おっさんが願うもの

猫の手

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王都への旅路 〜自称婚約者〜

おっさん、盛られる

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 ディーに言われた解毒の方法を繰り返す。
 目を閉じ、集中して全身に魔力を感じ、ゆっくりと全身に巡らせて行く。
 その過程で、魔力の流れの中に、小さな異物を見つける。
 歪な形をした小さな種子。
「ぅ…」
 その小さな種子を魔力で壊すと、体の中で種子が弾け、跡形もなく消える。
 そして再び魔力を巡らせて…。
 体内に散らばったマケイラの種子を、ひたすら探し、追いかけ壊して行く。
 もう何個その種子を壊したのかも覚えていない。どのくらいの時間が経ったのかすらわからない。
 まだ息が苦しい。
 体が痺れて動かない。
「ふ…」
 また一つ壊した。




 ディーが毒と戦う翔平のそばで何も出来ずに、ただ寄り添う。
「ショーヘイさん…、頑張って…」
 寄り添うことしか出来ない自分にもどかしさを覚えるが、今は何も出来ない。
 ただ、翔平がマケイラの種子をすべて破壊し終わるのを待ち、見守ることしか出来なかった。





 宿のオーナーの部屋に、宿を実質的に運営している主人と、朝から勤務していた使用人が集められていた。
 部屋にはロイとグレイ、アイザック、ドアの内側をふさぐように。アーロンとクリフ。
 部屋の外にはアシュリーとイーサンがドア付近にいる。
「これで全員かね?」
 オーナーが主人へ問いかけると、主人が勤務表を手にとって、再度確認する。
「これで全員です」
 使用人達はなぜ自分達が集められたのかがわからず、全員目の前にいる怒りのオーラを纏ったロイに、恐怖を感じておどおどしていた。
「グレイ、やれ」
「おう」
 壁によしかかっていたグレイが並んだ使用人達の前に来て、ゆっくりとその前に順番に立って、一人一人をじっと見つめていく。
 1人目。
「違う」
 2人目。
「違う」
 違うと言われた者は、オーナーによって仕事へ戻るように、と退室させられた。
 次々に退室していき、残ったのは料理人1人と、今朝食堂勤務だった5人のうちの2人だった。
「3人か…」
 ロイが呟き、3人へ声をかける。
「毒を盛ったのは誰だ」
「え」
 3人が同時に驚く。
「毒!?な、何をおっしゃって」
 料理人が慌てふためく。
「俺はな、さっきあんたらの魔力の揺らぎを見てたんだ」
 グレイがさっきの自分の行動を説明する。
「こいつは見た目はこんなんだが、俺よりもずっと繊細な魔力操作が出来るやつでな」
 ロイが補足説明に入り、グレイが見た目は余計だろ、と鼻で笑う。
「何かやましいこと、嘘や動揺なんかで揺れる魔力を感じ取れる。
 毒を盛ったなら何かしらのぶれが生じるはずだ」
「わ、私は毒なんていれてません!」
 女性が叫ぶ。
「ただ…、お客様に嫌な方がいて…」
 その先を言い淀んだ。
「その客に何かしたか、しようとしたってところか」
 続きを言うと、女性が泣きそうになりながらコクリと頷いた。
「アーロン、詳しい話を聞いて判断しろ」
「了解しました」
 アーロンが女性を連れて部屋を出る。
「あと2人」
「わ、私は…」
 料理人が口籠る。
「お客様への料理じゃなく、賄いの方へ…」
 観念したように話す。
「昨日の夜、あの女に料理をバカにされて、腹が立って…」
「あの女?」
「マチルダです。あのバカ女。自分を貴族だと勘違いして、俺を作る賄いを動物のエサだなんだと」
 料理人が悔しそうに拳を握りしめた。
「それでも残さずに食べるんですよ!?オーナー、なんなんですか、あの女偉そーに!」
 オーナーが顔を顰めて、料理人を宥めるように、手を上げてひらひらと振る。
「すみません。
 とにかく、俺が入れたのは、あの女の分の賄いです。今頃食ってる頃じゃないですか?
 お貴族様と同じ盛り付けにしたし、みんなにはちゃんと説明して、あの女しか食わないように言ってあります」
「わかった」
 はぁとため息のような息を吐き、ロイがクリフを見る。
「クリフ、こいつと一緒に確認してきてくれ」
「了解しました」
 クリフと料理人が部屋を出て行く。
 残ったのは1人。
 メガネをかけた若い女性が、わかりやすく動揺していた。
 カタカタと震えて、顔面は蒼白。目には涙。
「残ったのはお前だけだ」
 ロイが低い声で言うと、ヒッと小さく悲鳴を上げて、へたり込んだ。



 街の外れに立てられた集合住宅の一部屋から、痩せ細った女が出てくると、フラフラと覚束ない足取りで階段を降り、住宅前の道に出る。
 色褪せてヨレヨレになったドレスだったものを着て、そのドレスに合わせた汚れた帽子を被って道を歩き始めた。
 住宅街の中から少し歩いて大きな通りに出ると、乗合馬車を手を挙げて止めようとするが、数台停まろうとして、女性の姿を確認すると、停まらずに素通りしていく。
「なんてこと…、わたくしを無視して…」
 女性が呟き、歩き始め、時折振り返りながら、後ろからくる乗合馬車へ手を挙げる。
 数台目でようやっと馬車が停まった。
「あんた、金持ってんだろうな」
「見ればわかるでしょう」
 御者が顔を顰める。
 女性の姿は、どうしてもみすぼらしく、金を持っているようには見えなかった。
「どこまでだ」
「フォートパレスまで」
「なら、銅貨3枚だ」
「着いたら娘がいるからお支払いするわ」
 その言葉に御者が舌打ちする。
 だが、行き先がフォートパレスなら、帰りに誰かを乗せられるかもしれない、と女性を乗せることにする。
「行きなさい」
 女性が偉そうに言い、歯が数本なくなっている歯並びを見せて笑った。



 

 自分に当てがわれた個室で、鏡に向かって笑顔を向ける。
 唇にピンク色の口紅をねっとりとつけ、髪を綺麗にまとめてアップにし、耳にはイヤリングをつけた。
 スッと鏡台から立ち上がると、ふわりと薄いピンク色のドレスをフワリとはためかせた。だがそのドレスもどこか薄汚れて、皺も目立つ。
「全くここの使用人ときたら、クリーニングもろくに出来ないのだから」
 少しでも汚れを落とそうと、パッパッとスカート部分を叩く。
「そろそろ死んだかしら。これでロイ様もあの男から解放されるわ」
 クルリと部屋の中で回る。
「これでやっとロイ様と…」
 うっとりと目を細めて、その妄想に浸る。

 あの男が死んで、呪縛の解けたロイ様が私に感謝して、きっとその場で私に…。

 ああ、ロイ様、と声に出してロイが部屋に迎えに来るのを今か今かと待つ。




「私は逆らえなくて…」
 顔を覆い泣き崩れる女性が話す。
「私…なんてことを…申し訳ありま…」
 肩を震わせて泣く女性にロイが顔を顰めて、彼女の前にしゃがんだ。
「あのな。お前のせいで、人が死ぬかもしれないんだよ。
 泣いてる場合か?」
 ロイが容赦なく低いドスを効かせた声で女性に言い放つ。
 その瞬間、女性がヒグっと息と声を飲み込み、青白い顔のままガタガタと震え、ボロボロと涙をこぼした。
「すみません…、ごめんなさい…ごめんなさい…」
「謝る前にすることがあるだろ。全部話せ。なぜショーヘーに毒を盛った」
 グレイも怒りの感情を隠しもせず、上から女性を睨みつける。
「マ、マチルダお嬢様に言われて」
 その名前に、ロイがカッとなる。
 一気に怒りのオーラが溢れ出し、抑えきれない魔力が目を金色へ変えた。
「ヒィ!」
 女性が蹲って体と頭を抱えて、悲鳴を上げた。
「あの、女…」
 ギリッと犬歯を剥き出しにして噛み締め、今にも目の前の女性を殺しそうな重くドス黒い怒りを膨らませた。
「ロイ、抑えろ!ビビって話せなくなるだろうが!」
 ロイの怒りの波動が部屋中に満たされ、部屋に備え付けられていた家具や、窓ガラスが、その波動に耐えきれずにガタガタと振動し音をたて始める。
 グレイが怒鳴り、その声に失いかけた我を落ち着かせるために大きく息を吸うとゆっくりと吐き出す。
 その圧だけで殺されそうな怒りの波動に、同席していたオーナーの額から汗が流れ落ち、宿の主人はガタガタと震えてその場でしゃがみこみ縮こまっていた。
「ぁ…ぁ…」
 女性は失禁し、気を失わなかったことが奇跡のようだった。
 だが、半ば気を失いかけており、恐怖に顔を引き攣らせた顔が、半笑いのような表情をして、顔の筋肉がヒクヒクと動く。
「証拠はあるのか。
 マチルダがお前に毒を盛らせた証拠が」
 グレイが上から見下ろして聞く。
 その言葉に女性は震えて制御の効かない腕をあげ、着ていたお仕着せのスカートへ手を持っていくが、言うことを効かない手のせいで、思うように動かすことが出来ない。
 数十秒かかって、両手を使ってようやっとスカートのポケットから、小さな薄汚れた巾着袋を取り出すと、ロイへ差し出す。
 ひったくるようにロイがその巾着袋を奪うと、立ち上がって中に入っていた小さな粒を手の平の上に出した。
「マケイラの種子…」
 グレイが1粒が1ミリもない、黒く小さな種子を汚い物を見るかのような目つきで見て、呟く。
 ロイが慎重に黒い粒を巾着へしまい、きっちりと紐を締める。
「マチルダからこれを渡されたのか」
 ロイが再びしゃがみ、その巾着袋を女性の前でぶらぶらさせながら聞いた。
 その問いかけに、女性が首をコクコクさせ大きく頷く。
「そ、それ、を、あの人に、飲ませろって」
「どうやって飲ませた」
「食後の、お茶に、混ぜました…」
 朝食後、いち早く食べ終わった翔平に出されたお茶を思い出す。
 誰が持ってきたかは覚えていないが、おそらくその時、翔平にお茶を提供したのがこの女性なのだろう。
「マチルダがお前にこれを渡した証拠はあるのか」
「え…」
「当然だろう?それがなければ、お前が自分でこれを手に入れて、自ら毒を盛ったことになる」
「そんな…、私はお嬢様に言われただけで!」
 女性が叫ぶように言う。
「マチルダがこれをお前に渡し、毒を盛るよう指示した証拠がなければ、犯人はお前ということになるぞ」
 グレイが追い打ちをかける。
「お前が何を言おうが、マチルダが知らないととぼければ、お前が犯人だ」
「そんな…」
 女性が顔を覆って泣き始める。
「思い出せ。渡された時の状況、言動、その前後の行動、全部だ」
 そう言われ、女性が覆っていた手を顔から話すと、俯き加減で、目を泳がせながら、必死に考え始める。
「昨日…、交代時間になって…、部屋に戻って…」
 昨日の自分の行動を必死に思い出そうと、ブツブツと喋る。
「お風呂に入って…、談話室でみんなとお喋りして…、部屋に戻る途中、お嬢様に…」
 ゆっくりと昨日の記憶を追い、ピクッと体が揺れた。
「あの時…、お嬢様は、まだお仕着せを着たままで…」
 口元へ手を当てて考える。
「袋を渡されて…指示された後…お嬢様は」
 ハッと顔を上げる。
「通りかかった、お客様に声をかけられました」
 自分でも驚いたように、鮮明に思い出した記憶を話す。
「お嬢様に巾着を渡されて、ロイ様のお隣にいた男性へ飲ませるように指示されました。
 その時、少し離れた場所から男の子に声をかけられたんです。
 部屋まで水を持ってきて欲しいって。
 私はその時もう私服でしたから、お仕着せを着ていたお嬢様に言ったんだと思いました。
 お嬢様は、嫌な顔をしてその男の子に他の人に頼めって言い返して…」
 オーナーが言い返したという使用人にあるまじき対応にため息をつく。
「でも、その男の子は、お客様に向かってする態度じゃないよね、って…」
 話からすると少年のようだが、言い返したマチルダに、さらに言い返したことに驚く。
「君はここのメイドでしょう?口ごたえするってどういうこと?
 ってお怒りに…」
 一語一句合っているわけではないだろうが、思い出した記憶を再生するように
スラスラと話した。
「もしかしたら、あの男の子がお嬢様が私に巾着を渡している所を見ていたかもしれません!」
 ガバッと顔を上げて、複雑な表情をしてロイへ嘆願するような目を向ける。
「どの部屋の客かわかるか」
「貴賓室です!貴賓室の男の子です!!」
 貴賓室と聞いて、オーナーを見る。
「この宿での最上級のお部屋です。ロイ様のお部屋の真上にあたります」
 最上級と聞き、昨日宿へ到着した時に、その客を追い出し、自分達をその部屋へと揉めたことを思い出した。
「話を聞きに行こう」
 ロイが立ち上がりかけたが、再度女性の前にしゃがんだ。
「よく頑張って思い出したな。その男の子が見ている、いないにしろ、悪いようにしないから安心しろ」
 そう言ってポンと肩を叩く。
 女性がそのロイの言葉に床に伏せてワーっと泣きだした。
「主人、彼女を着替えさせて、自室で待機させろ。まだ聞くことがある」
 ロイがドアを開け、外にいたイーサンに彼女を自室まで送り、自室で軟禁するように伝えた。
「了解です」
 彼女が主人に支えられながら立ち上がると部屋を出ていく。
「オーナー、悪いが貴賓室へ案内してくれ。
 アイザック、ディーと交代してくれるか」
「わかったっス」
 アイザックが駆け足で部屋を出て、ディーを呼びに行く。
 それと入れ違いに、アーロンとクリフが戻り、もう1人の女性と料理人は、今回のこととは全く関係がないと判断したと報告してきた。
「オーナー、マチルダはどこにいる?」
「昨日から自室待機を命じてあります。おそらくは自室かと」
「アーロン、クリフ。マチルダの監視をしろ。
 誰かが接触してくる可能性もあるから、外と内両方でだ」
 グレイが2人へ指示を出し、はっ!と敬礼した2人が立ち去る。
 ディーが来るまでオーナーに確認をする。
「あのメイドとマチルダは知り合いなのか」
「彼女は、ロマーノ家の元使用人です。お取り潰しになる前、8年ほど働いていたそうです」
 そうか、とロイが呟く。

 公爵家のメイドだったと聞いて二つの意味で納得した。
 マチルダに言いように使われたことが、公爵家時代の名残なのだろう。
 ロマーノ家で主従関係を叩き込まれ、離れた今になっても、その関係が継続していることに、彼女がそれだけロマーノの人間に対して恐怖を感じているのかがわかる。
 さらに、公爵家のメイドになるということは、彼女自身がかなり優秀な人材だということだ。
 貴族位階上位の家のメイドになるには、それなりの気品や教養が必要となる。平民であっても、出自などが調査され、厳しく審査される。
 立ち居振る舞いはもちろん、言葉遣い、頭の良さ、それらが求められ、誰でも簡単になれるわけではない。
 先ほどはかなり取り乱していたが、記憶を辿り貴賓室の客が言った言葉をほぼ覚えていた記憶力に、優秀さがわかる。
 彼女は充分な素質があり、こんなことがなければ、順調に出世して、ゆくゆくは王宮勤めも出来たかもしれない。
 ロマーノという家のせいで、彼女もまた人生を狂わされた1人ということだ。

 ディーが走ってオーナーの部屋へ駆けつけ、息を切らせてロイへ詰め寄った。
「犯人は」
「実行犯はわかった。主犯はマチルダだ」
 ロイの言葉に、ディーの表情が怒りに変わる。
「あのくそアマ…!」
 ディーが全身にロイと同じような怒りのオーラをまとわりつかせ、魔力を膨らませた。
「殿下、落ち着けよ。昔に戻ってんぞ」
 グレイが言葉使いが下品になったディーに苦笑し、スクラムを組むように肩へ腕を回した。
「おっと…、失礼。私としたことが」
 グレイに言われて、コホンと咳払いして居住まいを正す。
「ディー、ショーヘーは?」
「順調です。流石ですよ。
 かなり苦しいはずですが、魔力コントロールも解毒も完璧です。
 まだしばらくかかりますが、大丈夫ですよ」
 ディーが、見守りながら翔平の魔力を探り、回復に向かっていることを確認していたことを説明した。
 ディーの言葉に2人がホッと胸を撫で下ろす。

 ディーに今までのことをザッと説明し状況の把握が終わると、オーナーに案内され貴賓室に向かった。

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