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好みのタイプの話
初めて考えた
しおりを挟むそのことを考えたのは初めてだった
付き合う前は気持ちに蓋してたし
付き合ってからは考えてる暇もなく過ぎていた
俺なんか可愛いわけでもかっこいいわけでもない
喧嘩っ早いし、素直じゃないし、口悪いし…
自分に自信ないし…
悪いところばかりしかない
なのに幸也は俺のこと好きだと言う
「どこが良いんだよ…」
「アキちゃーん」
いきなり背中に重くのしかかった
「っ!びっくりした…」
「学校お疲れさま、シュンさんは?」
「お前、朝部活だって言われてただろ」
「だって早く会いたくて」
もうベッタリなんだなぁと思った
なんか寂しく感じる
「っていうか、外出てたんだな、仕事?」
「うん、そうだよ、昨日は休みだったから」
そうかと思いながら一緒にマンションに帰った
「アキちゃんの部屋行っても良い?」
「良いよ、1人は暇だし」
「僕もアキちゃんたち帰ってくるまで暇だったからわかる」
そう話ながら部屋に入った
入れば部屋に行き荷物を置いて着替えてからキッチンに戻り
「何か飲む?」
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「本当に好きだな」
笑いながら言い、コーヒーとミルクを用意して
ソファーにいるグレンのところに持っていった
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