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冬休みの話 グレンside
手の平で
しおりを挟む「グレン何読んでるの?」
ソファーに座ってればシュンさんが隣に座り聞いてきた
「本読んでるんですよ」
そう言いながらページを捲っていた
「それは見れば分かるよ、なんの本?」
「これ」
そう言いながら見せたのはBLのマンガだった
「っ!どこで手に入れたの……?しかも、姉さんの作品……」
「ユリお姉さんにお願いしたら送ってくれたんです」
この前大きな箱が僕あてで届き開けてみたら大量の作品が入っていた
「お姉さんの作品以外も送ってくれたんですよ」
「いつそんなこと頼んだの?」
「この前ご実家伺ったてお姉さんの部屋に行った時にお願いしました」
ーその時ー
『え?私の作品が読みたいの?』
『はい、読みたいんです』
『欲しいのがそんなのでいいの?』
『お姉さんのこと知りたいですし』
『いいけど、もっと言っていいのよ?これが欲しいとかあれば』
『お姉さんの作品が今1番欲しいです』
『もうー、本当に可愛いだからぁ』
ーそして今に至るー
「そうだったんだ……」
「でも、思ったより刺激的で困りますね」
そう言いながらページを捲っていると
「俺とするのとどっちが刺激的?」
そう言い耳を甘噛みされた
「っ!シュンさんの方が刺激的です……」
そう言えばキスしてくれた
深く口づけられれば
「ん……はぁ……」
「したくなった?」
聞かれればゾクッとした
「シュンさんとならいつだって……」
「可愛い……でも、お預けな、夜にしてあげる」
「……はい」
お預けの間も堪らなかった
人は手の平で転がされてると言うのかもしれない、でも、僕は自ら転がってるのかもしれないそう思った
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