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バレンタインに失恋して情けなくて悔しくて優しさが染みて泣いた話
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生まれて初めてバレンタインのチョコを作ったわけだけども。
目当ての男の机には零れ落ちるほどに積まれたチョコの山。
しかも聞き耳を立ててみれば、
「こんなにチョコいらんな……」
「なら俺に分けてくれ」
「良いよ。好きに持ってってくれ」
などと友人に渡している始末。
おい、その包みはそれ本命じゃないのか。
あーもう、やめやめ。
あんなのにチョコを渡そうとか考えてたのは一生の恥だわ。やってらんねー。
「お帰り。チョコは渡せたのか?」
渡す気が失せたんよ。だから兄貴にこれをやろう。
「おっ、サンキュ。美味いわ。お前も食いな。コーヒー淹れるわ」
いや、ふつーそんなすぐ目の前で摘まむものかね……。
いやいや、私も食べるけどさ。
「はい、コーヒー」
こりゃどうも。
うん……美味い。
「ほい、ハンカチ」
ああ、どうもね……。
目当ての男の机には零れ落ちるほどに積まれたチョコの山。
しかも聞き耳を立ててみれば、
「こんなにチョコいらんな……」
「なら俺に分けてくれ」
「良いよ。好きに持ってってくれ」
などと友人に渡している始末。
おい、その包みはそれ本命じゃないのか。
あーもう、やめやめ。
あんなのにチョコを渡そうとか考えてたのは一生の恥だわ。やってらんねー。
「お帰り。チョコは渡せたのか?」
渡す気が失せたんよ。だから兄貴にこれをやろう。
「おっ、サンキュ。美味いわ。お前も食いな。コーヒー淹れるわ」
いや、ふつーそんなすぐ目の前で摘まむものかね……。
いやいや、私も食べるけどさ。
「はい、コーヒー」
こりゃどうも。
うん……美味い。
「ほい、ハンカチ」
ああ、どうもね……。
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