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双子の兄と同じ格好をすることで王子の婚約者から逃れていくスタイル
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今日も今日とて舞踏会です。
王子の婚約者を探すという、例によって面倒臭い会合です。
「だからって普通、男装するか?」
兄様はうるさいですね。
別に似合っているのだから良いじゃないですか。
「まあ、双子だからな。似合わない筈もないか」
そう、私と兄様は双子なのです。
ゆえに顔も瓜二つ。
だから男装をすれば、兄様が二人になるという。
体格ばかりはどうにもなりませんが、そこは目を瞑って欲しい感じですね。
これで王子の婚約者に選ばれることも無いでしょう。
これは勝ちです。爺や、勝利の美酒を用意しておいて下さい。
……王子の婚約者に選ばれました。
熱っぽい視線は私というか、私を透かして兄様に向けられていた気がしますが……。まさか……!
王子の婚約者を探すという、例によって面倒臭い会合です。
「だからって普通、男装するか?」
兄様はうるさいですね。
別に似合っているのだから良いじゃないですか。
「まあ、双子だからな。似合わない筈もないか」
そう、私と兄様は双子なのです。
ゆえに顔も瓜二つ。
だから男装をすれば、兄様が二人になるという。
体格ばかりはどうにもなりませんが、そこは目を瞑って欲しい感じですね。
これで王子の婚約者に選ばれることも無いでしょう。
これは勝ちです。爺や、勝利の美酒を用意しておいて下さい。
……王子の婚約者に選ばれました。
熱っぽい視線は私というか、私を透かして兄様に向けられていた気がしますが……。まさか……!
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