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30 そのドアは避けて通れない
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最悪だ。
翌朝、自室のベッドで目覚めてすぐ、またしてもオレは頭抱えてた。二日連続でやっちまった。しかも、今回のこれは、マジでゴミクズレベルの所業だ。酔いと苛立ちがすっかり冷めた寝起き、昨夜の記憶がまざまざとよみがえってくると、本気で消えちまいたくなるくらいの罪悪感に駆られた。
追い討ちかけるように、あのクソ共の一人から連絡が来た。
『昨日のあいつ、大丈夫か? オレ、トイレでミスって床に出しちまったんだ。他の奴も何人かやってた』
マジかよ……。オレは目ぇつぶって額へ手ぇ当てた。そういや、酒やら菓子やらも全部散らかしっぱなしだ。酒こぼした奴もいた。冷蔵庫ン中漁ってた奴も……。
はー、と深く長いため息が出る。とりあえず、謝るしかねぇ。早く学校行って、斗歩が来たらすぐ捕まえて話そう。
手早く身支度整えて、ソッコーで家を出た。教室に着けば、まだ誰もいなくてほっとする。席に座って、斗歩を待った。
けど、いつまでたっても斗歩は現れなかった。
「澤上くん、休むなんて珍しいな」
二限目が終わると、田井が来た。座ってるオレの横に立って、続ける。
「ラインしても返信がないんだよ。既読も付かない。高橋くんは昨日も一緒だったんだろう? 様子はどうだった?」
「知るかよ」
顔背けて返す。頭上で息つく気配がした。
「今日は金曜日だから、調子が悪いのかもな」
「は?」
つい顔上げてた。
「なんだ? 金曜日って、何かあんのか?」
聞けば、田井の方が目ぇ見張る。
「え、気づいてないの? 澤上くん、金曜はいつも具合悪そうだよ。元気がないし、顔色も悪い。前に保健室に連れてった時も、金曜だっただろう?」
いきなり雷に打たれたみてぇんなった。金曜? 具合悪い? あの日が金曜だった? 気に留めたことすらなかった。瞬き繰り返すしかできねぇオレを見て、田井は眉根寄せた。
「ずっと一緒にいるのに、なんで気づいてやらないんだよ」
「あ??」
一気に頭に血が上って、考えるより先に喧嘩腰の声が出た。オレがどんだけ斗歩のこと考えてるか、こいつは知らねぇ。それどころか、ガキの頃にあったひでぇ出来事の一切を、知らねぇ。斗歩の抱えてるモンの大きさを、知らねぇ。知らねぇくせに『なんで気づいてやらないんだよ』だと? ふざけんじゃねぇ。
「てめぇこそ、なんにも知らねぇんだよ。偉そうな口叩くんじゃ――」
「そんなこと分かってる!」
田井が声荒らげた。空気がキンと鳴るくらい、デカい声だった。教室中の気配が歪になったのが分かる。一瞬、返す言葉失った。こいつ、こんな風にキレることあんのか……。
オレを見下ろす目が、睨むみてぇに細まった。
「分かってるから何も言わなかったし、訊かなかった。澤上くんが高校生で一人暮らししてる理由も、腕や手に傷がある理由も、気にならないわけじゃない。でも、知られたくないことかもしれないし、何より、そういうことについて僕より知っていそうな君が傍にいれば、大丈夫じゃないかと思った。君は口は悪くても澤上くんのことを思いやっているように見えたから。なのに――」
目に、より強く怒りがこもる。
「君は何も知らない僕でも気づいたことに、気づいてやらなかったんだろ? いつも一緒にいたのに」
言い切るや、田井はくるりと背ぇ向けた。
「僕は君を過大評価してたみたいだ。もっと友だちを大事にする人だと――」
「田井、どしたの?」
高い声がして振り向けば、ジャージ女が駆け寄ってきてた。
「あんた、珍しいじゃん、大声出してさ。喧嘩ならやめなよ」
「いや……違うよ、ごめん」
応えた田井の声は力なかった。ちょっと頭冷やしてくるよ。驚かせちゃって、本当にごめん。そう残して教室から出ていく後ろ姿を、オレはじっと見つめてた。
ジャージ女が腰に手ぇ当てて、まったく、って呟いた。
「ねぇ、澤上のことでしょ? どうしたのよ?」
オレは視線下げ、机の木目を見た。
「てめぇにこんなこと言うの、癪だけどよ、オレは――」
続きを口にしようとして、声が詰まった。喉を絞り、なんとか言う。
マジでクズだな。
話した。
ジャージ女を人気のねぇ空き教室に連れていき、事のあらましを説明した。もちろん、斗歩の過去のことは濁したが、オレがあいつに抱えてる気持ちを――過去にあったいろんな辛い出来事から、あいつを救い上げてやりてぇんだってことを、話した。助けんなりてぇくせに、くだらねぇことでムカついて、逆に傷つけるようなこと言ったりやったりしちまうんだってことも話した。田井が心配してたらしい毎週金曜日の不調に気づいてさえやれなかったことも話した。ちょうど昨日ひでぇことしちまったんだってことも話した。洗いざらい打ち明けた。どうしてこんなに素直にベラベラ喋っちまってるのか、自分でも不思議だった。でも、多分、オレも一人で悶々とするしかねぇのがキツかったんだ。情けねぇことだが。
ジャージ女が肩で息ついた。
「あんたはさぁ、結構、澤上のこと、見くびってんだね」
「え?」
全く予期しないとこに、ストレート打ち込まれた。
自分がどんだけクソか、オレが話しながら感じてた後ろめたさは、そういうことについてで、斗歩を見る目そのものを否定されるなんて、思いもよらなかった。ぐっと拳に力がこもる。
「どういう意味だよ?」
「澤上って、あんたがそんなに『助けてやらなきゃ』なんて思うほど、弱っちくは見えないってこと。だってさ、顔かわいいけど、首、見なよ。めちゃくちゃ逞しくない? 太いし、喉仏とかすっごいし。ど雄だよ、ド、オ、ス」
「首なんかどうでもいンだよ。メンタルの話だ」
「メンタルもそうだよ。パッと見、繊細そうだけどさ、案外何があっても動じないじゃん。そりゃ、ちょっとはあるよ。ポッキーゲームの時とか、あたしとあんたが話してるの見た時とか、多少動揺してそうだったけど、逆にその程度だったし。ふてぶてしいくらい平気な顔してられる奴なんだよ。それが無理してる結果なのかどうかは、本人にしか分かんない。あんた、澤上本人に訊いたことないでしょ? 今でも昔のことに囚われてんのかどうか」
何も言い返せなかった。反論してぇのに、その言葉が一つも見つからねぇ。声に置き換えられねぇ気持ちを、噛み殺す。
「本人に確かめないから、一人でぐるぐる悩むんじゃん。田井だって、おんなじだよ。毎週金曜具合悪そうなのが気になってんなら、訊けばいいんだよ。だからさ、田井も誘って、今日、澤上ん家行ってみな。きっと澤上のこと、今より分かるよ」
ね? と念押すように見つめられた。そうするのが当然と言わんばかりの、一切迷いのねぇ目は、すげぇ力でオレの気持ちを後ろから押してくる。しかたねぇ。俯き、声絞り出した。行きゃいいんだろ、クソ。
翌朝、自室のベッドで目覚めてすぐ、またしてもオレは頭抱えてた。二日連続でやっちまった。しかも、今回のこれは、マジでゴミクズレベルの所業だ。酔いと苛立ちがすっかり冷めた寝起き、昨夜の記憶がまざまざとよみがえってくると、本気で消えちまいたくなるくらいの罪悪感に駆られた。
追い討ちかけるように、あのクソ共の一人から連絡が来た。
『昨日のあいつ、大丈夫か? オレ、トイレでミスって床に出しちまったんだ。他の奴も何人かやってた』
マジかよ……。オレは目ぇつぶって額へ手ぇ当てた。そういや、酒やら菓子やらも全部散らかしっぱなしだ。酒こぼした奴もいた。冷蔵庫ン中漁ってた奴も……。
はー、と深く長いため息が出る。とりあえず、謝るしかねぇ。早く学校行って、斗歩が来たらすぐ捕まえて話そう。
手早く身支度整えて、ソッコーで家を出た。教室に着けば、まだ誰もいなくてほっとする。席に座って、斗歩を待った。
けど、いつまでたっても斗歩は現れなかった。
「澤上くん、休むなんて珍しいな」
二限目が終わると、田井が来た。座ってるオレの横に立って、続ける。
「ラインしても返信がないんだよ。既読も付かない。高橋くんは昨日も一緒だったんだろう? 様子はどうだった?」
「知るかよ」
顔背けて返す。頭上で息つく気配がした。
「今日は金曜日だから、調子が悪いのかもな」
「は?」
つい顔上げてた。
「なんだ? 金曜日って、何かあんのか?」
聞けば、田井の方が目ぇ見張る。
「え、気づいてないの? 澤上くん、金曜はいつも具合悪そうだよ。元気がないし、顔色も悪い。前に保健室に連れてった時も、金曜だっただろう?」
いきなり雷に打たれたみてぇんなった。金曜? 具合悪い? あの日が金曜だった? 気に留めたことすらなかった。瞬き繰り返すしかできねぇオレを見て、田井は眉根寄せた。
「ずっと一緒にいるのに、なんで気づいてやらないんだよ」
「あ??」
一気に頭に血が上って、考えるより先に喧嘩腰の声が出た。オレがどんだけ斗歩のこと考えてるか、こいつは知らねぇ。それどころか、ガキの頃にあったひでぇ出来事の一切を、知らねぇ。斗歩の抱えてるモンの大きさを、知らねぇ。知らねぇくせに『なんで気づいてやらないんだよ』だと? ふざけんじゃねぇ。
「てめぇこそ、なんにも知らねぇんだよ。偉そうな口叩くんじゃ――」
「そんなこと分かってる!」
田井が声荒らげた。空気がキンと鳴るくらい、デカい声だった。教室中の気配が歪になったのが分かる。一瞬、返す言葉失った。こいつ、こんな風にキレることあんのか……。
オレを見下ろす目が、睨むみてぇに細まった。
「分かってるから何も言わなかったし、訊かなかった。澤上くんが高校生で一人暮らししてる理由も、腕や手に傷がある理由も、気にならないわけじゃない。でも、知られたくないことかもしれないし、何より、そういうことについて僕より知っていそうな君が傍にいれば、大丈夫じゃないかと思った。君は口は悪くても澤上くんのことを思いやっているように見えたから。なのに――」
目に、より強く怒りがこもる。
「君は何も知らない僕でも気づいたことに、気づいてやらなかったんだろ? いつも一緒にいたのに」
言い切るや、田井はくるりと背ぇ向けた。
「僕は君を過大評価してたみたいだ。もっと友だちを大事にする人だと――」
「田井、どしたの?」
高い声がして振り向けば、ジャージ女が駆け寄ってきてた。
「あんた、珍しいじゃん、大声出してさ。喧嘩ならやめなよ」
「いや……違うよ、ごめん」
応えた田井の声は力なかった。ちょっと頭冷やしてくるよ。驚かせちゃって、本当にごめん。そう残して教室から出ていく後ろ姿を、オレはじっと見つめてた。
ジャージ女が腰に手ぇ当てて、まったく、って呟いた。
「ねぇ、澤上のことでしょ? どうしたのよ?」
オレは視線下げ、机の木目を見た。
「てめぇにこんなこと言うの、癪だけどよ、オレは――」
続きを口にしようとして、声が詰まった。喉を絞り、なんとか言う。
マジでクズだな。
話した。
ジャージ女を人気のねぇ空き教室に連れていき、事のあらましを説明した。もちろん、斗歩の過去のことは濁したが、オレがあいつに抱えてる気持ちを――過去にあったいろんな辛い出来事から、あいつを救い上げてやりてぇんだってことを、話した。助けんなりてぇくせに、くだらねぇことでムカついて、逆に傷つけるようなこと言ったりやったりしちまうんだってことも話した。田井が心配してたらしい毎週金曜日の不調に気づいてさえやれなかったことも話した。ちょうど昨日ひでぇことしちまったんだってことも話した。洗いざらい打ち明けた。どうしてこんなに素直にベラベラ喋っちまってるのか、自分でも不思議だった。でも、多分、オレも一人で悶々とするしかねぇのがキツかったんだ。情けねぇことだが。
ジャージ女が肩で息ついた。
「あんたはさぁ、結構、澤上のこと、見くびってんだね」
「え?」
全く予期しないとこに、ストレート打ち込まれた。
自分がどんだけクソか、オレが話しながら感じてた後ろめたさは、そういうことについてで、斗歩を見る目そのものを否定されるなんて、思いもよらなかった。ぐっと拳に力がこもる。
「どういう意味だよ?」
「澤上って、あんたがそんなに『助けてやらなきゃ』なんて思うほど、弱っちくは見えないってこと。だってさ、顔かわいいけど、首、見なよ。めちゃくちゃ逞しくない? 太いし、喉仏とかすっごいし。ど雄だよ、ド、オ、ス」
「首なんかどうでもいンだよ。メンタルの話だ」
「メンタルもそうだよ。パッと見、繊細そうだけどさ、案外何があっても動じないじゃん。そりゃ、ちょっとはあるよ。ポッキーゲームの時とか、あたしとあんたが話してるの見た時とか、多少動揺してそうだったけど、逆にその程度だったし。ふてぶてしいくらい平気な顔してられる奴なんだよ。それが無理してる結果なのかどうかは、本人にしか分かんない。あんた、澤上本人に訊いたことないでしょ? 今でも昔のことに囚われてんのかどうか」
何も言い返せなかった。反論してぇのに、その言葉が一つも見つからねぇ。声に置き換えられねぇ気持ちを、噛み殺す。
「本人に確かめないから、一人でぐるぐる悩むんじゃん。田井だって、おんなじだよ。毎週金曜具合悪そうなのが気になってんなら、訊けばいいんだよ。だからさ、田井も誘って、今日、澤上ん家行ってみな。きっと澤上のこと、今より分かるよ」
ね? と念押すように見つめられた。そうするのが当然と言わんばかりの、一切迷いのねぇ目は、すげぇ力でオレの気持ちを後ろから押してくる。しかたねぇ。俯き、声絞り出した。行きゃいいんだろ、クソ。
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