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【22】

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「初めから、一緒に住めば良かったんだよなぁ…」



冷めてしまった料理を食べながら、朔夜がそう呟いた。


「私は住まなくて良かったよ?」

「何で?」

「結婚してって2回も言ってもらえたから(笑)」

「あ、そう(笑)」



チキンを頬張りながらリビングに置いてある時計を見る。

あと10分ほどでクリスマスが終わりを告げようとしていた。


「そう言えば、ここだけちょっと家具があるよね。他の部屋にはなかったのに…」


テーブル、ベッドソファ、テレビ。



さっきキッチンを覗いたら、オーブンレンジと冷蔵庫が置いてあったっけ。






「だって今日ここで寝るし」



「はい?」





「今朝、ガスも水道も電気も使えるようにしてもらった」


「んん?」

「明日は土曜日だし、愛海も休みだろ?」

「そうだけど…待って、何か話がさっきから凄いよ?」

「飯食ったら、風呂な。楽しみはこれから。」

「ねぇ、話聞いてる?」

「おっと、その前に、」


「なーに?」

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