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ライバル
手が出せない
しおりを挟む付き合い始めてからそれなりに経ったけど、未だにキス以上には手を出せてない
大切にしたい気持ちもあるけど、手を出して嫌われたらと思うと気が引けてしまっていた
意気地がないなと自分でも思う
「はぁ……」
「竜也?どうした?ため息ついて」
遥兎にため息吐いてるのを見られ、余計なのに見つかったという顔で見てしまった
「俺に見られたくらいでそんな顔すんなよ、メンバーだろ?」
「メンバーでも、遥兎は余計なこと言い出すから面倒なの」
「酷っ!せっかく相談乗ってやろうと思ったのに!」
「遥兎が解決できるのか?」
「出来るかもしれないだろ?」
俺は少し考えた、話して解決できるならそれに越したことはないと
「実はさ……」
水族館でのことと、その後何も出来てないことを話をした
「それは竜也が意気地ないだろ」
「わかってる!そんなこと!」
「あと2人きりの時にそういう方向に持っていけてないんじゃないか?」
「それは……あるかも……」
「俺もそんなに経験あるわけじゃないけど、主導権を竜也が持ってるならそういうムード作り考えたら?」
「そうか……参考にする……」
「ん、またなんかあったら話聞くから」
「ありがとう……」
「ん、あ、俺呼ばれてるから行くな」
そう言い、呼びに来たスタッフと行ってしまった
「ムード……ね……」
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