おっさんが願うもの

猫の手

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王都への旅路 〜最強種 竜族〜

おっさん、過去を知る

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 ギルバートと夕食を共にし、豪華なフルコース料理に舌鼓を打つ。
 食事中、獣士団時代の3人の様子を聞いて、涙が出るほど笑った。
 ギルバートはその訓練こそ厳しいが、メリハリのあるとても良い上司だと感じた。こんな上司なら、部下にもきっと慕われていると思ったが、それを上回る訓練の厳しさに、いい上司よりも恐怖が先行してしまうんだろうと思った。
 部屋は個室を与えられたが、自分とロイにはキングサイズのベットが一つ置かれた寝室に案内された。
「ジジィ、ナーイス」
 ロイは、後ろに居たギルバートにグッとサムズアップを向け、それにギルバートもサムズアップで返すという瞬間を目撃し、ロイとギルバートがどことなく似てると思ってしまった。

「それって団服?」
 風呂上がりに着ていた服が3人が同じものだったので、聞いてみる。
 濃紺のスーツのようなセットアップ。詰襟のような襟元やボタンのあたりにはラインが入り、腕や裾に模様が刺繍されていた。
「ああ、これ? そう。獣士団の軽装だ」
 上着を脱ごうとしていたが、再度きちっと着込んで胸を張る。
「かっこいいだろ」
 とドヤ顔で自分を見る。
「ああ、かっこいいな。良く似合ってるよ」
 素直に感想を伝えると、途端に顔を赤くして照れる姿に笑った。
「俺もそっちが良かったな。この服動きづらくて」
 そう言って、ローブをひらひらさせながらロイを見ると、上着を脱ぎつつニヤニヤしていた。
「なんだよ」
「いや、全然似合わねーだろうなと思って」
「💢悪かったな!貧弱で!」
 元の世界では一応ジムに通っていたし、細マッチョまでは行かなくても近い体型であると自信があった。
 だが、3人に比べると、全然マッチョどころではない。ヒョロヒョロのもやし男に見えてしまうことを、結構気にしていたのだ。
「ショーヘーは、そのままでいいの」
 ロイが自分の座っているベッドへ近づき、ゆっくりと押し倒してくる。
「俺も鍛えようかな。ムキムキマッチョに」
「ダーメ」
 そう言ってキスをしてくる。
「ん…ん…」
 重ねるキスから深いキスへ。両腕をロイの首に回してキスに応える。
 ゆっくりとロイに服を脱がせてもらう。自分で着たわけではないし、初めて着た服の形に脱ぎ方がわからなかった。
 シュルッと音を立ててローブを脱がされて、ベッドの下に放り投げる。中に着ていたシャツもズボンも下着も全てロイの手で脱がされて、裸になると、ロイも目の前で団服を脱いだ。
「ショーヘー…」
 体を密着させてお互いに唇を貪り合う。

 気持ちいい。

 それだけで、身も心も昂るのを感じた。

 ゆっくりと愛撫を受けて、快感が全身を包み、指と舌で慣らされたアナルにローションが流し込まれる
 ゆっくりと傷つけないように慎重にロイが入ってくる。
「ぅあ、あ、あっ」
 ローションのおかげで、痛みを感じることなくロイを感じる。
 ロイの形に押し広げられた腸壁がうねうねと、さらにロイを受け入れるように動いて、ロイもあまりの気持ちよさに快感に濡れた声を漏らした。
「ショーヘー、好きだよ…好きだ…愛してる…」
 その言葉に、涙が出るほどの嬉しさと、快感が全身を襲い、アナルがキュウウゥッとさらにロイを締め付けた。
 ロイが体を倒して自分を抱きしめ、腰を揺らし始めると、中を擦られ、前立腺が刺激されて声が漏れる。
「ぁは、あっ、あぅ…」
 少し腰を引いては突き上げる動きに合わせるように、自分の腰も自然に揺れて、震える。
 抱き合って、密着した状態での突き上げに互いのお腹に挟まれたペニスがロイの動きに合わせて扱かれて、トロトロと蜜を流す。
「あっ、あっ!」
 次第に腰の動きが早くなり、ロイの舌が首すじから耳を舐め上げ、指が上半身を弄り、ぷくんと立ち上がった乳首を親指で同時に責め始めると、ビクビクと体が大きく震えた。
「ふぁ…あぅ、あ…あ…ロイ…も、イク…」
 呼吸も喘ぎも早くなり、ブルブルと快感に体を震わせて限界が近いことを知らせると、乳首を指でピンと弾きながら深いキスを繰り返す。
「ん…ぅん、んぅぅ!!!」
 チュルッと音を立てて舌を吸われ絡めとられながら、絶頂に達した。
 余韻に浸る間もなく、イッている最中に中を抉るように突かれて、
「んあ!あ!あ!」
 思わずキスから逃れ、悲鳴に近い喘ぎを上げる。その瞬間、ロイもビクビクと痙攣し、力強く抱きしめながら絶頂を迎えた。中で何度もビクビクと跳ね、全て自分の中に注ぎ込まれた。
 その精を受け止めて、心地よい快感と疲労感に満たされていく。
 チュッチュッと軽いキスを繰り返しながら幸せな余韻を味わう。
 呼吸が落ち着くと、クリーンで体を清め、横向きに向かい合って眠りについた。


 数時間後、喉の渇きを覚えて目が覚め、水を飲もうと体を起こす。自分を抱きしめるように寝ていたロイを起こさないように、そっとその腕から抜け出ると、静かにベッドを降りた。
 部屋には水差しが置かれていたが、いつのまにかロイに全部飲まれてしまって空になっていた。
 裸であったため、用意されていた寝夜着を着て、その上から長めのガウンを羽織る。
 静かに静かに歩いて、なるべく音を立てないように部屋から出て廊下へと出る。
 深夜零時を過ぎ、寝静まった屋敷の廊下はしんと静まり返り、人の気配もしなかった。
 静かに大広間の方へ歩いていくと、外から入ってくる月明かりが廊下を神秘的に照らして、窓の前で歩みを止めると、夜に浮かぶ月を眺めた。
 スーパームーンのような大きな月が雲一つない夜空に浮かび、その綺麗な光景にしばらく見入ってしまう。
「月は同じなんだな…」
 元いた世界と、ほぼ同じ月の有り様に独り言を呟いた。
 こんなに静かな夜は久しぶりだ。
 いつもは誰かと一緒で、何かしらの音があるが、今はただ静かだ。まるで、今ここに自分だけが取り残されてしまったような、月に吸い込まれるような錯覚を覚えて視線を離すと、水を飲むために再び歩き始めた。
 とはいえ、どこに行ったら水が飲めるのかがわからず、屋敷を徘徊し、ようやく食堂のそばにあったキッチンで喉の渇きを癒すことが出来た。
 再び部屋に戻ろうと歩き始めたが、このまま部屋に戻って眠るのも勿体無いと考えて、月がよく見える場所を探して歩き始める。
 そこで、昼間、ギルバートに抱えられて降り立った、正面玄関から登った先にあったバルコニーを思い出し、その場所へ行ってみることにした。
 ガウンを引き摺らないように手で持ち上げて階段を上がっていくと、目的のバルコニーを見つけた。
「あ…」
 ガラス越しに見える広いバルコニーにギルバートの姿が見えて、歩みを止めた。
 バルコニーに置かれた椅子に座って、月見をしているようだった。
 ギルバートも自分の気配にすぐに気付き視線を向けて、手招きしてくる。呼ばれるままにバルコニーに続くガラス戸をあけて外へ出ると、椅子を薦められた。
「眠れませんか?」
「いえ…喉が乾いて目が覚めてしまって…」
 そう答えながら、月を見上げる。
 寝夜着にガウンを羽織っただけだったが、寒くはなく、たまに吹くそよ風が心地よかった。
「今晩は月が綺麗でね」
 ギルバートがお酒をグラスに注ぐと、自分の方へ差し出してきた。
「飲めますか?」
「はい、少しなら」
 この世界での初の酒に緊張する。でもずっと飲んでみたかった酒に嬉しくてコップを手にして匂いを嗅いだ。
 モルトウィスキーのような芳醇な香りにうっすらと微笑み、一口、舐めるように少なめに口に含むと、じわっとその深い味わいと久しぶりのアルコールに感動した。
「美味し…」
 ニッコリとギルバートが微笑む。
「ショーヘイ君は、ロイをどう思っていますか?」
 唐突にそう聞かれて、コップからギルバートへ視線を向ける。
 自分たちの関係に気付いているからこそ、ベッドが一つしかない部屋でロイと同部屋にしたのではないのかと思ったが、ギルバートにはきちんと言葉にして伝えようと思った。
「好きです」
「それは友情という意味ではなくて?」
「愛情です。俺は…ロイを、愛しています」
 その言葉でギルバートがニッコリと微笑んだ。
「少し、昔話に付き合ってもらえますか?」
 ギルバートがそう優しい目で語り出す。



 ギルバートがロイと出会ったのは、ロイがまだ9歳の頃だという。
 今から21年前、ロマの弟子夫婦の自宅が襲われて夫婦共に死亡し、子供が行方不明になった。家の中は荒らされ、金銭が残っていなかったことから物盗りの犯行とされたが、犯人は見つからず、さらに子供も発見することが出来ず1年が経過した。
 その翌年、騎士団が追っていた人身売買組織の各拠点へ一斉摘発を行うため、ギルバート率いる獣士団も摘発に参加することになった。
 ギルバートが向かったのは王都郊外にある、とある貴族の屋敷で、表向きの名目は夜会となっていたが、裏では国内外から集められた子供達がオークションにかけられるという情報が入っていた。
 王都の組織の各拠点へ同時刻に一斉に摘発をかける手筈になっていたが、その時間になる前に、ギルバートの目の前で、屋敷の一部で突然爆発が起こり火柱が上がる。さらに同じ場所でドンドンという音と共に小規模な爆発が起こる。
 慌てて逃げてくるオークション参加者達を次々と拘束しつつ、部下に子供達の救出と、爆発の原因究明を指示、自分は首謀者および組織関係者の確保に入った。
 会場に踏み込んだ団員が見たのは、オークションにかけられる子供たちを守ろうと、戦っている1人の子供の姿だった。
 全身血まみれになり、大怪我を負っているのは明らかだったが、自分の後ろにいる子供たちの壁になり、捕まえようと襲ってくる大人達へ立ち向かっていた。
 すぐに、組織メンバーであろう者たちを拘束し、被害者の子供達を助けるために、血まみれの子供を抑えようとしたが、すでに暴走状態に入っており、子供達に近づこうとする者を手当たり次第に攻撃しており、その魔力の高さと強い攻撃魔法に中々近づくことが出来なかった。
 そんな中、会場の外が一旦収束したため、ギルバートがその現場に駆けつけると、一瞬でその子供を押さえつけ、その痩せた小さな体に耐えられるギリギリに衝撃波をぶつけて、ようやっと気を失って暴走が止まったという。

 その血まみれの子供がロマの弟子夫婦の息子、ロイだった。

 すでに全身に無数の深い傷を負っており、出血多量で死にかけていたが、ヒールを使える団員数人で、なんとか一命を取り留めたという。
 そして、1年前のロマの弟子夫婦の殺害は、このロイを誘拐するために起こったことだと、ロイの証言で明らかになった。
 白狼族は、魔力や身体能力の高さで有名で、過去に魔導士や騎士を多く輩出している種族だった。しかもロイはその中でも見た目も良く、人身売買の標的になってしまった。
 あの日、両親が世話になっていた貴族の使いという魔導士が家を訪れ、ロイを突然拘束したことに両親が抵抗し、ロイの目の前で殺されたという。
 ロイは、商品としての価値が高いため、世界中から客が集まる今回のオークションまで売られることはなく、約1年間、監禁されていたという。
 ロイは監禁中、毎日出来うる限りの魔法を使い魔力を枯渇させ、自分の魔力の器を大きくすることに専念した。逃げ出すため、両親の仇を打つため、その思いを糧に必死に1年間を耐え抜いた。
 そしてオークション当日、自分と一緒にオークションに出される子供たちと逃げるために、一気に魔力を爆発させた。それが屋敷の最初の爆発だった。
「他の子供達を助けようと…?」
「両親が自分を守ろうとしたように、子供達を守ろうとしたんでしょう」
 ギルバートは静かに答えた。
 助けられた子供はそれぞれ親元に返されたり、元々孤児だった子は孤児院に預けられたが、ロイは弟子夫婦の忘形見ということと、魔導士の素質が高いために、ロマが引き取ることになった。
 人身売買組織は壊滅したが、多数の貴族や有力者、他国の貴族なども絡んでいたため、全面的な解決をしたのはさらに1年後のことだった。
 首謀者数名は極刑、売買に深く関わっていた者は罪人奴隷として死ぬまで強制労働の刑となり、貴族達は軒並み爵位剥奪の上、農奴にまで落とされ、実質的に罪人奴隷と同じ扱いを受けることになった。
 ロイは、保護されてからしばらくは大人を一切信用せず、全く心を開かなかった。
 事件が解決し、自分の両親を殺した魔導士が極刑になったことを知ると、ようやっと感情を剥き出しにして泣き叫んだ。その後はロマを始めとした周囲の人たちのケアのおかげで、10歳になる頃には笑うようにもなり、歳相応の子供に戻っていった。
 その頃からギルバートの所へ入り浸るようになり、獣士団員と一緒に訓練を受けたり、魔法の練習に没頭するようになったという。
 ギルバートもロイの天才と言うべき素質を見抜き、自ら指導したことでメキメキと上達し、1年も経つ頃には、体はまだ小さいが一般兵と変わらないくらい強くなっていた。
 12歳になり、王宮でディーゼルという親友ができ、それから3年間、ロマ邸、ギルバート邸、王宮の何処かで寝泊まりするという生活になった。そして15歳で当然のように獣士団に入団した。
 ギルバートは自分の後継として育ててきたと言った。それほどにロイの戦闘におけるセンスはピカイチで、さらに強さに対する執着は強かったという。

「ロイがそこまで強さにこだわるのは、自分のせいで両親が殺されたという思いがあったからです」
 その言葉にドキッとした。
「ロイのせいじゃ…」
「その通りです。でもロイは自分が許せないんでしょう。摘発の時も、自分を犠牲にしてまで他の子供達を守っていたのは、両親がそうしてくれたことも理由ですが、自分のせいだという思い込みもあったと思います」
 犠牲という言葉に、心臓を鷲掴みされたように苦しくなった。
 スペンサーにレイプされかけた時、自分の両腕を自ら引き千切ってまで自分を助けようとした姿を思い出す。
「かなり危ういところがありました。誰かを守るために、自分がどうなっても構わないという強い思いが根底にあるんです」
「そんな…」
「だから、団を任せたんです。1人で抱えこまないように、仲間を頼って自分を犠牲にしないように、帰る場所を作るために」
 鼻の奥がツンと痛んだ。じわっと涙が出てくる。
「ですが、ロイはいまだに自己犠牲という呪縛から解放されていない」
 ギルバートがそっとハンカチを渡してくれた。
 気付けば、静かに涙を流していた。
 
 ロイにプロポーズされた時のことを思い出す。
 
「絶対に守る、命に代えても」

 あの言葉の裏に、こんな過去があったなんて思いもしなかった。
 自分のせいで両親が殺害されたと知ったら、自分ならきっと心のどこかが壊れる。
 きっとロイもそうだったんだ。きっとどこかが壊れてしまったんだ。
 辛かっただろう。
 そう思うと涙が出た。
 
「そして、戦争、叙勲騒動、除隊、追放。私はロイに帰る場所を作ってやりたかったのに、周りがそれを取り上げてしまった」
 ギルバートが忌々しげに語る。
「まあ1年後には追放が解かれたので、獣士団に戻ると思っていたんですが…。
 突然ロイがここにフラッと現れましてね」
 この場所に、と今居るバルコニーを示した。
「ロイは約1年、世界中を回っていたそうですが、その時に予言者に出会ったそうです」
「予言者?」
「ええ。エルフの中に、たまに未来視が出来る者が現れるんです。ジュノーと同じように希少種で狙われやすいので、自分の能力がバレないように隠れて生活しているものが殆どですが、ロイは偶然にもその予言者に出会って、言われたそうです」
 言葉を切って、じっと自分を見つめてくる。
「一生涯をかけて愛する伴侶に巡り会うと」
「…伴侶…」
「ええ、だから獣士団には戻らないと言われました。
 目を輝かせて、自分はその人を探しに行くんだと、律儀にわざわざここに報告に来たんですよ」
 ギルバートがその時のロイを思い出したのか笑いながら言った。
「それから数年、魔獣討伐の依頼を受けながら各地を回って、ずっとその人を探していた」
 言葉を切って自分を見て微笑む。
「そして、貴方を見つけた」
「…俺」
「ええ。貴方です」
 ギルバートがじっと自分の目を見つめてくる。優しげで、慈愛に満ちた眼差しだった。
「どうかあの子の帰る場所になってあげてください」

 ああ、この人は、ロイを息子のように想っている。

「はい…」
 笑顔で、そう返した。
「俺が本当にその相手かどうかはわかりませんが…俺も全力でロイを愛します。
 だから、俺のために生きて帰って来いって」
 自分ために、たった1人の男のためにというのはおこがましい気もする。でもロイにはこれが丁度いいと思う。
 あの時のプロポーズの前にした約束を思い出す。

 絶対に自分を犠牲にするな。

 あの時は残された自分の気持ちを考えろ、という思いの方が強かったが、今は違う。
 ロイ自身のために、犠牲になるようなことをしないで欲しいと思う。
 ロイのために、帰ってくる居場所に、帰ってくる理由になろうと思った。

「ロイを愛しています」

 心からそう言って微笑んだ。





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