【本編完結】残念令嬢が初恋の人と結婚したら愛人がいたので死んで復讐してみたいと思います

紅位碧子 kurenaiaoko

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番外編

殿下とのやり直し初夜4

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性描写入ります。ご注意下さい。

ーーーーーー

「……リリアナ、力を抜いて?」

そう言われても、どう力を抜いたらいいのか分からない。

シリウスの熱く怒張したものがどんどん私の濡れた秘部に近づく。

「……入れるよ?」

私は頷くと目を閉じた。

ぐちゅぐちゅと言う音と、指とは比べものにならない圧迫感。

「……痛い?」

 「……良く分からない……。全部中に?」

「……まだ半分くらいだ。一気に入れるよ?」

シリウスが腰を使い一気に奥まで押し込んだ。

「……うっ……!」

痛みと言われれば痛みと……それ以上の圧迫感で下半身の感覚が麻痺していた。

「……リリアナ、動くよ?」

肉棒がゆっくりと抜き差しされる。

初めはその感覚が違和感だったが、慣れてくると気持ち良い箇所に擦れているのが分かり、気持ち良さが勝っていく。

「……し、シリウス……!どんどん気持ち良くなる…!」

「……そうみたいだな。リリアナの中、凄くきつい……。おまけに、どんどん締め付けて……。く、くそっ……!」

シリウスが苦悶の表情を浮かべながら、私の両方の胸の頂に指をかける。

「……胸もいじりながら一緒にいこう……」

胸の頂きと、中を同時に刺激された私はあまりの気持ち良さに声が止まらない。

「……シリウス…っ!気持ちがいいのっ!胸と中……気持ち良いの!あああっ!ああぁぁぁぁーっ!!中がキュンキュンいってるの……!」

私の中がシリウスをキュンキュン締め付けている。

まるでシリウスを離したくないようにーー。
まるでシリウスが自分だけのものであるようにーー。

シリウスが腰を打ち付けるたびに、ぬちゅぬちゅと卑猥な水音が響く。

「あ、ああぁぁぁぁーーっ!し、シリウス……もう……来て?」

「……リリアナ、一緒にーー!」

シリウスはそう言うと、私の最奥に白濁を放った。

その後も、シリウスは私の身体を試したい、といろんな態勢をさせられ、恥ずかしいこと……いや気持ちが良いことをたくさんしてくれた。

シリウスが何度目かの精を放った時には、窓の外は明るくなっていた。


◇◇◇
翌朝……正確にはもう今日なのだけれど、目覚めたらシリウスが私を抱き締めていた。

眠るシリウスの顔は初めてだったからしばし観察させてもらう。

(……長い睫毛に、鼻筋も整ってるなぁ)

思わず鼻筋に手をやると、シリウスが目を覚ました。

「……リリアナ?何してるの?」

「……シリウスの寝顔観察」

シリウスが私の頬に唇を落とす。

「……朝目覚めたらリリアナがいる……!嬉しい」

「……!!」

素直に照れる。

「……私も幸せです」と言葉で伝える。

その後、シリウスがシリカを呼んでくれた。

「……今度は一緒にお風呂に入ろう」

シリウスは笑顔でそう告げ、シリカに私の朝の支度を指示する。

シリカは満足そうに私を見つめ、私は恥ずかしくて両手で顔を覆った。

(……何だか拍子抜けするくらい幸せ!)

私はもう初夜のトラウマに怯えない。

その後、シリウスに毎晩愛されて大変なことになるとはその時は露知らず……。

ま、幸せだからいいよね?(笑)
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