俺たちは魔法が使えるだけの普通の男子ですが？

冬休みの話3

びっくりした

「凄い……」

4人で泊まりがけで水族館と遊園地に来たのだけど……

駿に連れてきてもらったホテルは写真で見たより豪華で驚いた

隣でグレンも固まっていた

「2人共どうしたの？」
「びっくりして固まってるみたい」

駿と幸也が話をしてる声も入って来なかった

「本当にここに泊まるの？」
「そうだよ、いい部屋取っておいたから」


ここのいい部屋のレベルが怖いと思った

案の定だった

取ってた部屋はエグゼクティブスイートルーム

それを2部屋も

こういうところって2部屋とかしかないんじゃなかったけ……

「幸也さん、鍵どうぞ」
「ありがとう」
「泊まる日にち決めてないんで泊まりたいだけ自由にしていいんで」
「うん、わかった」

泊まりたいだけってどんだけだよ！

って本当ならツッコミ入れるんだけど出来なかった

「来るまでに少し時間かかったから休んでから水族館行こうか」
「そうですね、グレンもアキも放心状態ですし」

駿が苦笑しながらそう言い

「だね、じゃぁまた後で」
幸也が駿にそう言い、一緒に部屋に入って行った