【R18】VRMMO 最強を目指す鍛錬記

市村 いっち

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ローズガーデン姉妹

ローズガーデン姉妹(5)

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 ルナロッサが意識を失い動かなくなった後も、頭に血が上ったアジムはその体を蹴り続けていた。

「何してくれてんだよ?
 ああ? 何してくれてんだってんだよ!!」
「やめて、お姉ちゃんが死んじゃう!
 お願いだからやめてぇ!」

 蹂躙され、足腰に力が入らないソフィアが必死に縋り付いて来るのを舌打ちとともに張り飛ばし、最後にルナロッサの腹を蹴り上げて、ようやくアジムは一息ついた。
 ベッドに叩き戻されたソフィアが、それでも身を起こし、四つん這いで体を引きずるようにして姉に近づこうとしているのを横目に、アジムはテーブルのポーションバックから回復薬を取り出した。回復薬の蓋を外してから腕に突き立った矢を引き抜くと、新たに傷口から血があふれ出してくる。そこに取り出しおいた回復薬をぶちまけると痛みは引き、布で血をぬぐってしまえば白く皮膚に穴が開いた痕は残ってはいるものの、傷口はきれいに消え去った。

 アジムは矢を受けた左腕の具合を確かめるために手を何度か握りしめてみて、顔をしかめる。それなりに手も腕も動きはするものの、ひどく感覚が鈍い。動いている感覚はあるが、皮膚に触れる空気の感触や指先の反応が遠く感じる。冷たい水に長く手足を浸していた時のように、感覚が行き通らない。

 この感触に覚えのあったアジムは、引き抜いて投げ出してあったルナロッサの矢に目を向ける。

「毒か」

 鏃が血以外のもので黒く変色しているのを確認して、アジムは苦々しくに呟く。ルナロッサを手加減抜きに蹴りまくっていたのに先の傭兵たちの顔のように無残なことにならなかったのは、毒の影響で蹴りの威力が減衰していたからだったようだ。そうでなければルナロッサの頭部はつぶれたオレンジのようになっていたはずだ。

 アジムはテーブルのポーションバックから解毒薬を取り出して、中身を一息に呷った。冷たい水の中から上がったように、一気に手足に感覚が戻ってくる。アジムが手を握りしめたり床を軽く蹴って、まだわずかに痺れの残る手足を確かめるように動かしていると、アジムに凌辱された下半身もそのままに、必死に床を這っていたソフィアがようやく姉のもとにたどり着いた。

「おねえちゃん! おねえちゃん!!」

 蹲ったまま呼びかけても応えない姉の身体をどうにか抱き起こす。蹴られまくった頭からの出血で床に血だまりができていた。その流れ出てしまった血の多さにぞっとしながら、それでもソフィアはアジムに手をかけられなかったエプロンドレスを脱いで、出血を止めるために傷口に巻き付ける。
 だが、魔法の心得もなければ医療道具もないソフィアにできるのはそこまでだった。赤く染まっていくエプロンドレスを、喪失の恐怖に怯えながら眺めていることしかできない。

「おねえちゃん……」

 アジムは心細く姉を呼ぶソフィアの後ろ姿を、舌なめずりしながら見ていた。
 傭兵たちに回復薬を一瓶くれてやったが、アジムが矢傷を癒すのに使った瓶の中身はまだ残っている。ルナロッサに使ってやるには十分な量だ。舐めた真似をしてくれたが、ルナロッサも妹に引けを取らない容姿の持ち主の上に、肉付きのいいそそる・・・身体をしている。アジムはその身体をたっぷりと堪能し尽くして飽きるまで、ルナロッサには死ぬ権利すら与えてやるつもりはない。

 だが、姉を気遣うソフィアにはそんなアジムの考えなどわかるはずもない。回復薬を片手にアジムが近づくと、その足音にびくりと背を震わせる。

 アジムはしゃがみこむと、身体をこわばらせて顔をあげられないソフィアの肩を抱いた。

「なあ、妹ちゃんよ。
 これ、なんだかわかるか?」

 その言葉に媚薬を膣に刷り込まれ、無理やり突き入れられた記憶を思い出さされたのか、ソフィアの歯の根があわなくなる。

「いや、そうじゃねぇよ。
 これは回復薬だ」

 そんなソフィアに苦笑して、アジムはそう声をかけた。
 アジムの言葉に恐怖は薄れたが、説明の意図が理解できずに困惑してソフィアはアジムを見上げる。

「姉ちゃん、助けたいんだろ?」

 アジムがルナロッサを死なせるつもりはないと理解できたソフィアの顔に、わずかに明るいものが戻りかける。だが、露出したままになっていた男根を眼前に突き出されると、明るくなりかけた表情が凍りつく。一瞬とはいえ命の危険にさらされたアジムの肉体は子孫を残すことに貪欲になっていた。ソフィアの胎内に大量に精液を吐き出したはずなのに、そのときよりもさらに硬く滾りきっている。

「姉ちゃんを助けたいなら、たっぷり奉仕してもらうぞ?」

 ソフィアは言葉に俯いて、即答できず視線をさ迷わせた。それでも、いくらも時間が経たないうちに、きゅっと手を握りしめて、微かに頷く。
 アジムはにんまりと笑みを浮かべると、部屋のすみに置いてあった背負い袋から縄を取り出した。そして項垂れたソフィアの前でルナロッサを後ろ手に縛り上げ、部屋にひとつだけあった椅子に座らせる。そのまま股を開かせ、脚をひじ掛けにのせて縛りつけると、浅く椅子に座って大事なところを突きだしているような体勢になった。思わずデニムのズボンの奥にあるそこにぶちこんで堪能したくなったが、こちらはあとのお楽しみだ。背負い袋から布を取り出しルナロッサの口に捩じ込んで縛り、手足の自由に続いて言葉の自由も奪う。ルナロッサが意識を取り戻しても何もできないどころか声すら出せないようにしてから、アジムはルナロッサに頭から回復薬をぶちまけた。
 冷たい液体を頭からかけられても少しの間、ルナロッサは何の反応も返さなかった。しかし、回復薬が効果を発揮して傷が癒えると、回復薬の冷たさが気付けになって飛び起きた。正確には飛び起きようとして拘束に動きを阻まれ、自分がどうなっているのか分からず、目を丸くさせる。

 アジムはそんなルナロッサを無視して踵を返すと、顔を上げないままのソフィアの前を通りすぎ、ベッドに足を投げ出して座った。ねばついた精液がまとわりついた股間のものが、天井に向かって屹立する。

「オイ、妹ちゃんよ。
 俺はちゃんと薬をつかってやったぞ」

 アジムが言外に急かすと、ソフィアは姉にもアジムにも目を向けず、床だけに視線を向けたままのろのろと四つん這いで近づいて、アジムの投げ出した足の間に座り込んだ。

 ソフィアがアジムのものに顔を近づけていくのを見て、ようやく妹が何をさせられようとしているのか理解したルナロッサが暴れだす。だが、ルナロッサに許されているのは縛りつけられたガタガタと椅子を揺らすことと、猿轡の奥で呻き声をあげることくらいだ。

 アジムの内腿に手をおいて膝立ちになったソフィアの唇が、アジムの男根に触れる。自分を陵辱した男のものに口づけて、ゆっくりとその亀頭を口のなかに受け入れていく。

「おお……」

 ソフィアの口内のぬくもりに、思わず満足のため息が漏れた。

「なかなかいいな。
 すぐに出ちまいそうだ」
 
 亀頭全体を口に含んで先っぽに舌を這わせるソフィアの頭を軽く撫でて、目元を隠すように落ちた前髪を軽く払ってやると、ぼろぼろと涙をこぼしながら、それでもアジムのものに奉仕を続けるソフィアの顔が見えるようになった。視線を感じて悲しげに目を伏せたソフィアの口を楽しみながら、アジムはルナロッサに目を向ける。

 必死に拘束から抜け出そうともがき続けるルナロッサだったが、アジムの馬鹿げた力で縛り上げられた結び目はまったく緩んだ気配はない。だが、目の前で妹が陵辱されている姿を見せつけられているルナロッサに、諦めるという選択などできはしない。少しでも拘束が緩めば縄脱けができるかもしれないと、あがき続ける。

「無様だなぁ、姉ちゃんよ」

 そんなルナロッサにアジムは声をかける。

「妹ちゃんを助けに来たのに返り討ちだもんなぁ」

 ルナロッサが怒りに染まった眼を向けてくるのを下卑た笑みで受け止めて、アジムは股間で奉仕を続けるソフィアの頭をつかんで喉奥まで押し込んだ。

「まあそんなに怒るな。
 お前が俺を殺せなかったのが悪いんだからよ」

 ソフィアが苦し気にせき込むのを無視して喉を使って快楽をむさぼる。
 嘲りの言葉に合わせて妹を苦しめられ、ルナロッサの顔が真っ赤になった。暴れるのがさらに激しくなり、噛ませた猿轡から罵声になれなかった唸り声が漏れてくるが、それさえもアジムを昂らせる一つにしかなっていない。
 ぞくぞくする快感とともに精液が肉棒をかけ上ってくるのを感じて、アジムはソフィアの頭を両手でつかむ。

「出すぞ。全部飲めよ」

 自分勝手にそう言ってアジムは舌や頬の内側にこすり付けて最後まで高めると、そのままソフィアの口に精液を吐き出した。
 アジムの精液は濃厚すぎてもはや固形に近い。喉を犯され咳き込むソフィアがそのまま飲み込めるようなものではない。口を抑え、咳と一緒に吐き出してしまわないようにしながら、舌のうえで唾液と混ぜて、アジムの言葉に従って生臭い体液を少しずつ飲み下していく。

「おう、ウマイか?」

 へらへらと嗤うアジムに応える余裕もなく何度も喉を鳴らすソフィアの頭を撫でて、アジムは改めてルナロッサに目を向けた。

 こちらを睨みつけるルナロッサの瞳は殺意の塊だ。ぎらぎらと血走って輝き、視線に熱量があるならアジムはとうに焼き尽くされているだろう。

 だが、そんなルナロッサの殺意はどこ吹く風で、アジムはルナロッサにもへらへらと嗤いかけた。

「妹ちゃんは本当にいい女だな。
 姉の命乞いのために、ここまでしてくれるなんだからなあ」

 アジムの言葉を聞いて、真っ赤になっていたルナロッサの顔から血の気が引いた。アジムがルナロッサの命を盾に、ソフィアに一方的に突き付けた奉仕の契約は、ルナロッサが気を失っている間の話で、ルナロッサはまったく知らなかったのだ。

「なんだよ。
 自分の妹が喜んでちんぽをしゃぶる淫乱だと思ってたのか?
 酷い姉ちゃんだな」

 紙のように白い顔になったルナロッサがまた暴れだす。その暴れっぷりはそれまでと違い、後先を考えないものだ。手足がちぎれても構うものかとばかりに身体をよじり、縄を弛ませようと暴れ狂う。

「おー、頑張るなぁ」

 アジムはルナロッサが泣き出しそうな顔で必死に暴れるのを、そしてそれでも拘束がまったく弛まないのをにやにやしながら見てから、ようやく口のなかに出された精液を飲み干して力なく踞るソフィアに目を落とした。
 身につけた衣類がブラウスだけになってしまったソフィアは踞って軽く咳き込みながら、唇に残る精液をブラウスの袖で拭っている。嫌悪感に満ちた仕草だったが、アジムの目は無意識に擦り合わされるソフィアの内腿を見逃さなかった。
 アジムは身を屈めてソフィアの脇に手をいれると、半回転させて後ろから膝のうえに抱き上げた。

「まあ、妹ちゃんが淫乱ってのは、
 間違ってもないんだろうけどな」
「んひぁあぁっ!?」

 アジムが指を性器に突き入れると、ソフィアの口から明確な歓喜の喘ぎがあがった。

「男のちんぽをしゃぶってちんぽ汁を飲まされて発情してんだから、
 淫乱としか言いようがないよなぁ」
「ちがあぁぁっ! なんで、なんでぇぇぇぇ!」

 アジムが指を少し動かすだけでソフィアの口は喘ぎ声を出すだけの器官になりさがる。アジムの指は最初にソフィアが犯されたときと変わらない雑な手つきだ。だが、それを受け入れさせられているソフィアのほうに大きな違いがある。膣内にアジムが注ぎ込んだ大量の精液が残っていて潤滑剤になっているのも差ではあるが、最初に陵辱されたときに刷り込まれた媚薬が、時間の経過とともに効果を発揮しだしたのだ。

 急激に自身を襲い始めた官能に混乱するソフィアはそれに気づけない。自身を弄ぶ男の手に恐怖と嫌悪を感じているのに、身体がそれを喜んで受け入れてしまうことに混乱が深まるばかりだ。

「あっ、あっ、あぁぁっ!」

 混乱している間に、アジムの指であっさりと絶頂に導かれてしまう。絶頂を我慢しようなどという意思を持つ暇もないほど、あっさりと登り詰めさせられてしまった。

「やっぱりどうしようもないほど淫乱じゃねえか」
「ひああぁぁぁっ!!」

 アジムは言葉でソフィアを詰りながら膝裏をかかえて抱き上げ、絶頂の余韻に浸るというよりもあまりにあっさりと絶頂してしまった自分に呆然とするソフィアを自分の肉棒のうえに乱暴に落とした。

 自分の体重でアジムの馬鹿げた大きさの男根を受け入れてしまったソフィアだが、蕩けきったソフィアの膣は本人の意思とは無関係に陵辱者のそれを、待ち焦がれた恋人のもののように喜びをもって受け入れた。

「おお……入れただけでうっかり出しちまうかと思ったぜ。
 やっぱり妹ちゃんは名器だなぁ、オイ」
「あああぁあぁぁ……はぁあぁぁ……!」

 思わずそんな感想が漏れるほど、昂りきったソフィアの中は気持ち良い。入れているだけでぬるぬるとした膣壁が肉棒をきゅうきゅうと締め付けて子種を要求してくる。気を良くしたアジムがソフィアの腰を掴んで軽く突き上げてやると、長いため息のような喘ぎとともに、内側がさらに激しく肉棒に子種をねだる。

 アジムが精液に飢えたソフィアの膣にお待ちかねのものをそそぎ込んでやりながら淫核を指で撫で上げてやると、ソフィアは身体をのけ反らせて絶頂した。

「あひぃぃいぃぃ!」

 ひくひくと痙攣するソフィアの肩を抱いてふと見れば、突然乱れに乱れた妹の恥態に驚いて動きを止めたルナロッサと目があった。
 アジムはにたりと嗤い、まだ余韻になるほど絶頂から冷めていないソフィアの肩と腹に腕を回して、性器で繋がったまま立ち上がった。

「んあぁぁぁっ!!」

 足腰に力の入らないソフィアはアジムの肉棒に支えられ、全体重を膣で受け止めさせられてまた激しく性感の極みまで連れていかれてしまう。そのままアジムが歩き出せば、床を蹴り、床に足をつく、その衝撃全てを膣で受け止めることになり、一歩ごとに絶頂させられて、もう自分がどうなっているのかわからない。

 唐突に、膣を抉る肉棒はそのままに、身体を支えていたアジムの腕が離れ、ソフィアは身体を投げ出された。だが、硬い床に叩きつけられることなく、柔らかなものに身体を受け止められる。馴染み深い優しい匂いのするそれは、椅子に縛りつけられている姉の身体だった。
 驚いて顔をあげると、猿轡を噛まされた悲しげな瞳の姉と視線がぶつかった。無理やり開かされて縛られた姉の股の間に身体を放り込まれたらしく、ソフィアはちょうと姉の腰にすがりついたような形だ。姉の顔を見てわずかに理性を取り戻したソフィアが姉に声をかけようとした瞬間に、また膣に衝撃が加えられる。

「ひああぁぁ!」

 姉に語りかけようとした言葉は快楽に塗り潰されてよがり声に変えられ、ソフィアは肉棒で奏でられる淫猥な楽器に堕ちた。ごりごりと膣を擦られるたびに絶頂させられて、唯一の聞き手の姉に哀しい嬌声を響かせるだけの存在になりさがった。

 アジムはソフィアを突き上げてよがり狂わせながら、悲しげにソフィアを見るルナロッサの顎を掴んで強引に視線を合わさせた。

「どうだ?
 おまえのせいで犯されまくってる妹ちゃんの姿は?」

 ルナロッサの呼吸がぐっと詰まる。そして、アジムの視線から逃げるように目を伏せた。

「オイオイ、ちゃんと見てやれよ。
 おまえのために頑張ってるんだぜ?」

 アジムは責める腰の動きを止めないまま、ソフィアの髪を掴んで無理やり顔を上げさせた。理不尽なまでに強烈な快楽に歪められ、汗と涙と精液にぐちゃぐちゃにされた妹のその顔に、とうとうルナロッサの瞳からも涙が零れ落ちた。

 自分がアジムを狙うなどと言い出さなければ。

 アジムは後悔に涙するルナロッサを嘲笑い、悲鳴のような喘ぎ声をあげ続けるソフィアの髪を手放してやると、ソフィアの頭はルナロッサの腹のうえにべちゃりと落ちた。
 アジムが腰を掴んで射精に向けて腰の律動を早めていく。もう何度絶頂させられたかわからないソフィアの膣はアジムが注ぎ込んだ精液とソフィア自身の愛液でとろとろだ。どう動かしても絶頂の戦慄きとともに締め付けてくるそこに、さらなる精液にそそぎ込んでやろうとくぐもった水音をさせながら肉棒を打ちつける。
 ソフィアは姉の腰にすがりついてか細い喘ぎを漏らしながら、打ちつけられる肉棒を受け入れさせられている。ルナロッサはそんな妹を助けてやるどころか、抱きしめてやることも言葉をかけてやることもできず、ただ涙がこぼして見ていることしかできない。

「おおっ……おおぉ……」
「ああ……あはぁ……」

 そしてアジムが何度目かの射精を、強くソフィアの腰を引き付けて一番奥でぶちまけた。自分の中に熱いものが注がれるのを感じたソフィアも鈍い絶頂に達し、身体を震わせる。
 アジムがソフィアの中から肉棒を抜いて掴んでいた腰を放すと、ソフィアは腰から崩れ落ちた。姉の股ぐらに身体をあずけたまま床にへたりこんだソフィアの股間からは、アジムが注ぎ込んだ精液が大量に逆流してきて、ソフィアの尻の下に精液の水溜まりを作る。
 アジムは荒い息をしているソフィアの腰に手を回し、その身体を易々と抱き上げると、ベッドに向けて歩みを進めていく。

「さて、それじゃあ、本格的に可愛がってやるか」
「え……」

 散々に犯され精液を注がれたソフィアも、それを眼前で見せつけられていたルナロッサも、何を言われているのか意味がわからなかった。今ソフィアを散々に陵辱して大量の精液を注ぎ込んだのは誰なのか。
 たが、アジムの股間のものに目を向けるとソフィアを陵辱する前と何ら変わらない、がちがちに反り返ったアジムの肉棒が、まだまだソフィアを味わい足りないと猛っている。

「いや……いやいやいや!
 もういや! 許して! もう気持ちよくなりたくない!
 お願い、もうやめてください!! 許してください!!」

 ソフィアの悲鳴にルナロッサも唸り声をあげる。それまでは罵声が猿轡で押さえ込まれた低い唸り声だったが、今度の唸り声は悲鳴と懇願が元になった甲高い唸り声だ。ソフィアの代わりに自分がと叫んでいるのだが、猿轡に阻まれてその意思は誰にも伝わらない。

「おねえちゃん、おねえちゃん!
 助けて! 助けてぇぇぇ!」
「……っ!」

 姉妹の悲鳴を無視してアジムはソフィアをベッドにあお向けに抑えつけると、その身体にのし掛かり、秘所に無造作に一物を突き入れた。

「かっ……は……」

 ソフィアの口から声にならない喘ぎが漏れる。アジムは最後に残っていたソフィアのブラウスを、その中の下着ごと破り捨てた。小ぶりだが形の良い胸がこぼれでると、その乳房をなめまわしながら、腰を打ちつけ始める。

 ソフィアはベッドの上で子宮の奥まで貫かれ、全身を痙攣させて絶頂させられながら理解する。
 今までの陵辱さえも、アジムにとっては前戯程度のものでしかなかったことを。そして、今から始まるのが、本当の地獄なのだと。
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