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諦観の騎士 リリィ・フランネル
諦観の騎士 リリィ・フランネル(14)
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アジムは馬車ワープを使ってシラクーザの宿に帰り着いた。今日はどこかのタイミングで<帰還>を使って帰ってしまうのだろうと思っていたのだが、リリィも当たり前のような顔をして部屋までついて来た。
密かに喜びつつ上着を脱いで買い込んできた回復薬やら媚薬やらを勝手に薬品棚にしているクローゼットに片付けていると、お風呂用品をまとめて入れてあった袋を手に取ったリリィが鼻息荒く言う。
「アジムくん、
一緒にお風呂に入ろっか!」
「え、あ、はい」
リリィの勢いに押されて頷き、服を脱ぎかける。リリィのほうは躊躇いなくスポポーン!と服を脱ぎ捨ててお風呂用品の袋を手に風呂場に向かっていった。脱衣の淫靡さも何もあったものではない。夕食のときに飲んだ酒がまだ回っているのだろうか。
アジムが遅れて風呂場に入ると、買い込んだお風呂用品を並べたリリィが笑みを浮かべて待ち構えていた。
「いつもアジムくんにキレイにしてもらってるから、
今日は私がアジムくんをキレイにしてあげる!」
遠慮がないわけではなかったが、リリィから触れてもらえる誘惑には抗いがたい。
嬉しそうに笑うリリィに手招かれて汲み出して使うための湯船の前に腰を下ろすと、言われるがまま頭を屈めて、何一つまとわず隠そうともしないリリィの真っ白な身体に向かって頭を突き出す。
「アジムくん、私の髪を洗ってくれるときはすごく丁寧なのに、
自分の髪を洗うときは雑な洗い方をしてたから気になってたんだ。
洗い方を知ってるんだったら、ちゃんと洗わないと」
たっぷりの湯で予洗いしてから、買ってきたばかりのシャンプーをしっかり泡立てて頭皮をマッサージするように洗われる。リリィの細い指が性感とは違う心地よさを与えてくれるのに、アジムは俯いて目を閉じたままうっすら笑みを浮かべた。シャンプーが終わると再びたっぷりの湯ですすぎ洗いしてもらい、リンスまできっちりしてもらうと、普段のごわついた髪とは見違えるように手触りが良くなった。
「うん、いい感じ!」
リリィもタオルで拭き上げた後のアジムの髪に触れて満足そうだ。
髪の変化を確かめるためだが、頭を撫でられると嬉しい。
「じゃあ、次は顔だね。
アジムくんが買った身体用のとは別に、
洗顔せっけんを買っておいたから、それを使うね」
そう言うと、リリィはお風呂用品の袋から見覚えのない石鹸を取り出した。その石鹸を泡立てて両手から溢れそうなほど泡を用意すると、
「あ。ごめん、顔を少し濡らしてくれるかな」
アジムに顔を湯で濡らさせて、泡をそっと顔に乗せるようにして洗い出した。
「アジムくんがいつもしているようにごしごしと擦るんじゃなくて、
泡で洗うようにするの。そのほうがお肌が痛まないんだよ」
泡が目に入りそうになったので目を閉じると、リリィは鼻や額、目元にも泡をのせて触れてくる。ほとんど肌に触れないもどかしいくらいに優しい刺激だが、それがいいのだろうと自分を納得させて、リリィに任せていると、
「流すねー」
石鹸が肌を傷めないうちに洗い流してくれた。洗い終わってから自分で顔に触れてみると、いつも身体を洗うのと同じ石鹸で雑に洗っていたときとは雲泥の差だ。肌が引っ張られるような、ともすれば痛みもあるような感覚がまったくない。
「現実のほうでも同じように洗うのがいいと思うよ。
ゲーム内なら死んで蘇生したらまたすべすべお肌だけど、
現実のほうはそういうわけにいかないしね」
リリィに言われて頷く。これだけ違いがでるなら丁寧にする甲斐があるというものだ。リリィは「本当は化粧水もつけたほうがいいんだけど」などと言っているが。
「最後は身体だね。新しいボディタオルも使ってみようか!」
気を取り直したリリィが買ってきたばかりのボディタオルに買ったばかりの石鹸で、たっぷりと泡を作って身体を上から順番に丁寧に洗ってくれる。座ったままのアジムを回るようにして首筋や腕、背中や足までも泡まみれにして擦ってくれる。
リリィが一生懸命に洗ってくれているのでなるべく考えないようにしていたのだが、好意を抱いている女性が裸身で自分に触れてくれるのだ。じわりじわりと下半身に熱いものが集まってくるのを、アジムは必死で我慢していた。
しかし、
「えいっ」
そんな声と同時に、ふにょん、と背中に柔らかくすべすべとしたものが押し付けられる。
「んひょっ!?」
「あはは、アジムくんのそんな声、初めて聞いた」
驚いたアジムが背筋を伸ばすと同時に漏らした声に、胸を背中に押し当てて身体に腕を絡めてきたリリィの笑い声が重なった。
「リリィさん?」
前を向いたまま視線だけ動かしてリリィを見ると、後ろから耳元に唇を寄せたリリィは囁くように言う。
「いつも気持ちよくしてもらってるから、
今日は私がアジムくんを気持ちよくしてあげたいな」
それと同時に身体に回された手が胸や腹を優しく撫でる。それまでの身体を洗う手つきとは違う、誘う意図を持った手が、石鹸のぬめりとともにアジムの身体を這いまわる。
ただでさえ我慢していたところに甘い刺激を受けて、アジムのものは水を飛ばしそうな勢いで立ち上がった。
「返事は聞くまでもないかな」
それを見たリリィが笑みを含んだ声を上げる。
アジムは自分のわかりやすさが恥ずかしくなってそっぽを向いた。
「ああ、ごめんね。悪く言ったつもりはないんだよ。
喜んでくれるのが嬉しくて」
リリィが言いながらアジムに身体を擦りつけながら前に移動してきた。リリィの肌が泡とともに感じられて、アジムはそれだけでたまらない。当然、リリィはそれだけで済ませるつもりなどなく、自分も泡まみれになったリリィは早くも血管が浮き出るほどたぎったアジムのものに触れた。
「……っふぅ」
泡だらけのリリィの小さな手で陰茎をしごかれて、アジムは熱い息を漏らす。ふと気が付くと、リリィがそんなアジムの顔を探るように見上げていた。
問いかけるように首をかしげてみせると、
「ああ、アジムくんが気持ちよくなってくれてるかなーって」
リリィが照れたように笑う。
「とてもいいです」
アジムの答えに笑みを深くすると、リリィはアジムから身体を離して湯桶を手に取った。リリィのぬくもりが離れていく感覚に寂しいものを感じているアジムの身体に湯をかけて泡を洗い流す。
「口に入っても大丈夫なローションとか買っておけばよかったねー」
そうしてキレイに洗い上げた、リリィからの甘い刺激に期待してそり返ったアジムのものに、リリィが顔を近づけてくる。
「ちょっ……リリィさん!?」
「いつもアジムくんのを舐めるときは
無理やりさせられてる感じでちゃんとできてないし、
今日は気持ちよくなってくれると嬉しいな」
そう言って微笑むリリィの顔の横に、猛り狂った自分の肉棒がある。一緒にいるだけで幸せな気分になれる女性がいつもアジムに嬉しい言葉をくれる真っ白な雪原に落ちた椿のようなその唇で、勃起しきって血管さえ浮き出た浅ましく女体を求めるグロテスクな肉棒に奉仕してくれると言うのだ。
「えと、そのですね」
とても嬉しい。
嬉しいのだが、自分にとって特別なものを汚してしまうような、なんとも言えない背徳感でアジムはすんなり頷けない。
だが、
「ダメ……かな。
アジムくんに気持ちよくなって欲しいんだけど」
「ダメじゃありません!」
困ったように首を傾げられると、咄嗟に返事をしてしまう。
リリィはその返事を聞いて顔を明るくした。
「そっか! それならよかった」
許可を出してしまえば、取り消す訳にはいかない。
リリィに促されるまま床に座り込んだまま足を広げ、勃起したものがそそり勃つ股ぐらにリリィを招き入れる。
リリィはアジムの足の間に跪くと、そこに屹立する肉棒に愛おしそうに触れた。
「……っ」
それだけでうっかり精を放ってしまいそうになって、アジムは息を詰めた。
無理やりさせているときとは比較にならない優しい手付きで陰茎をなで上げられると、背筋をぞくぞくとしたものが駆け上ってくる。それ以上に、無理やりさせているときの嫌そうな顔とは打って変わった嬉しそうな笑みが堪らない。
我慢しきれずに先走り汁が吹き出すと、リリィは小さな手でそれを亀頭に塗り拡げるようにして撫で回す。アジムが思わず腰をはねさせると、リリィはにんまりと笑みを深くした。
「じゃあ、舐めるね」
「え、あ……」
やっぱり自分の汚いものをリリィに舐めさせるのは抵抗があった。
アジムは咄嗟に止めようとしたが、リリィは躊躇いなくアジムのものに唇を近づけて、鈴口にキスをする。
「……ぅうっ!!」
「きゃんっ!?」
愛らしいリリィが嬉しそうに自分の醜さを感じるほどいきり立った褐色の肉棒に口づけてくれた。その事実に堪らなくなったアジムの男根から、精が迸った。
「うわわ……す、すみませんっ!」
完全に暴発だ。前触れもなく顔や口に精を吐き出してしまったアジムは焦るが、出されたリリィは目を丸くした後、顔を精液まみれにしたまま明るく淫靡に笑った。
「そんなに喜んでもらえるとは思わなかったなぁ」
リリィは通った鼻筋にべったりとついた精液を手にとって、見せつけるように舌を伸ばして手のそれを舐め取る。
「汚いですよ」
「アジムくんのなら、汚くないよ」
何度かにわけて顔にぶちまけられたそれを口に運んで、リリィはアジムのものに視線を向けてから、また笑った。
「まだまだ大丈夫だね。
今度はゆっくり堪能してほしいな」
密かに喜びつつ上着を脱いで買い込んできた回復薬やら媚薬やらを勝手に薬品棚にしているクローゼットに片付けていると、お風呂用品をまとめて入れてあった袋を手に取ったリリィが鼻息荒く言う。
「アジムくん、
一緒にお風呂に入ろっか!」
「え、あ、はい」
リリィの勢いに押されて頷き、服を脱ぎかける。リリィのほうは躊躇いなくスポポーン!と服を脱ぎ捨ててお風呂用品の袋を手に風呂場に向かっていった。脱衣の淫靡さも何もあったものではない。夕食のときに飲んだ酒がまだ回っているのだろうか。
アジムが遅れて風呂場に入ると、買い込んだお風呂用品を並べたリリィが笑みを浮かべて待ち構えていた。
「いつもアジムくんにキレイにしてもらってるから、
今日は私がアジムくんをキレイにしてあげる!」
遠慮がないわけではなかったが、リリィから触れてもらえる誘惑には抗いがたい。
嬉しそうに笑うリリィに手招かれて汲み出して使うための湯船の前に腰を下ろすと、言われるがまま頭を屈めて、何一つまとわず隠そうともしないリリィの真っ白な身体に向かって頭を突き出す。
「アジムくん、私の髪を洗ってくれるときはすごく丁寧なのに、
自分の髪を洗うときは雑な洗い方をしてたから気になってたんだ。
洗い方を知ってるんだったら、ちゃんと洗わないと」
たっぷりの湯で予洗いしてから、買ってきたばかりのシャンプーをしっかり泡立てて頭皮をマッサージするように洗われる。リリィの細い指が性感とは違う心地よさを与えてくれるのに、アジムは俯いて目を閉じたままうっすら笑みを浮かべた。シャンプーが終わると再びたっぷりの湯ですすぎ洗いしてもらい、リンスまできっちりしてもらうと、普段のごわついた髪とは見違えるように手触りが良くなった。
「うん、いい感じ!」
リリィもタオルで拭き上げた後のアジムの髪に触れて満足そうだ。
髪の変化を確かめるためだが、頭を撫でられると嬉しい。
「じゃあ、次は顔だね。
アジムくんが買った身体用のとは別に、
洗顔せっけんを買っておいたから、それを使うね」
そう言うと、リリィはお風呂用品の袋から見覚えのない石鹸を取り出した。その石鹸を泡立てて両手から溢れそうなほど泡を用意すると、
「あ。ごめん、顔を少し濡らしてくれるかな」
アジムに顔を湯で濡らさせて、泡をそっと顔に乗せるようにして洗い出した。
「アジムくんがいつもしているようにごしごしと擦るんじゃなくて、
泡で洗うようにするの。そのほうがお肌が痛まないんだよ」
泡が目に入りそうになったので目を閉じると、リリィは鼻や額、目元にも泡をのせて触れてくる。ほとんど肌に触れないもどかしいくらいに優しい刺激だが、それがいいのだろうと自分を納得させて、リリィに任せていると、
「流すねー」
石鹸が肌を傷めないうちに洗い流してくれた。洗い終わってから自分で顔に触れてみると、いつも身体を洗うのと同じ石鹸で雑に洗っていたときとは雲泥の差だ。肌が引っ張られるような、ともすれば痛みもあるような感覚がまったくない。
「現実のほうでも同じように洗うのがいいと思うよ。
ゲーム内なら死んで蘇生したらまたすべすべお肌だけど、
現実のほうはそういうわけにいかないしね」
リリィに言われて頷く。これだけ違いがでるなら丁寧にする甲斐があるというものだ。リリィは「本当は化粧水もつけたほうがいいんだけど」などと言っているが。
「最後は身体だね。新しいボディタオルも使ってみようか!」
気を取り直したリリィが買ってきたばかりのボディタオルに買ったばかりの石鹸で、たっぷりと泡を作って身体を上から順番に丁寧に洗ってくれる。座ったままのアジムを回るようにして首筋や腕、背中や足までも泡まみれにして擦ってくれる。
リリィが一生懸命に洗ってくれているのでなるべく考えないようにしていたのだが、好意を抱いている女性が裸身で自分に触れてくれるのだ。じわりじわりと下半身に熱いものが集まってくるのを、アジムは必死で我慢していた。
しかし、
「えいっ」
そんな声と同時に、ふにょん、と背中に柔らかくすべすべとしたものが押し付けられる。
「んひょっ!?」
「あはは、アジムくんのそんな声、初めて聞いた」
驚いたアジムが背筋を伸ばすと同時に漏らした声に、胸を背中に押し当てて身体に腕を絡めてきたリリィの笑い声が重なった。
「リリィさん?」
前を向いたまま視線だけ動かしてリリィを見ると、後ろから耳元に唇を寄せたリリィは囁くように言う。
「いつも気持ちよくしてもらってるから、
今日は私がアジムくんを気持ちよくしてあげたいな」
それと同時に身体に回された手が胸や腹を優しく撫でる。それまでの身体を洗う手つきとは違う、誘う意図を持った手が、石鹸のぬめりとともにアジムの身体を這いまわる。
ただでさえ我慢していたところに甘い刺激を受けて、アジムのものは水を飛ばしそうな勢いで立ち上がった。
「返事は聞くまでもないかな」
それを見たリリィが笑みを含んだ声を上げる。
アジムは自分のわかりやすさが恥ずかしくなってそっぽを向いた。
「ああ、ごめんね。悪く言ったつもりはないんだよ。
喜んでくれるのが嬉しくて」
リリィが言いながらアジムに身体を擦りつけながら前に移動してきた。リリィの肌が泡とともに感じられて、アジムはそれだけでたまらない。当然、リリィはそれだけで済ませるつもりなどなく、自分も泡まみれになったリリィは早くも血管が浮き出るほどたぎったアジムのものに触れた。
「……っふぅ」
泡だらけのリリィの小さな手で陰茎をしごかれて、アジムは熱い息を漏らす。ふと気が付くと、リリィがそんなアジムの顔を探るように見上げていた。
問いかけるように首をかしげてみせると、
「ああ、アジムくんが気持ちよくなってくれてるかなーって」
リリィが照れたように笑う。
「とてもいいです」
アジムの答えに笑みを深くすると、リリィはアジムから身体を離して湯桶を手に取った。リリィのぬくもりが離れていく感覚に寂しいものを感じているアジムの身体に湯をかけて泡を洗い流す。
「口に入っても大丈夫なローションとか買っておけばよかったねー」
そうしてキレイに洗い上げた、リリィからの甘い刺激に期待してそり返ったアジムのものに、リリィが顔を近づけてくる。
「ちょっ……リリィさん!?」
「いつもアジムくんのを舐めるときは
無理やりさせられてる感じでちゃんとできてないし、
今日は気持ちよくなってくれると嬉しいな」
そう言って微笑むリリィの顔の横に、猛り狂った自分の肉棒がある。一緒にいるだけで幸せな気分になれる女性がいつもアジムに嬉しい言葉をくれる真っ白な雪原に落ちた椿のようなその唇で、勃起しきって血管さえ浮き出た浅ましく女体を求めるグロテスクな肉棒に奉仕してくれると言うのだ。
「えと、そのですね」
とても嬉しい。
嬉しいのだが、自分にとって特別なものを汚してしまうような、なんとも言えない背徳感でアジムはすんなり頷けない。
だが、
「ダメ……かな。
アジムくんに気持ちよくなって欲しいんだけど」
「ダメじゃありません!」
困ったように首を傾げられると、咄嗟に返事をしてしまう。
リリィはその返事を聞いて顔を明るくした。
「そっか! それならよかった」
許可を出してしまえば、取り消す訳にはいかない。
リリィに促されるまま床に座り込んだまま足を広げ、勃起したものがそそり勃つ股ぐらにリリィを招き入れる。
リリィはアジムの足の間に跪くと、そこに屹立する肉棒に愛おしそうに触れた。
「……っ」
それだけでうっかり精を放ってしまいそうになって、アジムは息を詰めた。
無理やりさせているときとは比較にならない優しい手付きで陰茎をなで上げられると、背筋をぞくぞくとしたものが駆け上ってくる。それ以上に、無理やりさせているときの嫌そうな顔とは打って変わった嬉しそうな笑みが堪らない。
我慢しきれずに先走り汁が吹き出すと、リリィは小さな手でそれを亀頭に塗り拡げるようにして撫で回す。アジムが思わず腰をはねさせると、リリィはにんまりと笑みを深くした。
「じゃあ、舐めるね」
「え、あ……」
やっぱり自分の汚いものをリリィに舐めさせるのは抵抗があった。
アジムは咄嗟に止めようとしたが、リリィは躊躇いなくアジムのものに唇を近づけて、鈴口にキスをする。
「……ぅうっ!!」
「きゃんっ!?」
愛らしいリリィが嬉しそうに自分の醜さを感じるほどいきり立った褐色の肉棒に口づけてくれた。その事実に堪らなくなったアジムの男根から、精が迸った。
「うわわ……す、すみませんっ!」
完全に暴発だ。前触れもなく顔や口に精を吐き出してしまったアジムは焦るが、出されたリリィは目を丸くした後、顔を精液まみれにしたまま明るく淫靡に笑った。
「そんなに喜んでもらえるとは思わなかったなぁ」
リリィは通った鼻筋にべったりとついた精液を手にとって、見せつけるように舌を伸ばして手のそれを舐め取る。
「汚いですよ」
「アジムくんのなら、汚くないよ」
何度かにわけて顔にぶちまけられたそれを口に運んで、リリィはアジムのものに視線を向けてから、また笑った。
「まだまだ大丈夫だね。
今度はゆっくり堪能してほしいな」
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