディーネ様自身なので何も問題はありません、などと言い出す始末である。
家を作る利点についても、エリザベスは述べる。
聖域にいるだけでも体力や魔力は回復するが、それは微々たるものであるため、やはり拠点となるしっかりとした建物が必要だと言う。
雨に降られれば、聖域内でも風邪や病に掛かることは十分に考えられるため、できればそういった天候に煩わされるのは回避していきたいらしい。
それには、七之上も諸手を挙げて賛成した。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説

【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?

転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!

今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。


30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。

異世界でタロと一緒に冒険者生活を始めました
ももがぶ
ファンタジー
俺「佐々木光太」二十六歳はある日気付けばタロに導かれ異世界へ来てしまった。
会社から帰宅してタロと一緒に散歩していたハズが気が付けば異世界で魔法をぶっ放していた。
タロは喋るし、俺は十二歳になりましたと言われるし、これからどうなるんだろう。

妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる