アイドルの恋愛事情

モルガナイト

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湊の話

エレベーターを降りれば

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マンションのエレベーターに乗り部屋に向かった
エレベーターのドアが開いた1番奥の角部屋が僕の部屋になってる
エレベーターのドアが開いて降りた瞬間びっくりした、竜也が部屋のドアにしゃがんで寄りかかっていた

「竜也!」

僕は慌てて駆け寄った、具合が悪いのかどうしたのかと不安に駆られた
でも、竜也は少し寝ていただけだった

「竜也!竜也!」
「みなと……」
「何してるんだよ!外寒いのに!」
「帰ってくるの待ってた……」
「待ってたって……僕が部屋に居て寝てたらどうしてたんだよ」
「湊が寝る時間じゃないから帰ってないって思って」

それを聞いて一瞬嬉しくなった、僕のことちゃんと見ててくれてると

「風邪引いたら大変だから中に入ろう」

そう言い、竜也に手を差し出せば手を取ってくれた
手はだいぶ冷えていた、早く温めてあげないと風邪引いちゃう
竜也の手を引いて部屋に入った

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