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「初めから、一緒に住めば良かったんだよなぁ…」
冷めてしまった料理を食べながら、朔夜がそう呟いた。
「私は住まなくて良かったよ?」
「何で?」
「結婚してって2回も言ってもらえたから(笑)」
「あ、そう(笑)」
チキンを頬張りながらリビングに置いてある時計を見る。
あと10分ほどでクリスマスが終わりを告げようとしていた。
「そう言えば、ここだけちょっと家具があるよね。他の部屋にはなかったのに…」
テーブル、ベッドソファ、テレビ。
さっきキッチンを覗いたら、オーブンレンジと冷蔵庫が置いてあったっけ。
「だって今日ここで寝るし」
「はい?」
「今朝、ガスも水道も電気も使えるようにしてもらった」
「んん?」
「明日は土曜日だし、愛海も休みだろ?」
「そうだけど…待って、何か話がさっきから凄いよ?」
「飯食ったら、風呂な。楽しみはこれから。」
「ねぇ、話聞いてる?」
「おっと、その前に、」
「なーに?」
「初めから、一緒に住めば良かったんだよなぁ…」
冷めてしまった料理を食べながら、朔夜がそう呟いた。
「私は住まなくて良かったよ?」
「何で?」
「結婚してって2回も言ってもらえたから(笑)」
「あ、そう(笑)」
チキンを頬張りながらリビングに置いてある時計を見る。
あと10分ほどでクリスマスが終わりを告げようとしていた。
「そう言えば、ここだけちょっと家具があるよね。他の部屋にはなかったのに…」
テーブル、ベッドソファ、テレビ。
さっきキッチンを覗いたら、オーブンレンジと冷蔵庫が置いてあったっけ。
「だって今日ここで寝るし」
「はい?」
「今朝、ガスも水道も電気も使えるようにしてもらった」
「んん?」
「明日は土曜日だし、愛海も休みだろ?」
「そうだけど…待って、何か話がさっきから凄いよ?」
「飯食ったら、風呂な。楽しみはこれから。」
「ねぇ、話聞いてる?」
「おっと、その前に、」
「なーに?」
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