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諦観の騎士 リリィ・フランネル
諦観の騎士 リリィ・フランネル(8)
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もう一度リリィの狭い膣穴にたっぷりと精液を注ぎ込んだアジムは絶頂かされっぱなしで息も絶え絶えなリリィの身体を転がしてうつ伏せにして、その細い腰を掴んで引きずり起こし、スカートの中のリリィの性器をそのまま後ろから貫いた。
「あひああぁぁぁぁぁぁっ!?」
手にも足にも力が入らずアジムの手で腰と尻だけを突き出すように持ち上げられ、上半身をだらりとベッドに転がしていたリリィが、貫かれた快感に身体を仰け反らせた。
すっかり日が落ちて真っ暗になった室内でも、アジムが腰を打ちつけるたびに輝きを帯びた金色の髪が踊る。白のブラウスは発情した汗を吸い込んで、慎ましい胸を覆う下着や健康的に白い肌が透けてアジムの視線を遮ることができなくなっていた。デニムのスカートはまだ丸みの薄い尻を隠していたが、まくりあげられて太ももまでが見えてしまっている。
胸元を開けさせられているリリィだったが、そのリリィを後ろから貫いているアジムからは部屋に入ってきたときと殆ど変わらない、上品で清楚な装いだけが見えている。そんな育ちの良さそうな少女がちんぽを突っ込まれて、ひんひんと鳴いているのだ。
「たまんねぇなぁ、オイ」
「は、ああぁっ!
あぁぁぁぁあアぁぁぁぁぁっ!!」
アジムが腰の動きを早めると、リリィの膣が絶頂のうねりで精をねだって来る。それに応じてどんな雌でも孕ませそうなほど濃ゆい精液をまだ成熟しきっていない子宮にくれてやりながら、次の射精に向けてまたリリィの膣を使い始める。
「たすけっ! たすけてっ!
あ、あ、あ、は、や、あぁぁぁっあぁっ!!」
萎えないどころか射精しながらさらに激しく抽挿しつづけるアジムに、絶頂かされ続け、苦しいほどの快楽にリリィが叫ぶが、その助けを求める声さえもアジムの興奮材料だ。げらげらと嗤いながら、細い腰を掴みリリィという穴で自分のものをしごき、欲が高まったら自分勝手にぶちまける。
雄に求められる雌の悦びを一方的に押し付けてやっていたのだが、
「あぁっ!! あぁぁぁぁぁっ!!!
あ、は、ぁ……」
何回目だかわからない受精の悦びに掠れた声をあげて背を反り返らせ、がくがくと身を震わせていたリリィが、ぷつりと糸が切れたようにベッドに沈んだ。
「え、あ、おい?」
驚いたアジムが声をかけても反応しない。ぐちゅぐちゅと音を立てて肉棒で膣を責め立ててやってもそこが弱々しく絶頂の痙攣を返すだけで、楽しい反応は返ってこない。
「ん~……」
アジムはなんとも言えない声を漏らし、後頭を掻いてため息を吐くと、リリィの割れ目から肉棒を引き抜いた。日が落ちて間もない時間からリリィの秘所に突き入れたままだった肉棒が、突き入れたときと同じ硬さのまま抜き出された。アジムの太い陰茎で蓋をされていたリリィの秘所から大量の精液と愛液がごぽごぽと音を立てて溢れ出し、ベッドに湯気と性の匂いを立ち上らせる水溜りを作る。
リリィの肩を掴んで転がし、仰向けにしてやる。
発情した甘い匂いの汗で前髪が額に張り付き、白いブラウスも透けて肌に張り付いていた。口元には絶頂に叫んで飲み下すこともできなかった唾液が糸を引き、目元には快楽の涙が筋を作っている。下着をずらされて露出している胸や乳首は舐め回されてぬらぬらと輝き、首筋などはアジムがつけた赤い吸い痕がいくつも浮かんでいた。仰向けに転がしたときにスカートは元の位置に戻り、腰から下を隠しているが、その中はアジムの吐き出したもので汚れ、性の匂いで満ちているだろう。
アジムは汗の浮かんだ頬を軽く叩いてやるが、完全に気を失っているリリィは目を覚まさない。
「……やりすぎたか」
いつも戦ってから陵辱していたので、リリィが身につけているのは鎧とその下に着る動きやすいシャツとズボン程度だ。今日のような私服のリリィを部屋に連れ込んだのは初めてだ。
私服のリリィが愛らしく、調子に乗った自覚はある。
今まではリリィが本当に限界を越えてしまう前に回復薬を飲ませて、体力を回復させながら明け方までじっくり可愛がってやっていたのだが、加減を間違えた。
「仕方ないな……」
アジムは気を失ったリリィの横に身を横たえた。
気絶させてしまうと、回復薬を飲ませても叩き起こすのが一苦労だ。
まだ股間のものは硬いままだが、それなりに満足はしている。
続きは明日にしよう。
そう考えて、アジムはリリィの身体を抱き寄せて目を閉じた。
○
翌朝、カーテンも閉めずに寝たために、早い時間から飛び込んでくる朝日にアジムは目を覚ました。
うっすらと目を開けて部屋を見回す。夜の闇は駆逐され、部屋には陽の光に満ちているが、部屋の様子は何一つ変わっていない。部屋に満ちるむせ返るほど濃厚な性の匂いもそのままだ。
腕の中で寝息を立てているリリィに目を落とす。快楽の涙を流し続けていた目元が腫れて、涙の跡が残っているが、寝顔は穏やかでほほえんで見える。首筋や胸元に刻まれた口づけの痕は一晩立って赤みが増して、リリィがアジムのものにされたことを知らしめるようだ。身につけたまま犯されたブラウスは皺になっているが汗が乾いて白さを取り戻して肌を隠す衣類としての機能を取り戻していた。デニムのスカートは上から見ると部屋に連れ込まれたときと変わらないが、内側は精液と愛液でひどいことになっているだろう。
夜の名残の性臭と柑橘のようなリリィの甘くも爽やかな香りを嗅いでいると、アジムのものが固くなる理由が生理現象から雌を貪るためのものにすり替わる。
開けられた胸元に手を入れて、小さいが確かにある膨らみをゆるゆると撫でるようにしながら、頂点にある桜色の乳首を指先で転がしてやっていると、
「んっ……ふ、ん……
あぅんっ! な、なにっ!?」
甘い刺激に身を任せていたリリィが、指先で転がされていた乳首をアジムの爪が柔らかく引っ掻いた刺激で目を覚まし、見覚えのない場所で眠っていたことに気がついて経験のある冒険者らしく即座に立ち上がろうと身を翻した。
「きゃあっ!?」
いや、身を翻そうとして、力の入らない足腰で身体を支えきれずに、ベッドから床に転げ落ちた。
「何やってんだ」
ベッドに寝転んだまま肘をついたアジムが呆れたように言うと、転げ落ちた床からアジムの顔を見上げて、ようやく自分の状況を理解したリリィはその顔に嫌悪を浮かべ、
「……帰る」
それだけを口にして、胸元を整えると目を閉じて<帰還>の魔法の集中に入った。
「おいおい、これはどうしてくれんだよ」
そんなリリィに対して、すでに臨戦態勢になっている股間のものを指さしながらアジムが声をかけたが、リリィはそれを無視して集中を続ける。
アジムは返事を返さないリリィを鼻で嗤い、
「リリィちゃんが相手をしてくれないなら、仕方ないな。
メルフィナでも抱きに行くか」
その言葉を聞いたリリィが目を開き、
「どうして!
私はちゃんと相手をしたでしょう!?」
アジムに食って掛かるが、アジムはにやにやとした笑みを浮かべたまま、
「ちんぽがおっ勃っちまったから女を抱きたくなっただけだぜ。
女なら誰でもいいが、せっかくならいい女を抱きたいからな。
リリィちゃんのお友達は誰も彼もいい女だ。
齢を取って勃たなくなるまで、毎晩でも抱きたいな」
「そんな……!」
アジムが嘯く言葉の裏の意味を理解したリリィが愕然とこぼす。
女体を貪ろうとするアジムから仲間たちを守ろうとするなら、剣で勝てないリリィは毎晩身体を差し出すしかない。それも、仲間たちの代わりに抱いていただくことになる。仲間に向けられる獣欲を、情けなく媚びへつらって自分に向けてもらわなければならない。
「自分の立場は理解できたか?」
自分の未来に絶望するリリィの顔を見ながらにやにやとした笑みを深めて身を起こすと、アジムは床にへたり込んだままのリリィの前で股を広げてベッドの端に座った。
「しゃぶれ」
項垂れていたリリィが顔をあげると、目の前に自分を犯し、辱めたものが屹立していた。人間離れして大きなそれが、リリィの奉仕を期待して硬く反り返り、脈打つようにぴくんぴくんと動いている。一晩中リリィを犯し続けていたために、精液と愛液がこびりついてひどい匂いだ。唇どころか鼻を近づけるのも抵抗を感じる。
それでもリリィが奉仕をしなければ、仲間たちがアジムの餌食になってしまう。リリィはアジムの股間に顔を近づけ、リリィの腕ほどもあるアジムの陰茎に舌を這わせた。
「まあ、悪くないな」
屈辱とキツすぎる性臭に涙を浮かべながら自分のものに奉仕するリリィを見下ろし、アジムは満足のため息とともにそう評する。正直に言えばまだまだ口淫に慣れないリリィの奉仕は気持ちいいとは言えないものだったが、鎧姿とは違う清楚な装いで、普段とは違うおろした髪の少し大人っぽさを増したリリィが悔しげな表情で自分のものを舐めている姿はアジムの征服欲を刺激する。
「金玉も舐めるんだよ」
リリィの小さな頭を掴んで口元を陰嚢に近づける。ついでに陰茎を顔にこすり付け、鼻を陰毛に埋もれさせてやると「うぷっ」と呻きを漏らしながら、それでも小さな口から舌を出して、自分を汚すものが作られる場所に奉仕する。
「ちんぽの方も忘れるな」
頭を掴んで何度か竿と玉を往復させながら舐めさせ、そのたびに性臭がこびりついた男根をこすり付けて顔を汚してやっていたが、少しずつ嫌がる様子が薄れていき、何度目からかは自分から汚臭のただよう肉棒に顔を寄せてくるようになった。
見れば、顔は嫌悪を顕にしながらも、その目はとろりと潤み、頬は赤く上気している。
アジムは口の箸を吊り上げた。
「なんだ?
俺のちんぽと精液の味を思い出して興奮したか?」
前回陵辱したときに、肉棒を咥えさせて割れ目に指を突っ込んで何度も絶頂させてやった。快楽とともに肉棒と精液の味と匂いを教えこんでやった。
「そんなわけないでしょっ!」
身体がそれを思い出し、犯される準備を始めた。
赤い顔で必死にそれを否定するリリィを嗤い、
「下の口は正直になってるがなぁ?」
「んぁっ!?」
足の甲で股間をそろりとなで上げてやると、リリィは身体を跳ねさせた。
「え……あ、え……?」
自分の発情に本当に気がついていなかったらしいリリィが呆然と声を漏らすのを嗤いながら、アジムはリリィの腰を掴んで抱き上げた。
「きゃっ!?」
驚きに声をあげるリリィをそのまま肉棒の上に投げ落としてやった。
「んあぅううぅぅぅぅんんんん……!?」
十分に濡れそぼったリリィのそこは、アジムのものをたやすく飲み込む。
「ぬるぬるのぐちゃぐちゃじゃねぇか。
昨日の精液が残ってるって程度じゃねぇだろ」
貫かれた衝撃にがくがくと身を震わせるリリィを嗤い、アジムは身体をベッドに投げ出すと、自分の身体をまたぐようにして貫かれているリリィの腰を掴み直して、下から突き上げてやった。
「ぁうっ!?
……ぅうう、ふっ……うぅ……」
嘲るアジムに反論もできずに握りしめた拳で口元を押さえ、どうにか絶頂するのをこらえたリリィを見上げ、アジムはスカートの上からリリィの尻を撫で回す。肉は薄いがちゃんと柔らかさのある手応えに、アジムは笑みを浮かべて改めてリリィを見る。
胸元を整えたリリィは寝乱れてブラウスに皺はあるものの、部屋に入ってきたときと同じ姿になっていた。その清楚な姿で自分のものに突き上げられて快感に振り回されながら、それでも必死にそれをこらえる姿にアジムはまた性欲を掻き立てられる。
細い腰を掴み、下から何度も突き上げると、スカート越しでもそれとわかるほど粘ついた水音が響き渡る。
「ああっ、あああっ!
あぁぁぁあぁぁぁんっ!!」
アジムが責め立て始めるとあっさりと決壊したリリィの快楽の堤防は、こらえていた分だけ溜め込んでしまった快感が理性を押し流し、簡単に絶頂まで押し上げられてしまう。
「こっちはリリィちゃんの下手なオシャブリしかされてないんだ。
もうちょっと頑張れよ」
愛液があふれる膣の絶頂のうねりに肉棒が締め付けられ、具合の良くなったアジムが射精に向けて腰の動きを激しくすると、リリィはさらに高みに連れて行かれ、もう喘ぎも出せない。
「おらっ、出すぞ!
しっかり飲み込め!」
「あ……! は……あぁ……!!」
アジムがリリィの中に精を放つと、リリィは激しく身体を震わせてそれを受け止め、一番高いところからわずかに降りてくると、そのままアジムの胸に倒れ込んできた。
「……っと」
「……っはあ! っはあ、はあ!」
アジムの胸の上でがくがくと身体を震わせて発情した甘い匂いを漂わせながら、荒い呼吸を繰り返してどうにか快感を飲み下す。
清楚な姿のリリィが快感に振り回される姿は、とてもそそられる。そのまま身体の場所を入れ替えてしてリリィをベッドに組み敷き、思うままに肉棒を突き入れて滅茶苦茶にしてしまいたくなったが、また気絶させてしまう。
アジムはリリィの身体を胸に乗せたまま腹筋だけで苦もなく起き上がると、その細い身体を抱き上げて突き入れていた肉棒から開放してやる。吐き出したばかりの精液がリリィの割れ目から逆流して股間が生暖かく汚れるのに眉をしかめつつ、抱き上げたリリィを手にしたままアジムは立ち上がった。
汚れた肉棒をこすり付けてリリィの顔や口を精液や愛液で汚してしまった。愛液はともかく、自分が出した精液を口にするのは御免被りたい。このままではリリィの唇を楽しむことができないし、口移しで無理やり回復薬を飲ませることができない。
アジムはまだ絶頂の余韻に浸っているリリィを風呂に連れ込みながら、まだ日が昇ったばかりの長い今日をリリィでどう楽しむか考えるのだった。
「あひああぁぁぁぁぁぁっ!?」
手にも足にも力が入らずアジムの手で腰と尻だけを突き出すように持ち上げられ、上半身をだらりとベッドに転がしていたリリィが、貫かれた快感に身体を仰け反らせた。
すっかり日が落ちて真っ暗になった室内でも、アジムが腰を打ちつけるたびに輝きを帯びた金色の髪が踊る。白のブラウスは発情した汗を吸い込んで、慎ましい胸を覆う下着や健康的に白い肌が透けてアジムの視線を遮ることができなくなっていた。デニムのスカートはまだ丸みの薄い尻を隠していたが、まくりあげられて太ももまでが見えてしまっている。
胸元を開けさせられているリリィだったが、そのリリィを後ろから貫いているアジムからは部屋に入ってきたときと殆ど変わらない、上品で清楚な装いだけが見えている。そんな育ちの良さそうな少女がちんぽを突っ込まれて、ひんひんと鳴いているのだ。
「たまんねぇなぁ、オイ」
「は、ああぁっ!
あぁぁぁぁあアぁぁぁぁぁっ!!」
アジムが腰の動きを早めると、リリィの膣が絶頂のうねりで精をねだって来る。それに応じてどんな雌でも孕ませそうなほど濃ゆい精液をまだ成熟しきっていない子宮にくれてやりながら、次の射精に向けてまたリリィの膣を使い始める。
「たすけっ! たすけてっ!
あ、あ、あ、は、や、あぁぁぁっあぁっ!!」
萎えないどころか射精しながらさらに激しく抽挿しつづけるアジムに、絶頂かされ続け、苦しいほどの快楽にリリィが叫ぶが、その助けを求める声さえもアジムの興奮材料だ。げらげらと嗤いながら、細い腰を掴みリリィという穴で自分のものをしごき、欲が高まったら自分勝手にぶちまける。
雄に求められる雌の悦びを一方的に押し付けてやっていたのだが、
「あぁっ!! あぁぁぁぁぁっ!!!
あ、は、ぁ……」
何回目だかわからない受精の悦びに掠れた声をあげて背を反り返らせ、がくがくと身を震わせていたリリィが、ぷつりと糸が切れたようにベッドに沈んだ。
「え、あ、おい?」
驚いたアジムが声をかけても反応しない。ぐちゅぐちゅと音を立てて肉棒で膣を責め立ててやってもそこが弱々しく絶頂の痙攣を返すだけで、楽しい反応は返ってこない。
「ん~……」
アジムはなんとも言えない声を漏らし、後頭を掻いてため息を吐くと、リリィの割れ目から肉棒を引き抜いた。日が落ちて間もない時間からリリィの秘所に突き入れたままだった肉棒が、突き入れたときと同じ硬さのまま抜き出された。アジムの太い陰茎で蓋をされていたリリィの秘所から大量の精液と愛液がごぽごぽと音を立てて溢れ出し、ベッドに湯気と性の匂いを立ち上らせる水溜りを作る。
リリィの肩を掴んで転がし、仰向けにしてやる。
発情した甘い匂いの汗で前髪が額に張り付き、白いブラウスも透けて肌に張り付いていた。口元には絶頂に叫んで飲み下すこともできなかった唾液が糸を引き、目元には快楽の涙が筋を作っている。下着をずらされて露出している胸や乳首は舐め回されてぬらぬらと輝き、首筋などはアジムがつけた赤い吸い痕がいくつも浮かんでいた。仰向けに転がしたときにスカートは元の位置に戻り、腰から下を隠しているが、その中はアジムの吐き出したもので汚れ、性の匂いで満ちているだろう。
アジムは汗の浮かんだ頬を軽く叩いてやるが、完全に気を失っているリリィは目を覚まさない。
「……やりすぎたか」
いつも戦ってから陵辱していたので、リリィが身につけているのは鎧とその下に着る動きやすいシャツとズボン程度だ。今日のような私服のリリィを部屋に連れ込んだのは初めてだ。
私服のリリィが愛らしく、調子に乗った自覚はある。
今まではリリィが本当に限界を越えてしまう前に回復薬を飲ませて、体力を回復させながら明け方までじっくり可愛がってやっていたのだが、加減を間違えた。
「仕方ないな……」
アジムは気を失ったリリィの横に身を横たえた。
気絶させてしまうと、回復薬を飲ませても叩き起こすのが一苦労だ。
まだ股間のものは硬いままだが、それなりに満足はしている。
続きは明日にしよう。
そう考えて、アジムはリリィの身体を抱き寄せて目を閉じた。
○
翌朝、カーテンも閉めずに寝たために、早い時間から飛び込んでくる朝日にアジムは目を覚ました。
うっすらと目を開けて部屋を見回す。夜の闇は駆逐され、部屋には陽の光に満ちているが、部屋の様子は何一つ変わっていない。部屋に満ちるむせ返るほど濃厚な性の匂いもそのままだ。
腕の中で寝息を立てているリリィに目を落とす。快楽の涙を流し続けていた目元が腫れて、涙の跡が残っているが、寝顔は穏やかでほほえんで見える。首筋や胸元に刻まれた口づけの痕は一晩立って赤みが増して、リリィがアジムのものにされたことを知らしめるようだ。身につけたまま犯されたブラウスは皺になっているが汗が乾いて白さを取り戻して肌を隠す衣類としての機能を取り戻していた。デニムのスカートは上から見ると部屋に連れ込まれたときと変わらないが、内側は精液と愛液でひどいことになっているだろう。
夜の名残の性臭と柑橘のようなリリィの甘くも爽やかな香りを嗅いでいると、アジムのものが固くなる理由が生理現象から雌を貪るためのものにすり替わる。
開けられた胸元に手を入れて、小さいが確かにある膨らみをゆるゆると撫でるようにしながら、頂点にある桜色の乳首を指先で転がしてやっていると、
「んっ……ふ、ん……
あぅんっ! な、なにっ!?」
甘い刺激に身を任せていたリリィが、指先で転がされていた乳首をアジムの爪が柔らかく引っ掻いた刺激で目を覚まし、見覚えのない場所で眠っていたことに気がついて経験のある冒険者らしく即座に立ち上がろうと身を翻した。
「きゃあっ!?」
いや、身を翻そうとして、力の入らない足腰で身体を支えきれずに、ベッドから床に転げ落ちた。
「何やってんだ」
ベッドに寝転んだまま肘をついたアジムが呆れたように言うと、転げ落ちた床からアジムの顔を見上げて、ようやく自分の状況を理解したリリィはその顔に嫌悪を浮かべ、
「……帰る」
それだけを口にして、胸元を整えると目を閉じて<帰還>の魔法の集中に入った。
「おいおい、これはどうしてくれんだよ」
そんなリリィに対して、すでに臨戦態勢になっている股間のものを指さしながらアジムが声をかけたが、リリィはそれを無視して集中を続ける。
アジムは返事を返さないリリィを鼻で嗤い、
「リリィちゃんが相手をしてくれないなら、仕方ないな。
メルフィナでも抱きに行くか」
その言葉を聞いたリリィが目を開き、
「どうして!
私はちゃんと相手をしたでしょう!?」
アジムに食って掛かるが、アジムはにやにやとした笑みを浮かべたまま、
「ちんぽがおっ勃っちまったから女を抱きたくなっただけだぜ。
女なら誰でもいいが、せっかくならいい女を抱きたいからな。
リリィちゃんのお友達は誰も彼もいい女だ。
齢を取って勃たなくなるまで、毎晩でも抱きたいな」
「そんな……!」
アジムが嘯く言葉の裏の意味を理解したリリィが愕然とこぼす。
女体を貪ろうとするアジムから仲間たちを守ろうとするなら、剣で勝てないリリィは毎晩身体を差し出すしかない。それも、仲間たちの代わりに抱いていただくことになる。仲間に向けられる獣欲を、情けなく媚びへつらって自分に向けてもらわなければならない。
「自分の立場は理解できたか?」
自分の未来に絶望するリリィの顔を見ながらにやにやとした笑みを深めて身を起こすと、アジムは床にへたり込んだままのリリィの前で股を広げてベッドの端に座った。
「しゃぶれ」
項垂れていたリリィが顔をあげると、目の前に自分を犯し、辱めたものが屹立していた。人間離れして大きなそれが、リリィの奉仕を期待して硬く反り返り、脈打つようにぴくんぴくんと動いている。一晩中リリィを犯し続けていたために、精液と愛液がこびりついてひどい匂いだ。唇どころか鼻を近づけるのも抵抗を感じる。
それでもリリィが奉仕をしなければ、仲間たちがアジムの餌食になってしまう。リリィはアジムの股間に顔を近づけ、リリィの腕ほどもあるアジムの陰茎に舌を這わせた。
「まあ、悪くないな」
屈辱とキツすぎる性臭に涙を浮かべながら自分のものに奉仕するリリィを見下ろし、アジムは満足のため息とともにそう評する。正直に言えばまだまだ口淫に慣れないリリィの奉仕は気持ちいいとは言えないものだったが、鎧姿とは違う清楚な装いで、普段とは違うおろした髪の少し大人っぽさを増したリリィが悔しげな表情で自分のものを舐めている姿はアジムの征服欲を刺激する。
「金玉も舐めるんだよ」
リリィの小さな頭を掴んで口元を陰嚢に近づける。ついでに陰茎を顔にこすり付け、鼻を陰毛に埋もれさせてやると「うぷっ」と呻きを漏らしながら、それでも小さな口から舌を出して、自分を汚すものが作られる場所に奉仕する。
「ちんぽの方も忘れるな」
頭を掴んで何度か竿と玉を往復させながら舐めさせ、そのたびに性臭がこびりついた男根をこすり付けて顔を汚してやっていたが、少しずつ嫌がる様子が薄れていき、何度目からかは自分から汚臭のただよう肉棒に顔を寄せてくるようになった。
見れば、顔は嫌悪を顕にしながらも、その目はとろりと潤み、頬は赤く上気している。
アジムは口の箸を吊り上げた。
「なんだ?
俺のちんぽと精液の味を思い出して興奮したか?」
前回陵辱したときに、肉棒を咥えさせて割れ目に指を突っ込んで何度も絶頂させてやった。快楽とともに肉棒と精液の味と匂いを教えこんでやった。
「そんなわけないでしょっ!」
身体がそれを思い出し、犯される準備を始めた。
赤い顔で必死にそれを否定するリリィを嗤い、
「下の口は正直になってるがなぁ?」
「んぁっ!?」
足の甲で股間をそろりとなで上げてやると、リリィは身体を跳ねさせた。
「え……あ、え……?」
自分の発情に本当に気がついていなかったらしいリリィが呆然と声を漏らすのを嗤いながら、アジムはリリィの腰を掴んで抱き上げた。
「きゃっ!?」
驚きに声をあげるリリィをそのまま肉棒の上に投げ落としてやった。
「んあぅううぅぅぅぅんんんん……!?」
十分に濡れそぼったリリィのそこは、アジムのものをたやすく飲み込む。
「ぬるぬるのぐちゃぐちゃじゃねぇか。
昨日の精液が残ってるって程度じゃねぇだろ」
貫かれた衝撃にがくがくと身を震わせるリリィを嗤い、アジムは身体をベッドに投げ出すと、自分の身体をまたぐようにして貫かれているリリィの腰を掴み直して、下から突き上げてやった。
「ぁうっ!?
……ぅうう、ふっ……うぅ……」
嘲るアジムに反論もできずに握りしめた拳で口元を押さえ、どうにか絶頂するのをこらえたリリィを見上げ、アジムはスカートの上からリリィの尻を撫で回す。肉は薄いがちゃんと柔らかさのある手応えに、アジムは笑みを浮かべて改めてリリィを見る。
胸元を整えたリリィは寝乱れてブラウスに皺はあるものの、部屋に入ってきたときと同じ姿になっていた。その清楚な姿で自分のものに突き上げられて快感に振り回されながら、それでも必死にそれをこらえる姿にアジムはまた性欲を掻き立てられる。
細い腰を掴み、下から何度も突き上げると、スカート越しでもそれとわかるほど粘ついた水音が響き渡る。
「ああっ、あああっ!
あぁぁぁあぁぁぁんっ!!」
アジムが責め立て始めるとあっさりと決壊したリリィの快楽の堤防は、こらえていた分だけ溜め込んでしまった快感が理性を押し流し、簡単に絶頂まで押し上げられてしまう。
「こっちはリリィちゃんの下手なオシャブリしかされてないんだ。
もうちょっと頑張れよ」
愛液があふれる膣の絶頂のうねりに肉棒が締め付けられ、具合の良くなったアジムが射精に向けて腰の動きを激しくすると、リリィはさらに高みに連れて行かれ、もう喘ぎも出せない。
「おらっ、出すぞ!
しっかり飲み込め!」
「あ……! は……あぁ……!!」
アジムがリリィの中に精を放つと、リリィは激しく身体を震わせてそれを受け止め、一番高いところからわずかに降りてくると、そのままアジムの胸に倒れ込んできた。
「……っと」
「……っはあ! っはあ、はあ!」
アジムの胸の上でがくがくと身体を震わせて発情した甘い匂いを漂わせながら、荒い呼吸を繰り返してどうにか快感を飲み下す。
清楚な姿のリリィが快感に振り回される姿は、とてもそそられる。そのまま身体の場所を入れ替えてしてリリィをベッドに組み敷き、思うままに肉棒を突き入れて滅茶苦茶にしてしまいたくなったが、また気絶させてしまう。
アジムはリリィの身体を胸に乗せたまま腹筋だけで苦もなく起き上がると、その細い身体を抱き上げて突き入れていた肉棒から開放してやる。吐き出したばかりの精液がリリィの割れ目から逆流して股間が生暖かく汚れるのに眉をしかめつつ、抱き上げたリリィを手にしたままアジムは立ち上がった。
汚れた肉棒をこすり付けてリリィの顔や口を精液や愛液で汚してしまった。愛液はともかく、自分が出した精液を口にするのは御免被りたい。このままではリリィの唇を楽しむことができないし、口移しで無理やり回復薬を飲ませることができない。
アジムはまだ絶頂の余韻に浸っているリリィを風呂に連れ込みながら、まだ日が昇ったばかりの長い今日をリリィでどう楽しむか考えるのだった。
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