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映画『バービー』の炎上騒動について
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映画『バービー』の件がSNSで炎上してしまっています。
これに関して、誤った認識で責を負わない人をバッシングしているケースが非常に多いので、できるだけ分かりやすく事の経緯をまとめておきたいなと思いました。
要するに、責任の所在を明らかにしようということです。
その上で、私の見解も書いてみます。
さて、まずは炎上してしまった経緯です。
発端は、バービー人形の物語を実写映画化した『バービー』と、理論物理学者で原爆開発の指導的立場であった人物の伝記映画『オッペンハイマー』がアメリカで同日公開されたことです。
今夏、大作映画の大ゴケが続いてボックスオフィスが寂しくなっていたところに注目作2本が同時に公開されたことで話題を呼び、どちらも初日からロケットスタートと言っていいくらいのヒットを飛ばしました。
これは何の問題もありません。
喜ばしいことです。
この2本の盛り上がりが凄かったことから、アメリカでは2つのタイトルを組み合わせた『バーベンハイマー(Barbenheimer)』というネットミームが作られ、ファンの間で広まりました。
映画界でもトム・クルーズが両作のチケットの写真をTwitterに載せてどちらも鑑賞する意思を発信したり、マット・デイモンが自身の出演する映画のプレミアの席で「みんなは週末に2本の映画を見ることが出来るね」と発言したりしています。
良い盛り上がりを見せていたのです。
けれど、問題となったのは、SNSを中心に広がる『バーベンハイマー』というネットミームの中に、原爆によるキノコ雲がポップなタッチで描かれたり、爆発を背景にマーゴット・ロビー演じるバービーやライアン・ゴズリング演じるケンがはしゃいでいるようなファンアートがあったことです。
ともすると原爆を揶揄しているようにも捉えられかねない表現で、配慮に欠けたものであることは間違いありません。
原爆を揶揄する、と言うよりは、原爆の開発者の映画だからキノコ雲を貼っとこ、という安易な発想なのだろうとは思いますが。
しかし、作成者は直接映画に関わりのない一般のファン。
それだけなら、ここまでの炎上にはならなかったでしょう。
映画関係者がバッシングを受ける謂れも全くありません。
炎上を決定づけてしまったのは、その不適切なファンアートに『バービー』のTwitter公式アカウントがいいねを押してしまったことと、いくつかのファンアートに好意的な返信をしてしまったことです。
例えば、キノコ雲をバービーの髪のように描いたファンアートに「ケンがスタイリストなんだね」などとリプライしていました。
これに日本の人たちは激怒し、『バービー』は原爆を揶揄して日本人を差別するクソ映画であると言い始めました。
実際は、『バービー』は原爆とは一切関係のない映画ですが、『バービー』の関係者が上記のような行動を取ってしまったことで、映画そのものに関しても否定的に見る人が多くなってしまったようです。
ここまででお分かりいただけると思うのですが、この騒動に責任を求めるとするなら、炎上を招いた上記のTwitterの公式アカウントの中の人と、その人の属する会社や会社の中の人間です。
そして、Twitter公式アカウントの運営など、宣伝を担うのは配給会社です。
これが有名なワーナー・ブラザーズですね。
そして、ここが大きな誤解の要因になっているのですが、映画配給会社と映画製作会社は全くの別物です。
映画製作会社は、名前の通り映画を作る仕事をします。
監督や俳優たちも、この製作会社の元で撮影をしているのです。
配給会社――ここではワーナーブラザーズのことですが、ここは出来上がった映画を買いつける会社です。
そして、上映する映画館を確保したり、宣伝を行ったりします。
その宣伝のためのプロモーションへ監督や俳優に参加してもらうこともありますが、それは招いて参加してもらうという状態です。
なので、配給会社のしでかしてしまったミスに映画製作に携わった監督や俳優の責任は全くないのです。
特に、アメリカはそういった仕事の棲み分けははっきりしているので、尚更です。
むしろ、映画製作に携わった人たちにしてみれば、自分たちが努力して作り上げた作品に泥を塗られた状態であり、被害者とも言えるでしょう。
特に不謹慎なファンアートに無断で写真を使われたマーゴット・ロビーやライアン・ゴズリング、『オッペンハイマー』の主演のキリアン・マーフィは、明らかな風評被害を被っています。
こうした状況であったからこそ、ラッキーチャップ・エンターテインメント等の映画製作会社ではなく、配給を担ったワーナー・ブラザーズが謝罪コメントを出したのです。
プレス向け、との事ですが、非を認めて日本に向けて謝ってくれていることは受け入れていいのではないかと私は思います。
ともあれ、Twitter公式を運営しているのは宣伝を担う配給会社であり、対応すべきなのも配給会社ということになるのです。
けれど、上記の構図が全く分かっていない日本の人たちは、監督や俳優たちにも謝罪を要求し始めました。
今もしていますね。
そして、謝罪がないということでバッシングも始めました。
一番の標的にされたのが、監督を務めたグレタ・ガーウィグです。
炎上している最中にプロモーションのために来日していたことで、モロにバッシングを受けてしまったのです。
プレミアの席で今回の件に対するコメントがないとは何事か、と。
けれど、何もコメントしていない、というのは誤解で、何の責も負っていないはずのグレタ・ガーウィグは、それでもインタビューの際にコメントをしてくれていました。
「ワーナー・ブラザースが正式に謝罪をしたことにホッとしています。本当に良かったです」と。
充分でしょう。
責められる謂れのない人がバッシングを受けたにもかかわらず、配慮あるコメントをしてくれているのです。
しかし、残念なことに上記のコメントは現在削除されてしまっています。
記事の中の、グレタ・ガーウィグのコメント部分のみ、なくなっていたのです。
これは、もしかしたらワーナーの方から本件に関するコメントにストップがかかってしまったのかも知れません……。
あくまで仮定の話にはなりますが、そうだとすると米ワーナーの対応にも疑問が出てきます。
とは言え、米ワーナーは日本に向けて謝罪をしたわけです。
けれど、日本のSNSユーザー、ヤフコメ市民たちは納得しません。
日本のプレス向けの謝罪では、日本以外の人の目に触れない、非を認めるなら誰にでも見えるように公式アカウントで謝罪をしろということのようです。
そういった考えからでしょう、
「日本人なら絶対に見るべきでない」
「見るのは日本の恥」
など過激な発言も見受けられました。
そして公開中止の署名活動まで起こしました。
さらに、これだけ「見ない」「見るな」と言っているにも拘わらず、レビューサイトにて★1のレビューを大量につけ始めました。
しかも、公開前なので本当に見ていないのでしょう……。
ただの荒らし行為です。
しかし、バービーの映画製作陣に罪がないのに『バービー』という映画のみを叩くのはどうなのでしょう??
批判すべき相手はワーナーなのですから、不買運動をするなら『バービー』に限らずワーナー配給の映画に対してするのが筋でしょう。
見もせずに★1を付けまくるのは、さすがに作り手に対して失礼すぎるのですべきではありませんが、バービーにだけするよりはワーナー配給の全ての映画を対象にやった方がまだ筋が通っていると思います。
他の映画は関係ない、という人が多いと思いますが、それを言ったら『バービー』だって同じです。
ワーナーブラザーズという会社が買い付けて配給を担っただけなのですから。
ワーナーが配給を務めた他の映画に対してそういった行為をすることがおかしいなら、それは『バービー』に対して行うのもおかしいということです。
繰り返しますが、責任があるのはワーナーブラザーズです。
そのワーナーブラザーズに対して徹底的に抗議するために、ワーナー配給の映画全てに対して不買運動をする、というのなら強い意志を感じるのですが、『バービー』に対してだけでは、非のない製作陣への陰湿ないじめにしか見えません。
本気で不買運動での抗議をするつもりなら、私はワーナー配給映画全てに対してすべきだと思いますし、公開中止の署名も『バービー』でなくワーナー配給の映画とするべきではないでしょうか。
やるならば、の話ですが。
ちなみに、不買運動をしたり、見ていないのに★1のレビューを集団で大量にしているご本人たちの言い分では、
「こうしなければアメリカ人は分からない人種なので仕方がない」
「緩い対応をすれば日本人だからと舐められる」
とのことです。
どちらが差別的なのだろうかと思ってしまいますし、舐められることを恐れてこうも攻撃的になるというのもみっともないことです。
言葉が悪くて申し訳ないですが、自信のない者ほどよく吠えるというのを体現しています。
海外に対してこういったことをしてしまうというのは、日本人の陰湿さを露呈しているようで恥ずかしいです。
(上記のように、個人的にはワーナーに対する抗議としてワーナー配給の映画全ての不買運動をすることは否定しませんが)
謝罪があったにもかかわらずバッシングし続けるのもよくありませんし、そもそものバッシングが行き過ぎている上に、責任など負っていない人を傷つけて、さも正当なことをしているような顔をしているのが非常に悲しいです。
また、上記のような経緯を理解せずに、『バービー』自体が原爆を揶揄した内容の映画だと勘違いして叩いたり、『バービー』公式が自ら原爆と絡めたファンアートを発信していると思い込んで叩いたり、事実誤認が多すぎます。
そして、それを指摘された人は、私の見ている限り間違いを訂正もしなければ謝りもしません。
相手には謝罪を強く求めて、自分たちの間違いには知らんぷりです。
さらに、バービー公式のツイートがある度に、9.11を面白おかしく加工した画像をリプ欄に貼り付けていく人まで何人も現れています。
これも本人たちや支持派の主張としては、
「同じことをされなければ、どういうことか分からないからやっている」
という事のようです。
けれど、そもそも9.11は日本人の被害者だって出ているものだし、悪意ではなく無知や配慮のなさからの発信だったのだろう『バービー』公式のツイートとは違い、相手を傷つける目的でやっているのですから、さらにタチが悪いです。
しかも執拗に繰り返すあたり「分かってもらう」ためだけではなく復讐、嫌がらせの意図があるように思えて仕方がありません。
そうです、見もせずに★1のレビューを大量に投稿することもそうですが、傍から見ればただの嫌がらせでしかなく、反省を促す効果より「日本人はヤバい」と思われるのが関の山でしょう。
実際、こういったことを「正当」だと思い込んでいる時点でやばいでしょうし。
だいたい、「こういうことをするのは、やめろ」と主張する人間が『こういうこと』を相手に対してしてしまっては、「やめろ」という言葉の説得力が全くなくなります。
同じことをしているくせにやめろとは、どの口が言っている、としか思えないでしょう。
確かに、原爆と絡めたファンアートは不謹慎で、被爆国である日本人の感情を逆撫でするものだったでしょう。
そういったファンアートを発信した人にも、それに便乗してしまった公式(ワーナー・ブラザーズ)にも非があるのは当然です。
けれど、過剰、かつ事実誤認によるバッシング、批判する相手を間違えたバッシング、謝罪を受け入れない不寛容さ、自身らの間違いを認めないねじ曲がったプライド、正義と言いつつレビューを荒らす行為、Twitterで不謹慎な合成写真でしつこく仕返しをする行為等も、間違いなく非のある行動です。
非を認めて謝罪もしている側と、非を認めず同じことを続ける側、悪質なのはどちらかと言われれば、それは後者だと私は思います。
これに関して、誤った認識で責を負わない人をバッシングしているケースが非常に多いので、できるだけ分かりやすく事の経緯をまとめておきたいなと思いました。
要するに、責任の所在を明らかにしようということです。
その上で、私の見解も書いてみます。
さて、まずは炎上してしまった経緯です。
発端は、バービー人形の物語を実写映画化した『バービー』と、理論物理学者で原爆開発の指導的立場であった人物の伝記映画『オッペンハイマー』がアメリカで同日公開されたことです。
今夏、大作映画の大ゴケが続いてボックスオフィスが寂しくなっていたところに注目作2本が同時に公開されたことで話題を呼び、どちらも初日からロケットスタートと言っていいくらいのヒットを飛ばしました。
これは何の問題もありません。
喜ばしいことです。
この2本の盛り上がりが凄かったことから、アメリカでは2つのタイトルを組み合わせた『バーベンハイマー(Barbenheimer)』というネットミームが作られ、ファンの間で広まりました。
映画界でもトム・クルーズが両作のチケットの写真をTwitterに載せてどちらも鑑賞する意思を発信したり、マット・デイモンが自身の出演する映画のプレミアの席で「みんなは週末に2本の映画を見ることが出来るね」と発言したりしています。
良い盛り上がりを見せていたのです。
けれど、問題となったのは、SNSを中心に広がる『バーベンハイマー』というネットミームの中に、原爆によるキノコ雲がポップなタッチで描かれたり、爆発を背景にマーゴット・ロビー演じるバービーやライアン・ゴズリング演じるケンがはしゃいでいるようなファンアートがあったことです。
ともすると原爆を揶揄しているようにも捉えられかねない表現で、配慮に欠けたものであることは間違いありません。
原爆を揶揄する、と言うよりは、原爆の開発者の映画だからキノコ雲を貼っとこ、という安易な発想なのだろうとは思いますが。
しかし、作成者は直接映画に関わりのない一般のファン。
それだけなら、ここまでの炎上にはならなかったでしょう。
映画関係者がバッシングを受ける謂れも全くありません。
炎上を決定づけてしまったのは、その不適切なファンアートに『バービー』のTwitter公式アカウントがいいねを押してしまったことと、いくつかのファンアートに好意的な返信をしてしまったことです。
例えば、キノコ雲をバービーの髪のように描いたファンアートに「ケンがスタイリストなんだね」などとリプライしていました。
これに日本の人たちは激怒し、『バービー』は原爆を揶揄して日本人を差別するクソ映画であると言い始めました。
実際は、『バービー』は原爆とは一切関係のない映画ですが、『バービー』の関係者が上記のような行動を取ってしまったことで、映画そのものに関しても否定的に見る人が多くなってしまったようです。
ここまででお分かりいただけると思うのですが、この騒動に責任を求めるとするなら、炎上を招いた上記のTwitterの公式アカウントの中の人と、その人の属する会社や会社の中の人間です。
そして、Twitter公式アカウントの運営など、宣伝を担うのは配給会社です。
これが有名なワーナー・ブラザーズですね。
そして、ここが大きな誤解の要因になっているのですが、映画配給会社と映画製作会社は全くの別物です。
映画製作会社は、名前の通り映画を作る仕事をします。
監督や俳優たちも、この製作会社の元で撮影をしているのです。
配給会社――ここではワーナーブラザーズのことですが、ここは出来上がった映画を買いつける会社です。
そして、上映する映画館を確保したり、宣伝を行ったりします。
その宣伝のためのプロモーションへ監督や俳優に参加してもらうこともありますが、それは招いて参加してもらうという状態です。
なので、配給会社のしでかしてしまったミスに映画製作に携わった監督や俳優の責任は全くないのです。
特に、アメリカはそういった仕事の棲み分けははっきりしているので、尚更です。
むしろ、映画製作に携わった人たちにしてみれば、自分たちが努力して作り上げた作品に泥を塗られた状態であり、被害者とも言えるでしょう。
特に不謹慎なファンアートに無断で写真を使われたマーゴット・ロビーやライアン・ゴズリング、『オッペンハイマー』の主演のキリアン・マーフィは、明らかな風評被害を被っています。
こうした状況であったからこそ、ラッキーチャップ・エンターテインメント等の映画製作会社ではなく、配給を担ったワーナー・ブラザーズが謝罪コメントを出したのです。
プレス向け、との事ですが、非を認めて日本に向けて謝ってくれていることは受け入れていいのではないかと私は思います。
ともあれ、Twitter公式を運営しているのは宣伝を担う配給会社であり、対応すべきなのも配給会社ということになるのです。
けれど、上記の構図が全く分かっていない日本の人たちは、監督や俳優たちにも謝罪を要求し始めました。
今もしていますね。
そして、謝罪がないということでバッシングも始めました。
一番の標的にされたのが、監督を務めたグレタ・ガーウィグです。
炎上している最中にプロモーションのために来日していたことで、モロにバッシングを受けてしまったのです。
プレミアの席で今回の件に対するコメントがないとは何事か、と。
けれど、何もコメントしていない、というのは誤解で、何の責も負っていないはずのグレタ・ガーウィグは、それでもインタビューの際にコメントをしてくれていました。
「ワーナー・ブラザースが正式に謝罪をしたことにホッとしています。本当に良かったです」と。
充分でしょう。
責められる謂れのない人がバッシングを受けたにもかかわらず、配慮あるコメントをしてくれているのです。
しかし、残念なことに上記のコメントは現在削除されてしまっています。
記事の中の、グレタ・ガーウィグのコメント部分のみ、なくなっていたのです。
これは、もしかしたらワーナーの方から本件に関するコメントにストップがかかってしまったのかも知れません……。
あくまで仮定の話にはなりますが、そうだとすると米ワーナーの対応にも疑問が出てきます。
とは言え、米ワーナーは日本に向けて謝罪をしたわけです。
けれど、日本のSNSユーザー、ヤフコメ市民たちは納得しません。
日本のプレス向けの謝罪では、日本以外の人の目に触れない、非を認めるなら誰にでも見えるように公式アカウントで謝罪をしろということのようです。
そういった考えからでしょう、
「日本人なら絶対に見るべきでない」
「見るのは日本の恥」
など過激な発言も見受けられました。
そして公開中止の署名活動まで起こしました。
さらに、これだけ「見ない」「見るな」と言っているにも拘わらず、レビューサイトにて★1のレビューを大量につけ始めました。
しかも、公開前なので本当に見ていないのでしょう……。
ただの荒らし行為です。
しかし、バービーの映画製作陣に罪がないのに『バービー』という映画のみを叩くのはどうなのでしょう??
批判すべき相手はワーナーなのですから、不買運動をするなら『バービー』に限らずワーナー配給の映画に対してするのが筋でしょう。
見もせずに★1を付けまくるのは、さすがに作り手に対して失礼すぎるのですべきではありませんが、バービーにだけするよりはワーナー配給の全ての映画を対象にやった方がまだ筋が通っていると思います。
他の映画は関係ない、という人が多いと思いますが、それを言ったら『バービー』だって同じです。
ワーナーブラザーズという会社が買い付けて配給を担っただけなのですから。
ワーナーが配給を務めた他の映画に対してそういった行為をすることがおかしいなら、それは『バービー』に対して行うのもおかしいということです。
繰り返しますが、責任があるのはワーナーブラザーズです。
そのワーナーブラザーズに対して徹底的に抗議するために、ワーナー配給の映画全てに対して不買運動をする、というのなら強い意志を感じるのですが、『バービー』に対してだけでは、非のない製作陣への陰湿ないじめにしか見えません。
本気で不買運動での抗議をするつもりなら、私はワーナー配給映画全てに対してすべきだと思いますし、公開中止の署名も『バービー』でなくワーナー配給の映画とするべきではないでしょうか。
やるならば、の話ですが。
ちなみに、不買運動をしたり、見ていないのに★1のレビューを集団で大量にしているご本人たちの言い分では、
「こうしなければアメリカ人は分からない人種なので仕方がない」
「緩い対応をすれば日本人だからと舐められる」
とのことです。
どちらが差別的なのだろうかと思ってしまいますし、舐められることを恐れてこうも攻撃的になるというのもみっともないことです。
言葉が悪くて申し訳ないですが、自信のない者ほどよく吠えるというのを体現しています。
海外に対してこういったことをしてしまうというのは、日本人の陰湿さを露呈しているようで恥ずかしいです。
(上記のように、個人的にはワーナーに対する抗議としてワーナー配給の映画全ての不買運動をすることは否定しませんが)
謝罪があったにもかかわらずバッシングし続けるのもよくありませんし、そもそものバッシングが行き過ぎている上に、責任など負っていない人を傷つけて、さも正当なことをしているような顔をしているのが非常に悲しいです。
また、上記のような経緯を理解せずに、『バービー』自体が原爆を揶揄した内容の映画だと勘違いして叩いたり、『バービー』公式が自ら原爆と絡めたファンアートを発信していると思い込んで叩いたり、事実誤認が多すぎます。
そして、それを指摘された人は、私の見ている限り間違いを訂正もしなければ謝りもしません。
相手には謝罪を強く求めて、自分たちの間違いには知らんぷりです。
さらに、バービー公式のツイートがある度に、9.11を面白おかしく加工した画像をリプ欄に貼り付けていく人まで何人も現れています。
これも本人たちや支持派の主張としては、
「同じことをされなければ、どういうことか分からないからやっている」
という事のようです。
けれど、そもそも9.11は日本人の被害者だって出ているものだし、悪意ではなく無知や配慮のなさからの発信だったのだろう『バービー』公式のツイートとは違い、相手を傷つける目的でやっているのですから、さらにタチが悪いです。
しかも執拗に繰り返すあたり「分かってもらう」ためだけではなく復讐、嫌がらせの意図があるように思えて仕方がありません。
そうです、見もせずに★1のレビューを大量に投稿することもそうですが、傍から見ればただの嫌がらせでしかなく、反省を促す効果より「日本人はヤバい」と思われるのが関の山でしょう。
実際、こういったことを「正当」だと思い込んでいる時点でやばいでしょうし。
だいたい、「こういうことをするのは、やめろ」と主張する人間が『こういうこと』を相手に対してしてしまっては、「やめろ」という言葉の説得力が全くなくなります。
同じことをしているくせにやめろとは、どの口が言っている、としか思えないでしょう。
確かに、原爆と絡めたファンアートは不謹慎で、被爆国である日本人の感情を逆撫でするものだったでしょう。
そういったファンアートを発信した人にも、それに便乗してしまった公式(ワーナー・ブラザーズ)にも非があるのは当然です。
けれど、過剰、かつ事実誤認によるバッシング、批判する相手を間違えたバッシング、謝罪を受け入れない不寛容さ、自身らの間違いを認めないねじ曲がったプライド、正義と言いつつレビューを荒らす行為、Twitterで不謹慎な合成写真でしつこく仕返しをする行為等も、間違いなく非のある行動です。
非を認めて謝罪もしている側と、非を認めず同じことを続ける側、悪質なのはどちらかと言われれば、それは後者だと私は思います。
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『オレはこいつの「半分ヒーロー」』で「BL小説大賞」に参加しています。よろしければこちらもご覧ください。
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