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暁の話
勘違い
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学校に着いてから授業中もずっと貰ったカイロを触ってた
『アイツはなんでこの学校に来たのだろ』
そんなことを考えてた
元々中学までは一緒だった、学年は1つ違うけど幼なじみだった
幼い頃から俺の面倒を見てくれてた
直ぐ悪態を吐く俺に、優しい言葉と温かい手を差し出してくれた
だから、幸也は〚俺にだけ〛優しいんだとそう思ってた
怪我した時も喧嘩した時もいつも駆けつけてくれた
怪我した時は『大丈夫?痛い?』そう言いながら手当てをしてくれた
喧嘩した時は謝らない俺の代わりに謝って
『もうしないでね』そう言って頭を撫でてくれた
俺は甘えていた
アイツが……幸也が優しさをたくさんくれるから
そうされてる自分は特別なのかもしれない
俺は幸也の特別な存在なのかもしれない
それだけでも内心嬉しくて
幸也が好きだった
あの日……あの時……
〚勘違い〛だと知るまでは
★☆★
『アイツはなんでこの学校に来たのだろ』
そんなことを考えてた
元々中学までは一緒だった、学年は1つ違うけど幼なじみだった
幼い頃から俺の面倒を見てくれてた
直ぐ悪態を吐く俺に、優しい言葉と温かい手を差し出してくれた
だから、幸也は〚俺にだけ〛優しいんだとそう思ってた
怪我した時も喧嘩した時もいつも駆けつけてくれた
怪我した時は『大丈夫?痛い?』そう言いながら手当てをしてくれた
喧嘩した時は謝らない俺の代わりに謝って
『もうしないでね』そう言って頭を撫でてくれた
俺は甘えていた
アイツが……幸也が優しさをたくさんくれるから
そうされてる自分は特別なのかもしれない
俺は幸也の特別な存在なのかもしれない
それだけでも内心嬉しくて
幸也が好きだった
あの日……あの時……
〚勘違い〛だと知るまでは
★☆★
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